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日記帳 Twitter:@mokugyo327

わっきぃさんの記事を読んだ感想と、ガルーラ対策を考えるということ。

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皆様、前回の記事では、沢山の閲覧ありがとうございます、木魚でございます。今回は、下に示した記事を読み、考えたことを書こうと思います。

wackypoke.blog.fc2.com

この記事の内容は、サイクル構築を愛用している身としてはどれも共感できる事ばかりで、読めば読むほどガルーラというポケモンの凶悪さが実感出来ました。

恐らく、同記事にあるような、ガルーラの凶悪さを産んでいる最も重要な理由は「型が多すぎる事」ではないかと思われます。

タイプ受けや数値受けが出来ないのも、読みが成立しないのも、全てガルーラというポケモンの型が余りにも多すぎる事が原因であると言えるのではないでしょうか。

 

さらに、ガルーラというポケモンについては、別の深刻な問題があるように思われます。

それは、「対策を考える為の方法論すら、ガルーラの場合は役に立たない可能性がある」という問題です。

例えば、きついポケモンAの対策を考えるとき、「Aを使っている人に、Aを使う側から見てきついポケモンを聞き出す」という方法を取る方もいらっしゃるかと思います。

しかし、ガルーラの場合、ここのガルーラ使いに「使う側から見てきついポケモン」を聞き出せても、それが「ガルーラ対策を確立する」事に繋がらない可能性があるのです。

なぜか。これもまた、「型が多すぎる」という問題が原因であると思われます。

これを具体化する為に、AS猫捨て身型とHAグロウパンチ型を比較して考えてみます。

以前の記事(ライボルトさんとボーマンダ君 )において、私は「サイクルにおける役割」という視点から、ポケモンを3つのタイプに分類しました。具体的には、(1)消耗した相手を一掃する「抜きエース」(2)相手の高耐久ポケモンを崩して、エースの一貫を作る「崩し役」(3)相手のアタッカーを止める「クッション」という3つのタイプに分類しておりました。

この分類に、AS猫捨て身ガルーラと、HAグロウパンチガルーラをあえて当てはめるならば、前者は(1)、後者は(2)に該当すると言えるのではないでしょうか。

ここから言えるのは、「ガルーラ」というポケモンは、同じガルーラであっても、根本的に性質の異なるポケモンに化ける事が可能、という事であります。

これが、先程述べた「ガルーラの場合、使用者から見て辛いポケモンを聞き出しても、対策を考える事にならないかもしれない」という問題とどう関係するのか。それは、「ガルーラの場合、同じ持ち物でありながら、配分と技構成を変えるだけで、根本的に別のポケモンに化ける事が可能である。故に、型によって辛いポケモンが全く異なってしまう」という事であります。

つまり、型によって辛いポケモンが異なるため、「ガルーラの使用者から見て辛いポケモン」を聞き出せても、それが「全てのガルーラを対策するポケモン」を考え出す事に繋がらないのであります。


ここで、現状分析から一旦離れて机上論に移り、「全てのガルーラを完全に対策出来るポケモン」を変えてみます。このポケモンをKとおくならば、Kに求められる条件は以下の4点となるでしょう。つまり、

(1)A特化ガルーラの最大打点+不意打ちを四連急所込み確定耐え出来る耐久

(2)ガルーラより高い素早さ

(3)H振りメガガルーラを確定1発に出来る火力

(4)秘密の力によって麻痺しない事

の4点であります。

ただ、現実にこんな都合のいいポケモンが存在するとは思えないので、現状としては、「連携プレー」がガルーラ対策の鍵なのかと思います。つまり、複数ポケモンを用いて、(1)〜(4)までの条件を分担させる事で、ガルーラを誤魔化していく事、これが現状なし得る最大限のガルーラ対策だと考えられます。

現状のガルーラは構築の幅を大きく狭める要因であると思います。グロウパンチ・秘密の力・不意打ちの3つを没収するだけでだいぶマシな存在に変わると思うのですが、世代が変わるのを待つしかなさそうですね。第七世代での修正を願います。


最後に一言。

やっぱガルーラって糞だわ。