【ポケモンSM】マンダ入りにおけるカプ・レヒレの役割
マンダ入りにおいて、何かと便利なカプ・レヒレというポケモン。私はこのポケモンを使い続けた結果、便利すぎて手放せなくなっております。
今回は思考の整理も兼ねて、マンダ入りにおけるカプ・レヒレの役割について纏めます。
マンダ入りにおいて、レヒレには、
(1)クッション
(2)耐久ポケモンへの崩し
(3)状態異常戦術へのメタ
という3つの役割があると考えています。
以下、それぞれくわしく説明いたします。
(1)クッション
これはある意味、BDが高い種族値と、水・フェアリーの優秀な耐性を活かした役割であります。耐性と種族値が噛み合っている上、ムンフォやドロポンなどの遂行技も取り揃えているので、サザン・メガギャラなどのアタッカーに役割を持つ事ができます。
特にマンダの取り巻きは龍舞したメガギャラのケアが効きにくい(マンムーは言うまでもなく不利、コケコはスカーフ以外だと抜かれる、ガルドやポリ2、カグヤあたりも身代わりを考慮すると厳しい)ので、そこを抑えてくれるのはありがたいところです。
(2)耐久ポケモンへの崩し
これは、カプ・レヒレの瞑想や挑発といった技を覚えることから、それを活用した役割であります。崩し技が充実しており、尚且つ耐性と相まって流し性能が高い事から、マンダが苦手な耐久ポケモンを流しつつ後続を崩してアドバンテージを取る、という動きが可能になります。
水Z型の場合は、交代先のコケコやボルトを飛ばしてアドバンテージを稼ぐ事が出来ますし、カプZ型の場合はガーディアン・デ・アローラ1発でほとんどのポケモンをマンダの圏内に押し込み、「マンダを一貫させる」というゴールに大きく近づける事ができます。
(3)状態異常戦術へのメタ
これはミストフィールドを活かした役割です。サイクル系のマンダ入りにおいて、毒毒や鬼火、氷といった状態異常はきついものがあります。ミストフィールドはフィールドにかけられるおかげで、味方を含めて状態異常をある程度無視出来る点がありがたいです。この「味方を含めて」という点は細かいようで重要なところです。レヒレが蓋をしてくれるおかげで、ナットレイやらカバルドンやらといった状態異常に弱いポケモンを複数採用してしまっても、それらが抱える「状態異常に弱い」という問題を一体でケア出来てしまいます。
相手を妨害する、という観点から見ると、相手の欠伸展開を潰して蓋をしたり、挑発せずとも手負いのスイクンを寝かせずに倒したりする事が出来ます。
以上3つの役割を一体でこなしてくれるので、マンダ入りにおいてレヒレは便利な枠として入ってくる、という訳です。裏を返せば、レヒレを採用しない場合、(1)~(3)の役割を他で探す必要があります。
ちなみに、(1)のクッションと(2)の崩し、という役割を「同時に」持てる、というところはレヒレが差別化出来る点でもあります。クッションになるだけならレヒレよりも耐久値の高いスイクンでも出来ますし、水・フェアリータイプの崩し役としてはアシレーヌと競合します。
それらのライバルに対し、スイクンとは崩す速度の速さで、アシレーヌとはクッション性能の差で差別化出来るのです。尚且つ、クッションになりながら相手のクッションを一方的に崩せる、という性質のおかげで、状況に応じた柔軟な運用が可能となります。
総じて非常に高性能なポケモンですので、「崩し役をクッションの両方が欲しいけど枠が足りない!」とお悩みの方は是非一度使ってみてはいかがでしょうか。