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日記帳 Twitter:@mokugyo327

【ポケモンSV・S1使用構築】ドラパアマガドオー

【前書き】

 閲覧ありがとうございます。皆様S1お疲れ様でした。
 私も人生初のランクバトルに潜っていたので、供養として使っていた並びを記録致します。
 強者の皆様からすれば鼻で笑うような順位ですが、お暇な方は是非見て頂けると幸いです。

 

【構築経緯】

 以下の経緯で決まりました。

(1)鉢巻ドラパルトはキノガッサをワンパン出来るらしいと聞き軸に据える
(2)眼鏡ウルガモスと組ませ、火力を押し付けてアドを稼ぐというコンセプトを立てる
(3)上記2体をサイクルに参加させるクッションとしてアーマーガアを採用
(4)対キョジオーン用の駒として身代わり残飯サーフゴーを選択
(5)サザンドラが重く感じたため、対抗策としてチョッキマリルリを採用
(6)ラスト1体には当初ミミッキュを入れていたものの、余りにもジバコイルがきついのでドオーに変更

 流石にもう少しやりようはあった気がします。

 

【個別紹介】

 以下の並びを使っておりました。

 

Normal Sprite

☆ドラパルト@拘り鉢巻

特性:すり抜け
テラスタイプ:ドラゴン
性格:陽気
実数値:164-172-95-x-95-213
努力値:H4 A252 S252
技:ドラゴンアロー/ゴーストダイブ/蜻蛉返り/不意打ち

 本構築の組み始め。鉢巻ドラゴンアローでキノガッサをワンパン出来る、という点に着目して組み始めました。このため持ち物は鉢巻で固定とし、努力値配分は少しでもミラーで勝てる可能性を残すため陽気最速としております。実際に同速勝負で勝ちを拾った試合もあったため、この選択は正しかったと考えております。
 テラスタイプはドラゴン、これによりドドゲザンの不意打ちやミミッキュの影打ちについて確定数をずらせるほか、配分次第ですがヘイラッシャが確定2発になるなど縛り性能が伸びると考えました。
 技はコンセプトでもあるドラゴンアロー、一致技のゴーストダイブ、様子見で使えるとんぼ返り、先制技になりうる不意打ちの4つです。
 ただ、不意打ちについてはついに一度も押した記憶が無いため、テラバーストなどほかの技に変えた方がいい気がします。ついでにゴーストダイブも一貫を取るまでが余りにも遠く、正直使いにくさが目立ちました。
 腐っても600族であり、且つ高速高火力であるため一貫を取れれば強さを感じる場面もあったものの、その一貫を取るまでがとにかく遠く、総じて窮屈だった印象です。物理型の場合、珠など打ち分け可能な型のほうが使いやすいのかもしれません。

 

Normal Sprite

ウルガモス@拘り眼鏡

特性:炎の体
テラスタイプ:炎
性格:臆病
実数値:161-x-85-187-125-167
努力値:H4 C252 S252
技:オーバーヒート/火炎放射/炎の舞/虫のさざめき

 炎の蛾。拘り眼鏡の超火力に期待して採用しました。実際に炎テラスタルオーバーヒートの火力は凄まじく、半減でもH振りラウドボーンを赤ゲージまで削るほどの火力が出ます。このポケモンが居るおかげか、対アマガドオーラウドボーンに対しては比較的有利に戦えた印象です。
 技は火力を出すためのオバヒ、安定打点の火炎放射、サザン対面で振るさざめきの他、疑似的な積み技として炎の舞を採用してみました。Cアップを引ければノーリスクでオバヒに準ずる火力を出せます。
 使用感ですが、ステロやガブカイリューとさえ接敵しなければ崩しとして有用でした。特に受け寄りのサイクル構築に対しては圧倒的な制圧力を見せることがあり*1、性能の高さを感じておりました。
 ただ、その高性能故に対策されすぎており、毎試合ステロやガブカイリューと当たって苦しむ要因にもなってしまいました。来期こそは上手く使ってあげたい。

 

Normal Sprite

☆アーマーガア@ゴツゴツメット

特性:緊張感
性格:腕白
テラスタイプ:飛行
実数値:205-107-172-x-105-88
努力値:H252 B252 S4
技:アイアンヘッド/蜻蛉返り/挑発/羽休め

烏。上記2体が単体でサイクルに参加できる駒ではない為、蜻蛉返りでサイクル参加を補助出来るクッションとして採用しました。尚且つガブカイリューミミッキュ、マスカーニャをケアする枠でもあります。
 配分は素直にHB、技も一致技且つミミッキュへの打点になるアイへ、採用理由のとんぼ、回復技の羽休めにヘイラッシャやバレル、ドオーなどに刺せる挑発の4つであり特に奇抜な事はありません。
 概ね不満は有りませんが、時折鉄壁やボディプレスが欲しくなった点は悩ましい所。特にノーマルテラスカイリューへの対抗策としてボディプレスがあればと思った試合が何度かあり、この点は要反省という気がしています。

 

Normal Sprite

☆サーフゴー@食べ残し

特性:黄金の体
テラスタイプ:ゴースト
性格:控えめ
実数値:193-58-116-203-112-105
努力値:H244 B4 C252 D4 S4
技:ゴールドラッシュ/シャドーボール/身代わり/悪巧み

黄金のサーファー。本構築ではキョジオーンの対抗策として採用しました。
 テラスタイプはゴーストを選択。これによりシャドボの火力を底上げ出来る他、地震などの確定数をずらして勝てた試合もありました。
 持ち物は積み身代わりと相性の良い残飯、隠密マントは流石にピンポイントすぎると考え採用を見送りました。
 技も一致技のゴールドラッシュとシャドーボール、採用理由の身代わり+悪巧みと普通の構成です。
 ただSラインを削った弊害としてとにかく上から殴られ易く、そのせいで勝ちを拾い損ねた対戦もあったのが実情です。対キョジオーンさえ諦めるならスカーフへの変更も視野。

 

Normal Sprite

マリルリ@突撃チョッキ

特性:力持ち
テラスタイプ:水
性格:意地っ張り
実数値:201-112-100-x-100-87
努力値:H204 A252 S52
技:アクアブレイク/アクアジェット/じゃれつく/馬鹿力
調整:
・A特化
・ミラー意識でS振り、余りH

 筋肉兎。上記4体ではサザンドラに崩されやすいため、サザンドラへの対策として採用しました。対サザンの他、ガモスにも投げて行きます。
 テラスタイプは水、対サザンを考えた時、水テラスタルアクアブレイクは毒・鋼いずれのテラスタルにも一貫すると考えての採用です。
 技構成は水テラスを活かすアクブレ+ジェットに、一致技のじゃれつく、対サザンやドドゲザンにも押せる馬鹿力と普通の構成です。
 期待した対サザン性能はこの上なくある、ように見えて、実際の所毒テラスサザンのせいで毎度毎度択に悩まされることとなってしまいました。

Normal Sprite

☆ドオー@オボンの実

特性:貯水
テラスタイプ:毒
性格:慎重
実数値:237-95-81-x-167-40
努力値:H252 B4 D252
技:地震/毒毒/ステルスロック/自己再生

 1番最後に入ってきたポケモン。元々は対受け回し・クエスパトラバトン・コノヨザルを考えスカーフミミッキュを入れておりました。 
 しかし、ジバコイルが急増し余りにも重くなったため、最終日に急遽ドオーを投入することになりました。
 ジバコイル受けなので配分は素直にHD、眼鏡徹底抗戦やラスカノ連打を想定しオボンを持たせております。
 技構成も遂行技の地震、サイクル補助のステロ、回復技の再生、ロトムを削る為の毒と普通の並びです。
 この枠に余り不満は有りませんが、強いて言えばもう少し早くミミッキュからシフトするべきだったと反省すること頻りです。

 

【きついポケモン

カイリュー:

 正直一番きつい。マルスケ+龍舞+ノーマルテラスタル神速のシナジーが余りにも強烈で、ドラパルトやアーマーガア、マリルリと有利そうな駒を並べているにもかかわらず負けるときは3タテを食らいます。
 一度ドラパルト+アマガ+マリルリの3体を全抜きされたときは変な笑いが出ました。

 

サザンドラ:

 毒テラスタルが出てから一気にきつくなった印象のポケモン。基本的にマリルリで相手をするのですが、その際にサザンが取りうる行動に対して一貫する択を見つけることができませんでした。
 具体的には
①鋼テラスタルラスターカノン
②毒テラスタルラスターカノン
③毒テラバースト
④素状態でヤンキー悪波
⑤諦めて裏に交代
という5択に対して一貫する行動が見つからず、サザンマリルリ対面になるたびに択で苦しんでおりました。

 

☆オーロンゲ:

 崩しをドラパルトやウルガモスなどそれなり以上に速いポケモンに頼っているため、電磁波や壁で足止めされる点が厄介でした。捨て台詞で後続の起点を作られる点もしんどい。

 

☆ステロ展開:

 攻め手をウルガモスに頼っているため、行動回数を制限されるステロ展開に対してどうしても有利を取るビジョンが見えませんでした。

 

【最終結果】

最終37954位

 

【あとがき】

 第7世代以来、実に約3年ぶりのランクマッチとなりましたが、まあ結果は無様としか言いようのない数値でした。
 ここまで酷いことになった要因を考えてみるに、以下3点が浮かびました。

①いくら何でもドラパルト・ウルガモスの通りが悪すぎた
⇒上記2体が余りにも周知されすぎており、多方面からステロやらフェアリーテラスタルやらが飛んできたため非常に動きにくかったです。
 特に初手で出てきたガブがフェアリーテラスタルを切るだけ切って石を撒いてきた時は思わず腹を抱えて笑ってしまいました。

②役割破壊に弱すぎた

⇒特にマリルリが顕著です。並び全体に盤面を捲る力が乏しいため、サザンの毒テラバーストなどで役割破壊を受けるとそのまま返せずeasy loseが積み上がっていた印象です。

③テラスタル択の捌き方が分からなかった

マリルリサザン対面の行動を筆頭に、相手のテラスタイプやテラスタルのタイミングを読み切ることができず、想定外のフェアリーテラスタルなどの択でeasy loseが積み上がっていきました。

 総じて、構築のコンセプト自体が9世代のゲーム性と噛み合っていないような気がしたので、来期は強い方の構築を拝借して考え方を学ぶことから始めようと思いました。特にテラスタルの絡んだ択をどう対応しているのか掴みたい所です。
 最後になりますが、S1で配信を閲覧いただいた皆様、並びにS1で対戦いただいた皆様ありがとうございました。次はS2のランクマッチでお会いしましょう。

*1:ある試合では炎テラスタル火炎放射連打だけで降参をいただいたほど