チョッキ霊獣ボルトロスと眼鏡ライコウの比較
皆様、クリスマスの夜はいかがお過ごしでしたでしょうか。
私は、家族とケーキを食べました。木魚でございます。
今回の記事は、以前書いた記事↓の続編となっております。
ここに示した記事が思ったより伸び続けている事を受け、今回は眼鏡ライコウと、ここに挙げたチョッキ霊獣ボルトロスを比較してみようと思います。その際、中心的な観点となるのは「ボルトロス対策」という点です。
「ボルトロス対策」という点から見て、それぞれの優位な点を列挙すると次のようになります。
☆チョッキ霊獣ボルトロスが優位な点
(1)気合玉に崩されない
(2)拘っていない=技の打ち分けが可能
☆眼鏡ライコウが優位な点
(1)めざ氷で崩されない
(2)化身ボルトロスより速い
(3)HS悪巧みボルトロスに対する勝率が霊獣ボルトロスより高い
と、この様にそれぞれの優位な点を列挙した所で、個別に優位点を見ていきます。
まずは霊獣ボルトロスの側について。
(1)は言わずもがな、気合玉を半減出来るため、気合玉に崩されない、という強みがあります。
(2)についても同様に言わずもがな、拘っていないため、ライコウと比べて柔軟に動けるという点は評価できるでしょう。
(3)については説明を要する所です。
結論から言うと、悪巧みを積んだ穏やか化身ボルトロスに対する霊獣ボルトロスとライコウの勝率は、それぞれ
霊獣ボルトロス:約67.2%
眼鏡ライコウ:約61.2%
となるので、霊獣ボルトロスの方が、ライコウよりもHD悪巧みボルトロスに対する勝率が高いと言えます。
※ なぜこう言えるのか疑問に思われた方は、下の(解説)から(解説終わり)までの部分をご参照ください。
面倒な方は(解説終わり)の部分まで読み飛ばしていただいて構いません。
「霊獣ボルトロスの方が、ライコウよりもHDボルトロスに対する勝率が高い」事を説明するためには、HD悪巧みボルトに後出しした際の、霊獣ボルトロス側、もしくはライコウ側の勝ち筋から説明する必要があります。
ただし、ここでは「最悪の状況」を想定する為に、ここで取り上げるHD悪巧みボルトロスは便宜上、気合玉とめざ氷を両立しているものと仮定し、H実数値は184、D実数値は143であると仮定します。この型の化身ボルトロスをこれ以降「T」と略します。
まず霊獣ボルトロスの場合、Tへの10万は高乱数3発であるので、悪巧みを積んだTに対する勝ち筋は、
(1)霊獣ボルトロスの10万
(2)Tのめざ氷
(3)霊獣ボルトロスの10万
(4)Tのめざ氷
(5)霊獣ボルトロスの10万
という流れでTを突破する事です。
この時、霊獣ボルトロスがTのC+2めざ氷を2耐えする確率は急所込みで83.43%、10万3発でTを倒せる確率は80.55%であります。
この事から、霊獣ボルトロスが悪巧みを積んだTに勝てる確率は、
0.8343×0.8055×100=67.202865
より、67.202865%......(a)となります。
次に眼鏡ライコウの場合、Tへの10万はオボン込みで低乱数2発、TのC+2気合玉はCSライコウに対して確定2発です。この為、ライコウ側の勝ち筋は、
(α)10万2発でTを倒す
(β)TのC+2気合玉を2ターン凌いで、10万3発でTを倒す
の2通りあります。
まず(α)について考えると、(α)が起こる確率はオボン込みで24.74%となります。
次に(β)について考えます。この時、ライコウがTのC+2気合玉を2ターン凌げる確率は命中率を考慮すると48.46%であり、且つ(α)と(β)が同時に起こる事は無いので、(β)が起こる確率は、
(1-0.2474)×0.4846×100=36.470996
より、36.470996%となります。
よって、眼鏡ライコウがTに後出しした際の勝率は、
(0.2474+0.36470996)×100=61.210996
より、61.210996%......(b)となります。
(a)と(b)より、Tに対する霊獣ボルトロスとライコウの勝率を比較すると、
霊獣ボルトロス:67.202865%
ライコウ:61.210996%
となるので、霊獣ボルトロスの方が、ライコウよりも勝率が高いと言えます。
(解説終わり)
さて、比較に話を戻し、今度はライコウ側の優位性について考察していきます。
まず(1)のめざ氷で崩されない事、これは、めざ氷で弱点を突かれないため、このように考える事が出来ます。
次に(2)の速いという点について、これはボルト対策という観点から見ると、次に述べるHS悪巧みボルトに対する勝率に影響してきます。
では、(3)、HS悪巧みボルトに対する勝率が高い、と言えるのは何故なのか。これは、(2)でも述べた素早さが影響してきます。
火力を見てみると、眼鏡ライコウの10万はHSボルトに対してオボン込み確定2発、霊獣ボルトの10万はHSボルトに対してオボン込み高乱数2発であり、確定数だけ見るとさほどさはないようにも見えます。
しかし、ここで先程から述べている素早さが大きく効いてくるのです。
チョッキ霊獣ボルトの場合はHS悪巧み化身ボルトの先手を取れないため、化身ボルト側の攻撃を二回耐える必要があるのに対し、ライコウは化身ボルトより速いため、化身ボルト側の攻撃を一回耐えるだけで、HSボルトを処理できるのです。
このため、チョッキ霊獣ボルトロスは悪巧みを積んだHSボルトに対して約18%の勝率しか確保できないのに対し、眼鏡ライコウは悪巧みを積んだHSボルトを95%以上の確率で処理できるのです。
ここまで考察した事で、「ボルトロス対策という観点から見たとき、眼鏡ライコウとチョッキ霊獣ボルトロスの2体について、次のような結論が得られます。
それは、「HS悪巧みボルトロスが多い環境では眼鏡ライコウが優位で、それ以外の環境ではチョッキ霊獣ボルトロスが優位」という結論であります。