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日記帳 Twitter:@mokugyo327

【USM・公式大会使用構築】ウルトラネクロスZ

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〔前書き〕

 今回は、私がPGLの公式大会ウルトラスーパーハイパーチャレンジで使った構築の紹介記事です。

 

〔ルール〕

 端的に言えば、「ネクロズマが使えるシングルバトル」です。

 より詳しく言うと、

幻のポケモンのうち一部(マーシャドーマギアナなどの所謂「600族幻ポケモン」)も使える

・対戦時にレベルが100になる

といった特徴があります。

 より詳しいルールについてはPGLを参照して下さい。

 

〔構築経緯〕

 以下のような経緯で決まりました。

(1)ウルトラネクロズマ使いたい!

(2)「ネクロズマで崩して裏で詰める」というコンセプトを立てたので、崩した後の詰め要員としてグロスを採用

(3)対面操作の要素を取り入れたくなったので、蜻蛉要員として優秀なランドロスを採用

(4)ミラーがまずいので電磁波ポリゴン2を採用、この段階でS操作を第2軸に据える

(5)ラッキーを崩す手段が見えなかったので霊獣ボルトロスを採用

(6)ゲンガーがまずいので追い討ちバンギラスを採用

 流石にもう少しやりようはあった気がします。

 

〔個別紹介〕

 以下の6体で潜っていました。

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 なお、今回紹介する実数値は全てレベル100時のものとなります。

 

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月食ネクロズマ@ウルトラネクロZ

特性:プリズムアーマー→ブレインフォース

性格:臆病

実数値:339-x-230-433-230-392

努力値:H4 C252 S252

技:フォトンゲイザー/シャドーレイ/龍の波動/熱風

 今回の軸。月食フォルムを選択したのは物理受けを崩したかった事と、月食フォルムの方が小回りが利くと考えた事、並びにテッカグヤを処理して欲しかった事の3点によるものです。

 技構成はメインウェポンのフォトンゲイザーと龍波、ガルド意識のシャドーレイテッカグヤに打ち込む熱風の4つです。

 流石にこのポケモンは禁止伝説だけあって圧倒的なスペックをしており、使っていて爽快感がありました。

 特に専用Z技こと天焦がす滅亡の光を始めて使った時は、その壮大なエフェクトに感動すら覚えた程です。

 そういう訳で、このポケモンを使えただけでもこの大会に出て良かったと思えた程です。

 ただ、テッカグヤギルガルドを落とせない神の姿を見たくは無かったです......

 

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メタグロス@メタグロスナイト

特性:クリアボディ→硬い爪

性格:陽気

実数値:324-365-337-x-257-350

努力値:H92 A156 B4 D4 S252

技:アイアンヘッド/バレットパンチ/冷凍パンチ/地震

調整:

・H-B:無補正A252ガブリアス地震+鮫肌耐え

・H-D:C無振りメガゲンガーシャドーボール耐え

・最速

 ネクロスの「クロス」枠、ネクロズマで崩した後の詰め要員として採用しました。

 今回は崩しよりも対面性能を重視したかったので、技構成はテンプレの4つです。

 中でもバレットパンチは、なにかとよく見たフェローチェマーシャドーに対する抵抗策として重宝しました。

 手に馴染んでいることもあり、ネクロズマと合わせて基本選出の一角を担ってくれました。

 一方で、素の状態ではマーシャドーに不利を取るなど厳しい部分も多く、環境にはあまり刺さっていなかったように思います。

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ランドロス@フィラの実

特性:威嚇

性格:呑気

実数値:382-326-300-x-203-196

努力値:H252 B228 D28

技:地震/蜻蛉返り/岩石封じ/毒毒

調整:

・H-B:A特化ミミッキュのA+1Zじゃれつく確定耐え

・余りD

 いつぞやの記事にも登場した呑気ランドロスメタグロスと相性の良い対面操作役として採用しました。

 技構成も、遂行技の地震、起点回避用の封じ、採用理由の蜻蛉と普通の構成です。

 ただ毒毒は、以前使っていた時に崩し性能が低過ぎて苦労した事を踏まえて採用したものの、ステロを撒きたい試合が非常に多かったのでステロに変えた方が良かったと考えています。

 また龍舞ジガルデの起点にされて負ける試合が複数回あるなど、要所で足を引っ張ってしまった印象です。

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ポリゴン2@進化の奇石

特性:ダウンロード

性格:生意気

実数値:372-196-221-246-315-132

努力値:H244 B20 D244

技:恩返し/冷凍ビーム/電磁波/自己再生

調整:

・H-B:無補正A252ガブリアスの逆鱗2耐え

・余りD

 特殊受け枠。ここまでの3体では、ネクロズマミラーに対する切り返しが効かないと考えて、その穴を埋めるべく採用しました。

 具体的には、ネクロズマに受け出ししつつ、電磁波で足を奪う事で、自分のネクロズマが確実に先手を取って倒せるという訳です。

 従って、受け枠である事と採用理由から電磁波と自己再生の2枠が確定、ネクロズマに打ち込む冷凍ビームも確定とし、最後の1枠には汎用的な遂行技として恩返しを採用しました。

 このポケモンについては特に不満もなく、堅実に働いてくれたという印象です。

 

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霊獣ボルトロス@オボンの実

特性:蓄電

性格:控えめ

実数値:320-x-173-401-229-271

努力値:H84 B4 C156 D132 S132

技:10万ボルト/ヘドロ爆弾/気合玉/悪巧み

 安心と信頼の崩し枠。ここまでの4体ではラッキーなどの数値受けを崩せるビジョンが全く見えなかったので、それを崩す枠として採用しました。型は少しでも行動回数を稼ぐための耐久振りオボン型です。

 技構成のうち、10万・悪巧み・気合玉の3つは崩しの仕事を果たしてもらうために確定としました。

 一方ヘドロ爆弾は、本来マーシャドーに抗う悪の波動か、無難なめざ氷のどちらかに変える予定だったものを変え忘れてしまい、そのまま出場する羽目になったものです。

 この事に気付いたのはなんと選出画面に入ってからでした、ガバが過ぎますね......

 

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バンギラス@ラムの実

特性:砂起こし

性格:慎重

実数値:404-315-257-x-315-159

努力値:H252 A44 D212

技:追い討ち/イカサマ/電磁波/吠える

調整:

・A:砂+成功追い討ちでHSメガゲンガーを高乱数

・余りHD

 置物。ここまでの5体でメガゲンガーが重いと判断したため、急遽投入した追い討ち枠です。ベトンではなくこちらを選んだのは、単純な数値が高く、コンセプトでもあるS操作技として電磁波を覚えるからです。

 技構成は追い討ちバンギのテンプレ、流用個体なので特に言うことはありません。

 それは良いとしても、30戦弱回して選出したのが2回だけ、しかもまともに活躍したのは1回きり、という悲惨な有様だったのは流石に大問題でした。

 マーシャドーマギアナに強い枠を採用するべきだったと心底後悔しております。

 

〔選出パターン〕

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 基本選出。ランドロスの蜻蛉返りやポリゴン2の電磁波でサポートしながら、ネクロズマメタグロスで制圧するのがこのパーティのコンセプトです。


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 ゲンガー入りに対する選出パターン。ゲンガーを追い討ちで処理しつつ、裏のネクロズマメタグロスで制圧する事を目指します。

 

〔厳しいポケモン

☆襷マーシャドー:襷を盾にネクロズマを処理されると、攻め手が無くなり押し負けます。

 

マギアナ:単純に有効打が乏しく、こちらの並びを崩されやすかった印象です。

 

☆龍舞ジガルデ:ランドロスを起点にされるとケアが効きません。

 

〔結果〕

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最高レート1610

最終レート1560くらい

 

〔雑感〕

 この構築の反省点については色々とありますが、一番大きな反省点は準備不足だった点です。

 そもそもこの並びを育て終わったのが土曜夜の11時という突貫工事ぶりであり、そのせいで様々なガバが露呈しております。個別のガバにはもう触れませんが、よくこんな並びで大会に出てたな......

 また、準備不足故にコンセプトの練り込みが足りず、中途半端な強さのパーティになってしまったのも悔やまれるところです。いっそのこと割り切ってボーマンダ統一でもやれば良かった......

 上記のように悔やまれる部分も多かったものの、大会自体はネクロズマのぶっ飛んだスペックのおかげもあって非常に楽しく対戦する事が出来ました。

 対戦相手の方も、地雷ポケモンからガチパ、統一パまで様々なパーティがおりバラエティ豊かで面白かったです。

 こういう企画系の大会もまた機会があれば出てみたいものです。

 つきましては、次回出る際には何かしらのネタ要素を組み込みたいと考えております。

 最後になりますが、ウルトラスーパーハイパーチャレンジにて私と対戦してくださった皆様、ありがとうございました。

 次はレートの海でお会いしましょう。