【USM】滅びゲンガーの見分け方を考えてみた
現在、当ブログには滅びの歌を搭載したメガゲンガーの構築記事がリンク集として蓄積されております。
そこで、このデータを使って滅びの歌を所持しているかどうか見分けられるのではないか、という仮説のもと、検討を行いました。
〔見分け方〕
本記事では、ゲンガー全体の取り巻きに関するデータと、滅びゲンガーが採用された構築の取り巻きに関するデータの比較を行います。
その上で、両者に有意な差があるポイントを以て滅びの歌を搭載しているかどうか判別を試みます。
なお、本記事では、断りがない限りS7以降のデータを対象に考察しております。
〔データ〕
(画像1)がゲンガー全体の取り巻きに関するデータ、(画像2)が滅びゲンガーの取り巻きに関するデータです。
(画像1)ゲンガー全体の取り巻き
(画像2)滅び型の取り巻き
〔観点1〕ポケモン単位で見分ける
上記2つに掲げたデータのうち、ゲンガーが滅びの歌を所持している確率に偏りがある取り巻きを抽出すると、以下のポケモンが挙げられます。
☆滅びの歌所持率が全体よりも高い取り巻き(全体:58/257、採用率22.6%)
(1)ポリゴン2
滅び所持数:18
全体採用数:41
所持率:43.9%
(2)メタグロス
滅び所持数:6
全体採用数:15
所持率:40%
(3)ギルガルド
滅び所持数:5
全体採用数:9
所持率:55.6%
(4)火ロトム
滅び所持数:5
全体採用数:7
所持率:71.4%
(5)カプ・ブルル
滅び所持数:5
全体採用数:6
所持率:83.3%
☆滅びの歌所持率が全体よりも低い取り巻き
(1)バンギラス
滅び所持数:4
全体採用数:33
所持率:12.1%
(2)エアームド
滅び所持数:3
全体採用数:27
所持率:11.1%
(3)ガルーラ
滅び所持数:3
全体採用数:24
所持率:12.5%
(4)カバルドン
滅び所持数:2
全体採用数:23
所持率:8.7%
(5)カミツルギ
滅び所持数:2
全体採用数:22
所持率:9.1%
以上のデータから、ポケモンの単位で見分ける場合、
・カプ・ブルル、火ロトム、ギルガルド、メタグロス、ポリゴン2と同居している場合は滅びの歌を強く警戒するべき
・特にカプ・ブルルが見えた場合は滅び型にほぼ決め打ちしても良い
・カバルドン、カミツルギ、エアームド、バンギラス、ガルーラが見えたら滅びの歌へのマークを弱めて良い
・中でもカバルドンやカミツルギが見えたら9割方滅びの歌は来ない
という結論に至りました。
〔観点2〕並び単位で見分ける
こちらの記事では、ゲンガーを採用した主要な並びについて纏められております。
そこで、本記事では、以下3つの並びについて構築記事を調査し、滅びの歌所持率を算出致しました。
(1)ランドゲンガー+テテフorゲッコウガ
(2)ゲンガナンスポリ2
(3)ゲンガー入り受けループ
また本章では、それぞれの並びにおけるゲンガーの型についても考察致します。
(1)ランドゲンガー+テテフorゲッコウガ
滅び所持数:14
全体採用数:50
滅び所持率:28%
凍える風採用数:23
めざ氷採用数:1
氷技採用率:48%
(考察)
滅びの歌採用率そのものは28%と、全体の採用率(22.6%)と比べてやや高めといった所です。
特徴的だったのは氷技の採用率、龍舞した後のマンダを処理しにくい為か、ゲンガー自身で氷技を打ち込み龍舞を咎めようとする構築が約半分(48%)もありました。強く警戒する必要があります。
この事から、ランドゲンガー相手にマンダを通す事を目指す場合、ゲンガーの技構成が分かるまではゲンガー対面で龍舞しない方が良いと言えます。
(2)ゲンガナンスポリ2
滅び所持数:5
全体採用数:8
滅び所持率:62.5%
(考察)
構築記事の数自体が少ない為断言は出来ないものの、やはり高い確率で滅びの歌が飛んでくると言えます。最優先で警戒すべきと考えられます。
ただし、ジャラランガと同居している場合、滅び型に偽装してフェアリーをキャッチする毒技所持型の可能性が高い為、要注意です。
(3)ゲンガー入り受けループ
滅び所持数:0
全体採用数:16
滅び所持率:0%
鬼火+祟り目採用数:13
鬼火+祟り目所持率:81.3%
(考察)
意外にも、S7以降の記事では、確認出来た限りラッキーと滅びゲンガーが同居した記事が0件と言う結果に。
実際には滅びではなく、サイクル補助と潰し枠を兼任できる鬼火+祟り目型が8割以上を占めております。
鬼火を逆利用できるギミック(龍舞空元気マンダなど)があれば、有利に立ち回れるかもしれません。
〔まとめ〕
以上の内容を纏めると、以下のようになります。
・カプ・ブルル、火ロトムが同居していた場合は滅びの歌を特に強く警戒するべき
・カバルドン、カミツルギと同居していた場合は9割型滅びの歌が来ない
・ランドゲンガーの場合は氷技、受けループの場合は鬼火+祟り目を警戒すべき
・ゲンガナンスの場合、ジャラランガが居ない場合は滅びを警戒、いる場合は偽装の毒技搭載型を疑う
これらのデータは非常に特徴がはっきりしていたので、覚えておくと型判別が楽になりそうです。
ゲンガーが苦手な方にとって、本記事の内容が少しでも役立てば幸いです。