言うほどポケモンって廃れたんだろうか
※今回の記事は全て私の主観であり、特定の誰かを批判する意図はありません。
また、当該記事にアクセスできない関係上、元記事の内容に触れる際、ソースは提示できません。ご了承ください。
皆様こんにちは、木魚でございます。
今回は、ポケ勢の間で話題になったとある記事について、私なりの感想を述べます。
結論から言ってしまうと、私は当該記事にあまり共感できませんでした。その理由は3つ。
(1)「廃れた」と判断する根拠が薄い
(2)新ポケモンに対する記述に共感出来ない
(3)「ガチ勢」に対する記述が納得いかない
という3点です。
(1)について、覚えている限り、元記事では「廃れた」と判断する根拠として、「レート人口の減少」を挙げていました。確かにレート人口自体は減っています。
しかし、これは「廃れた」と考える根拠として弱いと考えます。それは、そもそもレート人口自体、ポケモンユーザー全体から見たときに圧倒的な少数派だからです。
元記事同様、シングルを例に考えます。
ORASシングルレートの人口は、最も多かったときでも約15万人ほどでした。
これに対し、任天堂の公式サイトによれば、ポケモンORASの売り上げは全世界で1184万本(2016年3月末時点)にもなるのです。
ここから計算すると、ポケモンユーザーの内、シングルレートに参加している人の割合は、およそ1.2%となります。
つまり、そもそも「レート勢」自体がポケモンユーザー全体から見れば特殊な人たちであり、その数を根拠に「ポケモンというコンテンツ自体が廃れた」と判断するのは無理があるのです。
次に(2)について。元記事ではファイアローやギルガルドが槍玉に挙げられていました。しかしこれらのポケモンは対策も可能であり、何より強力なポケモンが一匹二匹出たくらいでユーザーは離れていかないでしょう。
そもそも、先ほどから言っているように、ユーザーのほとんどはレート対戦をしない人たちである以上、なおさら「対戦バランス」がコンテンツ全体に与える影響は小さくなると考えます。
最後に(3)について。元記事では、「ガチ勢に界隈を盛り上げる力は無い」と書かれていました。
しかし、WCSの中継を見ていると、どうしてもそうは思えないのです。
WCSは、ルールこそダブルであるものの、紛れもなく「ガチ勢」が中心のイベントです。そして、対戦時には歓声が響き、中継にも何万という人が集まっています。もし、「ガチ勢が界隈を盛り上げられない」のなら、この盛り上がりをどう説明するのでしょうか。
シングルに目を向ければ、ガチ勢の大会として「真皇杯」が開かれました。この大会には全国から数千人が参加し、大会後、大量の構築記事が投稿されました。これも、「盛り上がっていない」と言うのでしょうか。
私には、どうしてもそうは思えないのです。
色々と語ってきましたが、なんだかんだ言って私はポケモンが好きです。対戦に勝ったら嬉しくなり、負けたら萎える程にはポケモンが好きです。
だから、廃れた廃れてないといって議論するよりも、一人でも多くの方にポケモンというコンテンツを楽しんでほしい、そう思います。そしてもし本ブログがそのきっかけになれれば光栄であります。
何かありましたらコメント欄、もしくはTwitter @mokugyo327まで。