エンジョイ勢がなんか言うだけ

日記帳 Twitter:@mokugyo327

【USM・S8使用構築】マンダロイドサザン

〔前書き〕

 今回は私がS8のサブロムで使っていた構築を紹介いたします。

 なお本構築は下記リンクの構築を改造したものとなっております。よろしければ併せてご覧いただけると嬉しいです。

mokugyo327.hatenablog.com

〔構築経緯〕

 以下のような経緯で決まりました。

(1)上記リンクの構築を改良するにあたり、選出率の低かったゲンガーを外す方向で考える

(2)当初熱風持ちの穏やかサンダーを採用していたものの、剣舞ギルガルドに勝てない事から解雇。

 ガルドに後出しから勝ててテッカグヤも崩せそうなサザンドラを採用。

(3)ルカリオグライオンが重かったのでマンダの型を変更

(4)スカーフウツロイドが動きにくかったので型を変更

 

〔個別紹介〕

以下の6体で潜っておりました。

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ボーマンダ@ボーマンダナイト

特性:威嚇→スカイスキン

性格:陽気

実数値:175-192-150-126-111-189

努力値:H36 A212 D4 S252

技:捨て身タックル/火炎放射/身代わり/羽休め

調整:

・H:16n-1

・A:捨て身でASメガルカリオを確定

・メガ前ダウンロード対策

・最速

 なんだかんだで入って来たポケモン。今回は、ルカリオカミツルギのストッパーとして採用されました。

 従って、ルカリオを上からワンパンするためのAS捨て身採用かつ、カミツルギ意識の炎技搭載型、というところまではすんなりと決まりました。

 身代わりと羽休めは、他の5体が隙を見せるグライオンを流す際にアドを取る為に採用しました。実戦ではこれ以外にも、カバの毒と合わせて毒羽を決めたり、身代わりを盾にポリ2を突破したりとなかなかの制圧力がありました。

 ただし炎技の火力が本当にしょっぱい(ブレードフォルムのガルドすら落とせない)点と、カバやバンギで止まってしまう点が問題でした。

 特にカバで止まる点は深刻で、これのせいで結局カミツルギ入りの「並び」を崩すに至らず負けてしまう事もありました。毒毒が欲しいと思う事頻りです。 

 ルカリオに捨て身を耐えられて負けた試合もあるので、「マンダでルカリオを止める」という考えは古いのかもしれないと思う事がありました。哀しい。

 

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ナットレイ@バンジの実

特性:鉄の棘

性格:生意気

実数値:181-114-159-x-177-22

努力値:H252 B60 D196

技:ジャイロボール/ステルスロック/宿り木の種/守る

調整:

・最遅

・H-B:A156ミミッキュのA+2Zシャドークローを最高乱数切り耐え

・H-D:C200カプ・テテフの眼鏡めざ炎最高乱数切り耐え

 サイクルの要たる鋼枠。テテフ・コケコ・レヒレをケアしつつミミッキュも誤魔化せてかつ胞子の一貫も切ることができ、更にステロを撒ける枠として採用しました。

 ステロは一時期種マシンガンにしておりましたが、それだと火ロトム+レヒレのサイクルを崩すのが非常に困難になると判明したためステロに戻しました。 

 バンジの実はミミッキュを誤魔化すために採用したものですが、残飯の永続的な回復が欲しい試合もそれなりにあったので要検討といったところです。

 それ以外の点については特に不満もなく、サイクルの要として働いてくれた印象です。

 

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カプ・レヒレ@オボンの実

特性:ミストメイカ

実数値:175-x-183-115-150-108

努力値:H236 B252 S20

技:波乗り/ムーンフォース/黒い霧/挑発

調整:

・H:16n- 1で最大

・B特化、余りS振り

 ポニの守り神、バシャやメガギャラを誤魔化しつつミストフィールドを撒けるポケモンとして採用しました。ミストフィールドはカバへのメタになる他、ウツロイドと合わせてアーゴヨンを処理する鍵にもなります。

 過労死を防ぐために配分はほぼHB特化で持ち物はオボン、技も遂行技2種に耐久型の行動やカバ展開を止める挑発と普通の構成です。ラスト1枠にはバトンパへの抵抗策として黒い霧を採用、イーブイバトンと当たったのは1回だけですがきちんと刺さってくれました。

  

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ウツロイド@岩Z

特性:ビーストブースト

性格:臆病

実数値:184-x-67-179-152-170

努力値:C252 D4 S252

技:パワージェム/ヘドロウェーブ/サイコキネシス/ステルスロック

 本パーティのある意味軸と言えるポケモン。リザY・ウルガモス・霊獣ボルトロスのストッパーであり、カプ・レヒレと連携してアゴギャラの並びに立ち向かう枠でもあります。

 今回は霊獣ボルトロスに対する動きを柔軟にする為、スカーフを外して岩Zを持たせました。これにより霊獣ボルトロス対面で気軽にステロを撒けるようになり、処理が多少楽になった印象です。

 ちなみにサイコキネシスは、岩Zを空振りした後でもアーゴヨンに抗えるように、という意図で採用しておりました。実際には使った記憶がほぼないので、削れたテッカグヤに撃てる10万ボルトか、ゲンガーに抗う電磁波の方が良かったのかもしれません。

 持ち物をスカーフから岩Zに変えたのは放送中に視聴者の方から頂いたアイデアをそのまま採用したものです。アーゴヨンに対する火力補強になる他、サイクルにおける強引な削りとして機能してくれた試合もあり、結果的には正解だったと思います。

 一方で、鋼、特にギルガルドに何も出来ない点はやはり深刻な問題でした。サザンを出せれば良いのですが、そうではない場合ガルドをどうやって捌くか選出段階で頭を抱えていた印象です。

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カバルドン@ゴツゴツメット

特性:砂起こし

性格:腕白

実数値:215-133-187-x-92-67

努力値:H252 A4 B252

技:地震/氷の牙/毒毒/怠ける

 汎用物理受け、バシャ・グロス・リザX・ガルーラを包括して受けられるポケモンとして採用しました。

 毒はカバミラーを崩す鍵になる他、今期増えていた龍舞羽マンダを処理する際にも役立ちました。

 普通のポケモンなのでこれ以上書くことがありません。

 

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サザンドラ@悪Z

特性:浮遊

性格:控えめ

実数値:188-x-110-171-111-150

努力値:H164 C84 D4 S252

技:悪の波動/大文字/挑発/羽休め

調整:

・C:H197-D130メガボーマンダを流星群で超高乱数1発(流星群採用時の名残)

・準速

・ダウンロード対策でD4振り

・余りH

 1番最後に入ってきた枠であり、1番怪しいポケモン

 ここの枠に求める条件としては、

(1)ガルドやカグヤを後出しから崩せる

(2)カバマンダガルドコケコツルギやカバカグヤマンダと言った有名な並びに選出パターンを作れる

(3)出来ればマンダと同時選出したい

というものが挙げられます。

 このポケモンはこれらの条件を満たせそうだと考えて採用されました。

 実際のところは(2)の条件を満たしておりませんが、それについてはプレイングで捲れると判断しました。

 このポケモンの変なCラインは採用当初マンダ意識で流星群を採用していた頃の名残です。流星群は全く撃たなかったので、対テッカグヤ性能を引き上げるべく大文字に変更しました。

 また、再生連打で眼鏡悪波を受け切ろうとしてくる動きを阻止して崩すために挑発羽休め型を採用。これ自体は目論見通りなかなか面白い動きができました。

 使ってみたところでは、耐久型のテッカグヤ入りに対しては概ね期待通りの仕事をしてくれました。一方でギルガルド入りにはそもそも選出出来ないことも多く、選出の柔軟性を下げる形で足を引っ張ってしまう事も多々ありました。

 型自体は面白かったので、おそらく噛み合わせが良くなかったのだろうと考えています。

 

〔選出パターン〕

 基本的には役割対象に合わせて選出するようにしておりました。

 しかしいくつか選出パターンがあったのでご紹介します。

f:id:mokugyo327:20180312221722p:plain+f:id:mokugyo327:20180312221829p:plain+ 1:

 以前からきつかった「ウツロイドの役割対象+鋼」の並びに対抗する選出。

 ウツロイドが気軽にステロを撒けるようになったので、ウツロイドでステロを撒きつつ裏の鋼にサザンを投げて負荷を掛けに行きます。

 

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 対アゴギャラ選出。レヒレミストフィールドウツロイドに悪巧みZ流星群を耐えてもらいつつ、返しの岩Zで返り討ちにする事を目指す選出です。

 

f:id:mokugyo327:20180312221957p:plain+f:id:mokugyo327:20180312222030p:plain+1:

 サイクル選出。カバナットで受け回せそうな場合に選出します。

 グロス軸にはこの選出で対応していました。

 

〔苦手なポケモン・並び〕

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 テッカグヤのボディーパージ展開を止める術がありません。

 

f:id:mokugyo327:20180312222730p:plain:何を組んでも辛い最強ポケモン

 どうやっても処理が安定せず非常に厳しいです。

 

f:id:mokugyo327:20180312222708p:plain:砂下で剣舞された場合、順番に殴り倒されていくのを見ていることしか出来ません。

 

f:id:mokugyo327:20180312222644p:plain: 先述したレヒレ+ロイドの並びで処理する動きが失敗した場合3タテされます。

 

f:id:mokugyo327:20180312223140p:plain:最近レヒレでも止まらなくなって来たので、カバの選出を強要される点が辛かったです。

 

f:id:mokugyo327:20180312223342p:plain:サイクル構築という性質上、こいつの起点だらけなので厳しいです。

 幸いにしてあまり当たらずに済んだのはありがたかったです。

 

〔結果〕

f:id:mokugyo327:20180312225111j:plain最高/最終レート1907、最高順位900位

f:id:mokugyo327:20180314082538j:plain 最終順位927位

 

〔雑感〕

 今期は本ロムのレートが1500台まで転げ落ちるなど、今までで一番厳しいシーズンでした。この構築自体も最終盤は厳しい相手しか引いていなかったように思います。

 そのような状況下で、今期の目標としていたホズラッシュへの参加権を無事獲得することが出来て心底安心しております。1900到達時に涙が出たのは久しぶりです。

 何故ここまでしんどかったのかを考えるに、今期多かった(ような気がする)アーゴヨンギルガルドに不利を取る点と、サザンドラが今ひとつ構築に噛み合っていなかった点が考えられます。

 サザンの枠に求める条件は個別紹介に記したので割愛致しますが、この条件を満たせる枠が見つかれば良いパーティに仕上がるだろうな、という印象です。

 逆風を感じる中で目標を達成出来た、という点にポジティブな視点を見出す事もできそうですが、来期はこのような事の無いようにしたいものです。

 具体的には、サイクル構築自体に逆風を感じたので、それを打開するべく「先に展開して上から粉砕する」という方針を来期のテーマと致します。

 最後になりますが、S8にて私と対戦してくださった皆様、並びに放送内でアドバイスを下さった皆様、ありがとうございました。

 ホズラッシュには参加するつもりですので、出場予定の方はよろしくお願いします。 

 

〔参考元〕

brighton30.hatenadiary.jp

 マンダの型を参考にしました。