クレッフィについての主観
皆様こんにちは、木魚でございます。
今回は、多方面からヘイトを集める、とあるポケモンについて、個人的に思うところを書きます。
そう、今回考察するのはこのポケモン、
クレッフィであります。
こいつの嫌われようは結構なもので、「クレッフィ」でTwitter検索すると、「クレッフィ死ね」なんていうdisツイートが出るわ出るわ.......
挙句「クレッフィ死ねbot」なるものすら出てくるほど、このポケモンが嫌われている事がわかります。
思うに、クレッフィがヘイトを集める理由は「運ゲー製造機だから」ではないでしょうか。
つまり、「物理に威張って強行突破してんじゃねえよ死ね」というのが、クレッフィに対する憎しみの具体的な内容かと思われます。
この、「クレッフィは運依存ポケモン」という認識はかなり根強いようで、例えばこちらの記事においても、「クレッフィは運依存」という趣旨の記述が見られます。
606060105105105.hatenablog.com
しかし、あえて私は言いたい。
「必ずしも、クレッフィは運依存のポケモンとは言い切れないのだ」と。
※この主張について、議論する気は一切ありません。以下の考察は、あくまでも「私はこう考えている」という内容です、ご了承ください。
「クレッフィが必ずしも運依存とは言い切れない」と考える理由は以下の3点です。
つまり、
(1)特殊に向かって威張る場合にはA上昇のリスクをほぼ無視できる事
(2)クレッフィ本来の役割は威張るではない事
(3)クレッフィにおいても、論理的な根拠を持って立ち回ることが可能である事
の三点であります。
(1)については説明不要だと思いますので、(2)(3)について詳しく見ていきます。
(2)について、私が考えるに、クレッフィ本来の役割は「低〜中火力の特殊、およびフェアリースキンハイパーボイスに対するクッション兼電磁波撒き」であり、決して「威張って物理を突破する事」ではありません。
クレッフィの威張るという技は、本来「役割対象の特殊に対して、イカサマのダメージを増やす」事が目的であり、自傷はあくまでおまけなのです。
(3)について、これはつまり、「威張って良い場面とそうでない場面を見極める事が出来る」という事です。
私が考える「威張って良い場面」とは、次の4つの場面であります。それは、
(A)ラスト一体の特殊ポケモンとの対面
(B)身代わりが場に残っており、かつ本体にダメージを与えられる心配がない時
(C)A上昇によってクレッフィが突破されてしまったとしても、裏でケアが可能な時
(D)自傷しか勝ち筋が無い時
の4つです。
(A)については言わずもがな、対面している相手が特殊であれば、A上昇のリスクを考える必要はありませんよね、という事です。
(B)に該当する状況とは、例えば「対面しているポケモンが場に出ているクレッフィの身代わりを壊せないポケモンであり、尚且つ相手の裏にいるポケモンもA2段階上昇イカサマで処理可能な状況」であります。このような状況においては、もし相手が威張るを嫌って引いてきたとしても、身代わりを盾にイカサマを撃てば引き先のポケモンを処理でき、もし引かない場合は、「威張ってイカサマの火力を底上げする」という本来の狙いを実現できます。
(C)について、このような状況においては、A上昇のリスクを裏でケアできる以上、「自傷」というリターンを狙うのは正しいプレイングだと言えるのではないでしょうか。
(D)について。(D)の状況から、威張る自傷によって勝ちを拾ってしまう場合があるからこそ、クレッフィが嫌われているのだと思われます。この点においては確かに「運ゲー」という側面があることは否定できません。しかし、クレッフィ側からすれば、勝ち筋を拾うために最善を尽くしているだけであって、批判される筋合いはありません。
ここまでの考察を見れば、「クレッフィにもきちんとロジックが存在するのであって、正しい使い方をすれば、確率の低い運ゲーをせずとも太い勝ち筋を作れるのだ」ということがお分かりいただけるかと思います。
以上の事から、以下の様な結論が得られます。
〔結論〕
(2)クレッフィ本来の役割は電磁波撒き
(3)威張るという技にも「正しい使い方」がある
最後に一言。
相手批判は辞めましょう。「クレッフィ使いは運だけマン」などと悪口をツイートするくらいなら、「クレッフィは本当に運ゲーなのか?」と自問する方が余程生産的ではないでしょうか?
この記事が、クレッフィについて考え直すきっかけになる事を祈ります。
〔追記〕
Twitterにて、「記載していた事例においてはイカサマ安定」という指摘があり、ダメージ計算をした所正しいことがわかったため、一旦(C)の状況に関する事例を削除致しました。
申し訳ありませんm(_ _)m