テッカグヤを崩すルート
最近、どうにもこのテッカグヤというポケモンが鬱陶しくて仕方がない。
そこで、今回はテッカグヤを使っておられるFFの方々から頂いた情報をもとに、テッカグヤを崩すルートを纏めてみた。
なお今回、断りがない限り、テッカグヤの型は宿り木持ちの耐久型を想定している。
(1)メガゲンガー
テッカグヤに限らず、耐久ポケモンにわかりやすく強い枠。テッカグヤを影踏みでキャッチし、滅びや鬼火祟り目で処理出来る。
ただ、ゲンガー自身の耐久力は高くないため繰り出すタイミングが難しい(ヘビーボンバー2発で落ちてしまう)事や、有名すぎてカグヤ側が逃げてしまいやすい点がネック。
逃げられる点については、身代わりで後続を捕まえつつ滅びを撃てば、並びを崩すという仕事自体はこなせるので、使うなら耐久振りの身代わり滅び型になるだろうか。
一方鬼火祟り目型の場合はヘビーボンバーのダメージ量を軽減出来るので、滅びとは別の意味でカグヤ側の逃げ道を塞いでいる、と言える。
(2)リザードン
Xはカグヤを起点に龍舞や剣舞を積めばそこから崩しを狙えるし、Yはカグヤに高火力炎技や草技、めざ氷といった広範囲の技を撃ち分けて崩しを狙える。
数値で圧殺してくるカグヤ入りを崩したいならX、タイプ受けサイクルが嫌ならY、といった使い分けになるだろうか。
あまり言うことはないが、強いて言えばXとYの片方しか使えないので、数値受けサイクルとタイプ受けサイクルの片方しか崩せない点はネックと言えるだろうか。
(3)挑発or身代わりギャラドス
FFの方から教えていただいたカグヤ対策その1。挑発や身代わりで宿り木を止めつつ、龍舞で崩しの起点にする、とのこと。
型については裏の誰を意識するかで選びたい。
例えばバナカグヤの並びを崩したいなら飛行Z型、ミミッキュが気になるなら皮を貫通できるメガ進化型、といった選択になりそう。
(4)フシギバナ
FFの方から教えていただいたカグヤ対策その2。草タイプなのでカグヤの宿り木を無効にしつつ、宿り木を連打することでカグヤを封殺できる、との事。
ただし、バナ側もカグヤにそこまで有効打が無いので、カグヤを処理するまでに時間がかかってしまう。
持久戦を前提とした構築なら崩しの遅さも気にせずに済むので、使うならそのようなタイプの構築に組み込むといいかもしれない。
ちなみにエアスラ型には返り討ちにされるので、そこをケアできる特殊受けと組ませるのがベストか。
わかりやすい並びだと受けループ。これにに組み込み、バナの宿り木でカグヤ側の残飯を潰しつつ、ラッキーでエアスラを受けて封殺を試みる、という動きが考えられる。
ただし、これを実行する場合宿り木のPPを枯らしに行くことになるので、やるなら泥仕合を覚悟しておく必要があるだろう。
(5)磁力ジバコイル
鋼狩りの定番。カグヤも磁力で捕獲し、電気技で処理したり、影分身の起点にしたりできる。
ただし、私自身がカグヤを使っていた時、こいつが出てくるタイミングで宿り木を当て、みがまもで無理やりHPを削り倒すか裏を通せるようにする、というルートで抜け道を作っていたこともあるので、崩しに時間がかかる残飯型については注意が必要である。
(6)電気Z草ロトム
最近、宿り木テッカグヤを後出しから狩れる枠として考案したポケモン。
草タイプなので宿り木を無効にしつつ、10万2発やZ10万でHDカグヤも倒しきることが出来る。
草タイプなので地面タイプを呼びにくく、身代わりを採用すればZ技を撃つタイミングもある程度調整できる。
ただ火力が高くないのでカグヤの裏にいるバナやウツロイドもワンキルは出来ない。
そのため「並びを崩す」という成果に結びつけるまでに一工夫必要である。
例えばステロ撒いてボルチェンすれば、ステロ+ボルチェン+Z10万でウツロイドを処理出来る。このため、地面でステロを撒いておきつつカグヤの宿り木を誘い、身代わり→ウツロイドバックにボルチェンを合わせて地面にバック→カグヤを呼び戻してロトムと対面させてZ10万、という流れでウツロイド+テッカグヤを崩せる。
一方でバナは無理なので、別途対策枠を用意しないといけない。この点は構築を組む上でマイナス評価。
(7)ヒードラン
第7世代に入ってからというもの、鋼や耐久ポケモンを対策したい時必ずと言っていいほど候補に挙げる枠。
Sに努力値を振る事で、カグヤを上から炎技で処理出来る。
「並びを崩す」という観点から見た場合、カグヤの裏にいるバナも地震がなければ挑発+炎技連打で倒せたり、ミミッキュも呪いが無ければ封じ+ラスカノで倒せたりするなど、カグヤ絡みの並びを崩しやすいのが偉い。
ただ遅い上に地面が4倍弱点なので、カバカグヤマンダのマンダに殴り負けてしまう点はマイナス評価。
(8)電気Zデンジュモク
FFの方から教えていただいたカグヤ対策その3。カグヤを起点に身代わりを貼り、高火力と蛍火で相手を粉砕出来る。
蛍火とめざ氷を採用すればカバカグヤマンダも単独で崩せてしまうし、蛍火電気Zならウツロイドも余裕で撃ち抜くことができるなど、微妙なS以外は優秀な部分が多い。おそらく崩し性能だけ見れば霊獣ボルト以上。
何でこんな化け物が蛍火なんて覚えるんだろうか......
(9)HDグライオン
汎用崩し枠。
ギロチンを当てさえすれば、どんなポケモンでも問答無用で突破出来る崩しのエキスパート。
尚且つ、羽休めがあるおかげで崩し枠でありながらサイクルに参加できる所も優秀である。
テッカグヤに対しても、ポイズンヒールと羽休めでHPを管理すればギロチンの試行回数を最大で8回稼ぐことが出来る。
1発の命中率こそ30%であるが、8回ギロチンを撃ち込んだ場合、1発以上当てられる確率は約94%に上る。一撃技もここまで来ると馬鹿にならない。
ただし、身代わりテッカグヤに無力な事と、カグヤの裏にいるミミッキュやリザードンにそれほど有利を取れない事、という2つの欠点がある為注意が必要である。
随時加筆予定。