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日記帳 Twitter:@mokugyo327

【ポケモンSV】内定済みポケモン決定力指数まとめ(第3世代編)

【前書き】

 本記事は、以下リンク集の第3世代編である。

mokugyo327.hatenablog.com

 

☆第2世代

mokugyo327.hatenablog.com

☆第4世代

mokugyo327.hatenablog.com


 本記事で取り挙げるポケモンは以下の20体である。

 上記20体について、決定力指数を纏める。

 目安として、A222ザシアンが不屈の剣を発動させた場合、巨獣斬の決定力指数が49950、C217黒バドレックスのアストラルビットが決定力指数39060となる。

 

 ☆ぺリッパー

・C115 雨熱湯:20700
・C161 雨熱湯:28980
・C161 雨眼鏡熱湯:43470
・C161 雨ハイドロポンプ:39847
・C161 雨眼鏡ハイボロポンプ:59771
・C115 暴風:18975
・C161 暴風:26565
・C161 眼鏡暴風:39847
・A70 蜻蛉返り:4900
・A70 叩き落とす(補正あり):6825

 第7世代で雨降らしが特性に追加されて出世した序盤鳥。後攻蜻蛉返りで雨を安全にエースへ渡せる点も嬉しい。

 更に単なるサポートに留まらず、Cも95とキングドラと同値であり意外と火力も高い(但し物理技は哀しいほど火力が出ない)。

 SVで雨構築がどうなるかは分からないが、サイクル系の環境であればトノが解禁されてもこちらが優先されるかもしれない。

 

サーナイト

・C177 サイコキネシス:23895
・C194 サイコキネシス:26190
・C177 ムーンフォース:25222
・C194 ムーンフォース:27645
・C177 マジカルフレイム:13275
・C194 マジカルフレイム:14550
・C177 気合玉:21240
・C194 気合玉:23280
・C145 ドレインキッス:10875

 序盤に獲得できるエスパーポケモン。Cの種族値は125と高い。

 ただ、技威力がそれなり、且つ特性による補正も無いため、指数に起こすと火力はそこそこ。新世代のテラスタルで技威力がどこまで底上げされるか次第な気もする。

 

キノガッサ

・A165 気合パンチ:37125
・A165 マッハパンチ:9900
・A200 テクニシャンマッハパンチ:18000
・A200 テクニシャン岩石封じ:18000
・A165 種マシンガン(1発分):6187
・A200 テクニシャン種マシンガン(1発):11250

 元問題児。PVで内定した時随分と騒がれた記憶がある。確かに(多分)命中安定のキノコの胞子は健在であろうし、A種族値も高いためマッハパンチ等は先制技とは思えないほどの火力が出る。

 ただ、一方で草ポケモンに胞子が通らない、ダブルウィングで出オチするリスクが上がったなど現役当時(胞子が現在の仕様になったのは6世代のころ)より向かい風の要素が多そう。そのため、キノコの胞子もポイズンヒールも、6-7世代当時の仕様であれば、案外そのままでもいいのではないかと考えている。

 

☆ケッキング

・A233 恩返し:35649
・A233 地震:23300
・A233 ギガインパクト:52425
・A233 鉢巻ギガインパクト:78637

 数値はとにかく凄いポケモン。A160という種族値は圧巻で、ギガインパクトは持ち物なしでもザシアン並みの火力が出る。凄い。

 無論、このポケモンの場合問題は特性にあるわけだが、これを解消できるギミックが開発されれば猛威を振るうこと間違いなし。ダブルだと化学変化ガス持ちのマタドガスが解禁されれば増えそう。

 

ハリテヤマ

・A189 猫だまし:7560
・A189 インファイト:34020
・A189 根性インファイト:51030
・A189 ヘビーボンバー(威力120):22680
・A189 根性ヘビーボンバー(威力120):34020
・A189 ストーンエッジ:18900
・A189 根性ストーンエッジ:28350
・A189 岩雪崩:14175
・A189 力尽く岩雪崩:18427
・A189 根性岩雪崩:21262
・A189 バレットパンチ:7560
・A189 根性バレットパンチ:11340

 力士ポケモン。A種族値も120と高く、根性によって補正も乗るため根性インファイトの火力が5万を超えるなど、火力は目を引くものがある。
 Sの遅さが難点だが、トリパでどこまで輝けるか。

 

ヤミラミ

・C85 悪の波動:10200
・C85 バークアウト:7012
・C85 シャドーボール:10200

 特性悪戯心の追加で、「補助技を駆使した受け」という独特のポジションを確立したポケモン。従って決定力事態は控えめであるが、新世代の受けループにはラッキー・ドヒドイデと並んで入ってくるかもしれない。

 

チャーレム

 以下の計算は全てヨガパワーを前提としている。

・A123 思念の頭突き:29520
・A123 冷凍パンチ:18450
・A123 猫だまし:9840
・A123 バレットパンチ:9840
・A123 飛び膝蹴り:47970

 ヨガ。マリルリと同じ効果のあるヨガパワーを特性に持ち、且つA種族値マリルリより10高い。そのため指数に期待していたが、飛び膝蹴り以外は技威力の関係で思ったより指数が伸びなかった。膝自体はHBカバルドンが乱数2発圏内に入るほどなので非常に火力が高い。テラスタル次第ではとんでもないゴリラになるかもしれない。

 

マルノーム

・A93 ダストシュート:16740
・A93 テラバースト:14880
・C93 ヘドロ爆弾:12555

 ゴクリンの進化系。実は剣盾では未解禁であった。
 A/C共に種族値は73と控えめであったが、第7世代以前は耐久力と食いしん坊を活かした型があった。具体的にはまとわりつく+欠伸+アンコールで相手を拘束しつつ、食いしん坊とイバン道連れを組み合わせることで1:1交換を狙いに行く、というもの。
 ただ現状、その肝心なまとわりつくが没収されてしまっているためこの型が使えない状況である。厳しい。

 

バクーダ

・C172 噴火:38700
・C172 火炎放射:23220
・C172 大文字:28380
・C172 オーバーヒート:33540
・C172 大地の力:23220
・C172 ソーラービーム:20640

 火力がありそうな見た目なのに、実際のところそれほどでもないポケモン

 メガ進化時と異なり力尽くの補正もないため、C特化して噴火を押しても指数が4万を超えない。正直、炎タイプとしても埋もれていきそう......

 

コータス

・C105 晴れ噴煙:18900
・C105 晴れオーバーヒート:30712
・C150 晴れオーバーヒート:43875
・C105 クリアスモッグ:5250
・C105 ソーラービーム:12600

 特性日照りによって晴れパでの採用意義が出てきたポケモン。欠伸やステロなど起点作りとして優秀な技を多々覚える。

 火力面も、C種族値こそ85とそれなりながら、晴れ補正と技威力のおかげでC特化オバヒの火力は案外馬鹿にならない。

 

ノクタス

・A183 不意打ち:19215
・A183 後攻しっぺ返し:27450
・A183 気合パンチ:27450
・A183 ドレインパンチ:13725
・C183 ギガドレイン:20587
・C183 ソーラービーム:32940
・C183 エナジーボール:24705

 サボテン。A・C両方が115とそれなりに高く、S60という鈍足、砂隠れという特性が特徴的である。技も癖が強く、不意打ちなどの択技、しっぺ返しやダメ押しなどの条件付きで火力を伸ばせる技を複数覚えるのも特徴的である。

 ただ、インフレ故か、現環境で115という種族値は少々力不足かもしれない。実際、指数を計算してみても、最大打点であろうしっぺ返し・ソーラービーム共に指数が4万を超えず、等倍で有象無象を持っていけるほどの火力は期待できない。

 

ブーピッグ

・C156 サイコキネシス:21060
・C156 未来予知:28080
・C156 気合玉:18720
・C156 パワージェム:12480

 バネブーの進化系。下半身のバネが尻尾になった結果、素直な豚ベースの見た目になった。なんとこのポケモンも剣盾では未解禁であった。
 種族値は全体的に平坦であるが、H80 D110と特殊耐久に優れる。且つ特性厚い脂肪により炎技と氷技を半減できるので、珠悪の波動で怯まなければゲッコウガにも対面から勝てる可能性がある。
 ただCとSが足りないため汎用性に欠ける点がネックであるが……

 

チルタリス

・A134 逆鱗:24120
・A134 地震:13400
・A134 じゃれつく:12060
・C134 龍の波動:17085
・C134 暴風:22110
・C134 冷凍ビーム:12060
・C134 ムーンフォース:12730
・C134 大文字:14740
・C134 流星群:26130

 もふもふな見た目と、ドラゴンタイプが特徴的な鳥ポケモン。ドラゴンタイプが付くおかげで流星群も覚える。

 穏やかや図太いでコットンガードを積み要塞化する型が主流かと思われるが、ポケ徹にて調べたところCに振る型が存在したため、本記事ではA特化・C特化の指数を記載している。それほど際立って高いわけではないが、ムーンフォースや冷凍ビームなど刺さるところには刺さる技を覚えるので、メタとしては面白いかもしれない。

 

ザングース

通常時

・A183 空元気:19215
・A183 瓦割り:13725
・A183 インファイト:21960
・A183 岩石封じ:10980
・A183 アイアンテール:18300
・A183 電光石火:10980

毒暴走発同時

・A183 毒空元気:57645
・A183 瓦割り:20587
・A183 インファイト:32940
・A183 岩石封じ:16470
・A183 アイアンテール:27450
・A183 電光石火:16470

 個人的に注目しているポケモン。A種族値が115とそれなりに高く、特性毒暴走により火力を1.5倍に伸ばすことができる。技威力と相まって、毒暴走空元気の火力はランク補正無しでも鉢巻マンダの逆鱗より火力が出る。凄い。

 しかも剣舞も覚える。剣舞毒暴走空元気でHBカバルドンやHBクレセリアを吹っ飛ばせるほどの超火力が出せるため、受け回しに対する崩しとして期待が持てる。

 

ハブネーク

・A152 毒突き:18240
・A152 噛み砕く:12160
・A152 アイアンテール:15200
・A152 地震:15200
・A152 しっぺ返し:15200
・A152 泥棒:9120

 蛇。図鑑説明によると先祖代々ザングースと戦ってきたらしい。

 決定力指数とS種族値を見る限りではザングースに打ち負けそうであるが、蛇にらみを使って麻痺させるのだろうか。

 

ナマズン

・A132 滝登り:15840
・A132 ストーンエッジ:13200
・A132 地震:19800
・C96 波乗り:12960
・C96 冷凍ビーム:8640

 第3世代でラグラージとともに追加された水/地面タイプのナマズ。実はこのポケモンも剣盾では未解禁であった。
 A種族値は78と低めではあるが、龍舞を覚えることは割と有名な印象、ただ流石に素の種族値が低すぎるため龍舞エース型は厳しい。
 一方で、特性鈍感を活かして身代わり+ど忘れ+地割れを決め受け回しを崩す型は面白そう。挑発が通らない点も強い。

 

トロピウス

・A132 リーフブレード:17820
・A132 ドラゴンハンマー:17820
・A132 地震:13200
・A132 燕返し:11880
・C136 リーフストーム:26520
・C136 エアスラッシュ:15300

  A68 C72と何とも言えない種族値ポケモン。一応A特化・C特化時の火力を載せてはみたものの、いずれも3万を下回っており高いとは言えないラインである。

 耐久型で使おうにも、炎や氷、飛行などメジャーどころを弱点に抱えておりこれも厳しい。一応龍舞は覚えるものの、この種族値で龍舞しても何も倒せなさそう。辛い。

 

オニゴーリ

・C101 フリーズドライ:10605
・C101 氷の息吹:9090

 SV環境でもこいつの顔を見ないといけないのか……

 配分はHSベースが主流であるため、素の決定力は低めではある。

 しかし、特性ムラッけのせいで、守るされただけでこちらの負け筋が降ってきてしまうのが相手をしていて非常にしんどい。回避率が上がらないだけ、6-7世代の全盛期よりはまだだいぶマシではあるが……
 できればあんまり増えないでほしい。

 

ラブカス

・C92 ハイドロポンプ:15180
・C101 ハイドロポンプ:16665
・C92 冷凍ビーム:8280
・C101 冷凍ビーム:9090
・C92 熱湯:11040
・C101 熱湯:12120
・C92 補正有り塩水:17940
・C101 補正有り塩水:19195

 不遇ポケモンの筆頭格。上記の実数値は無補正C振りとC特化の数値であるが、C種族値40しかない為いずれも悲惨な指数が出ている。
 そもそも合計種族値デリバード共々330しかない有様で、正直決定力云々以前の状態である。何なら、特性張り切りや襷カウンター、道連れがある分デリバードの方が余程強く見えてくる......

 

ボーマンダ

・A155 ダブルウィング:18600
・A187 ダブルウィング:22440
・A205 ダブルウィング:24600
・A155 空を飛ぶ:20925
・A187 空を飛ぶ:25245
・A205 空を飛ぶ:27675
・A155 逆鱗:27900
・A187 逆鱗:33660
・A205 逆鱗:36900
・A155 地震:15500
・A187 地震:18700
・A205 地震:20500
・C130 火炎放射:11700
・C162 火炎放射:14580
・C178 火炎放射:16020
・C130 大文字:14300
・C162 大文字:17820
・C178 大文字:19580
・C130 暴風:21450
・C162 暴風:26730
・C178 暴風:29370
・C162 流星群:31590
・C178 流星群:34710

 マンダの流星群はつよい。第3世代の600族であり、本ブログの看板でもある。A135 C110と攻撃的な種族値を持ち、技範囲も広いためAS龍舞、CS両刀、AS両刀、A特化スカーフなど多種多様な型がある。そのため、本シリーズでも随一の情報量となってしまい申し訳ない。

 本記事ではやむなく割愛したが、上記以外にも瓦割りやハイドロポンプ等多彩な技を覚えるため範囲は広い。しかも、今までずっとボーマンダのネックだった「鋼タイプに一致技で弱点を突くことができない」という弱点もテラスタルによって解消されるため、SVではもしかすると龍舞マンダが環境トップになるかもしれない。

 例えば地面テラスタル型で、電磁波を透かしつつ鋼タイプも一致地震で殴っていく、といった使い方が考えられる。

 

 随時加筆予定。

 

【ポケモンSV】内定済みポケモン決定力指数まとめ(第2世代編)

【前書き】

 本記事は、以下リンク集の第2世代編である。

mokugyo327.hatenablog.com

 

☆第1世代

mokugyo327.hatenablog.com

☆第3世代

mokugyo327.hatenablog.com

本記事で取り挙げるポケモンは以下の21体である。

☆第2世代

計21体

 上記21体について、決定力指数をまとめる。

 目安として、A222ザシアンが不屈の剣を発動させた場合、巨獣斬の決定力指数が49950、C217黒バドレックスのアストラルビットが決定力指数39060となる。

 

バクフーン

・C161 噴火(威力150):36225
・C161 テラスタル噴火(威力150):48300
・C177 噴火(威力150):39825
・C177 テラスタル噴火(威力150):53100
・C161 火炎放射:21735
・C177 火炎放射:23895
・C161 大文字:26565
・C177 大文字:29205
・C161 ソーラービーム:19320
・C177 ソーラービーム:21240

 2世代の御三家。リザードン共々解禁となった。
 種族値リザードンと全く同じ、なのに2世代という世代故かキョダイマックスもメガシンカも無し、と何かと不遇な印象。
 SVでもまたリザードンが目の上のタンコブになりそうだが、テラスタル噴火を武器にどこまで環境に食い込めるか。

 

デンリュウ

・C135 ボルトチェンジ:14175
・C183 ボルトチェンジ:19215
・C135 10万ボルト:18225
・C183 10万ボルト:24705
・C135 放電:16200
・C183 放電:21960
・C135 雷:22275
・C183 雷:30195
・C135 龍の波動:11475
・C183 龍の波動:15555
・C135 気合玉:16200
・C183 気合玉:21960

 メリープの進化系なのに、何故か綿毛が全部抜けてしまったポケモン。6-7世代のメガシンカが現役だった時代には、メガでたまに見かけた記憶がある。
 C115と種族値はそれなりに高く、決定力指数自体はそれなりといった感じか。コットンガードなど面白い補助技も覚えるが、いかんせんSが遅すぎるのが……

 

マリルリ

以下の指数は全て力持ちを前提としている。

・A112 滝登り:26880
・A112 じゃれつく:30240
・A112 アクアジェット:13440
・A112 A+6 アクアジェット:53760
・A112 馬鹿力:26880

 筋肉の塊。特性力持ちのおかげで、A特化した際の決定力指数は3万を超える。当然先制技も強化されるので、腹太鼓を通すと鉢巻ガブの逆鱗に匹敵する火力を先制技で連打出来るようになる。怖い。

 この火力と、水/フェアリーというタイプのお陰で、BDSP環境では貴重なカイリューストッパー兼受け崩しとして活躍してくれた印象。

 テラスタルで技威力が上がると化けそうなポケモンの1体。

 

ウソッキー

・A152 岩石封じ:13680
・A167 岩石封じ:15030
・A152 岩雪崩:17100
・A167 岩雪崩:18787
・A152 諸刃の頭突き:34200
・A167 諸刃の頭突き:37575
・A152 ウッドハンマー:18240
・A167 ウッドハンマー:20040
・A152 不意打ち:10640
・A167 不意打ち:11690

 初見でタイプが分からないポケモン筆頭。木の様な見た目故かウッドハンマーを覚える。

 見た目に反して(?)A種族値が100とそこそこ高く、諸刃の頭突き+不意打ちでゲンガーくらいは倒せる。

 

ワタッコ

・A75 アクロバット(持ち物消費時):12375
C75 ギガドレイン:8437
C75 ソーラービーム:13500

 実は剣盾未解禁の綿毛。S種族値が110と高く、BDSPで当たった際、力を吸い取ると眠り粉に完封された思い出がある。

 サポート寄りのポケモンであり決定力は低い反面、眠り粉やアンコールなど厄介な補助技を多数覚える。しかも晴れると葉緑素でさらに速くなる、どこまでスピードを追い求めていくのか......

 

キマワリ

・C172 ソーラービーム:30960
・C172 サンパワーソーラービーム:46440
・C172 サンパワー眼鏡ソーラービーム:69660
・C172 ヘドロ爆弾:23220
・C172 サンパワーヘドロ爆弾:25542
・C172 サンパワー眼鏡ヘドロ爆弾:38313

 太陽神キマワリ。神の名に相応しく(?)サンパワーと眼鏡が合わさると、ソーラービームの火力が7万弱まで伸びる。これは雨キングドラの眼鏡ドロポン以上の高火力である。

 ただ技範囲が狭い為止まりやすいのがネック。SVでウェザーボールが追加されれば、アタッカーとして本格的に化けそうなのが惜しい。

 

☆ヌオー

・A105 地震:15750
・A105 滝登り:12600
・C85 波乗り:11475
・C85 冷凍ビーム:7650
・C85 大地の力:11475

 オオサンショウウオ。前作では特性天然のおかげで、数少ないザシアン受けとして活躍した。受けポケモンであるため決定力は控えめであるが、今作でも特性天然や欠伸、蓄えるなど活躍できる要素は健在である。
 熱湯が没収されてしまった点だけは気がかりだが、その点を抜きにしても物理受けとして需要がありそう。

 

☆エーフィ

・C182 サイコキネシス:24570
・C182 珠サイコキネシス:31941
・C182 サイコショック:21840
・C182 珠サイコショック:28392
・C182 シャドーボール:14560
・C182 珠シャドーボール:18928
・C182 C+2アシストパワー(威力120想定):65520

 2世代で追加されたブイズの片割れ。ブラッキーと対照的にC130 S110と攻撃面の種族値が優れている。

 技威力が低い為、素の決定力指数こそ低めであるものの、特性マジックミラーのおかげで吠えるや吹き飛ばしが効かない為バトンエースとして有望。

 例えば、7世代限定だがイーブイバトンを決めただけで、アシストパワーの決定力指数が6万を超えてくる。眼鏡バドレックスのアストラルビットを超える高火力である。バトン対策を考えておきたい。

 

ブラッキー

・A85 しっぺ返し(後攻):12750
・C80 バークアウト:6600

 2世代で追加されたブイズの片割れ。エーフィと対照的にH95 B110 D130と耐久面の種族値が非常に優秀。確定数で言うと、HB特化時の耐久力はファイアローの鉢巻ブレバをギリギリ2耐えするくらいである。

 故に決定力は控えめであるが、SVでも物理受け兼サポーターとして輝けるか。毒と癒しの鈴だけで良いから返して欲しい......

ヤドキング

・C120 熱湯:14400
・C120 波乗り:16200
・C120 サイコキネシス:16200
・C120 冷凍ビーム:10800
・C120 大文字:13200

 ヤドランの対になるポケモン。ヤドランが物理受けなら、こちらは特殊受けである。

 ただ、種族値だけ見ると良さげに見えるが、電気技や悪技、霊技などメジャーな特殊技が尽く弱点になってしまうのが惜しい。

 決定力指数はヤドランと同じラインなので、受けポケモンとしてはそこそこ、と言った所。ステロ+無振り冷凍ビームでASボーマンダくらいは倒せる。

 

ムウマ

・C105 祟り目:10237
・C105 状態異常祟り目:20475
・C105 シャドーボール:12600
・C105 10万ボルト:9450

 奇石対応ポケモン。ゴーストタイプらしく鬼火・滅びの歌・道連れ等優秀な補助技を多々覚える。その 一方で決定力はかなり控えめ。

 

フォレトス

・A110 ジャイロボール(威力最大):24750
・A110 ヘビーボンバー(威力最大):19800
・A110 虫食い:9900
・A110 大爆発:27500
・C80 ボルトチェンジ:5600
・C80 電磁砲:8000

 B140と、防御種族値の高さが目を引く。HBに特化するとエアームドより硬い。

 技範囲も独特。上記の様に、何故かボルチェンや電磁砲を覚える他、撒菱やステロ、リフレクター等の場作り技を複数覚える。

 特性のおかげで1回はほぼ確実に行動出来そうな点も良き。

 

キリンリキ

・A145 噛み砕く:11600
・A156 サイコキネシス:21060

 剣盾では未解禁であったが、進化先が追加されたポケモン。これにより奇石が適用されるようになった。

 それはともかく、進化前(?)であるためか決定力は控えめ。一度だけBDSP環境で選出された事があったが、バンギラス地震を2回当てても緑ゲージで耐えた記憶がある。

 進化先がどのような種族値になるのか楽しみではある。

 

ノコッチ

・A90 頭突き:9450
・A90 岩雪崩:6750
・A90 思念の頭突き:7200

 天恵まひるポケモンの一体。蛇睨みで麻痺を撒いた後、頭突きを当てると7割の確率で相手が怯む。

 ただ、S45という遅さのせいで麻痺を入れても最速ドラパルトと同速にしかならないのが悲しい......

 決定力も低く、A特化しないと岩雪崩でCSリザードンすら確1にならないのが哀しい......

 上記の件を考えると新環境でもそこまで活躍しないかもしれないが、低速ポケモンを使う場合まひるみで嵌められる恐れがある為、(トゲキッス対策のついでに)一応対策はしておきたい。

 

ハッサム

・A150 テクニシャンバレットパンチ:13500
・A165 テクニシャンバレットパンチ:14650
・A200 テクニシャンバレットパンチ:18000
・A150 とんぼ返り:15750
・A150 虫の知らせとんぼ返り:20475
・A165 とんぼ返り:17325
・A165 虫の知らせとんぼ返り:22522
・A200 とんぼ返り:21000
・A200 虫の知らせとんぼ返り:27300
・A150 瓦割り:11250
・A165 瓦割り:12375
・A200 瓦割り:15000
・A200 珠テクニシャン電光石火:15600

 BDSP環境筆頭。同環境では、クッション・ラティ受け・剣舞による詰めとやれる事が多く、炎タイプの少なさ・役割破壊のされにくさが光っていた印象。

 決定力を見ても、A種族値が130と高いうえに、テクニシャンの補正も乗るため、
バレットパンチは先制技としては破格の指数が出る。剣舞珠バレットでASボーマンダを落とせるほど。

 ただ、SV環境ではマジカルフレイムが復活することや、テラスタルの存在もあるので、とんぼ返りを通す前に役割破壊されやすそうではある。そう考えると、流石にBDSP程の活躍は見込めないか。

 

リングマ

通常時

・A200 空元気:21000
・A200 暴れる:36000
・A200 地震:20000
・A200 雪雪崩(後攻):24000

根性発動時

・A200 空元気:63000
・A200 暴れる:54000
・A200 地震:30000
・A200 雪雪崩(後攻):36000

 根性ゴリラ。A特化根性空元気はザシアンの巨獣斬より火力が高い。地震や雪雪崩などサブウェポンもあるので、ポテンシャルは感じる。
 ミミッキュにターンを稼がれると止まってしまうのがネックだったが、SVでミミッキュが来ない可能性がある為、もしかするとトリパで化けるかもしれない。

 (追記)

 海外のショート動画にてミミッキュが内定したらしい。きびしい。

 

デリバード

通常時

・A107 トリプルアクセル:19260
・A117 トリプルアクセル:21060
・A107 氷の礫:6420
・A117 氷の礫:7020
・A107 ブレイブバード:19260
・A107 ブレイブバード:21060
・C117 冷凍ビーム:15795
・C128 冷凍ビーム:17280

張り切り適用時

・A107 トリプルアクセル:28890
・A117 トリプルアクセル:31590
・A107 氷の礫:9630
・A117 氷の礫:10530
・A107 ブレイブバード:28890
・A107 ブレイブバード:31590

 クリスマスポケモン。第2世代の不遇ポケモン筆頭である。
 未進化ポケモンであるにも関わらず、そもそもの種族値が合計330しかなく、且つ種族値が70を超えているステータスが1つもない。最早数値だけ見るとニャオハと大差ないラインである。
 当然ながらこの体たらくであるため、A特化して張り切りの1.5倍補正を乗せても、トリプルアクセルやブレバですら指数が3万ちょっとというしょっぱい火力しか出ない。
 カモネギも進化したし、このポケモンも進化して良くないか......?

 

ヘルガー

・C178 火炎放射:24030
・C178 悪の波動:21360
・C178 バークアウト:9790

 剣盾未解禁のポケモン。第7世代の頃はメガ進化型でたまに見かけた記憶がある。

 ただ、通常ヘルガーにはサンパワーが適用されないので、アタッカーとしては火力が悲しい。

 

ドンファン

・A189 地震:28350
・A189 氷の礫:7560
・A189 炎の牙:12285
・A189 叩き落とす(持ち物補正あり):18427

 氷の礫や叩き落とす等、マンムーを思わせる技範囲のポケモンマンムー共々BDSP環境に一定数おり、いざ相手にすると頑丈のせいで何かしら仕事をされる点が厄介であった。A種族値も120と地味に高い。

 

ハピナス

・C95 冷凍ビーム
・C95 チャージビーム

 元汎用特殊受けでありながら、奇石の登場でラッキーにポジションを取られたポケモン。まともに特殊受けとして採用されるのも奇石の無いBDSP環境くらいか......

 受けポケモンであるため決定力も低いし、チャージビームを積もうにもTODされるためラッキーとの差別化が難しそう。テラスタルを適用するのに持ち物が必要という事であれば、霊テラスタルをラッキーより上手く使えるためそこで差別化出来るか。

 

バンギラス

・A154 噛み砕く:18480
・A169 噛み砕く:20280
・A204 噛み砕く:24480
・A154 岩雪崩:17325
・A169 岩雪崩:19012
・A204 岩雪崩:22950
・A154 ストーンエッジ:23100
・A169 ストーンエッジ:25350
・A204 ストーンエッジ:30600
・A154 炎のパンチ:11550
・A169 炎のパンチ:12675
・A204 炎のパンチ:15300

 第2世代の600族であり数値の塊。特に砂起こしと相まって特殊耐久が尋常では無く、ラティオスの眼鏡波乗りを確定で2耐えする程硬い。指数で言うとHD砂バンギとHD奇石ポリ2が大体同じくらいの硬さである。凄い。

 A種族値も134と高く、新環境でもその数値を武器に結果を残しそうである。

 

随時加筆予定。

【ポケモンSV】内定済みポケモン決定力指数まとめ(第1世代編)

Normal Sprite

 本記事は、以下リンク集の第1世代編である。

mokugyo327.hatenablog.com

 

☆第2世代

mokugyo327.hatenablog.com

 本記事で取り挙げるポケモンは以下の30体である。

Regular FormAlola FormAlola FormGalarian FormAlola Form

計30体

 上記30体について、決定力指数をまとめる。

 目安として、A222ザシアンが不屈の剣を発動させた場合、巨獣斬の決定力指数が49950、C217黒バドレックスのアストラルビットが決定力指数39060となる。

(11/20 追記)

 発売に伴い、初期に登場したポケモンの確定分を反映した。

 

リザードン

通常時

・A136 フレアドライブ:24480
・A136 逆鱗:16320
・A136 地震:13600
・C161 オーバーヒート:31395
・C161 大文字:26565
・C161 熱風:22945
・C161 火炎放射:21735
・C161 暴風:26565
・C161 ソーラービーム:19320

猛火発動時

・A136 フレアドライブ:36720
・C161 オーバーヒート:47092
・C161 大文字:39847
・C161 熱風:34413
・C161 火炎放射:32602

 初代御三家の1体。キャラ人気故かカメックスフシギバナに先駆けての内定となった。アタッカーのイメージが強いが、その実種族値はA84 C109と案外普通。
 S種族値も100と際立って速いわけではなく、新作にはダイジェットも無いので火力や素早さを底上げするのが案外大変そう。
 ただ、このポケモンに関してはテラスタルか何かで優遇措置がありそう。

 

ピカチュウ

すべて電気玉持ちと仮定

・A107 ボルテッカー:38520
・A117 ボルテッカー:42120
・A67 猫だまし:5360
・A75 猫だまし:6000
・A107 猫だまし:8560
・A117 猫だまし:9360
・C102 雷:33660
・C112 雷:36960
・C102 10万ボルト:27540
・C112 10万ボルト:30240
・C102 波乗り:18360
・C112 波乗り:20160

 言わずと知れたポケモン界の顔。電気玉込みのAラインはマリルリに近い。

 電気玉を所持することで火力が2倍にはなるが、火力指数4万を超える技がボルテッカーしかないのはアタッカーとして少し寂しい。進化前なので仕方ない部分ではあるが……

 悪巧みを積めれば10万ボルトの指数も最大で6万を超えてくるほか、サブウェポンも弱点を突くと指数7万超えを狙えるようになる。ここが狙い目か。

 ただ、このポケモンリザードン共々、新規のテラスタルか何かで強烈な技が追加されそうではある。

 

ライチュウ

・A99 猫だまし:3960
・A142 猫だまし:5680
・A99 瓦割り:7425
・A142 瓦割り:10650
・A142 ボルテッカー:25560
・C142 雷:23430
・C142 10万ボルト:19170

 初代からいるピカチュウの進化系。なのに、何かと不遇なイメージがあるのは何ゆえだろうか。ピカチュウから進化したとたんにボイスも剝奪されるし......

 さて、本題の決定力を見てみても、AC共に種族値が90しかないため、軒並み指数がしょっぱい。Sは110と優秀なので、潔くHSベースでサポートに徹した方がよさそう。幸い、両壁やほっぺすりすりなど優秀な技を覚える。

 

モルフォン

・C110 むしのさざめき:14850
・C156 むしのさざめき:21060
・C110 ギガドレイン:8250
・C156 ギガドレイン:11700
・C110 サイコキネシス:9900
・C156 サイコキネシス:14040

 バタフリーと並び、初代蝶ポケモン。それ故蝶の舞を習得できる点は良し。

 ただ、肝心の火力は低いと言わざるを得ず、C+1珠さざめきの指数がやっと4万を超えるかどうかといったところ。流石にこれでは新世代でもアタッカーとしては厳しい。

 一方でバトンタッチを覚えるので、第9世代でも蝶舞+バトンは脅威になりそう。

 

ダグトリオ

・A120 地震:18000
・A152 地震:22800
・A152 砂の力地震:29640
・A120 岩石封じ:7200
・A152 岩雪崩:11400
・A152 砂の力岩雪崩:14820
・A152 ストーンエッジ:15200
・A152 砂の力ストーンエッジ:19760
・A152 不意打ち:10640
・A152 起死回生(威力200想定):30400

 初代の蟻地獄ポケモン。一時はソーダグなる並びで一世を風靡したとかしなかったとか。火力はまあ初代らしい数値ではあり、総じて控えめではある。

 一方で、蟻地獄で特定のポケモンを捕獲して後ろのポケモンを通す、という勝ち筋が強そうに見える。浮いているポケモンが捕まらないことと、とんぼ返りやクイックターンで抜けられる点がネックではあるが。

 

ダグトリオ(アローラの姿)

・A167 地震:25050
・A167 アイアンヘッド:20040
・A167 不意打ち:11690
・A167 岩石封じ:10020

 第7世代で追加されたポケモン。独特の髪型(?)が特徴的である。
 鋼タイプなのは結構であるが、残念なことに原種よりもSが落ちていることや、特性が蟻地獄から変わってしまっていることが原因で原種よりも役割を持たせにくい印象。

 

ペルシアン

・A122 テクニシャン猫だまし:10980
・A122 テクニシャン泥棒:10980
・A122 のしかかり:15555
・A122 火傷空元気:25620
・A122 テクニシャンフェイント:8235
・A122 じゃれつく:10980

 初代のノーマルポケモン。残念ながら種族値は総じて低い。

 火力指数についても上記の通りで、のしかかりで無振りピカチュウを確1に出来ないという酷い有様である。火傷空元気であれば倒せるが、だから何だという話でもあるし......

 

ペルシアン(アローラの姿)

・A80 蜻蛉返り:5600
・A80 じゃれつく:7200
・A80 フェイント:2400

 ダグトリオと同じく、第7世代で追加されたリージョンフォームの1体。サンムーンの発売当初、Z捨て台詞が原因のバグで騒がれた記憶がある。
 性能面を見ると、原種共々決定力こそ控えめであるが、特性ファーコートのおかげで物理耐久に優れる。HBに特化するとエアームドやアーマーガアより硬くなる。
 この物理耐久があるおかげで、蜻蛉や捨て台詞などを活かしたクッションとしての役割が期待できる。

 

ゴルダック

・C147 雨ハイドロポンプ:36382
・C147 雨眼鏡ハイドロポンプ:54573
・C161 雨ハイドロポンプ:39847
・C161 雨眼鏡ハイドロポンプ:59770
・C147 雨波乗り:29767
・C147 雨眼鏡波乗り:44650
・C161 雨波乗り:32602
・C161 雨眼鏡波乗り:48903
・C147 冷凍ビーム:13230
・C161 冷凍ビーム:14490
・C147 気合玉:17640
・C161 気合玉:19320

 コダックの進化系、気合玉を覚えるなど、技範囲はエスパータイプを思わせる。

 火力もなかなかで、CとSのラインはキングドラと同じラインである。従って、雨であれば眼鏡ドロポンの火力が6万弱まで伸びるし、Sラインも最速で最速スカーフコケコと同速まで達する。テラスタルや環境次第で化けるかもしれない。

 

プクリン

・A90 じゃれつく:12150
・A90 炎のパンチ:6750
・C105 ドレインキッス:7875
・C105 火炎放射:9450
・C105 ワイドフォース:8400
・C105 ミストバースト:15750

 プリンの進化系、第6世代でフェアリータイプが追加されたが、だから強いかというとさにあらず。A70C85とアタッカー向きの種族値ではないため、決定力指数は無振りのラインを掲載してはいる。それを加味しても火力が低すぎるけれども。

 では耐久力は高いかというとそうでもなく、B45D50という低すぎるBDラインのせいで、せっかくのHPが生かされていない。HBに特化してもガブの地震を2発耐えるのがやっとという有様であるため、使い道が難しい。

 

ウインディ

・A162 フレアドライブ:29160
・A178 フレアドライブ:32040
・A162 神速:12960
・A178 神速:14240
・A162 じゃれつく:14580
・A178 じゃれつく:16020
・C152 火炎放射:20520
・C152 オーバーヒート:29640
・C152 もえつきる:34200
・C120 バークアウト:6600

 一般ポケモンなのに、何故か図鑑の分類が「伝説ポケモン」という設定にされたわんこ。BDSP環境では炎タイプが貴重であるためか、バシャ・ドランに次ぐ3番手位の使われ方をしていた印象。合計種族値は555と優秀であるが、AとCに振り分けられているせいで火力はそこまで伸びていない。

 ただフェアリー半減であること、威嚇+鬼火のおかげで数値以上の耐久力を発揮できること、特殊相手でも火力を削れるバークアウトを覚えることなど、クッションとしては見た目以上に優秀。

 

☆ヤドラン

・C120 熱湯:14400
・C120 波乗り:16200
・C120 サイコキネシス:16200
・C120 冷凍ビーム:10800
・C120 大文字:13200

 受けループの一角、HBで使われることがほとんどであるため、決定力指数も無振りのラインを掲載している。受けポケモンという見た目に反してCが100と意外と高く、例えば冷凍ビームでASボーマンダを縛ることができる。

 ただ、現状の解禁済みポケモンを見ると、ゲンガー、ハッサムロトム系統、ジバコイルサザンドラなど苦手なポケモンが複数体見受けられ、サイクル戦になった際崩しの起点されるリスクがある。この点が気がかり。

 

☆ヤドラン(ガラルの姿)
・A167 思念の頭突き:20040
・A167 地震:16700
・A167 毒突き:20040
・A167 後攻雪雪崩:20040
・A167 冷凍パンチ:12525
・C167 シェルアームズ:22545
・C167 サイコキネシス:22545
・C167 サイコショック:20040
・C167 ヘドロ爆弾:22545
・C167 火炎放射:15030
・C167 大文字:18370

 第8世代で追加されたヤドランのリージョンフォーム。水タイプから毒タイプに代わり、呑気な風貌の原種よりも随分と毒々しい見た目になった。
 物理耐久、特殊耐久共に原種より低く、しかも地面タイプが弱点であるため残念ながら物理受けとしては期待できない。
 一方で原種と同じく炎技を覚えるなど技範囲は健在であり、且つ物理火力が原種より高いので、テラスタルの補正を載せた後攻雪雪崩などは面白そう。
 余談だが氷テラスタル補正あり後攻雪雪崩の指数は40080となかなか。

 

レアコイル

・C172 10万ボルト:23220
・C172 ラスターカノン:20640
・C172 トライアタック:13760
・C172 ボルトチェンジ:18060
・C172 徹底抗戦:36120
・C189 10万ボルト:25515
・C189 アナライズ10万ボルト:33169
・C189 ボルトチェンジ:19845
・C189 アナライズボルトチェンジ:25798
・C189 ラスターカノン:22680
・C189 アナライズラスターカノン:29484
・C189 トライアタック:15120
・C189 アナライズトライアタック:19656
・C189 徹底抗戦:39690
・C189 アナライズ徹底抗戦:51597

 コイルの元最終進化系。アナライズが乗ると、持ち物なしでもメインウェポンの指数が3万を超えてくる。

 ただ、アナライズを活用するのであればジバコイルのほうが遅さ・火力・耐久いずれも優位であるため、レアコイルを使うのであればスカーフ10万で龍舞した準速ギャラドスを縛る、などSラインを活かしたい。

 

パルシェン

 以下の数値は殻破を積めた前提で記載する。

・A147 A+2 氷柱針:55120
・A147 A+2 珠氷柱針:71656
・A161 A+2 氷柱針:60370
・A161 A+2 珠氷柱針:78481
・A147 A+2 ロックブラスト:36750
・A147 A+2 珠ロックブラスト:47775
・A161 A+2 ロックブラスト:40250
・A161 A+2 珠ロックブラスト:52325
・A147 A+2 シェルブレード:33075
・A147 A+2 珠シェルブレード:42997
・A161 A+2 シェルブレード:36225
・A161 A+2 珠シェルブレード:47092
・A147 A+2 氷の礫:17640
・A147 A+2 珠氷の礫:22932
・A161 A+2 氷の礫:19320
・A161 A+2 珠氷の礫:25116
・C150 C+2 ハイドロポンプ:49500
・C150 C+2 冷凍ビーム:40500

 スキルリンクと殻破るを得たことで、積みエースとして開花したポケモン。連続技のおかげで襷やミミッキュで止まらないのがあまりにも偉い。火力も見ての通り、珠を持たせて積むことでサブウェポンですら5万超えの決定力を叩き出すことができる。

 その火力たるや、珠ロックブラスト2発でスイクンカプ・レヒレすら吹っ飛んでいったり、ステロ+珠氷柱針でHBエアームドが乱数圏内に入ったりするほど。そういう意味でシンプルながら壁ステロ+珠パルシェンのギミックは面白そう。

 ただ、当然ながらその分風当たりも強そうなので、テラスタルを含めたメタをどこまで貫通できるのか興味深い。

 

☆ゲンガー

・C182 シャドーボール:21840
・C182 ヘドロ爆弾:24570
・C182 気合玉:21840
・C182 鬼火祟り目:35490
・C182 エナジーボール:16380

 なんだかんだ初代から皆勤の一族。C130と種族値は優秀であるが、技威力が控えめであるため決定力指数はそこそこ。

 第8世代では環境から落ちた印象であるが、技範囲は広いのでテラスタル次第で化けるかもしれない。でも素催眠はやめてほしい。

 

☆ラッキー

地球投げのダメージ量は固定である為割愛

 受けループの要。特殊受け枠である。SVでも(奇石があるなら)その役割が期待される。PVで霊テラスタルの存在が内定しているので、ラッキーを見るたびに霊テラスタルを切ってくるかどうか、という択が生じる可能性が高い。

 数値は高いので可能性は感じる。今から楽しみであり憂鬱でもある。

 

ベトベトン

・A125 ダストシュート:22500
・A172 ダストシュート:30960
・A125 毒突き:15000
・A172 毒突き:20640
・A125 影打ち:5000
・A172 影打ち:6880

 ヘドロポケモン(原種)。アローラの姿は第7世代当時、悪タイプを活かした追い討ち枠として活用していた思い出がある。

 一方で原種には残念ながら(?)悪タイプが付いていない上追い討ちも削除されてしまったので、役割を持たせるのが難しい。縮小エースとして使おうにもアシパ覚えないし......

 毒まで没収されたのは本当に可哀想。ヘドロポケモンなのに。

 

ベトベトン(アローラの姿)
・A172 ダストシュート:30960
・A172 叩き落とす(持ち物補正あり):25155
・A172 岩石封じ:10320
・A172 瓦割り:12900
・A172 思念の頭突き:13760
・A172 冷凍パンチ:12900

 アローラのベトベトン。剣盾では未解禁であった。
 A種族値が105とそこそこ高い点、H105 D100と特殊耐久が優秀である点、ゴースト技や悪技、格闘技を半減できる毒/悪というタイプなどから、第7世代の現役当時はゲンガーに抗う枠として需要があった。本ブログでも以下の構築記事でキーカードとして採用しており、高い特殊耐久には幾度となく助けられた。

mokugyo327.hatenablog.com

 残念ながら本作では追い打ちが削除されてしまったが、耐久力とタイプを武器にドラパルトなどに抗えるだろうか。

 

マルマイン
・A70 大爆発:17500
・C80 10万ボルト:10800
・C80 放電:9600
・C80 ボルトチェンジ:8400

 初代最速ポケモン。S種族値140という高い素早さと、モンスターボールのような風貌が特徴である。
 性能面を見ると、攻撃面の種族値はA50 C60とお世辞にも高いとは言い難い。Sが早いので上から壁を貼ったり電磁波したりする動きは優秀であるが、SV環境で増えそうなドラパルトに先手を取られている点は痛い。

 

☆スリーパー

・A83 瓦割り:6225
・C137 サイコキネシス:18495
・C137 サイコショック:16440
・C137 未来予知:24660
・C137 シャドーボール:10960

 催眠術ポケモン。決定力指数を並べてみたものの、この数値は悲惨である。

 そもそもC種族値が73しかないためそれはそうなのだが、だからと言って耐久型で使おうにもH83 B70では厳しい。HB特化してもボーマンダの逆鱗すら2耐えしないのは流石に......

 一応Dは115あるし催眠や瞑想、電磁波など技も無くはないが、だからと言ってわざわざスリーパーを使うかと言われると怪しい。

 

☆ストライク

・A162 テクニシャン燕返し:21735
・A178 テクニシャン燕返し:24030
・A162 テクニシャンダブルウィング:29160
・A178 テクニシャンダブルウィング:32040
・A162 蜻蛉返り:17010
・A162 虫の知らせ蜻蛉返り:22113
・A178 蜻蛉返り:18690
・A178 虫の知らせ蜻蛉返り:24297
・A162 瓦割り:12150
・A178 瓦割り:13550

 キノガッサを上からダブルウィングで倒せる、という事で個人的に注目しているポケモン。ガッサを対策できる、という点だけでなく、奇石の恩恵を受ける点も面白そう。例えば、剣舞を積むと陽気でも6万弱の火力を出しつつ、ガブより速いSと高い耐久を両立できるようになる。

 テラスタルの補正倍率次第ではダブルウィングの火力がとんでもないことになるかもしれない。

 

ギャラドス

・A177 滝登り:21240
・A177 アクアテール:23895
・A177 パワーウィップ:21240
・A177 氷の牙:11505
・A177 飛び跳ねる:22567
・A177 地震:17700
・A194 滝登り:23280
・A194 アクアテール:26190
・A194 パワーウィップ:23280
・A194 氷の牙:12610
・A194 飛び跳ねる:24735
・A194 地震:19400

 第4世代で滝登りが物理技になってから、アタッカーとして伸びたポケモン

 第8世代のBDSP環境でも一定数居た印象(相手していてきつかった)。A種族値125ながら、技威力が低いため指数自体は割と控えめである。

 一方で、挑発や身代わりで補助技を止め自分で起点を作れるのが偉いところ。H95D100と特殊方面の耐久種族値は優秀、物理耐久も威嚇で補強できるので、4倍弱点持ちの割に出オチしない印象。飛行技が飛び跳ねるしかないのが惜しい。

 テラスタルで技威力が上がるとめっちゃ強くなりそう。
(追記)
 パワーウィップの技マシンが無いため削除。またしてもロトムがきつい。

 

シャワーズ

・C130 熱湯:15600
・C130 波乗り:17550
・C130 冷凍ビーム:11700

 初代ブイズの1匹。C種族値110は優秀であるが、それ以上にH130とHPの数値が高い。B種族値は60しかないが、それでもHBに特化するとマンダの逆鱗を2発耐えたり、先述したストライクのA+2テクニシャンダブルウィングを耐えたりできるほど硬い。

 補助技もブイズらしく欠伸、バトン、溶ける、願い事など優秀な技を複数覚えるので、SV環境でもサポーターとして出くわしそうである。

 

☆サンダース

・C162 10万ボルト:21780
・C162 ボルトチェンジ:17010
・C162 シャドーボール:12960
・C178 10万ボルト:24030
・C178 ボルトチェンジ:18690
・C178 シャドーボール:14240

 初代ブイズの1匹。S130と非常に速く、現状内定済みのポケモンではトップクラスに速い。

 ただシンプルなアタッカーとしてはC110、且つ技威力も並なのでやや厳しいか。

特性の蓄電は起点にした相手をボルチェンで逃がさない点が偉い。そう考えるとサポート向きか。

 

☆ブースター

・A200 フレアドライブ:36000
A200 馬鹿力:24000
・A200 根性フレアドライブ:54000
・A200 根性毒空元気:42000

 唯一王。A種族値130のおかげで火力は高く、根性発動時は鉢巻ガブリアスと同じ火力が出る。勿論その火力で打ち分けも可能なので、そう考えると一見強そうに見える。

 Sが65と遅めなのでトリルや追い風でサポートしたいが、HPの低さがネック。せっかくサポートしてもフレドラの反動や毒ダメージで倒れていくのが……

 せっかくヒヒダルマエンブオーが未解禁の現状、不遇を脱出するチャンスなのではないかと思いたいが、果たしてどうなる事やら。

(追記)
 馬鹿力の技マシンが無くなったためその旨を反映。唯一王の明日はどっちだ。

 

カイリュー

・A204 逆鱗:36720
・A204 鉢巻逆鱗:55080
・A204 地震:20400
・A204 鉢巻地震:30600
・A204 炎のパンチ:15300
・A204 鉢巻炎のパンチ:22950
・A204 神速:16320
・A204 鉢巻神速:24480
・A204 ダブルウィング:24480
・A204 鉢巻ダブルウィング:36720
・C167 暴風:27555
・C167 流星群:32565
・C167 大文字:18370
・C167 冷凍ビーム:15030

 初代600族。特性マルチスケイルのおかげで龍舞をほぼ確実に通せる点が強い。
 Sが80と速すぎない為意地っ張りで起用出来る点も大きく、A134という高種族値も相まって火力が高い。
 シンプルに鉢巻を持って崩しに行く動きも強そう。鉢巻神速は先制技とは思えない火力が出る。

 

フリーザ
・C147 フリーズドライ:15435
・C161 フリーズドライ:16905
・C147 冷凍ビーム:19845
・C161 冷凍ビーム:21735
・C147 暴風:24255
・C161 暴風:26565

 三鳥の一角。初代から2世代へ移行する際、ほかの2体はC種族値が125に設定されたのに、このポケモンだけ何故かD種族値が125に設定されてしまった。
 そのせいもあってか決定力指数は後述のファイヤーやサンダーと比べて控えめである。
 ただ、Dラインが高く羽休めも覚えることから、SV環境のルール次第ではTODに利用されそう。

 

☆サンダー
・C145 放電:17400
・C177 放電:21240
・C194 放電:23280
・C145 ボルトチェンジ:15225
・C177 ボルトチェンジ:18585
・C194 ボルトチェンジ:20370
・C177 10万ボルト:23895
・C194 10万ボルト:26190
・C145 暴風:23925
・C177 暴風:29205
・C194 暴風:32010
・C145 熱風:13775
・C177 熱風:16815
・C194 熱風:18430

 前作の最強ポケモン。C種族値が125と優秀なうえに、高威力な暴風がダイジェットの媒体となることから剣盾では猛威を振るった。S13からS26まで1年以上にわたって使用率最終1位を取り続けたほどである。
 残念ながら今作にはダイジェットが無いため、アタッカーとしてはCが高く悪巧みも覚えるボルトロスに勝てなさそう。
 ただ、なんだかんだで種族値は高く、羽休めや怪電波など優秀な補助技も覚えるので、第7世代以前のそこそこポジションに落ち着きそう。

 

☆ファイヤー

・C145 火炎放射:19575
・C177 火炎放射:23895
・C194 火炎放射:26190
・C177 熱砂の大地:12390
・C194 熱砂の大地:13580
・C145 暴風:23925
・C177 暴風:29205
・C194 暴風:32010
・C177 大文字:29205
・C194 大文字:32010
・C177 オーバーヒート:34515
・C194 オーバーヒート:37830
・C177 ソーラービーム:21240
・C194 ソーラービーム:23280

 睨みつける氏。一時はこの技のせいでネタにされてしまった不憫なポケモンである。
性能面を見ると、C種族値がサンダー共々高く、技範囲も炎/草/飛行と十分である。
 また鬼火/羽休めで粘る選択肢もあり、SV環境でも使用率100位には食い込めそう。
 余談であるが、現在睨みつけるは習得すらできない。

 

随時加筆予定。

【BDSP・使用構築】バシャラティハッサム

【前書き】

 皆様、お久しぶりです。木魚です。
 タイトルにもある通り、私はダイパリメイクの発売に伴い、同作品の対戦環境に潜っておりました。残念ながら剣盾に人が集まっている上に、8世代の環境自体あと2ヶ月足らずで終わってしまう現状、ダイパリメイクの記事に需要があるのかというお話ではありますが、お時間のある方はご覧いただけると嬉しいです。

 

【構築の経緯】

 以下の流れで採用を決定しました。

(1)別軸でラティハッサムを使っていた時、
    相手のバシャーモがあまりにも重かった為、
  軸として採用することを決定
(2)バシャは単体でサイクルに参加できない為、
     補助としてハッサムを採用
(3)バシャ受けとして想定されるミロカロス
     スイクンに対して役割集中を掛けるべく、
     ガブリアスを採用
(4)ハッサムと相性が良く、面倒なロトムなど
  にも有利なラティオスを採用
(5)上記4体ではライドバトンなどのギミックを
     阻止する手段に乏しいことと、
  リザなどの特殊炎が受けにくいと感じたため
     バンギラスを採用
(6)当初はラスト1体にあくびループや
     クレセドラン対策としてラム龍舞ギャラを
     採用していたものの、相手のギャラや
     カイリューが重かったためマリルリに変更

 もう少しやりようはあったかもしれません。

 

【個別紹介】

 

バシャーモ@命の珠

特性:加速
性格:意地っ張り
実数値:155-189-90-x-91-132
努力値:A252 D4 S252
技:フレアドライブ/インファイト/剣の舞/守る

 本構築の組み始めであり主役、の筈だったポケモン。元々は別の並びでラティハッサム軸を回していた折、こちらのハッサムに出て来るバシャーモが非常に重かったことから、自分でも使ってみようと思い採用を決めたものです。

 配分は素直に意地AS、A特化すると珠インファ2発でCSラティオスが吹っ飛びます*1

 技のうち剣舞は、ハッサムやドランなどの鋼を流すタイミングで積み、出てくるスイクンなどの耐久水もろとも吹っ飛ばす、という動きを意図したものでした。

 最初のうちはバシャの一貫を取れる試合も多々あったものの、次第にマリルリカイリューなど隙を見せたくないポケモンが増えてしまい、やむなくベンチ行きとなってしまいました。その分(?)出せば活躍できるだけに、なんとも悩ましい枠となってしまいました。

 

ハッサム@食べ残し

特性:テクニシャン
性格:意地っ張り
実数値:177-165-132-x-121-85
努力値:H252 B92 D164
技:蜻蛉返り/バレットパンチ/剣の舞/羽休め
調整:
H:16n+1
H-B:A182ガブリアス地震を残飯込み2耐え
D:余り

 クッション兼過労死枠。バシャがサイクルに参加できるポケモンではないため、後攻蜻蛉返りでバシャのサイクル参加を補助する枠として採用しました。これ以外にも、ラティ受け・キッスに対する詰め筋・ラティやガブの補助など多種多様な仕事を担当します。

 クッションとして使いたく、かつ複数回場に出して動かす事から、回復ソースの発動回数が多い残飯型を選択。結果論ですがオボンが余らなかったので、この選択で正解でした。

 配分は、こちらの動画を参考に調整しました。

m.youtube.com

(無断転載につき、問題があれば削除致します)

 なるべく多くの相手に複数回動けるような調整を意識しています。

 技は、採用理由の蜻蛉、メインウェポンのバレット、過労死を防ぐ羽休めの他、剣舞を採用しております。これにより、単なるクッションだけではなく、バシャなどを切ってハッサム剣舞バレットで詰める、という勝ち筋を作れるようになりました。羽休めと合わせる事で、複数回剣舞を積み切るという芸当も可能です。

 使用感は非常に良く、攻めっ気の強いメンバーが並んだ本構築において、クッション兼ラティ受け兼剣舞バレットの詰め要因としてフル回転してくれました。統計は取っていませんが、選出率は恐らくほぼ100%、ハッサム無しでは全く構築が回らないと言い切れる程の状態でした。

 

ガブリアス@拘り鉢巻
特性:鮫肌
性格:意地っ張り
実数値:185-200-116-x-106-152
努力値:H12 A252 B4 D4 S236
技:逆鱗/地震/ダブルチョップ/アイアンヘッド
調整:
H:8n+1
A:特化
S:最速ロトム抜き
余りBD

 電気の一貫切り兼崩し枠。元々は、バシャと並べてスイクンミロカロスに役割集中を掛ける、という動きを意図して採用しました。

 当初は耐久水と対面した時に一度突っ張るためのヤチェ剣舞型でしたが、サイクルが回って削れると腐ってしまうこと、またヌオーを崩せず難儀した試合があったことから、ランク補正に頼ることなく火力を出せる鉢巻型に変更しました。副産物として、カイリューマルスケを貫通して倒せるという利点があります。これにより、初手対面で逆鱗かダブルチョップで奇襲をかけてアドを稼ぐことができます。

 配分はASベースですが、今作では準速にしてもミラーくらいでしか活きないと考え、最低限のSを確保しつつ耐久が高くなるような振り方をしてみました。尤も、最速ロトム抜き、というS調整に意味があったかは何とも言えないので、最速ギャラ抜きの147まで落としても良かったかもしれません。

 技構成はメインウェポンの逆鱗・地震と、キッスやピクシーに刺さるアイアンヘッド、ASガッサの襷を貫通して倒せるダブルチョップの4つです。このうちアイアンヘッドについては、マリルリに刺せる毒突きのほうが良かったかもしれません。後述しますが、このパーティマリルリが非常に重いので……

 アイアンヘッド以外の技はいずれも無効タイプがあるため技選択が難しい部分もあったものの、先の展開を予測しながら動かせば、期待通りの崩し性能を発揮してくれました。

 

ラティオス@拘り眼鏡
特性:浮遊
性格:臆病
実数値:155-x-101-182-130-178
努力値:B4 C252 S252
技:流星群/サイコキネシス/10万ボルト/波乗り

 ラティハッサムのラティ。浮いているポケモンの中で最もパワーが高く、且つハッサムとの相性がいいことから採用しました。このポケモンも、耐久水やロトムを崩すことができます。この点でバシャハッサムと組ませるのに向いていると考えておりました。

 更に、今作のラティオスは環境でもトップクラスにSが高いため*2、先制眼鏡サイキネ連打を一貫させる、という勝ち筋が優秀です。このため、バシャ軸と別の勝ち筋を作れる点も嚙み合っていました。

 型は普通のCS眼鏡型、水タイプの処理を考えると、ハッサムで殴るより、ハッサムをクッションにしてラティで殴る動きのほうが本構築には向いていると考えております。

 技としては、メインの流星サイキネ、水タイプを崩す10万ボルトの他、ヒードランカバルドンに通せる波乗りを採用しました。ただこの波乗りに関しては何とも言えないところで、カイリューグライオンに刺せる冷凍ビームが欲しい試合も多々ありました。

 総じて非常に優秀なアタッカーであり不満も然程ありませんが、不一致技ゆえか10万ボルトでマリルリトゲキッスミロカロスの3体をワンパン出来ない点には苦労しました。本構築でマリルリの処理に苦労した一因がこれです。初手対面において10万ボルトを耐えられつつじゃれつくで倒されて2-3スタート、そのまま盤面を返せずに負け、という試合が複数発生してしまいました。尤も、これは流石に私の組み方が下手だっただけだと思います。

 

バンギラス@フィラの実
特性:砂起こし
性格:意地っ張り
実数値:201-169-130-X-150-90
努力値:H204 D236 S68
技:岩雪崩/噛み砕く/ステルスロック/吠える
調整:
H-D:C182ラティオスの眼鏡波乗り2耐え
S:S89ハッサム抜き

 数値の塊。ここまでの4体で面倒なリザや火ロトムに後投げできる他、ステロ+吠えるでバトンなどのギミックを阻止する枠です。

 持ち物はフィラの実、当初はオボンでしたが、回復量を増やしたく試験的に持たせたものがそのまま最後まで続いた状況です。腐ってしまうこともあった半面、1/3と回復量が多かったおかげで耐えた攻撃もあったことと、マリルリにオボンを渡せたことを考えるとこれでよかったのかもしれません。

 配分はHDベース、少しでも行動回数を増やせるように、耐久を伸ばしました。ここまでHDに振ることで、特殊技であればほぼ何でも1回は耐えてくれます。例えばC特化カメックスのからやぶドロポンを確定耐えするため、吠えるでからやぶ展開を一回は流すことができます。

 技構成は採用理由のステロ+吠えると、炎やついでにキッス・カイリューに刺さる岩雪崩と、クレセドランに一応一貫する噛み砕くの4枠です。ステロ+吠えるはともかく、この2枠はもう少し変更の余地もあった気がします。案としてはソーナンスを一方的に狩れる挑発+特殊技などがあります。

 使用感は非常に良く、圧倒的な数値を武器に理不尽な耐え方をしてくれた上に、バンギの吠えるは警戒されにくいのか面白いように通ってくれました。

 

マリルリ@オボンの実
特性:力持ち
性格:意地っ張り
実数値:188-112-103-x-101-87
努力値:H100 A252 B20 D4 S132
技:滝登り/アクアジェット/じゃれつく/腹太鼓
調整:
A:特化
H-B:腹太鼓後A182ガブリアス地震+鮫肌耐え
S:大体のハッサム抜き

 筋肉ウサギ。当初は欠伸展開やクレセドランを崩せるラム龍舞ギャラドスだった枠です。これだと、相手のカイリューギャラドスがあまりにも重く、特にカイリューに至っては龍舞された瞬間にほぼ負けが決まる、という悲惨な有様でした。流石にそれはまずいので、やむなくマリルリに交代となりました。副産物として対バシャーモ、対受けループも多少楽になりました。

 型は普通の腹太鼓型ですが、少し変な配分となっております。これは、ハッサムに抜かれないようにしつつ、そうは言っても対カイリューギャラドスを見据えて少しでも耐久力を確保したい、という一見矛盾した要求を少しでも両立できるようにしたためです。結果として耐久・速度ともに困った記憶がないので、この配分で正解だったと思います。

 役割が明確なだけに活躍はしてくれたものの、カイリュー対面でじゃれつくを1回でも外すと負けに直結するため、毎度毎度祈りながらカイリューに投げていました。じゃれつくの命中、第9世代で100にならないかなあ......

 

【選出パターン】

 スタンダード系の構築であるため、特定の選出パターンはありません。
 このため、ダイパリメイク環境の主な並びに対する選出を記載します。

vsラティハッサムガッサスイクン:

 初手ガブ+バシャハッサム。この構築で初手に出てきそうなのはガッサ、ラティ、ハッサムの3体ですが、これらはそれぞれ
・初手ガッサ:
 ガブのダブルチョップで襷を貫通して倒す
・初手ラティ:
 ハッサム引き→蜻蛉返りでケア可能
・初手ハッサム:
 鉢巻地震で削る。蜻蛉→ラティ投げはハッサム交代→蜻蛉返りで返す、
 スイクン後投げはハッサムをクッションにしつつ逆鱗

という流れで対処します。
相手のスイクンを鉢巻逆鱗で削り、後続のバシャを通しに行くのが狙いです。

 

vsノオードラン:

 バンギハッサム+1。ユキノオーに回復ソースが無いので、早々にステロを撒いて
ノオーを削り倒し優位に立つのが狙いです。
 ただドランが眼鏡型だとバンギが吹っ飛ぶので、そう考えると五分かと思います。

 

vs受けループ:

 ラティガブ+バシャ or マリルリ。相手の選出としては、ラティ受けのハピナスは確定として、バシャ・ガブ受けのヤドラン、ガブに強いムドー、マリルリの腹太鼓展開を阻止できるバナorヌオーのうち3体から2体、の計3体が考えられます。

 相手がマリルリを重く見てくると読むならバシャ、ヤドムドーを両選出してくると踏むならマリルリを選出します。バシャを選出した場合は物理受け枠がムドーかヤドランかを見てバシャかガブを押し付けていく動き、マリルリを選出した場合は腹太鼓を通して崩す展開を取ります。

 

vsカバ展開

 ラティマリルリ+1。相手の初手カバルドンが展開してくる欠伸+ステロという動きに対して、ラティの波乗りかマリルリの滝登りを当てます。こうするとカバ側が次の行動保証を付けられない状態になるため、ステロを撒いただけで退場させることができます。欠伸連打はラティとマリルリを交互に投げていけば大丈夫です。

 

vsバトン系、オニゴーリなど

 バンギラス+2。この系統の構築に対しては、バトン要因に対してバンギラスのステロ+吠えるを通して展開を阻止出来れば勝てます。バンギの吠えるは警戒されにくいのか、案外通っていた印象です。

 

【きつい相手】

:

 一度龍舞を通してしまうと、明確に止められるポケモンマリルリとせいぜいバンギラスくらいしかいないためきついです。特に、カイリューの裏にミロカロスなどマリルリを明確に止めてくるポケモンがいる場合、並びを崩すのが困難です。

:

 このポケモンに対して明確に有利と言えるポケモンが誰もいません。しかもバシャの技やラティの流星などこちらの崩しを止めてくるため、一番きついポケモンでした。

:

 並びの都合上対面処理するしかない構築であるにもかかわらず、蜻蛉返りのせいで対面処理しにくいため、盤面を荒らされやすい点が厄介です。

:

 単純に、クレセドランの並びに対して一貫を取れるポケモンが少ない状態です。
 主な勝ち筋としては、クレセリアに対してバシャガブの役割集中を仕掛けるルートと、マリドラン対面を作って腹太鼓展開を通すルートの2つがあるものの、いずれも一方通行になりやすく不安定です。

 

【あとがき】

 前書きにもある通り、ダイパリメイクの発売に伴い、対戦環境に復帰しておりました。本構築自体は、勝率も85%程度出せたので、2年のブランクを考えると纏まった方かもしれません。まあ、普通のラティハッサムなのでそらそうよって感じですが......

 第9世代ではランクバトルに復帰する予定ですので、マッチングしましたら対戦よろしくお願いします。

*1:陽気だと乱数

*2:環境でラティより速いのはスカーフキッス、マニューラライコウくらい

【ゼノブレイド2】トラ単騎/サーペント・デバイス討伐

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【はじめに】

 お久しぶりです。木魚です。

 以前、ゼノブレイド2を購入し、やりこみをしておりました。

その中で、先日ゼノブレイド2がTwitterでトレンド入りした事に触発され、表記の通りレベル100越えユニーク・モンスターの1体、サーペント・デバイスを討伐しました。そこで生存報告を兼ねて記事を書くことに致しました。

 先行研究も存在する討伐で、資料的価値がどれほどあるのかという話ではありますが、よろしければご覧いただけると幸いです。

 なお、若干のネタバレを含みますので、予めご了承ください。

 

ゼノブレイド2の戦闘システムについて】

 討伐の解説を始める前に、ゼノブレイド2の戦闘システムを説明します。必要ない方は読み飛ばしてください。 

 今作では、「ドライバー」という操作キャラと、「ブレイド」と呼ばれる味方キャラの2種類が戦闘に参加します。平時にはコアチップという装備を使ってブレイドの武器を強化したり、アシストコアという種類の装備を使ってブレイドのステータスを上げたり出来ます。そして敵と遭遇した際には、ドライバーとブレイドが協力して戦う、という動きが基本です。

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こちらの戦闘画面のうち、味方の技に関わる部分としては、左下、右下、左上の3か所があります。

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 左下にあるアイコンは控えのブレイドを示しており、コマンドを入力することで交代することができます。1回の戦闘で何回でも交代できます。ドライバー1人につき、3人までブレイドを連れ歩く事が出来ます。

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 右下にあるアイコンのうち、ローマ数字は必殺技のレベル、それ以外のアイコンはドライバー(操作キャラ)の技を示しております。今作では、敵に近づくとドライバーが自動で攻撃してくれる仕様になっております。これをオートアタックと呼び、オートアタックを積み重ねるとドライバーの特殊技(これをアーツと呼びます)のゲージがたまっていきます。このゲージが最大になると、ドライバーアーツを発動できるようになります。

 必殺技のほうは、ドライバーがブレイドに武器を受け渡して発動する技で、ドライバーがアーツを使うことでゲージがたまっていきます。こちらも、ゲージが最大になると発動できるようになります。ローマ数字は必殺技のレベルを示しており、1~4まであります。

 さらに、必殺技には属性という概念があり、特定の順番で指定された属性の必殺技を使うと、コンボが発動してダメージが伸びます。最大で3段階あり、最後までつなぐと追加効果が付与されるとともに、敵に「属性玉」というエフェクトが付きます。これは、のちに説明するチェーンアタックにおいて割ることができ、割る個数が増えると大ダメージ(最大で1000万を超えることも)を出せます。

 従って、このゲームにおける基本的な戦闘の流れは

(1)オートアタックでドライバーアーツのゲージをためる

(2)ドライバーアーツで必殺技のゲージをためる

(3)必殺技を使う

(4)(1)~(3)を繰り返してコンボをつなぎ属性玉をたくさんつける

(5)チェーンアタックを使って敵を一気に削る

という流れになります。

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 最後に左上のゲージについて説明すると、これはパーティゲージという名前です。

全部で3本あり、1本消費することで倒れた味方を助け起こせるほか、3本たまった状態で+ボタンを押すと、先述したチェーンアタックを発動できます。

 チェーンアタックでは、ブレイドが順番に必殺技を使っていき、先述した属性玉を割ることで大ダメージを出せるようになります。

 

 以上が基本的なシステム面の説明です。これに加えて、今回の討伐にかかわる重要な仕様がありますので説明します。何かというと、今作では一定の条件を満たすと操作キャラに無敵を付与できる、という仕様です。

  具体的な条件としては、以下3つのうちいずれかを発動することです。

(1)ブレイドの必殺技レベル4

(2)チェーンアタック

(3)必殺技のコンボ3段階目

(4)一部の回避アーツ

 これらの技を発動すると、技が発生してから硬直が終わるまで操作キャラが完全に無敵になります。サーペントのように即死級の高火力技を持つ相手に対しては、高火力技の発動タイミングに無敵を重ねて避ける、という立ち回りが非常に重要になります。

 

【操作キャラ・トラとハナの特徴】

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 今回の討伐で使うトラというキャラは、 一般的には壁役として使われるキャラです。

 HPが高く、最大で9999まで伸びます。他の味方キャラ、例えば本作の主人公レックスのHPは最大でも7000弱なので、9999というHP実数値は非常に優秀です。この高いHPと、高性能な専用のブレイド「ハナ」を武器に、敵の攻撃を受け止める、というのが一般的な運用方法です。

 ハナはある理由でトラが開発した専用のブレイドで、JS(Jet Spark)・JK(Justice Knight)・JD(Judgement Day)の3形態があります。

 簡単に3形態の特徴を紹介すると、JSは防御力が高く、JKは回避が得意で、JDが火力と耐久力の両方が優れている、という特徴があります。

 このハナシリーズの特徴としてハナライズというシステムがあります。

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 これは、必要なアイテムを集める事で属性や能力をカスタマイズ出来る、という機能です。基本的に他のブレイドは属性が固定なのですが、ハナだけは例外であるという事です。

 中でもハナJDは非常に優秀で、3種の中でも最も容量が高い他、全属性に変更可能という破格の性能を誇ります。

 まとめると、トラというキャラは、ハナのカスタマイズを使いこなして戦うタンク型のキャラクターとなっております。

 

【サーペント・デバイスとは】

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 上記画像奥側のモンスターがサーペント・デバイスです。

ゼノブレイド2では、ユニークモンスターと言われる、通常のモンスターよりも強力な敵が出現します。

 中でも強いとされるのが上記サーペント・デバイスを含めた「レベル100越えユニーク」と言われるモンスターです。自キャラの最高レベルが99なので、それよりも高レベルな敵、というわけです。全部で8体いますが、その紹介は割愛いたします。

 このサーペント・デバイスは、レベル100越えユニークの中でも、後述のように火力が高く、HPが非常に多いという特徴がありますので、専用の対策が必要となります。

 

【戦力分析】

f:id:mokugyo327:20211024144459p:plain

 サーペント・デバイスのデータをまとめると、上表のようになります。

 この表は神攻略Wiki様よりデータを拝借し、加工したものです。

 まず目を引くのが約1500万というHPの多さ、これは2番目に多いモンスターと比べても250万近く多い圧倒的な数値です。ゼノブレイド2において、1回の単発攻撃で出せるダメージはせいぜい数万から数十万なので、確定数百発という途方もない多さです。
 また、使用アーツの欄(このゲームでは技のことを「アーツ」と呼びます)も危険なものが揃っております。ヒットすると即死しかねないアーツについては、名前のセルを黄色に着色しております。見ての通り大半のアーツが黄色で、どこからでも即死のリスクを付けられるという事が見て取れます。中でもファラクバスターは強烈で、素で受けると確定でトラ2人分以上、場合によってはガードしても即死するほどの威力が出ます。

 以上の情報をもとに考えると、この敵と戦う場合、即死アーツのリスクをケアし続けながら、確定数百発という大量のHPを削り倒す、という消耗戦を挑むことになります。ポケモンでいうと受け回しで削りきるような感じでしょうか。そんなことが可能なのか?という話ですが、特定の装備を揃えると可能になります。それを次項で説明します。

 

【基本方針】

 本討伐の基本方針は、「トラのHP管理を徹底して削り倒す」という方針です。

 さっきも書いたけどそんなことが可能なのか?という話ですが、この方針を支えるのがハナ達の高い防御力と、以下で説明する「会心回復」という仕様です。 f:id:mokugyo327:20220118195023j:plain

 この会心回復とは、画面にある通り、クリティカルを出すとHPが回復する、という仕様です。サーペント戦でトラが出せる単発火力は通常技で数千、必殺技を使ってもせいぜい数十万くらいです。

 しかし、トラの最大HPは9999なので、HPを最大値に保つには十分、というわけです。とはいえ、普通のコアチップではクリティカルが出せる確率は10%~20%程度で、これではサーペントに立ち向かうにあたって不十分です。クリティカル率に特化した専用のコアチップが必要になります。

 これに加えて、トラにはダメージを与えてHPを回復させるHP吸収技もあるため、これらを駆使してサーペントを削り倒す、というのが本討伐の趣旨になります。

 

【危険なアーツの対策】

f:id:mokugyo327:20211024144459p:plain

 先ほども挙げたサーペントのアーツの中でも、危険度が高い技は

ヘルファイア

ウロボロス・ドライブ

・ファラクバスター

の3つです。

これら3つはトラが即死しかねないため、専用の対策が必要になります。

 基本的には、パーティゲージと必殺技レベル4を温存して、ウロボロス・ドライブやファラクバスターに無敵を重ねる、というのがメインの対策です。

 しかし、ヘルファイアだけは立ち上がりから振ってくることがあります。このような場合、必殺技レベル4とチェーンアタックを両方とも使えない無防備な状態で技を受けることがあるため、ハナJD単体では当たり所が悪いと即死します。この対策として、ハナJKの回避技を使って避ける、という行動が必要になります。ブレイドの交代は戦闘開始直後から可能なので、立ち上がりの無防備な場面でもHPを管理できる、というわけです。

 ただし、ブレイドの交代にはクールタイムがあり、交代直後の一定時間は前のブレイドに戻すことができません。つまり、無対策で臨む場合、出来るだけ長く前に出しておきたいハナJDが、クールタイムの間後ろに引っ込んだままになってしまう、ということです。

 この対策としては、

(1)ハナJKにも会心回復をつけてしまう

(2)交代のクールタイムを短縮する

という2つの案が考えられますが、今回はクールタイムを短縮する案を採用しました。

 単純にJKよりJDのほうが火力を伸ばしやすいので、サーペントの討伐時間を短縮しつつ事故率も下がるからです。

 ここまでで、基本的な方針と、危険な技の対策を両方用意できました。

 実際の準備物と映像を紹介します。 

 

【準備物】

 トラとハナ達の装備は以下のようになっております。特に意識したこととしては、トラにクロックアップリストを付けて、ブレイドが交代できないクールタイムを短縮した事と、ハナ達の属性です。

 詳しい装備やコアチップについては個別の項目で説明いたします。

・トラ

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  ポーチのアイテムはテッカ鳥の炭焼きとカチコチチャイム、この2つを組み合わせることで、必殺技とドライバーアーツのゲージが可能な限り早く溜まるようにしています。

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 装備品の方はクロックアップリストとリバイブポッドです。クロックアップリストは先述した「交代のクールタイムを短縮する」為に必要な装備、このアイテムを使うことでクールタイムを短縮出来ます。リバイブポッドは、瀕死になった時一度だけ復活して、5秒間無敵を付与する、というアイテムです。万が一の備えというわけです。

 

・ハナJD

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 属性について、デフォルトの氷属性から水属性に変更しております。意図としては、水属性単体で必殺技のコンボを完結でき、且つ風属性締めのコンボ始動に使えるようにする事です。こうする事で、火力を取りつつ、要所で風属性締めのコンボによってブローを防ぎ、カラミティフォールの事故死を防ぐという狙いです。

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 武器を強化するチップはムーンマターチップ、これと会心率アップのハナライズを施す事で、会心率が48%とHP管理に使える確率まで上昇します。他、単騎討伐である以上必ず敵のヘイトがこちらに向く事を利用して、火力を補強しHPの回復量を増やしております。

 

・ハナJK

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 属性をデフォルトの炎属性から風属性に変更、これによって、先述した風属性締めの必殺技コンボが可能になります。

 また、サーペントのバリアフィールドに備えて反射無効のスキルを積んでおります。

 

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 コアチップはディラトンチップです。このチップはガードに特化したチップで、ハナJKが装備した場合46%までガード率が上がります。これによって、万が一回避アーツのタイミングがずれたとしても、被ダメージを最小限に抑えられるようにしております。

 

・ハナJS

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 属性はデフォルトの地属性のまま、JDから始動してJKで締める必殺技コンボの中継点に出来るようにしております。他は正面特攻やHP吸収など、正直あまり書くことがありません。

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 チップはJKと同じくディラトンチップ、このチップを装備することで、93%という驚異的なガード率を発揮出来るようになります。

 

【実際の映像】

twitcasting.tv

 実際の討伐を配信したアーカイブとなります。

 立ち上がりはヘルファイアに必殺技レベル4を重ねつつ、HPが減ってきたらウロボロス・ドライブやファラクバスターに備えてパーティゲージや必殺技レベル4を温存する、という立ち回りを徹底しております。意識した事として、「必殺技レベル4とパーティゲージの両方が使えない状態」を可能な限り避ける、ということがあります。

 この状態だと、即死技を避ける手段がハナJKの回避アーツしかなく、アーツを振るタイミングが悪いと無敵終了後にサーペントの攻撃が当たってしまい即死するためです。

 ただ、今思うと、カラミティーフォールもJKの回避で避ければよかったような気がしますね、正直......

 

【あとがき】

 以上が、トラ単騎サーペント・デバイス討伐の解説となります。

 本作、王道なストーリーやホムラのデザインといったキャッチーな部分だけでなく、本件のようなやり込みにも耐えうるだけの奥の深いゲームであります。実際、200時間以上プレイしてもなお埋めきれていないやり込み要素が多数存在する程であり、非常にやり込みがいのある作品となっております。

 もちろんストーリーやキャラクター、BGMと言った表面の部分も素晴らしく、本記事では語りきれない程の魅力が詰まっております。

 キャッチーさと奥深さを兼ね備えたゲームですので、本記事をきっかけに1人でも多くの方がゼノブレイド2をプレイしていただけると嬉しい限りです。

 

【参考文献】

攻略wiki

https://kamikouryaku.com/xenoblade2/?%E3%83%A6%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E6%94%BB%E7%95%A5

サーペントのデータを参照しました。

ゲーマー回顧録

ゼノブレイド2【高レベルユニークモンスターをソロ攻略~ハナライズのすゝめ~】 - ゲーマー回顧録

今回の討伐における会心回復のハナライズを参考にしました。

本攻略の先行研究となります。

 上記2件、リンクは無断転載につき、問題がありましたらコメント欄、もしくはTwitter @mokugyo327 までご連絡ください。

【USM・リンク集】グロスヒトムレヒレ構築記事まとめ

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 最近、メタグロス軸を模索していてもうまくいかないので、先行研究を調べるべく、グロスヒトムレヒレ軸の構築記事をまとめました。

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【USM・リンク集】滅びゲンガー入り構築記事まとめ

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 本記事では、USMにおいて「滅びの歌」持ちメガゲンガーを採用した構築記事へのリンクをまとめました。

 なお本記事のリンクは全て無断転載ですので、問題があればコメント欄もしくはTwitter @mokugyo327までご連絡下さい。

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