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日記帳 Twitter:@mokugyo327

【雑記】構築作るの難しい

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 雑記。

 以下の構築について延々と悩んでいた時の話である。

mokugyo327.hatenablog.com

 

 この構築の原案は以下のような並びであった。

(構築1)

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 この並びには以下のような欠陥を感じていた。

(1)汎用的な物理受けの不在→グロスが余りにも辛い

(2)潰し枠の不足→展開したルカリオが止まらない

(3)個々の対応範囲が狭い事

これらを改善するべく、(1)に対応する物理受けとしてミロカロスを、(2)への対応としてルカリオを上から叩けるマンダを採用したのが(構築2)の並びである。

(構築2)

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 この変更によって、確かにグロスルカリオは幾分楽になった。

 しかし、以下のような形で構築が歪んでしまった。

(1)バシャやギャラドスなどのレヒレでケアしていた相手が非常に重くなってしまった(特にギャラドス)

(2)特にギャラドスについては、舞われると3タテされる恐れもあったので、止むを得ずグロスのバレパンを雷パンチに変更

(3)「削ってバレパン圏内に押し込む」という立ち回りができなくなりコケコが重くなった

 

 この事から、基本選出の並び(ポリグライグロス)を変えていないにもかかわらず、補完枠を変えるだけで構築が歪んでしまう事を実感した。

 同時に、補完枠を変えても歪まないのは、元々の枠がこなしていた仕事を果たしつつ別の仕事を出来る枠、つまり元々の完全上位互換となるポケモンを採用した場合だけであるという事も分かった。

 歪む場合、その歪みがどのような影響を与えるのかよく考察する必要があるということでもある。

 

 「完全上位互換」のポケモンを用意できない場合、以下の3ステップが必要になると考えられる。

(1)そのポケモンの仕事を要素に分解する

(2)変更先のポケモンが実行可能な要素と、それ以外の要素に仕分けする

(3)変更先のポケモンが実行出来なさそうな要素を他の5枠でどう補強するか考える

 

 私の構築で言えば、カプ・レヒレとゲンガーについて、以下のような流れで分解出来そうである。

(1)仕事:

カプ・レヒレ:対バシャ・ギャラ・カバ要員兼サザンの一貫切り

ゲンガー:対グロス・受け回し要員、鋼への崩し

 

(2)新規ポケモンに期待できそうな事

マンダ:対バシャ要員、対グロスへの潰し、炎技による鋼の崩し

ミロカロス:対グロス受け、カバ対策

他で補強:サザン受け、対ギャラ要員

 

(3)補強策

サザン受け:ポリ2がHD特化であるため、それである程度誤魔化せそう

対ギャラ要因:確保し難いのでグロスに雷パンを積んで応戦する

ついでに対カグヤ性能(「鋼への崩し」の一部分でもある)の補強にもなる

 

 ただ、これこそ言うは易く行うは難しの典型で、特に(3)のステップが非常に難しいと感じる。私の構築の場合でも不完全になってしまっているのは先述の通り。

 裏を返せば、ここを上手くやるかどうか、というポイントがビルダーとしては腕の見せ所だと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 ところで、既存の構築を組み直すだけでも苦労が付きまとうのに、毎シーズン0から強い構築を組むなどという行為はどうしたら実現出来るのだろうか。

  いつぞやの記事で「毎シーズン違う軸で潜りたい」などと宣っていた自分を説教してやりたい気持ちにかられる今日この頃。