【USM・第1回ホズラッシュ使用構築】マンダロイド+カバゲンガー
ホズラッシュに参加された皆様お疲れ様でした。
今回は私がホズラッシュにて使用した構築を紹介いたします。
〔ホズラッシュとは?〕
ご存知ない方に説明すると、ホズラッシュとは、スターリン氏主催の大会の事です。
参加層はUSMで最高レート1900を超えたか、 SMで2000を達成された方達です。
詳しいルールなどは下記リンクの記事を参照して下さい。
〔個別紹介〕
以下の並びで潜っていました。
なお、今回の構築は以下の構築を改造したものとなっております。合わせて見ていただけると嬉しいです。
特性:威嚇→スカイスキン
性格:無邪気
実数値:170-166-150-172-99-189
努力値:A4 C252 S252
技:捨て身タックル/地震/大文字/流星群
今回も構築の出発点になったポケモン。前期流行ったポリ2のアナライズ冷凍ビーム耐え程度のマンダであれば、CSマンダの流星群で落とせる事に気付き採用を決めました。
地震はドランやジバコ意識、捨て身の採用理由はASミミッキュを一撃で倒したかったからです。
マンダの流星群に対してはやや警戒心が薄れているように感じられ、従って久々に活躍を見せてくれました。
ナットレイ@バンジの実
特性:鉄の棘
性格:生意気
実数値:181-114-159-x-177-22
努力値:H252 B60 D196
技:ジャイロボール/種マシンガン/宿り木の種/守る
調整:
・H-B:A156ミミッキュの剣舞Zシャドークローを最高乱数切り耐え
・H-D:C200カプ・テテフの眼鏡めざ炎を最高乱数切り耐え
・最遅
配分を微調整したHDナットレイ。最近流行りの激流水Zゲッコウガに強い事から採用しました。
持ち物はミミッキュに抗う為のバンジの実に変更、想像以上に発動機会が多く、選択肢として有力であると感じました。
一方で、身代わりゲッコウガ意識の種マシンガンは一長一短でした。
たしかにゲッコウガにはよく刺さり、ミミッキュの皮を剥がしてダメージを入れられる点は優秀だったものの、ステロを撒きたい場面も非常に多かった為です。
ウツロイド@拘りスカーフ
特性:ビーストブースト
性格:臆病
実数値:184-x-67-179-152-170
努力値:C252 D4 S252
技:パワージェム/ヘドロウェーブ/10万ボルト/サイコキネシス
霊獣ボルトストッパー。ボルトの他にも、ガモスやリザY、ゲンガーとも撃ち合うことを想定して採用しました。
ステロを採用したい場面も多かったものの、遂行技の2つと、重いゲッコウガ意識の10万、ゲンガーやアーゴヨンにも撃てるサイキネで枠が埋まっておりやむなく不採用となりました。
P.S. 初手のリザYに地震で突っ張られた時は流石に泣きたくなりました。
カプ・レヒレ@オボンの実
特性:ミストメイカー
性格:図太い
実数値:175-x-183-115-150-108
努力値:H236 B252 S20
技:波乗り/ムーンフォース/自然の怒り/挑発
調整:
・H16n-1で最大
・B特化、余りS
崩しとクッションを両方こなせるすごいポケモン。バシャやサザンへの壁になりつつ、カバ展開に蓋をする枠として採用しました。
配分はほぼHBぶっぱ、技構成も安定打点の波乗りとムンフォ、耐久ポケモンを削る怒り、起点回避兼妨害用の挑発という4つから変更していません。
ただ、挑発はともかく自然の怒りをほぼ撃たなかったので、この枠はギミックパやバトンパに対抗出来る黒い霧にするべきでした。
特性:砂起こし
性格:腕白
実数値:215-133-187-x-92-67
努力値:H252 A4 B252
技:地震/氷の牙/怠ける/毒毒
物理受け枠、ガルーラやクチートを受ける枠として採用しました。マンダに見せる隙を少しでも埋めたかった事と、カバミラーやクレセを崩したかったので毒と氷の牙を両採用しています。
耐久力は流石だった一方で、剣舞ランドやギロチングライの起点になり複数のeasy loseに繋がった原因でもあります。
ゲンガー@ゲンガナイト
特性:呪われボディ→影踏み
性格:臆病
実数値:165-x-100-193-115-200
努力値:H236 C20 S252
技:鬼火/祟り目/気合玉/身代わり
調整:
・H4n-1
・最速、余りC
1番あやふやかつ怪しい枠。元々はヒードランだった枠ですが、日頃からお世話になっている某氏が、ゲンガーは下手な炎よりも鋼を崩しやすいと言っていたのを踏まえ試験的に採用してみたものです。
型は「崩し」として強そうな鬼火祟り目型を採用、気合玉は受け回しのバンギに役割破壊できる可能性を持たせたかった事と、ポリ2やヒードランを崩したかった事から採用しました。
さて肝心の成果ですが、正直今ひとつでした。耐久が低すぎてどこに後投げすればいいのか分からずじまい、さらにひどい事に気合玉を撃った記憶はほぼ無く、一方でランドロスに突っ張りたい場面(≒凍える風が欲しい場面)が多々あるなど散々な有様でした。
難しい......
〔選出パターン〕
本構築に明確な選出パターンは無く、相手の並びに合わせて選出していました。
具体的には、ゲッコウガ入りにはウツロイドかナットレイを出す、ルカリオを見たら可能な限りマンダを選出する、といった感じです。
〔苦手なポケモン・並び〕
☆:迅速に処理できるポケモンがマンダしかいないので、宿り木やステロで仕事されやすかった点が辛かったです。
☆:単純に崩しが難しく、突破が困難でした。
☆ウツロイドの役割対象+鋼の並び
ここで指しているのは、例えば
+ +
これらのような並びのことです。
本来、ウツロイドを受けに来る鋼をキャッチして崩す枠としてゲンガーを採用したものの、実際にそれが決まった試合はほぼありませんでした。
その為、元構築の頃から課題となっていた「鋼が重い」と言う問題が未解決のまま残ってしまった印象です。
総じて、元々ヒードランで処理していた範囲がそのまま構築の穴になってしまっていたように思います。
〔結果〕
戦績:9勝11敗
最終レート1463/最終順位184人中134位
〔雑感〕
大会自体は楽しめたものの、結果は振るわないものとなりました。せめて1500は超えたかったです。
勝てなかった理由を考えてみるに、
(1)ゲンガーへの理解不足
(2)0Z
(3)サイクル構築と「大会」との相性の悪さ
以上3点が浮かびました。
(3)をより具体的に説明すると、サイクル構築は攻撃を被弾する前提である為運負けしやすく、 かつ初見殺しのギミックパに弱い部分があります。
この事から、1度の運負けもリカバリーしにくく、かつ初見殺しギミックパがほぼ確実に居るであろう大会という場との相性が良くない、と感じました。
こう書くと後味の悪い終わり方をしているように見えますが、実際のところは最後まで非常に楽しんで終わることが出来ました。
1発勝負故にどれだけボロ負けしても後腐れが無いのも大会の良いところですね。
最後になりますが、ホズラッシュにて私と対戦してくださった皆様、私の放送を見にきてくださった皆様、そして何よりホズラッシュを開いて下さったスターリンさん、ありがとうございました。
次回はシーズン8にてお会いしましょう。