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日記帳 Twitter:@mokugyo327

【ポケモンSV】内定済みポケモン決定力指数まとめ(第8世代編)

【前書き】

 本記事は、以下リンク集の第8世代編である。

mokugyo327.hatenablog.com

 

☆第7世代編

mokugyo327.hatenablog.com

 本記事で取り挙げるポケモンは以下の28体である。

Amped FormMaleFemaleバサギリ

 上記28体について、決定力指数を纏める。

 目安として、A222ザシアンが不屈の剣を発動させた場合、巨獣斬の決定力指数が49950、C217黒バドレックスのアストラルビットが決定力指数39060となる。

 

☆ゴリランダー

通常時

・A194 補正あり叩き落とす:18915
・A194 ウッドハンマー:34920
・A194 蜻蛉返り:13580
・A194 ドラムアタック:23280
・A194 10万馬力:18430
・A194 馬鹿力:23280

グラスフィールド

・A194 ウッドハンマー:45396
・A194 ドラムアタック:30264

 ゴリラ。前作剣盾では特性グラスメイカーと、そこから生まれる高威力の先制技グラススライダーを武器に、S22で使用率4位をマークするなど環境で活躍した。
 今作でも、テラスタルグラスフィールドグラススライダーが実現すれば、持ち物なしでも指数35308と先制技とは思えない火力が出せた計算になる*1
 しかし、大変残念な事に現状グラススライダーが没収されてしまっている為、ただの鈍足アタッカーになってしまっている点が逆風。

 

☆エースバーン

通常時

・A168 火炎ボール:30240
・A184 火炎ボール:33120
・A168 飛び膝蹴り:21840
・A184 飛び膝蹴り:23920
・A168 飛び跳ねる:14280
・A184 飛び跳ねる:15640
・A168 不意打ち:11760
・A184 不意打ち:12880
・A168 ダストシュート:20160
・A184 ダストシュート:22080
・A168 アイアンヘッド:13440
・A184 アイアンヘッド:14720
・A168 蜻蛉返り:11760
・A184 蜻蛉返り:12880

リベロ適用時

・A168 飛び膝蹴り:32760
・A184 飛び膝蹴り:35880
・A168 飛び跳ねる:21420
・A184 飛び跳ねる:23460
・A168 不意打ち:17640
・A184 不意打ち:19320
・A168 ダストシュート:30240
・A184 ダストシュート:33120
・A168 アイアンヘッド:20160
・A184 アイアンヘッド:22080
・A168 蜻蛉返り:17640
・A184 蜻蛉返り:19320

 FW系兎。特性リベロはあの悪名高い(?)変幻自在と同じ性能である。且つS種族値も119と十分であったことから、S18で使用率2位をマークするなど強ポケとして知られる。
 ただ今作では変幻自在共々リベロが場に出してから1回しか発動出来ない弱体化を受けており、ゲッコウガ共々使用率が激減しそうではある。

 

☆インテレオン

・C177 狙い撃ち:21240
・C194 狙い撃ち:23280
・C177 急所狙い撃ち:47790
・C194 急所狙い撃ち:52380
・C177 冷凍ビーム:15930
・C194 冷凍ビーム:17460
・C177 エアスラッシュ:13275
・C194 エアスラッシュ:14550

 水タイプの御三家。第8世代当時はゴリランダー、エースバーンの両名に埋もれて目立たなかった印象。
 しかし攻撃面の種族値はC125 S120と十二分。今作ではテラスタルのおかげで技威力も伸びるので、もしかするとエースバーンと使用率が逆転するかもしれない。
 補足すると、急所テラスタル狙い撃ちの指数は臆病の場合63720、控え目の場合69840となる。高い。

 

☆アーマーガア

・B172 ボディプレス:13760
・B172 B+2 ボディプレス:27520
・A107 ブレイブバード:19260
・A139 ブレイブバード:25020
・A152 ブレイブバード:27360
・A107 ドリル嘴:12840
・A139 アイアンヘッド:16680
・A152 アイアンヘッド:18240
・A139 蜻蛉返り:9730
・A152 蜻蛉返り:10640

 序盤鳥。エアームドと同じ鋼/飛行タイプであり、且つH98 B105と物理耐久が高い。
HP種族値が高いおかげで、物理耐久に特化するとエアームドとほぼ同じ物理耐久になるので、物理受けとして優秀。しかもDラインがエアームドより高いので、ムドーより役割破壊されにくい点も嬉しい。
 エアームドが未内定である現状、新環境で受けループを組む場合物理受け枠はこのポケモンになりそう。
 補足として、HBに特化した場合の耐久力指数は以下の通り。
H-B:80136 H-D:48920

 

☆ヨクバリス

・B161 ボディプレス:12880
・B161 B+3 ボディプレス:32200
・A115 ジャイロボール(威力150):17250
・A161 ジャイロボール(威力150):24150
・A115 ギガインパクト:25875
・A161 ギガインパクト:36225
・A115 地震:11500
・A115 後攻しっぺ返し:11500
・A161 後攻しっぺ返し:16100

 第8世代の序盤ノーマル。剣盾未プレイの身からすると、性能より顔芸のほうが印象に残ってしまう。ビーダルと言い、ホルードと言い、デカグースと言い序盤ノーマルたちは何故進化すると可愛くなくなってしまうのか……

 それはさておき性能面に目を向けると、A95 B95と序盤ノーマルの中では種族値が高い。新作の木の実がどのような性能になるか次第ではあるが、頬袋を活かした物理受けになれるだろうか。

 

☆カジリガメ

・A183 アクアブレイク:23332
・A183 雨アクアブレイク:34998
・A183 諸刃の頭突き:32940
・A183 ロックブラスト1発分:6862
・A183 地震:18300
・A183 馬鹿力:21960
・A183 シェルブレード:20587
・A183 雨シェルブレード:30880
・A183 氷の牙:17842

 亀。モデルはカミツキガメだろうか。その獰猛な見た目にたがわず、A115というそれなりの火力と、頑丈顎という火力を補強できる特性を持つ。
 ただ頑丈顎が適用される技は氷の牙くらいで威力が低く、且つからやぶを覚えないのでSを補強する手段がスケイルショットくらいしかないのが惜しい。

 

☆セキタンザン

・A100 ロックブラスト1発:3750
・A145 ロックブラスト1発:5437
・A145 岩雪崩:16312
・A145 ヒートスタンプ(威力120):26100
・A145 貰い火ヒートスタンプ(威力120):39150
・C145 大文字:23925
・C145 貰い火大文字:35887
・C145 燃え尽きる:32625
・C145 貰い火燃え尽きる:48937
・C145 ソーラービーム:17400
・C145 火炎放射:19575
・C145 貰い火火炎放射:29362

 石炭山。見た目だけ見るとAやCの種族値が120くらいはありそうなデザインだが、実際にはBDが高く火力面は並であった。
 新作で弱点保険+蒸気機関のコンボが通るかどうかは怪しい所、テラスタルに持ち物が必要かどうかによっても変わってきそう。

 

☆アップリュー

以下の指数計算は張り切りを前提としている。

・A162 Gの力:29160
・A178 Gの力:32040
・A162 逆鱗:43740
・A178 逆鱗:48060
・A162 不意打ち:17010
・A178 不意打ち:18690
・A162 グラススライダー:25515
・A162 フィールドグラススライダー:33169
・A178 グラススライダー:28035
・A178 フィールドグラススライダー:36445
・A162 蜻蛉返り:17010
・A178 蜻蛉返り:18690
・A162 ダブルウィング:19440
・A178 ダブルウィング:21360

 りんご龍の片割れ。特性張り切りのおかげで、持ち物無しでも陽気鉢巻ガブ位の火力が出せる。フィールドグラススライダーに至ってはもはや先制技とは思えない火力である。
 龍舞も覚えるが、残念な事に鋼タイプで止まってしまう点が惜しい。

 

☆タルップル

・C120 リンゴ酸:14400
・C167 リンゴ酸:20040
・C120 流星群:23400
・C167 流星群:32565
・B100 ボディプレス:8000

 りんご龍の片割れ。特性厚い脂肪のおかげで水・草・電気・炎を半減で受けることができる。SVではキノガッサが内定しているため、キノコの胞子を無効化できる受け、というだけでも採用理由が生まれるかもしれない(ガッサの活躍次第)。
 ただ、ミミッキュやドラパルトなど不利なポケモンも多々環境入りしそうな点が気がかりではある。

 

☆サダイジャ

・A127 地震:19050
・A159 地震:23850
・A127 岩石封じ:7620
・A159 岩石封じ:9540

 砂蛇。前作では、特性砂吐きのおかげでダイアイスを受けても襷が潰れない、という強みがあったらしい。
 種族値を見てみると、A107、B125とABが高い点、地面単タイプである点など、何となくカバルドンと似ている。 
 残念なことに、H振りの場合、HPの実数値がカバの8割強しかない点や、攻撃を受けるまで砂嵐を発動できない点などが足を引っ張ったのか、剣盾S35の使用率をみるとカバ19位に対しサダイジャ122位と大幅に差をつけられてしまった。
 SV環境では蛇睨みとSラインがカバとの差別化になるだろうか。一応ガッサの上は取れる。

 

カマスジョー

通常時

・A175 インファイト:21000
・A192 インファイト:23040
・A175 アクアブレイク:22312
・A192 アクアブレイク:24480
・A175 ドリルライナー:14000
・A192 ドリルライナー:15360
・A175 滝登り:21000
・A192 滝登り:23040
・A175 アクアジェット:10500
・A192 アクアジェット:11520
・A175 地獄突き:14000
・A192 地獄突き:15360

雨下

・A175 アクアブレイク:33468
・A192 アクアブレイク:36720
・A175 滝登り:31500
・A192 滝登り:34560
・A175 アクアジェット:15750
・A192 アクアジェット:17280

 カマス。S種族値136という高い素早さが特徴。すいすい持ちとしては全ポケモン中トップであり、雨下であればほぼ全てのポケモンに対して上を取れる*2
 その速さだけでなく、A123とA種族値もなかなか。インファイトやドリルライナーなどサブウェポンも豊富である。
 惜しむらくは耐久の低さと、一致技が威力85しかない点か。C123 S136だったら環境トップに行けたかもしれないと考えると惜しい。

 

☆ストリンダー(ハイな姿):

・A150 ワイルドボルト:20250
・A165 ワイルドボルト:22275
・A150 ドレインパンチ:11250
・A165 ドレインパンチ:12375
・A150 ダストシュート:27000
・A165 ダストシュート:29700
・A150 地獄突き:12000
・A165 地獄突き:13200
・C166 オーバードライブ:25869
・C182 オーバードライブ:28392
・C166 爆音波:30212
・C182 爆音波:33124
・C166 ボルトチェンジ:17430
・C182 ボルトチェンジ:19110
・C166 ヘドロウェーブ:23655
・C182 ヘドロウェーブ:25935
・C166 ゲップ:29880
・C182 ゲップ:32760

  特性パンクロックを含め、ロックミュージシャンを思わせるポケモン
 電気/毒という珍しいタイプと、両刀型の種族値を持つ。そのせいで情報量が多くなってしまい申し訳ない。
 パンクロックで音技の火力を底上げできる点は優秀だが、残念なことにオーバードライブの威力が80しかない。この技が爆音波と同じ威力だったら崩しに使えたかもしれないだけに惜しい。

 

☆ストリンダー(ローな姿):

 決定力指数はハイな姿と同じであるため割愛。
 種族値・特性パンクロック・タイプ・技すべてハイな姿と同じである。この為差別化が難しいかと思いきや、冷静や控えめ、臆病など特殊型に向いた性格だとローな姿となる、という差別化点がある。このため、新作でも両刀や物理型ならハイ、特殊型ならローという区別になりそう。

 

☆ポットデス

・C186 シャドーボール:22320
・C204 シャドーボール:24480
・C186 通常祟り目:18135
・C186 状態異常祟り目:36270
・C204 通常祟り目:19890
・C204 状態異常祟り目:39780
・C186 アシストパワー:3720
・C186 からやぶアシストパワー:52080
・C204 アシストパワー:4080
・C204 からやぶアシストパワー:57120
・C186 ギガドレイン:13950
・C204 ギガドレイン:15300
・C186 サイコキネシス:16740
・C204 サイコキネシス:18360
・C186 悪の波動:14880
・C204 悪の波動:16320

 紅茶ポケモン。バトン型がテンプレではあるが、それはそれとしてC種族値も134と非常に高い。しかもからやぶを覚えるので、からやぶと状態異常祟り目のコンボを決めると、持ち物なしでも8万弱という凄まじい火力が出せる。
 S種族値も70あり、パルシェンと同速である。そう考えると、テラスタルで技威力が伸びればからやぶから全抜きを狙う型が流行るかもしれない。ミミッキュとスカーフドラパルトさえどうにかできれば、の話であるが……

 

☆ブリムオン

・C206 サイコキネシス:27810
・C206 サイコショック:24720
・C206 マジカルシャイン:24720
・C206 マジカルフレイム:15450
・C206 ギガドレイン:15450

 エスパー/フェアリータイプであり、特殊側に寄った種族値などサーナイトと特徴が似ているポケモン。C種族値も136と優秀で、エスパー/フェアリー/草/炎と技範囲も十分である。
 S種族値こそ30と低いものの、トリルを自力で覚えるほか、癒しの願い、光の壁、魔法の粉、瞑想など優秀な補助技も揃っている。それ故か伝説解禁前は30-50位前後、S34の伝説環境でも81位に食い込むなど一定数環境にいた模様。新作では似た特徴のサーナイトと枠の取り合いになりそうだが、トリル展開を考えるならこちらの方が使いやすいか。
 

☆オーロンゲ

・A140 不意打ち:14700
・A172 不意打ち:18060
・A140 ソウルクラッシュ:15750
・A172 ソウルクラッシュ:19350
・A140 じゃれつく:18900
・A172 じゃれつく:23220

 悪/フェアリーの固有タイプ。発表当時、その見た目に関して随分と騒がれた印象。
 性能面に目を向けると、特性悪戯心から両壁や電磁波、捨て台詞を覚えるなどサポートとして有用であるうえ、A120とサポーターとしては破格のA種族値を誇る。
 フェアリータイプなので、悪戯心の補助技を受けない悪タイプを牽制できる点も優秀。

 

☆ニャイキング

硬い爪適用時

・A162 アイアンヘッド:25272
・A178 アイアンヘッド:27768
・A162 インファイト:25272
・A178 インファイト:27768
・A162 猫だまし:8424
・A178 猫だまし:9256
・A162 種爆弾:12960
・A178 種爆弾:14240
・A162 じゃれつく:18954
・A178 じゃれつく:20826

鋼の精神適用時

・A162 アイアンヘッド:29160
・A178 アイアンヘッド:32040
・A162 インファイト:19440
・A178 インファイト:21360
・A162 猫だまし:6480
・A178 猫だまし:7120
・A162 じゃれつく:14580
・A178 じゃれつく:16020

 鋼の精神。ガラルニャースの進化系であり、鋼タイプである。
 A種族値は110とそこそこながら、硬い爪/鋼の精神と火力を補強できる特性を持つ。
 ただ、残念なことに一致技の威力が80しかないため、鋼の精神込みでもアイアンヘッドは指数3万強しか出ない。アタッカーとしては心もとない。

 

☆タイレーツ

・A152 インファイト:27360
・A167 インファイト:30060
・A152 岩石封じ:9120
・A167 岩石封じ:10020
・A152 アイアンヘッド:12160
・A167 アイアンヘッド:13360
・A152 出会い頭:13680
・A167 出会い頭:15030
・A152 メガホーン:18240
・A167 メガホーン:20040

 タイプが初見で分かりにくいポケモンの一体。いかにも虫タイプが付いていそうな見た目であるが、格闘単タイプである。
 背水の陣こそ優秀であるが、素の決定力は総じて控えめである。

 

☆モスノウ

・C145 凍える風:11962
・C177 凍える風:14602
・C194 凍える風:16005
・C145 虫のさざめき:19575
・C177 虫のさざめき:23895
・C194 虫のさざめき:26190
・C177 冷凍ビーム:23895
・C194 冷凍ビーム:26190
・C177 吹雪:29205
・C194 吹雪:32010
・C177 ギガドレイン:13275
・C194 ギガドレイン:14550
・C177 暴風:19470
・C194 暴風:21340

 モス。蛾モチーフでいうとモルフォンウルガモスが先駆者であるが、それらとは異なり氷タイプである。特性氷の鱗粉のおかげで耐久無振りでもサザンドラの眼鏡流星群を耐えるなど、特殊方面は見た目以上に手厚い。しかも虫のさざめきを覚えるので、オニゴーリを狩る枠としてフリージオと競合するとか。
 ただ物理方面は心もとない。ステロでHPが半分削れてしまう点もよろしくない。

 

☆バチンウニ

通常時

・A168 びりびりちくちく:20160
・A168 不意打ち:11760
・A168 アクアブレイク:14280
・A168 地獄突き:13440
・C157 ライジングボルト:16485
・C157 ハイドロポンプ:17270
・C157 10万ボルト:21195

エレキフィールド発動時:

・A168 びりびりちくちく:39312
・C157 ライジングボルト:42861
・C157 10万ボルト:27553

 ウニ。ウニモチーフであるためか、電気単タイプでありながらハイドロポンプを覚える。隠れ特性のエレキメーカーは優秀で、C特化ライジングボルトの指数は4万を超える。実はカプ・コケコよりCが高い。

 

☆イシヘンジン

・A177 ストーンエッジ:26550
・A194 ストーンエッジ:29100
・A177 地震:17700
・A194 地震:19400
・A177 ヒートスタンプ(威力120):21240
・A194 ヒートスタンプ(威力120):23280
・B205 ボディプレス:16400

 ストーンヘンジ。H100 A125 B135と物理方面に偏重した種族値をしている。
 その種族値故物理耐久は極めて高く、HBに特化するとあのクレセリアより硬くなる。
 一方で特殊耐久は紙同然で、H振り程度だとルカリオ珠真空波で確1になる程。
特性もシングルだと死に特性なのがしんどいところ。

 

☆コオリッポ

・A132 氷柱針1発:4950
・A132 諸刃の頭突き:19800
・A132 思念の頭突き:10560
・A132 アイアンヘッド:10560
・C128 フリーズドライ:13440
・C128 吹雪:21120

 ペンギン。ナイスフェイスになると、S種族値130という見た目にそぐわない異様な素早さになる点が特徴的である。
 ただ、速さの代償なのか、それ以外の数値は正直低いと言わざるを得ない。火力面は上記の通りで、A80 C65とアタッカーとは言い難いラインである。腹太鼓は覚えるものの、氷タイプという耐性の悪さが原因でそもそも積んだ後殴っていくのも大変である。ナイスフェイスではより深刻で、例えばせっかく腹太鼓を積んでもガッサのマッハパンチで即死してしまう有様であるなど、先制技で縛られ出オチしやすい点が残念である。
 だからと言って耐久型に出来るかというと、高速回復技が無い点、炎や格闘などメジャーどころから弱点を突かれる氷というタイプの悪さ、特性が原因で1回物理技を受けただけで勝手に耐久力がガタ落ちする点を考えると厳しい。

 

☆イエッサン(オス)

通常時

・C157 サイコキネシス:21195
・C172 サイコキネシス:23220
・C157 シャドーボール:12560
・C172 シャドーボール:13760
・C157 マジカルシャイン:18840
・C172 マジカルシャイン:20640

サイコフィールド下

・C157 サイコキネシス:27553
・C172 サイコキネシス:30186

 オスの姿。C105とメスより火力の高い種族値をしている。
 特性サイコメイカーにより猫だましを防げる点、手助けやトリルなど展開に向いた技を複数覚えることからダブルでは使用率が高く、オス/メス共に使用率でTOP100に入っている。
 ただ、トリルやサイコメイカーはともかく、手助けなどシングルでは腐ってしまう補助技も多いので、今作でもダブルが主戦場になりそう。

 

☆イエッサン(メス)

通常時

・C115 サイコキネシス:15525
・C115 シャドーボール:9200
・C115 ドレインキッス:8625

サイコフィールド下

・C115 サイコキネシス:20182

 メスの姿。H70 B65 D105とオスより耐久力が高い。
 オス共々ダブル向けのサポーターという印象。それ故耐久力に優れるメスのほうが使用率も高く、S35でもメスだけ使用率がTOP30に入っていた。
 SV環境でもその流れは変わらなさそう。

 

☆ダイオウドウ

通常時

・A200 アイアンヘッド:24000
・A200 力尽くアイアンヘッド:31200
・A200 ヘビーボンバー(威力120):36000
・A200 パワーウィップ:24000
・A200 じゃれつく:18000
・A200 力尽くじゃれつく:23400
・A200 ヒートスタンプ(威力120):24000
・A200 地震:20000

命の珠装備時

・A200 珠アイアンヘッド:31200
・A200 珠力尽くアイアンヘッド:40560
・A200 珠パワーウィップ:26000
・A200 珠力尽くじゃれつく:30420
・A200 珠ヒートスタンプ(威力120):31200
・A200 珠地震:26000

 鋼タイプの象という珍しいモチーフのポケモン。A130、且つ特性力尽く持ちであり課力が非常に高い。珠力尽くじゃれつくは弱点を突くと指数が6万を超える点は嬉しい。
 S種族値が30と低いので、トリルエースとして期待が持てる。
 ただ、その割に使用率は伸びず、8世代ではシーズン6の111位が最高、という点が気がかり。鋼枠を取ってしまう点が痛かったのだろうか。

 

☆バサギリ

(※)特性が力尽くであるという情報が発見されたが、未確定情報につき、力尽くの場合とそうでない場合の両方を掲載する。発売後に修正予定。

・A205 ストーンエッジ:30750
・A205 岩雪崩:15375
・A205 力尽く岩雪崩:19987
・A205 シザークロス:24600
・A205 サイコカッター:14350
・A205 電光石火:8200

 ストライクの進化系。黒の輝石で進化する。アルセウス本編では森キングとして存在感を見せたポケモンであるが、性能面では正直ハッサムのほうが優秀である。
 まず耐性面ではハッサムが弱点1/耐性9に対し、バサギリは弱点3/耐性2と完敗している。火力面でも、エッジの最大火力こそバサギリのほうが高いものの、習得技の関係上力尽くよりテクニシャンのほうが対応範囲が広いため総じてハッサムのほうが高火力になりやすい。蜻蛉返りやバレットパンチを現状覚えない点も痛い。
 岩石アックスが自動ステロ効果付きならもしかすると、と思いきや、力尽くが適用されると追加効果が発生しないため自動ステロ撒きもできない、というところも噛み合っていない。

 

☆ドラパルト

・A140 ドラゴンアロー:21000
・A172 ドラゴンアロー:25800
・A140 ゴーストダイブ:18900
・A172 ゴーストダイブ:23220
・A140 不意打ち:9800
・A172 不意打ち:12040
・A172 サイコファング:14620
・A140 蜻蛉返り:9800
・A172 蜻蛉返り:12040
・A172 逆鱗:30960
・C120 祟り目:11700
・C120 状態異常祟り目:17550
・C152 祟り目:14820
・C152 状態異常祟り目:29640
・C120 シャドーボール:14400
・C152 シャドーボール:18240
・C152 流星群:29640
・C152 大文字:25080
・C152 火炎放射:20520

 8世代の600族。ゴースト/ドラゴンという珍しいタイプと、S142という優れた素早さが特徴的である。この高いSラインに加え、A120 C100という攻撃的な種族値、豊富な習得技があるおかげで、アタッカーのみならず、壁貼り型やバトンタッチ型など多彩な型が存在する。そのせいもあって、最後の最後でまたしても指数計算が膨大な分量となってしまった。
 新環境でも、Sが早くて補助技・攻撃技共に豊富、という特徴はそれだけで優秀なので、環境から消える、という事はなさそう。

 

☆レジエレキ

以下の指数計算は全て特性トランジスタを前提としている。

・A152 ワイルドボルト:30780
・A167 ワイルドボルト:33817
・A152 神速:12160
・A167 神速:13360
・A152 大爆発:38000
・A167 大爆発:41750
・C152 10万ボルト:30780
・C167 10万ボルト:33817
・C152 ボルトチェンジ:23940
・C167 ボルトチェンジ:26302
・C152 破壊光線:22800
・C167 破壊光線:25050
・C152 テラバースト:12160
・C152 不一致テラスタルテラバースト:18240
・C167 テラバースト:13360
・C167 不一致テラスタルテラバースト:20040

 8世代で追加された新規レジポケモン。レジドラゴと対になるポケモンである。
 S200という圧倒的な素早さが特徴である。最速スカーフであれば、なんと先述した雨カマスジョーすら抜き去ることができる。速すぎる。
 特性トランジスタもこの速さと噛み合っており、C振り電気技の火力と制圧力は第7世代のカプ・コケコを思わせるスペックである*3
 SVでもその速さは健在であるが、それゆえかサブウェポンに乏しい点が気になる。

 

☆レジドラゴ

以下の指数計算は全て特性龍の咢を前提としている。

・A152 逆鱗:41040
・A167 逆鱗:45090
・A152 アームハンマー:15200
・A167 アームハンマー:16700
・A152 炎の牙:9880
・A167 炎の牙:10855
・A152 大爆発:38000
・A167 大爆発:41750
・C152 ドラゴンエナジー(威力150):51300
・C167 ドラゴンエナジー(威力150):56362
・C152 破壊光線:22800
・C167 破壊光線:25050
・C152 大地の力:13680
・C167 大地の力:15030
・C152 テラバースト:12160
・C152 不一致テラスタルテラバースト:18240
・C167 テラバースト:13360
・C167 不一致テラスタルテラバースト:20040

 8世代で追加された新規レジポケモン。レジエレキと対になるポケモンである。
 龍技の強烈な火力が特徴で、HPが満タンの場合、C特化ドラゴンエナジーは持ち物無しでもサザンの眼鏡流星群に匹敵する指数が出る。
 ただそれ以外の技に特性の補正が乗らない事や、S種族値が80と速くはない事、サブウェポンの乏しさがネックとなったか、8世代で使用率は伸びなかった。
 SVでは大地の力が追加されたが、使用率を押し上げる決定打にはならなさそう。フェアリーへのサブウェポンがテラバーストくらいしかない点と、結局ミミッキュやドラパルトに縛られる点があまりにも厳しい。

 

随時加筆予定。

*1:鉢巻カイリューの神速が指数24480なので、大体その1.5倍弱

*2:雨下で抜かれるのは最速スカーフレジエレキくらい

*3:実は第7世代当時のカプ・コケコより電気技の火力が高い