【ポケモンSM】チョッキウツロイド(没)
先日、某氏にブログのネタを募集したところ、「面白そうなチョッキ持ちを考えてください!」と言われ、ふとチョッキウツロイド、というポケモンを思いつきました。
そこで今回は、このポケモンについて、考えた事を記事にします。
アイデアが浮かんだ当初は、
ウツロイド@突撃チョッキ
性格:臆病
実数値:184-65-67-179-152-170
努力値:C252 D4 S252
確定技:ヘドウェ/ジェム
選択技:10万/サイキネ/めざ氷
というような形で考えていたものの、問題が3点ほど浮上しました。それは、
(1)スカーフで良くないか?問題
(2)ウルガモスには2舞されるのでは?問題
(3)確定数足りなくないか?問題
という3点です。
(1)については、対ゲッコウガなどで顕著であります。スカーフであれば、対面からでも10万2発で殴りあえるのに対し、チョッキだと、ドロポン→10万→ドロポン、という流れで押し負けるリスクが発生します。
(2)は、このポケモンの仮想敵としてウルガモスを挙げている事と、舞ったウルガモスの上を取れない事から発生した問題です。スカーフであれば上からジェムで吹っ飛ばせるものの、チョッキでは2舞されてジェムを耐えられた挙句、C+2めざ地で返り討ちにあう可能性があります。
(3)をについては、対催眠ゲンガーの事例を挙げて説明致します。実はこのチョッキウツロイド、C振りメガゲンガーの催眠祟り目を2耐えするのですが、返しのサイキネでメガゲンガーをワンパン出来ません。その為、せっかく催眠祟り目を2耐えして起きても、催眠→祟り目→祟り目→サイキネ→祟り目、という流れで押し切られてしまい、耐久力を活かせません。
そこで、私は上記の問題を解決する方法として、岩石封じという技に着目しました。
まず(1)の問題に対しては、技を撃ち分ける、という点でスカーフと差別化しつつ、封じで足りないSを補う、という放送で対応可能です。事例として挙げた対ゲッコウガについても、ドロポン→封じ→10万、という流れで打ち勝てるようになります。ついでに確定数をずらせるのも大きなメリットです。
続いて(2)の問題に対してですが、これも(1)のついでに解決出来てしまいます。Hに4、Dに76振る事で、控えめガモスのC+2めざ地を確定で耐える事が出来て、なおかつ封じ+ジェムで処理できます。よって、ガモスの蝶舞に後投げして2舞を狙われても、蝶舞→封じ→めざ地→耐えてジェム、という流れで突破が見込めます。
最後に(3)の問題について。サイキネではC特化してもCSメガゲンガーを落とせないのですが、封じを入れる事で射程圏内に入れつつ、S関係を逆転させる事ができます。これにより、スカーフでは最速起きしなければサイキネ→催眠→祟り目→祟り目、という流れで打ち負けるのに対し、この型では2ターン寝ていても催眠→祟り目→祟り目→起きて封じ→サイキネ、という流れで勝てるようになります。1ターン寝ていられる時間を伸ばせるという事ですね。
この場合、臆病では封じ+サイキネで確定にはならないので、控えめ個体を使う事になります。Sが下がってボルトロスやウルガモスを抜けなくなるというデメリットがありますが、ボルトロスの場合は結局上から何をされても耐えてジェムで切り返せるなど、役割の遂行には問題ありません。
以上の考察を踏まえた上で、チョッキウツロイドの配分を考えた結果、以下のような配分に行き着きました。
〔結論〕
ウツロイド@突撃チョッキ
性格:控えめ
実数値:185-65-68-187-161-154
努力値:H4 B4 C180 D76 S244
確定技:ジェム/封じ/ヘドウェ
選択技:サイキネ/10万
調整:
・H-D:チョッキ込みでC205ガモスのC+2めざ地を確定耐え
・A-C:封じ+サイキネでCSメガゲンガーを確定
・S:準速霊獣ボルトロス抜き
......ところで、ここまでもっともらしいことを長々と書いてきましたが、タイトルには「没」とついております。一体何故なのか?その答えがこちらです。
なんとウツロイド君、岩タイプでありながら岩石封じを覚えません!岩タイプの癖に!岩タイプなのに!
ちなみに岩石封じを覚えない岩タイプはウツロイドのみという悲惨な有様......
こうして、「岩石封じを搭載する事で、スカーフの範囲を保ちつつ技を撃ち分ける」というコンセプトそのものがあっけなく破綻しました。合掌。