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日記帳 Twitter:@mokugyo327

スカーフステロに対する考え

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 先日、拘りスカーフ持ちのポケモンにステロを搭載する選択肢について議論になったので、それを受けた私の考えをまとめておく。
 結論から言うと、
 条件(1)裏から出てくるポケモンに対して切り返すことが出来る
 条件(2)自分の構築で相手の並びを崩す手段が乏しい
 という2つの条件を両方満たす場合にのみ採用候補に入ると考えている。
 逆に言えば、起点にされるとそのまま崩されてしまう場合や、裏から出てくるポケモンを釣ってしまえば勝てると想定できる場面ではむやみにスカーフステロを採用したくない、ということでもある。
 ここまで拘りステロに対して懐疑的な理由は2点あって、1つは相手が崩しにかかる事を予測出来る場面でも対応出来ないのが嫌だから、2つ目は技スペースが勿体無いと感じるからである。
 まずは1つ目について説明する。
 例えば、このような状況で、ガモスとウツロイドが対面していたとする。

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 このような状況でむやみにステロを撒いてしまうと、テッカグヤがガブの剣舞龍Z逆鱗を耐えない場合、そのまま敗北へと繋がってしまう。このような場合、スカーフ補助技を押してしまうとそのまま突っ張って処理されるか、後続を捨てるかという2択を強いられてしまうのが弱いと考えている。

 これがもし襷ならば、襷を盾にめざ氷を連打してガブを処理しつつ、ラストのウルガモスも上から岩技を撃ち込んで勝てるので、その差がどうしても気になってしまう。

 次に2つ目の理由について。主観ではあるが、「わざわざスカーフステロで拘らずとも、他でステロを撒けばいいではないか」と思ってしまう。

 このように考える理由としては、1つ目の理由として挙げた起点にされるリスクに加えて、私がスカーフ持ちを採用する際は、スイーパーとしての役割を強く期待している、という事情が挙げられる。

 再びウツロイドを例にとると、あのポケモンは岩技や毒技以外にも、HSメガゲンガーへの確定数を大きくずらせるサイキネや、ゲッコウガ意識の10万、地面への役割破壊が可能な草結びなど意外と豊富なサブウェポンを覚える。

 にもかかわらず、縛れる範囲を狭めるだけでなく、起点にされるリスクを背負ってまでステロで拘る事にどうしても抵抗を覚える。ステロを撒いたからといって即座にアドバンテージに繋がるわけではないので、即効性が求められるスカーフ持ちとはなおさら相性が悪いように思えてしまう。

 

 以上の理由から、スカーフステロはどうしてもスカーフ持ちのポケモンがステロを撒かなければ崩し難い並びがある場合に、相手の崩しに対して切り返せるように準備した上で初めて候補に入る技だと考えている。少なくともスカーフというアイテムと相性の良い技ではないし、積極的に採用出来る技でもない。