【ポケモンサンムーン】マンムーとガラガラの比較
私は、マンダ軸を考えていた時、補完枠としてマンムーを採用するかガラガラを採用するか迷っていた時期がありました。
そこで今回は、思考の整理も兼ねて、マンダ軸の補完枠としてみた時の、マンムーとガラガラそれぞれの長所を比較してみました。
なお本記事で取り挙げるガラガラはアローラの姿であります。
☆マンムーが優れているポイント
(1)ガラガラより速い
(2)氷の礫を撃てる
(3)持ち物に選択肢がある
☆ガラガラが優れているポイント
(A)一致技の火力がマンムーより高い
(B)カプ・コケコに逆襲されにくい
(C)炎技を一致で撃てる
以下、それぞれ見ていきます。
(2)の礫も重要です。マンダ軸に限らず、ガブリアスというポケモンは意識しておくべき相手だ、という事に異論は無いでしょう。マンムーであれば、襷型を採用する事で、ガブリアスの技を確実に耐えつつ、礫2発や氷柱針で返り討ちに出来、パーティの対ガブ性能を補強できると考えられます。この点も、ガブリアスの地震で縛られてしまうガラガラには出来ない芸当でしょう。
(3)の持ち物を選べるという点も、(1)や(2)と比べて目立たないですが重要なポイントだと感じています。
先ほど挙げた中でも、襷型と珠型という2つの型が登場しました。これらの他にも、カプ・コケコの草結びを2耐え出来るようになるチョッキ型や、受け出ししてくる高耐久ポケモン(ポリゴン2など)を嵌め倒す残飯毒身代わり型、はたまたガブリアスを後出しから処理出来るゴツメ型なども型として考えられます。
このように、複数の型が考えられるおかげで、マンムーを採用する際は、パーティの事情に合わせて型を変える、という事が出来、補完枠として穴を埋めやすいと言えます。これも、持ち物がほぼ太い骨固定のガラガラには出来ない事です。
と、ここまではマンムーの方が優位である点を見てきました。ここからは、ガラガラの方が優位である点を見ていきます。
1つ目の(A)一致技の火力が高い というのは、補完枠という役割に限らず、「アタッカー」として考えた時、単純かつ明確な優位点だと言えます。
それに対し、A特化ガラガラの太い骨補正込みフレアドライブの決定力指数は52200にも達し、鉢巻マンムーの火力をも上回ります。実際のところ鉢巻マンムーが多くない事を踏まえれば、使用する際の火力差はより大きなものとなるでしょう。
次の(B)については、説明が必要でしょう。これは、タイプの差によって発生するものです。先程しれっと「マンムーはチョッキを持つ事でコケコの草結びを2耐え出来るようになる」という事を言いましたが、これは裏を返すと、そうでもしない限り草結びコケコには返り討ちにされてしまう、という事にもなります。
一方、ガラガラはゴースト/炎タイプであり、かつ特性によって電気技を無効に出来るため、コケコにめざ地が無い場合、(草結びを含めた)コケコの技ほぼ全てに耐性を持てます。この為、ガラガラの方がコケコに役割破壊されにくい、という事になります。
最後の(C)は、特にマンダ軸が抱えやすい事情とも関係しています。その事情とは、「地震で弱点を付けない鋼を処理しにくい」という事情です。
例えばマンダマンムーをパーティの軸に据え、かつマンダを龍舞型にした、とします。この時、この2体には地震で弱点を付けない鋼(エアームドなど)を迅速に突破する手段が無い為、これらのポケモンに手こずりやすいのです。マンダに炎技を持たせない場合、地震で弱点を付けない鋼に対する対応枠をもう1枠割かざるを得ず、パーティが圧迫される、という事になりがちなのです。
その時、電気受け枠としてマンムーの代わりにガラガラを採用すれば、浮いている鋼に対する対応枠を補強できる、と考えられます。ASに振り切る事で、HBテッカグヤやHBエアームドなどの面倒な鋼を上から倒せるようになるからです。
以上の比較を踏まえると、次のような結論となります。
「電気受けをこなしつつ、対ガブ性能や対ガルド性能を補強したい」というなら、ガラガラよりもマンムーを採用すると良いでしょう。
一方で、「ガブやガルドはケア出来るから、カプ・コケコに強くて浮いている鋼に手間取らないポケモンが必要だ」というパーティであれば、ガラガラの方が合っているといえそうです。
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