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日記帳 Twitter:@mokugyo327

【USM・S15使用構築】コケコナットマンダ

〔前書き〕

 閲覧ありがとうございます。

 本記事は、私がS15で使っていた構築の紹介記事です。

 

〔構築経緯〕

 以下の経緯で決定しました。

(1)別の構築を試していた時、眼鏡カプ・コケコが活躍した事から軸に据える事を決定

(2)コケコの行動回数を稼ぐ盾としてナットレイを採用

(3)ナットレイと相性が良く、浮いているポケモンの中で一番強いのでボーマンダを採用

(4)物理受け枠としてカバ、カグヤサイクルや一部の積み展開へのメタとしてヒードランを採用

(5)この段階で霊獣ボルトロスデンジュモクフェローチェ・ポリグライなどが重く、それらに対抗する枠としてゲッコウガを採用

 もう少しやりようはあったと思います。

 

〔個別紹介〕

 以下の6体を使っておりました。

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カプ・コケコ@拘り眼鏡

特性:エレキメイカ

性格:臆病

実数値:145-x-105-147-96-200

努力値:C252 D4 S252

技:10万ボルト/ボルトチェンジ/マジカルシャイン/蜻蛉返り

 構築の出発点。眼鏡10万ボルトの縛り性能に着目して採用しました。

 従って型は眼鏡型で確定、技・配分共にオーソドックスな構成です。

 使用感も申し分なく、エースの名に恥じない活躍でした。

 と書きたかったのですが、実際には日を追うごとに通りが悪くなっており、率直に言うとコケコ抜きの5体で戦っているような感覚でした。

 その理由は、コケコの電気技を無効にしつつリターンを取れるポケモン(ボルトロスランドロスなど)がどんどん増えていったからだと推測しております。

 拘っている関係上電気技を無効にされると何も出来ないまま交代せざるを得ず、負担に感じる場面が多々ありました。

 「S種族値130から指数4万超えの火力を叩きつける」というスペック自体は申し分なかったので、環境に嫌われたとしか言えません。合掌。

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ナットレイ@ウイの実

特性:鉄の棘

性格:生意気

実数値:181-114-159-x-177-22

努力値:H252 B60 D196

技:ジャイロボール/宿り木の種/ステルスロック/守る

調整:

・最遅

・H-B:A156ミミッキュのA+2Zシャドークローを最高乱数切り耐え

・H-D:C200カプ・テテフの眼鏡めざ炎を最高乱数切り耐え

 いつもの。今回はカプ・コケコの行動回数を稼ぐ為の盾として採用しました。

 配分は、カプ・レヒレのめざ炎に焼かれまくった事から、少しでも抵抗力を付けたくHDベースとしています。

 ただ、実戦ではギャラドスや雨パと戦う事も多かったので、もう少し物理耐久に割いた方が良かったのかもしれません。

 技のうちステロは、個人的に評価の高い技で、呼ぶ炎を牽制できるほか、「ステロを踏ませてコケコの射程圏内に入れる」と言うプレイングを可能にする技です。

 例えば、H159-D124という耐久ラインのゲンガーに対して、ステロ+宿り木+眼鏡10万ボルトの3つで突破する事ができます。

 使い慣れていることもあり総じてスペックには満足しておりますが、今期は何故か多方面からめざ炎を撃たれており、その度対応に苦慮していた記憶があります。

 

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ボーマンダ@ボーマンダナイト

特性:威嚇→スカイスキン

性格:陽気

実数値:175-195-150-126-111-185

努力値:H36 A236 D4 S228

技:捨て身タックル/火炎放射/身代わり/羽休め

調整:

・H16n-1

・A:捨て身でB4振りメガルカリオを確定

・S:S1段階下降時に準速キノガッサ抜き

本ブログの看板。ナットレイと相性が良く、かつ浮いているポケモンの中で1番強い事から採用しました。

 当初は両刀型で採用していたものの、スカーフカミツルギに崩されやすいと感じた事や、流星群の使用頻度が予想より低かった事から、身代わり羽休め型に変更しました。

 火炎放射はカミツルギを燃やせる他、他では厳しい受けループにも対抗しうる技、身代わりを見せてムドーをおびき寄せた後、火炎放射で焼いてしまおう、という寸法です。

 使い慣れていることもあって使用感は申し分なく、終盤はコケコに代わりエースとしてフル回転してくれました。やはり700族は伊達じゃないですね。

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カバルドン@ゴツゴツメット

特性:砂起こし

性格:腕白

実数値:215-133-187-x-92-67

努力値:H252 A4 B252

技:地震/氷の牙/毒毒/怠ける

 よく居るゴツメカバ。ここまでの3体ではミミロップクチートなどの高火力物理に押し負けやすいので、クッションとして採用しました。毒毒はポリ2やギャラドスへの交代読みとして使える他、やる事が無い時に使える崩しとして優秀な技です。

 もう今更書く事もそれほど有りませんが、今期は剣舞を起点に役割破壊を受ける頻度が高く、後手に回る試合が多かった印象です。

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ヒードラン@食べ残し

特性:貰い火

性格:穏やか

実数値:193-x-126-150-162-113

努力値:H212 D172 S124

技:噴煙/ステルスロック/身代わり/吠える

調整:

・H:16n+1

・S:準速ギルガルド抜き

・余りD

 少し珍しい(?)残飯ステロドラン。カグヤやナット絡みのサイクルをステロ+吠えるで削れる他、一部の展開構築(イーブイバトンや積みリレーなど)にも抗える枠です。副産物としてオニゴーリにも抵抗出来ます。

 配分は以前使っていた残飯個体の流用ですが、サンダーの放電を身代わりが耐えてくれたおかげでアドを取れた試合もあったので、これで正解だったと思います。

 炎技としては噴煙を採用、命中安定なので外すストレスを溜めずに済む上に、呼ぶ物理を焼く事が出来ればそれだけで爆アドを稼げる優秀な技でした。少なくともマグマストームを撃ちたかった場面は全く無く、この枠は間違いなく噴煙で正解でした。

 使用感も予想以上に良好で、鋼絡みのサイクルに対して強力な対策として機能してくれました。積み展開に対してステロ+吠えるだけでeasy winまで持って行けた試合もあり、このポケモンと出会えた事が今期で一番の収穫でした。

 

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ゲッコウガ@水Z

特性:変幻自在

性格:臆病

実数値:147-x-87-155-92-191

努力値:C252 D4 S252

技:ハイドロカノン/冷凍ビーム/毒毒/水手裏剣

 最後までよく分からなかったポケモン。ここに求める条件としては、

(1)霊獣ボルトロスデンジュモクに強い

(2)グライオン+物理受けの並びを崩せる

という2点があり、これを満たすポケモンとしてゲッコウガを採用しました。

 デンジュモクに抗う水Z+ハイドロカノンと、霊獣ボルトロスを処理する冷凍ビームの2つは採用理由から確定とし、3枠目には毒を採用しました。

 これは、ポリ2がゲッコウガを受けに来る事に着目したもので、マンダの身代わり+羽休めと合わせてポリ2を崩せると踏んで採用した技です。

 具体的な流れとしては、

(1)ゲッコウガvsグライオン対面からポリ2バック、ゲッコウガ側が冷凍ビームを選択

(2)ポリ2が自己再生(もしくは何らかの補助技)を押すのに合わせて毒を選択

という展開を想定しておりました。

 変幻自在のお陰で必中技になる点も高評価です。

 副産物として、ムラっけポケモンの身代わり+守るを咎められるというメリットもありました。

 最後の1枠にはフェローチェに対するせめてもの対抗策として水手裏剣を採用、ここは膝を透かせる可能性を考えて影打ちを採用した方が良かったかもしれません。

 ここまで書いたように、本構築の歪みを一手に引き受けたようなポケモンでしたが、腐ってもゲッコウガという事もあり予想以上に優秀でした。

 ただ、ゲンガー意識の悪波を撃ちたい試合が時折あった事と、「型が多すぎて相手が何を考えているか全くわからない」という大問題が発生した事から、ここの枠も再検討した方が良いのかもしれません。


〔苦手なポケモン・並び〕

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 一番厳しいポケモン。誰も対面から勝てません。

 両刀型だった場合、気を抜くと3タテを通り越して6タテすらされかねません。

 

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 カプ・コケコの眼鏡電気技を無効にしつつ、積みの起点にしてくる点が厄介です。

 ゲッコウガで対抗しようにも、素直に殴ってきた場合に吹っ飛ぶリスクがあるためゲッコウガボルトロスの対面を作る事自体が困難です。

 

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 こちらも電気技の一貫を切ってくる点が厄介、カバで受けに行く事が多いのですが、剣舞型だった場合そのままeasy loseに直結するのが難しい所です。

 

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 炎+電気+氷、という技範囲がシンプルに厄介です。

 スカーフの可能性を考えると「ゲッコウガで処理する」と言うルートが不安定であり、それ故にこのポケモンを削り切る事が難しかった印象です。

 

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 破壊力が凄い。

 ゲッコウガの水Z以外に一撃で倒しうる手段が存在しない為、ほぼ確実に1.5体以上を持っていかれる印象です。

 

 こうやって並べてみると、総じてコケコ以外の電気に対する処理ルートが甘い、という弱点が浮き彫りになって来るように思います。

 コケコの代案を考えるにあたってはこれがヒントになるかもしれません。

 

〔結果〕

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最高/最終レート1866

最終順位910位

 

〔雑感〕

 S15開始当初はモチベーションも高く、コケコも活躍したので勢いよくレートを伸ばせたものの、ゴールデンウィークを境に失速。

 終盤に体調を崩した事もあり、代わり映えのしない結果に落ち着きました。

 正直なところ、終盤はコケコがほぼ腐っていた事や、最終日に別ロムでこの構築を使って連敗した事を考えると、レートの数字自体には納得しております。

 ただ、最終盤に体調を崩して戦線離脱を余儀なくされてしまった事については悔やんでおります。

 第8世代ではどうやら大幅な変更があるようですが、少なくともS16ではまだ現環境が続くようですので、まずは「最終日まで地に足を付けて潜る」という事を目標といたします。

 次回はS16でお会いしましょう。