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龍舞マンダvs水ロトムの初手対面

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 最近、龍舞マンダを使っている際に水ロトムとの対面が頻発しており、その度に行動択について頭を悩ませていた。そのため、今回は龍舞マンダと水ロトムとの初手対面において、どの様な行動を取るのが安定択なのか考えてみた。

 なおマンダの技構成は

(A)身代わり/龍舞/恩返し/羽

(B)空元気/龍舞/捨て身/羽

の2パターンを想定。また配分はいずれも意地HAS基調とし、尚且つC無振り水ロトムボルトチェンジは身代わりが耐えるものと仮定する。

 また、マンダの裏にはチョッキ持ちの霊獣ボルトロス(以下、「レボルト」と略記)が控えているものと仮定する。

 さて、初手でマンダと対面した水ロトムが取り得る行動としては、(1)10万(2)ボルチェン(3)めざ氷(4)鬼火(5)電磁波 の5つが考えられる。この時、マンダ側はどう動くのが安定するだろうか。

 まず(A)のマンダが取り得る行動としては、(α)身代わり (β)龍舞 (γ)レボルト交代 の3つが考えられる。

 (α)の身代わりであれば、マンダが水ロトムより早い場合(1)・(2)・(3)いずれの行動を取られた場合でも最悪身代わりが割れるだけで済み、水ロトムがHBベースの場合(2)のボルチェンを選んだならば身代わりを残した状態で後続と対面できる。

 ロトム側が(4)・(5)を選んだならば水ロトムの型を割り出しつつ身代わりを残す事ができ、舞や羽でアドを取りに行く事もできる。

 ロトムに先制された場合でもスカーフ型だと確定でき、スカーフめざ氷を事故だと割り切るならば身代わりを貼りつつ羽で回復してからレボルトに交代、という行動がとれる。

 ただし、スカーフめざ氷が飛んできた場合は身代わりを貼れない場合があり、その場合は「大きくマンダが削られた上にレボルトに交代するしかない」という不利な状況に陥る。

 (β)の龍舞は、空元気がない場合リスクの高い行動だと考えられる。眼鏡めざ氷で突っ張られた場合落ちてしまう上に、(4)の鬼火や(5)の電磁波を受けた場合でも機能停止してしまうからである。

 (γ)のレボルト交代は、一見すると無難に見えるものの、眼鏡めざ氷を受けると安くないダメージが入る(4割強)上に、(4)の鬼火を入れられた場合にスリップダメージを稼がれてしまい、受け機能を下げられてしまうためディスアドとなってしまう。

 

 続いて、(B)の型、すなわち空元気龍舞型の場合を考える。この型のマンダが初手で水ロトムと対面した場合、取り得る行動は(α)龍舞 (β)レボルト交代 の2つ。羽休めは無意味であるし、捨て身はスカーフボルチェン一点読みであり、それ以外の技で突っ張られた場合ディスアドとなってしまう(HPを大きく削られてしまう上、水ロトムの技次第で落ちたり機能停止したりすることもあり得るため)ので、ここでは考慮しない。

 (α)の龍舞を選んだ場合、(1)の10万や(3)のめざ氷であれば次のターンに上から羽休めを選ぶ事で、HPを温存しつつASが1段階上昇したマンダを作る事ができるので、麻痺や急所を考慮しないなら五分以上の状況である。

 ただし、眼鏡めざ氷だった場合は乱数次第でマンダを無償突破される、というリスクがある。

 水ロトムが(2)のボルチェンを選んだ場合は、ASが1段階上昇したマンダと相手の後続が対面する事になる。引き先にもよるが、このタイミングで出てくるのはおそらくマンダに有利なポケモンであろう事を考えると、不利な状況となる可能性が高い。

 (4)の鬼火の場合は、空元気の火力を倍化させ、マンダのASを1段階上げられるだけでなく、水ロトムの型を割り出せるため、アドバンテージとなる。

 しかし、水ロトムが(5)の電磁波を選んだ場合は、空元気の火力と引き換えにマンダが麻痺してしまい、水ロトム以外にマンダの役割対象(ヘラ、リザ、ブシンなど)がいた場合役割を果たせなくなるため、大きなディスアドとなってしまう。

 かといって、(β)のレボルト交代を選んだとしても、先述したような鬼火や眼鏡めざ氷といったリスクがあるため、こちらも安定択とは言いがたい。


 以上の考察を纏めると、マンダが身代わりを持っている場合、初手水ロトムとの対面では身代わりを選ぶのが最も低リスクであり、スカーフめざ氷を事故だとするなら安定択となる。

 一方で、マンダに身代わりがない場合、安定択を確保しにくいので、身代わりのないマンダを水ロトム入りに安易に初手出しするべきではない、という結論に至った。

 考察に抜けがあったり、質問やご意見があればコメント、またはTwitter @mokugyo327まで。