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日記帳 Twitter:@mokugyo327

【ポケモンUSM】スカーフウツロイドの性格検討

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先日、大会にて

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私「ビーストブーストでC上がったしヘドロウェーブスイクンも倒して勝ちや!」

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あっ......

 

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あああああああああああああああ

 

〔本題〕

 上記のようなことがあったので、「スカーフウツロイドを控え目で採用したい」と思うようになった。

 一方で、臆病で採用するメリットも無視できないのが事実である。

 そこで、今回は臆病で採用する場合と、控え目で採用する場合のメリットを比較し、選択基準を考えてみた。

 

☆控え目のメリット

 ・乱数が色々動く(後述)

 

☆臆病のメリット

・Sが1段階上がったガモスやリザを「確実に」抜ける

・からやぶパルを止められる可能性がある

 

まず控えめ採用のメリットについてであるが、「火力が上がること」これに尽きる。

 中でも大きいのが対ゲッコウガに対する10万ボルトの乱数で、臆病だとCに振り切っても43.8%でしか落とせないのに対し、控えめだと93.8%の確率まで落とせる乱数が動くのである。

 これにより、襷を考慮しなければ「スカーフ10万でゲッコウガを出落ちさせる」と言う動きが可能となり、対ゲッコウガ枠としてある程度信用出来るようになる。

 なおかつ、控えめで採用して火力を底上げする事で、初手のXだかYだかわからないリザードンとの対面でパワージェムツッパという選択肢が生まれる。

 臆病採用だとHSリザXを超低乱数でしか落とせないため、鬼羽型のリザXに地震で返り討ちにされるリスクを考慮して後退しなければならないのに対し、控えめだと50%の乱数まで確率が上昇する(急所込みだとさらに高い確率で落とせる)。

 このため、リザY・ASリザX・HSリザXいずれに対しても分のいい勝負となる事から、リザ側が突っ張ってきた場合検定を避けつつ有利な確率勝負を押し付けることができる。

 また、これは経験則になはるが臆病採用では相手のポケモンにミリ耐えされる事が非常に多く、冒頭に掲げた画像のようにそれが致命傷になる場合もある。その可能性を下げることが出来るので、控えめにも一定のメリットがあると考えられる。

 

 ここまで控えめのメリットを力説してきたが、それだけのメリットがあるにもかかわらず臆病で今まで使ってきた理由は「リザ・ガモスのストッパー」という役割を重視した結果である。

 というのも控えめ採用の場合、臆病最速ウルガモスには1舞の状態だと抜かれてしまうため、ガモスに後出し→舞→舞→ジェムを耐えられる→めざ地、という流れで返り討ちにされつつ、C +2ウルガモスを場に残されてしまう恐れがある。

 これに対し臆病であれば1積みだろうがスカーフだろうが確実に先制できるため、1積みされた後でも先制パワージェムで処理出来る。

 これは対リザードンにおいても同じ事で、控えめだと臆病最速かつニトロチャージ地震を両立したリザYに役割を持てないのに対し(そんなリザードンがいるのかはともかく)、臆病ならそのような余計なことを考えずに済む、というメリットがある。

 また臆病採用の副産物としてからやぶした後の意地パルシェンを抜ける、というものがある。

 Sが2段階上昇した意地パルシェンのSは244相当なのに対し、臆病スカーフウツロイドのSは255相当にも達するので、実は破られた後でも縛れてしまう、というわけである。

 このため、陽気パルシェンと襷持ちを考慮しないならば、選出段階、あるいは緊急時にパルストッパーとして動かすことが可能となる(当然だが控えめ採用だとパルを抜けないので普通に死ぬ)。

 

 以上の考察をまとめると、スカーフウツロイドの性格を決める基準としては、

・初手の奇襲要員、あるいはブーストによる抜きエースとして使いたいなら控えめ

・サイクルの中で削りを入れつつ、受けきれないリザやガモスのストッパーとして運用したいなら臆病

という基準が考えられる。