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サイクル構築がメタられやすい理由と対応策を考えてみた

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 某氏の「サイクル構築はメタられやすい」という趣旨のツイートを受けて、それが何故なのか、そしてそれに対抗するにはどうすれば良いのか考えてみた。

 

 結論から言うと、サイクル構築がメタられやすいのはシミュレーションのしやすさと誤魔化し性能の低さが原因であり、それにサイクル側が対抗するには環境を読む(あるいは環境を把握する)より他ない。 

 なおサイクル構築と言っても攻撃寄りの物と守備寄りの物があるが、本記事では守備寄りの構築を想定して話を進める事とする。

 

 さて話を戻すと、「シミュレーションしやすい」というのは言葉通りの話である。

 サイクル構築は基本的に個々のポケモンの有利不利が分かりやすく且つそれに忠実に動く傾向があるので、対策する側からするとシミュレーションしやすいと言える。

 例えばヒードランナットレイクレセリアには非常に有利である反面、ガブリアスバシャーモにはまず勝てない。このため相手からすれば、ナットレイヒードランを後出ししてくる事や、ガブリアスとの対面で引いていく事を想定しやすい。

 そしてそのような動きを想定出来ているのならば、そこに役割破壊を撃ち込みやすいという事になる。

 尚且つサイクル適性を持ったポケモンは、有利なポケモンには非常に有利な反面、有利と言える範囲が狭くなりやすい。しかも後出しから遂行する関係上鈍足高耐久のポケモンが多く、サイクル構築だとそのようなポケモン達で固まりやすい。このため、「上から殴って誤魔化す」という動きをどうしても取り入れにくい部分がある。

 以上のような「シミュレーションのしやすさ(≒役割破壊の組み立てやすさ)」と「誤魔化し性能の低さ」が原因で、サイクル構築はメタされやすいのだと考えられる。

 

 これに対するサイクル側の策としては、以下の3点が考えられる。

(1)メタを数値で圧殺する(受けループなど)

(2)メタへの対策を仕込む(地雷を仕込むなど)

(3)メタを事故と割り切る

 以上3つのうち、環境に左右されない手段としては(1)が挙げられるが、これはZ技などで攻撃側の火力が上がっている現状どうしても実現が困難である。

 そうなると残るのは(2)と(3)である。

 (2)を機能させる為には環境にどのようなメタが多いのか把握する必要があるし、(3)も本当に事故扱いして良いかどうか判断するには環境把握が不可欠である。

 このような事から、サイクル構築がメタされている中でそれに対応するには、「環境に適応する」というある種当たり前の方法しかない、と言う結論に至った。

 

 尤も、守備寄りのサイクル軸はそもそもメタ思考の強い並びである、と考えるならば、このような結論に達するのもある意味当然なのかもしれない。