エンジョイ勢がなんか言うだけ

日記帳 Twitter:@mokugyo327

【ポケモンSM】リザ意識のメガボーマンダ

 f:id:mokugyo327:20170420215448j:plain

 最近、「リザードンに対面から勝てるメガボーマンダ」というコンセプトで考えていたものの、結局完全なものにはなりませんでした。今回は供養がてら記事にします。


〔配分〕

ボーマンダボーマンダナイト

性格:陽気

実数値:189-177-151-x-131-168

努力値:H148 A92 B4 D164 S100

技:空元気/恩返し/龍の舞/羽休め

調整:

・A:A+1地震でASリザXを確定、且つA+1異常空元気でHSリザXを確定

・H-B:威嚇込みでA200リザXの逆鱗を確定耐え

・H-D:C232リザYのめざ氷を最高乱数切り耐え

・S:最速リザ抜き

 両刀マンダを使っていた時、リザ対面で安定択を確保したい、という思いから調整したマンダ。この配分の狙いは、リザとマンダが初手で対面してしまった場合に、龍舞を安定択にすることです。

 それを実現するにあたって、マンダに求めた条件は以下の4点。

(1)威嚇込みでリザXの逆鱗を確定耐え

(2)リザYのめざ氷耐え

(3)最速リザ抜き

(4)舞った後リザードンを一撃で倒せる火力

という4点です。

 (1)は、初手で対面したリザがXで、逆鱗で突っ張ってきた場合を想定したものです。ステータスとしてはH187-B150のライン、努力値で言うとHに132振ることで実現出来ます。

 (2)は、初手で対面したリザがYで、めざ氷を撃ってきた場合を意識しました。Hを187で固定する場合、H187-D137のライン、努力値で言うとDに補正をかけない場合H132振り、D212振りが必要となります。

(3)は、リザXがマンダとの対面で舞ってきても、次のターンに上から動けるように、と言うことで設定しました。Sに補正をかけない場合220、かける場合100の努力値が必要です。

(4)はやや複雑で、まず技構成をどうするのか、という問題があります。

 本記事の調整案では、コンセプトの龍舞、鬼羽リザXが鬼火から入って来た場合を想定して空元気を採用、鬼火以外の型だった可能性を想定して地震を採用しました。

 ここで出来れば汎用性を保つ事を考えて羽休めを採用したかったものの、努力値が全く足りず、断念せざるを得ませんでした。

 A+1状態異常なし空元気でCSリザYを処理するには実数値にしてA209が必要であり、これには補正をかけて196も努力値を割かねばなりません。すると、(1)~(3)の条件と合わせると132+212+220+196=760もの努力値が必要となり、全く努力値が足りません。

 そこで、やむを得ず恩返しを採用して打点を上げ、努力値の節約を図ることにしました(暴れるは行動固定のデメリットを考えるとあまり撃ちたくはない)。

 この場合、舞った後に求めたい火力は

(4-1)地震でASリザXを確定

(4-2)異常空元気でHSリザXを確定

(4-3)恩返しでCSリザYを確定

という3つの火力です。このうち1番高い火力が求められるのは(4-1)であり、A実数値にして177となります。努力値で言うと無補正92振り。


 以上(1)~(4)の条件を組み合わせると、実数値は

187-177-150-x-137-168

となります。

 しかし、実はこれでも努力値が足りないので、渋々めざ氷の乱数を最高乱数切り耐えで妥協する事にしました。

 この時、Hを189まで伸ばす事で、Dラインを131まで落とす事ができ、H187の場合と比べてHとDに振る努力値の合計を節約できる事に気づきました。こうすると(1)~(4)までを満たすために必要な努力値が合計504となり、なんとか限度内に収める事ができました。

 こうして(1)~(4)までの条件をある程度満たした事で、初手のリザ対面で龍舞が安定択になる、と考えました。以下シミュレーションしてみます。


vsASリザX

 逆鱗から入られた場合、龍舞→逆鱗→地震で、処理出来ます。AS振りの場合、龍舞地震で確定1発となるため、リザ側が龍舞してきたりニトロチャージを撃ってきたりした場合でも、1舞地震で撃破出来ます。


vs鬼羽リザX

 鬼火から入って来た場合、龍舞→鬼火→空元気、という流れで処理出来ます。

 鬼火ではなく、ドラクロから入られた場合でも、威嚇込みならA無振りリザXのドラクロは超高乱数で2耐えするため、龍舞→ドラクロ→地震→ドラクロ→地震、というルートで突破出来ます。


vsリザY

 めざ氷があったとしても、CSであれば龍舞→めざ氷→恩返し、という流れで処理出来ます。

 ただしHBめざ氷は非常に厳しいです。ここを諦めているのが弱い所です。


 と以上のように、HBめざ氷リザY以外のリザードンに対してはおおよそ龍舞から入れば優勢になれることが分かります。

 ではなぜ没にしたのか、というと、初手対面でしか有効に働かない事と、特定の型を諦めている事、そして汎用性の低さです。

 この調整、威嚇が前提となっているため、リザードンがXだった場合、リザードンが初手対面で逃げたあと、次のサイクルで対面した場合、リザードンに処理されかねません。これでは龍舞が完全な安定択とは言えません。

 また、シミュレーションでも書いたように、この型はHBめざ氷リザYを完全に諦めています。一時期上位層で流行ったらしいので、型として想定したほうがいい型であるにもかかわらず、ここを想定できていないのは弱いと感じました。

 更に言うと、この型は耐久振りなのに羽休めが無く、リザ対面で勝っても後続にちょっと負担をかけて終わり、という顛末が見えます。リザメタに走り過ぎて、AS程の抜き性能も無ければ、HDのようなサイクル性能も無くなった、という事ですね。

 以上の事から、リザメタに走り汎用性を犠牲にしたにも関わらず、そのリザメタすら100%とは言えないのが弱いと感じ、没にしました。

 そろそろ当たりの考察案を引きたい......