【ORAS・S17使用構築】最後の受けループ
S17でも引き続き本ロムでは受けループを使用しており、初めて「1850」という個人的な壁を越える事が出来ました。今回は、私に希望を見せてくれたポケモン達を供養したく、記事を書いた次第です。
私が今季使っていたのはいわゆる「純正」の並びです。
ラッキー@進化の輝石
特性: 自然回復
性格: 図太い
実数値: 335-x-62-x-148-70
努力値: H76 B252 D180
技: 電磁波/毒毒/卵産み/地球投げ
調整:
・H: ミラー意識
・Bぶっぱ
・余りD
汎用特殊受け。バナで事足りる場合を除き、基本的に選出していました。ゲッコウガを受けられるのもポイント高いです。
技は、ラッキーの基本技2つと、低火力特殊(クレセリアなど)を崩したり、積んでラッキーを崩しにくる相手に粘ったりする為の毒、S操作が出来る電磁波を採用しました。
今期はウルガモスが多く、そこに役割を持てることからして自然と選出率も上がりました。また、「ラッキーを突破できるガモス」も一部いたようですが、幸いにも、私がマッチングしたウルガモスはラッキーで処理できました。
最後の試合でもその自覚を維持して欲しかったですがね......
グライオン@毒毒玉
特性: ポイズンヒール
性格: 陽気
実数値: 179-115-146-x-104-155
努力値: H228 B4 D68 S208
技:地震/毒毒/守る/身代わり
調整:
・H: 4n+3
・S: 準速ガブ抜き
・余りB
TODしたり毒まもで耐久ポケモンを崩したり身代わりでガルドを崩したりと色々な事ができる便利枠。特にガルドは他では受けられないので、ガルド入りには可能な限り選出していました。型は多くの相手に対して上からみがまも出来る陽気毒地震型です。
このポケモンについて今さらっと「上からみがまも出来る」と言いましたが、こいつの強さはそれだけではありません。ご存知の方も多いと思いますが、こいつは自分よりSの速い相手に対しても、相手に毒が入っていて、なおかつ身代わりを残す事が出来れば、下からみがまもで突破できるのです。今期もこのグライオンの性能には助けられました。意地グロガルやガルドだけでなく、ラッキーとの連携でラティオス相手にも降参させた実績があり、改めてサイクル性能の高さを実感しました。
ヤドラン@ヤドランナイト
特性: 再生力→シェルアーマー
性格: 図太い
実数値: 201-x-242-151-113-51
努力値: H244 B156 C4 D100 S4
技: 熱湯/鉄壁/電磁波/怠ける
調整:
・H: 奇数で最大
・H-B: ガブの鉢巻き逆鱗を確定2耐え
・H-D: リザYのソラビ耐え
・S: 麻痺した最速130族抜き
・余りC
汎用物理受け、バシャ・ブシン入りにはなるべく選出します。配分や技構成についてはテンプレ中のテンプレなので、特に説明する必要は無いでしょう。
今期はあまりこのポケモンをうまく使えなかったと感じており、そこが今期における一つの反省点です。例えば不用意に毒毒状態にしてしまったり、特殊耐久の見積もりを間違えたりといったミスが相次ぎ、落としてしまった試合が複数ありました。
メガルカリオのC+2気合玉+真空波で飛ぶんですねこいつ、特殊ルカリオとか無理......
特性: 新緑→厚い脂肪
性格: 控えめ
実数値: 187-x-144-160-151-118
努力値: H252 B4 C28 D84 S140
調整:
・Hぶっぱ
・C: H振りスイクンをギガドレで超高乱数2発(98.28%)
・S: だいたいのスイクン抜き
・余りD、端数をBに配分
謎調整のメガバナ、前期の記事でも「何を考えてこんな配分にしたのかわからない」などとのたまっていたほどよくわからない調整ですが、代わりの配分も思いつかず、その上振り直しの手間も惜しかったのでそのまま使う事にしました。性格はスイクンへのゴリ押しを可能にする控えめです。
ギガドレインは回復と遂行を同時にできる便利技、ヘドロ爆弾は、ニンフィアやマリルリといったフェアリーや、ガッサやジャロなど(ナット以外の)草への遂行技です。悩みの種は、スイクンやニンフィアの眠るを阻止し、展開を妨害できる技として採用しました。
この技構成自体に不満はありませんが、めざ炎を切ってしまったがために、ナットレイやハッサムの突破が不可能になってしまいました。そのせいでこれらのポケモンに対してTODを余儀なくされた試合が幾つかあったので、その点は検討するべき点でしょう。
某氏によると控えめバナに悩みの種は要らないらしいので、変えるならこの枠でしょうか。めざ炎個体持ってないけど。
バンギラス@ラムの実
特性: 砂起こし
性格: 慎重
実数値: 207-160-131-x-160-82
努力値: H252 A44 B4 D204 S4
技: 追い打ち/電磁波/イカサマ/吠える
調整:
・H: ぶっぱ
・A: 砂+成功追い打ちでHSメガゲンガーを高乱数
・D: C特化メガゲンガーの気合玉を確定耐え
・余りをBとSに配分
ゲンガーに抗う枠、S16の記事では「汎用性のある他の枠に変えた方がいいかもしれない」などどのたまっていたものの、結局良い代替案が浮かばなかったので、続投させる事となりました。
技はゲンガーに抗う追い打ちと、Sを奪う電磁波、身代わりを盾に追い打ちから逃げようとするゲンガーを運次第で引きずり出せる吠えるの他に、イカサマを採用しました。このイカサマは前期の反省をもとに、岩雪崩から変えたものです。前期の場合、ガルゲンが両方入っている構築と当たった時、ゲンガー読み初手バンギかグロガル読み初手グライかの択になってしまう、という問題がありました。これを解決するべく、イカサマを採用する事で、万が一グロガルと対面してしまってもある程度ケアできるようにしよう、と考えてイカサマに切り替えました。
実際のところ、イカサマ+砂+ムドーのゴツメでABガルーラと思しきガルーラの被害を最小限に抑えて勝てたり、「バンギでガルーラに突っ張る」という選択肢を作ったおかげで特殊ガルーラに崩されずに済んだりと役立った場面が多く、この変更は正解だったと感じています。
特性: 頑丈
性格: 腕白
実数値: 172-100-211-x-90-91
努力値: H252 B252 S4
技: 毒毒/アイアンヘッド/鉄壁/羽休め
物理受け2号、マンダマンムーやガブ受けとしてはヤドランよりも信頼性が高いと感じており、従ってそれらの相手に対してはなるべく選出していました。
毒は有利対面から交代読みで撃って後続をサポートしつつ、突っ張ってきた場合でもそのまま詰ませに行ける便利な技、アイアンヘッドはニンフィア、特に瞑想ニンフィアの展開を阻止するための技です。鉄壁は、マンダやハッサム(とくに後者)相手にTODをする際、必須となる技です。
使用感は悪くなく、先述したハッサム相手のTODもきっちり決めてくれるなど、役割を果たしてくれたという印象です。普通のムドーなので特にこれ以上いう事は無い感じです。
〔結果〕
最高レート1891/最高順位不明
最終レート1844/最終順位1899位
〔雑感〕
今期も受けループを使用して潜っており、S11以来一年ぶりに最高レートを更新することが出来ました。今期は有名な方と当たったり、格上の相手から勝ちを拾えたりと充実したシーズンだったように思います。結果こそ今一歩及ばなかったものの、S16以前に抱えていた閉塞感は打破できましたし、1900チャレンジで某強者と当たった際も、ミスして負けこそしましたがある程度戦うことが出来、「強い方とも戦える」という感覚をつかむことが出来ました。これが第7世代に向けた一番の収穫かもしれません。
まあ結果があと一歩及ばず、最後まで1800芸人を卒業できなかったところは心残りですが、それは第7世代に向けた宿題といったところでしょうかね。
とさらっと書きましたが、実際のところは本当に悔しくてたまりません。現に、1900チャレンジの試合を思い出しては「バンギガッサ対面は相手から見れば胞子安定なんだし電磁波で捨てるべきやったやろ、おーん」などと言いながらずっとくよくよしておりますので......
そういう訳でレートには未練たらたらなので、第7世代でもポケモンは続けるつもりです。まずは「1900」というラインを第1目標に潜っていきます。
もっとも、その時にはレートの評価基準がどうなっているのかわかりませんけれど......
最後になりましたが、私と対戦してくださった皆様、ありがとうございました。次は第7世代でお会いしましょう!