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日記帳 Twitter:@mokugyo327

【ポケモンSV】内定済みポケモン決定力指数まとめ(7世代編)

【前書き】

 本記事は、以下リンク集の第7世代編である。

mokugyo327.hatenablog.com

 

☆第6世代編

mokugyo327.hatenablog.com

☆第8世代編

mokugyo327.hatenablog.com

 本記事で取り挙げるポケモンは以下の17体である。

 

Dusk Form

計17体

 上記8体について、決定力指数を纏める。

 目安として、A222ザシアンが不屈の剣を発動させた場合、巨獣斬の決定力指数が49950、C217黒バドレックスのアストラルビットが決定力指数39060となる。

 

ジュナイパー

・A159 影打ち:9540
・A159 影縫い:19080
・A159 リーフブレード:21465
・A159 ブレイブバード:19080
・A159 不意打ち:11130
・A159 ソーラーブレード:29812
・A159 ゴーストダイブ:21465
・C152 エナジーボール:20520
・C167 エナジーボール:22545
・C152 シャドーボール:18240
・C167 シャドーボール:20040
・C152 通常祟り目:14820
・C152 状態異常祟り目:29640
・C167 通常祟り目:16282
・C167 状態異常祟り目:32565

 第7世代の草御三家。ガオガエンアシレーヌに先駆けてのパルデア上陸となった。
 「状態異常にする」という準備が必要な状態異常祟り目ですら指数は3万強しか出ず、決定力だけ見ると正直物足りない。
 ただ悪巧みを覚えるので、影縫いで起点を作れれば面白そう。

 

デカグース

・A178 頑丈顎必殺前歯:32040
・A178 氷の牙:11570
・A178 頑丈顎氷の牙:17355
・A178 地震:17800
・A178 蜻蛉返り:12460
・A178 サイコファング:15130
・A178 頑丈顎サイコファング:22695
・A178 暴れる:32040
・A178 適応力暴れる:42720
・A178 状態異常空元気:37380
・A178 適応力状態異常空元気:49840

 張り込みポケモンアメリカの某元大統領に似たデザインが印象に残る。
 物理ノーマル+特性適応力の組み合わせは強力で、状態異常空元気はザシアンのA+1巨獣斬に匹敵する火力が出せる。
 ただSが遅く、H88 B60 D60と耐久も高いとは言い難いので、殴る前に出落ちしそうなのが厳しい。トリル展開で使おうにもミミッキュで止まる点がネック。

 

ケケンカニ

・A202 鉄拳アイスハンマー:36360
・A202 鉄拳グロウパンチ:14544
・A202 インファイト:36360
・A202 地震:20200
・A202 岩雪崩:15150
・A202 ダストシュート:24240

 毛ガニ。第8世代では未解禁であった。特性鉄の拳で火力を補強できる点は優秀であり、アイスハンマーはマンダやカイリューの逆鱗とほぼ同威力である。
 ただ、流石にSが遅すぎるうえ、格闘タイプ且つ化けの皮を貫通できないためミミッキュに弱く、その辺りが足を引っ張っている印象。
 SV環境でもこの低いSラインとミミッキュの存在が向かい風になりそう。

 

オドリドリ(炎)

・C150 目覚めるダンス:20250
・C165 目覚めるダンス:22275
・C150 暴風:24750
・C165 暴風:27225
・C150 エアスラッシュ:16875
・C165 エアスラッシュ:18562
・C150 凍える風:8250
・C165 凍える風:9075

 鳥。見た目通り、フラダンスがモチーフか。
 火力面はそれなりといったところで、C種族値が98しかない割に、暴風を覚えるおかげで最低限の火力は出る、という印象。
 フォルム毎に覚える技が同じ、という点が非常に残念である。

 

ルガルガン(昼)

・A167 不意打ち:11690
・A167 アクセルロック:10020
・A167 岩雪崩:18787
・A167 ストーンエッジ:25050
・A167 瓦割り:12525
・A167 ドリルライナー:13360
・A167 じゃれつく:15030

 犬。S112と早く、特性砂かきのおかげで砂下だと最速スカーフドラパルトすら追い抜けてしまうほど速い。
 ただ、地震を覚えないため岩半減の相手に対して打点が乏しい印象。岩タイプなので覚えても良さそうな気はするが、地震を起こすには体重が足りない(?)という事なのだろうか。

 

ルガルガン(夜)

 決定力指数は昼の姿と同じであるため割愛。

 特性の砂かきが無くなる上にS種族値も82まで下がってしまう事、特に代わりに決定力が上がったりタイプが変わったりする訳でもない事を考えると、昼や黄昏との差別化が難しそう。

 

ルガルガン(黄昏)

・A169 岩雪崩:19012
・A169 ストーンエッジ:25350
・A169 硬い爪アクセルロック:13182
・A169 硬い爪瓦割り:16477
・A169 硬い爪じゃれつく:19773
・A169 硬い爪ドリルライナー:17576
・A169 硬い爪不意打ち:15379

 USUMで追加されたポケモン。砂かきが無くなる代わりに、硬い爪により火力が補強されるようになる。おかげでアクセルロックの火力は力持ちマリルリと同じくらいの指数が出せる。
 剣舞も覚える為、剣舞+アクセルロックで全抜きを狙う動きは強そう。例えば剣舞珠アクセルロックでASボーマンダを縛ることが出来る。

 

ドヒドイデ

C73 熱湯:8760
C73 ヘドロ爆弾:9855
C73 凍える風:4015
C73 冷凍ビーム:6570

 毒ヒトデ。以下に耐久力指数を載せるが、耐久力が非常に高い。一方で攻撃面の種族値はA63 C53 と低く、技のダメージには期待出来ない。
 幸い熱湯や毒、トーチカ等スリップダメージをばら撒く手段は複数あるので、(技の没収がなければ)新作でも受け回しに入ってきそう。

余談であるが、物理耐久、特殊耐久に特化した場合の耐久力指数は、夫々以下の通り。

H252 B252 D4振りの場合

H-B:79927,H-D:58161

H252 B4 D252振りの場合

H-B:61729, H-D:76002

 

バンバドロ

・A145 地震:21750
・A194 地震:29100
・A145 ヘビーボンバー(威力120):17400
・A194 ヘビーボンバー(威力120):23280
・A145 岩石封じ:8700
・A194 岩石封じ:11640
・A194 岩雪崩:14550
・A194 インファイト:23280
・B120 B+1 ボディプレス:14400
・B167 B+1 ボディプレス:20040

 馬。技を受けると防御が上がる持久力なる珍しい特性を持つ。A種族値も125と高く、習得技も地震・ヘビーボンバー・インファイトと高威力なものが揃っている。
 その割に使用率は伸びず、第8世代ではS7の47位という数値が最高順位であった。高耐久地面枠ということでカバルドンと枠の取り合いになったのだろうか。
 そう考えると、SVでもカバが内定済みである現状、カバとの差別化要素が欲しい。

 

ラランテス

・A172 リーフブレード:23220
・A172 ダブルチョップ:13760
・C145 リーフストーム:28275
・C145 ウェザーボール(晴れ):21750
・C145 ギガドレイン:10875

 ハナカマキリ。カマキリモチーフである為かチョップ系の技(?)を複数覚える。
 ただA種族値が105と中途半端で、且つ特性の補正もない上に遅い、と使いにくそうな点が残念である。

 

エンニュート

・C131 火炎放射:17685
・C179 火炎放射:24165
・C131 大文字:21615
・C179 大文字:29535
・C131 オーバーヒート:25545
・C179 オーバーヒート:34905
・C131 ヘドロ爆弾:17685
・C179 ヘドロ爆弾:24165
・C131 テラバースト:10480
・C131 不一致テラスタルテラバースト:15720
・C179 テラバースト:14320
・C179 不一致テラスタルテラバースト:21480

 炎のトカゲ。特性腐食により、毒タイプや鋼タイプのポケモンも毒状態にできる。これによりドヒドイデなどの崩しにくいポケモンに対して毒を入れ、まもみがで嵌めるという役割が期待出来る。正直私は当たりたくない。
 また悪巧みも覚えるので、S117という高速を活かしてサイクルを崩す型もありそう。正直私は当たりたくない。

 

アマージョ

・A189 じゃれつく:17010
・A189 飛び膝蹴り:24570
・A189 トロピカルキック:19845
・A189 パワーウィップ:34020
・A189 飛び跳ねる:16065
・A189 アクロバット:10395

 草単タイプなのになぜか膝やじゃれつくを覚え、独特の技範囲を持つ。草技もパワーウィップが追加され、メインウェポンの火力が大幅に伸びた。
 ただ、やはりSが遅く、且つH72 B98 D98 と際立って高耐久と言うほどでもない点が使いにくいか。
 ポジティブに考えれば、「鋼に高打点を持てる草」とも考えられる、かもしれない。
 地味ながら、Sが遅いといっても種族値は72である為、ガッサの上を取れる点はプラスになるかもしれない。

ヤレユータン

・C110 サイコキネシス:14850
・C110 エナジーボール:14850
・C110 気合玉:13200
・C156 未来予知:28080
・C156 シャドーボール:12480

 オランウータン。ナゲツケサルと対になるポケモンである。
トリル+采配のコンボなどダブル向きの技を複数習得するためダブル用のポケモンではあるものの*1、シングルにおいても未来予知によって味方の攻撃にダメージを上乗せし、以て受け回しを崩す、という使い方で上位に残った構築がある。
 ただ、正直第9世代だと受けサイクル自体が厳しそうなので、ダブルがメインの戦場になりそうではある。

 

ナゲツケサル

・A172 インファイト:30960
・A189 インファイト:34020
・A172 補正あり叩き落とす:16770
・A189 補正あり叩き落とす:18427
・A172 アイアンヘッド:13760
・A189 アイアンヘッド:15120
・A172 アイアンテール:17200
・A189 アイアンテール:18900
・A172 岩雪崩:12900
・A189 岩雪崩:14175
・A172 蜻蛉返り:12040
・A189 蜻蛉返り:13230

 猿。ヤレユータンと対になるポケモンであり、物理火力に優れる。
 A120という種族値だけ見ると中堅くらいはありそうなラインだが、火力に特性の補正が乗らないためか決定力指数はそれなり。

 

シロデスナ

・C120 大地の力:16200
・C167 大地の力:22545
・C120 シャドーボール:14400
・C167 シャドーボール:20040
・C120 ギガドレイン:9000
・C167 ギガドレイン:12525

 H85 B110と物理耐久に優れた種族値と、地面/ゴーストとノーマル・電気・格闘技を無効化できる優秀なタイプを持つ。また後攻の尻尾トリックによるサポートも優秀。
 ただ、霊/悪/水などメジャーなタイプで弱点を抱えていることと、S35という遅さがネック。今作ではタイプ不一致テラスタルで破壊される場面が増えそう。

 

ネッコアラ

・A183 暴れる:32940
・A135 不意打ち:9450
・A183 不意打ち:12810
・A183 じゃれつく:16470
・A183 後攻しっぺ返し:18300
・A135 蜻蛉返り:9450

 絶対眠りのおかげで、状態異常にならない点が有難いポケモン。第8世代では未解禁という有様であったが、第9世代では絶対眠りをどこまで活かせるだろうか。

 

ミミッキュ

・A142 シャドークロー:14910
・A156 シャドークロー:16380
・A142 影打ち:8520
・A156 影打ち:9360
・A142 じゃれつく:19170
・A156 じゃれつく:21060
・A142 ウッドハンマー:17040
・A156 ウッドハンマー:18720
・A142 ドレインパンチ:10650
・A156 ドレインパンチ:11700

 解禁された際、騒ぎになったポケモンの1体。特性化けの皮があるせいで、1回はほぼ確実に行動することが出来る。
 バランス調整故かA種族値自体は90と多少控えめではあるものの、皮を盾に補助技を押したり剣舞したりする動きが強力。
 化けの皮の仕様次第では、新作でも剣舞ラスタルミミッキュが猛威を振るうかもしれない。

 

ハギギシリ
・A157 アクアテール:21195
・A172 アクアテール:23220
・A157 頑丈顎サイコファング:30026
・A172 頑丈顎サイコファング:32895
・A157 アクアジェット:9420
・A172 アクアジェット:10320
・A157 頑丈顎氷の牙:15307
・A172 頑丈顎氷の牙:16770

 魚。第8世代では未解禁であった。
 Aが比較的高いが、それでも105と突出した数値ではない。頑丈顎の1.5倍という補正値は優秀であるが、惜しいことに牙技の威力が軒並み低いため火力が伸びない。
 ビビッドボディも性能は面白いが、肝心のAとSが足りず生かせなかった。
 今作でもミミッキュやドラパルトに上から殴られる場面が多々ありそうなのが向かい風。

 

随時加筆予定。

*1:実際、ダブルでは剣盾S22で使用率最終40位をマークした他、それ以外のシーズンでも一貫して150位以内には入っており一定の活躍が見られた

【ポケモンSV】内定済みポケモン決定力指数まとめ(6世代編)

Normal Sprite

【前書き】

 本記事は、以下リンク集の第6世代編である。

mokugyo327.hatenablog.com

 

☆第5世代

mokugyo327.hatenablog.com

☆第7世代

mokugyo327.hatenablog.com

 本記事にて取り挙げるポケモンは以下の16体である。

 

計16体

 上記16体について、決定力指数を纏める。

 目安として、A222ザシアンが不屈の剣を発動させた場合、巨獣斬の決定力指数が49950、C217黒バドレックスのアストラルビットが決定力指数39060となる。

 

ブリガロン

・A127 ウッドハンマー:22860
・A127 ドレインパンチ:14287
・A127 アームハンマー:19050
 第6世代の草御三家。草/格闘というタイプのおかげでヒードランとの相性補完に優れており、ブリガドランというメタ寄りのサイクル構築があった。
 耐久型のポケモンであるが、A107という種族値も相まって受けポケモンとしては火力もそれなりに高い。

 

マフォクシー

・C166 マジカルフレイム:18675
・C182 マジカルフレイム:20475
・C166 火炎放射:22410
・C182 火炎放射:24570
・C166 大文字:27390
・C182 大文字:30030
・C166 サイコキネシス:22410
・C182 サイコキネシス:24570
・C166 ソーラービーム:19920
・C182 ソーラービーム:21840
・C166 シャドーボール:13280
・C182 シャドーボール:14560

 第6世代の炎御三家。第8世代では未解禁であった。
 3体の中で最も不遇なポケモンであり、まず炎/超以外のサブウェポンが草技、シャドーボールシグナルビーム、電撃波くらいしかない。
 悪巧みを覚えるとは言っても、炎タイプの積みエースとしてはSを補強できるウルガモスがおり差別化が難しい。しかもエスパータイプのせいでミミッキュに弱い点も足を引っ張りそう。

 

ゲッコウガ

通常時
・A147 アクアブレイク:18742
・A147 蜻蛉返り:10290
・A147 ダストシュート:17640
・A147 影打ち:5880
・A147 冷凍パンチ:11025
・A147 岩石封じ:8820
・A147 けたぐり(威力120):17640
・A147 テラバースト:11760
・A147 不一致テラスタルテラバースト:17640
・A147 一致テラスタルテラバースト:23520
・C155 波乗り:20925
・C155 冷凍ビーム:13950
・C155 草結び(威力120):18600
・C155 神通力:12400
・C155 悪の波動:18600
・C155 水手裏剣1発:3487
・C155 テラバースト:12400
・C155 不一致テラスタルテラバースト:18600
・C155 一致テラスタルテラバースト:24800

変幻自在適用時

・A147 蜻蛉返り:15435
・A147 ダストシュート:26460
・A147 影打ち:8820
・A147 冷凍パンチ:16537
・A147 岩石封じ:13230
・A147 けたぐり(威力120):26460
・C155 冷凍ビーム:20925
・C155 草結び(威力120):27900
・C155 神通力:18600

 第7世代で猛威を振るった問題児の1体。現役当時トップメタだったメガボーマンダより速いS、特性変幻自在のせいでありとあらゆる技にタイプ一致補正の1.5倍ボーナスが付く事、水/悪/氷/超/格闘/草/岩/虫/毒/飛行(めざパ非考慮)というあまりにも広すぎる技範囲、Z技と変幻自在の相性が良すぎた点*1、等々*2強烈な性能が詰め込まれていたため、第7世代ではシーズン5以降使用率TOP10の常連であった。当時何度このポケモンに壊されたか......
 そんなゲッコウガであるが、今作では変幻自在を場に出してから1回しか発動できない、というなかなかキツイ弱体化を受けたうえで解禁されることになった。
 猛威を振るった「高速/高火力/広範囲の技を打ち分ける」という立ち回りが出来なくなったわけであるが、その状態だとTOP30にも入れるかどうか。ゲッコウガより速いドラパルトが環境トップになりそうな点も向かい風。

 

ファイアロー

・A101 ブレイブバード:18180
・A133 ブレイブバード:23940
・A146 ブレイブバード:26280
・A133 フレアドライブ:23940
・A146 フレアドライブ:26280
・A133 蜻蛉返り:9310
・A146 蜻蛉返り:10220
・C138 オーバーヒート:26910
・C138 暴風:22700
・C138 大文字:22770

 焼き鳥。飛行技を優先度+1で出せる特性疾風の翼を武器に6世代では活躍したが、第7世代で大幅な弱体化を食らった可哀想なポケモン

 A・C共に種族値は控えめだが、技威力が高い為火力はそれなり。剣舞を積めば持ち物無しでも指数5万超えの先制技を押せる点は優秀(HPが満タンであれば、という条件付きなのが惜しいけれども)。

 活躍するかどうかは疾風の翼がどのような仕様になるか次第という気がする。正直第6世代の時もそこまで壊れてはいなかったので、当時の仕様を返してあげてもいいのではと思うが......

 

カエンジシ

・C161 オーバーヒート:31395
・C177 オーバーヒート:34515
・C161 大文字:26565
・C177 大文字:29205
・C161 火炎放射:21735
・C177 火炎放射:23895
・C161 破壊光線:36225
・C177 破壊光線:39825
・C161 ハイパーボイス:21735
・C177 ハイパーボイス:23895
・C161 ソーラービーム:19320
・C177 ソーラービーム:21240

 ライオン。ノーマル/炎という珍しいタイプをしている。正直、個人的には環境での活躍云々より、フラダリ絡みのクソコラグランプリにて被害(?)に遭っていた印象の方が強い。
 決定力指数を見ると、オバヒや文字、破壊光線など威力の高い技は多々覚えるものの、肝心のC種族値があともう一歩追いついていないような印象。破壊光線の指数が4万を超えないのはちと厳しい。

 

フラージェス

・C132 ムーンフォース:18810
・C164 ムーンフォース:23370
・C180 ムーンフォース:25650
・C132 ギガドレイン:14850
・C164 ギガドレイン:18450
・C180 ギガドレイン:20250
・C164 エナジーボール:22140
・C180 エナジーボール:24300
・C164 ソーラービーム:29520
・C180 ソーラービーム:32400

 初見だとタイプが分かりにくいポケモン。いかにも草タイプが付いてそうな見た目と技範囲なのに、フェアリー単タイプというギャップに困惑した思い出がある。
 C112 D154と尖った種族値自体はあるものの、惜しい事に特性で火力を補強できない為決定力指数では後述のニンフィアと比べると見劣りする。いっそ草タイプだったらガッサに抗う枠として需要があったかもしれないだけに惜しい。

 

ゴーゴート

・A167 リーフブレード:22545
・A167 ウッドホーン:18787
・A167 捨て身タックル:30060
・A167 後攻しっぺ返し:16700
・A167 馬鹿力:20040
・A167 岩雪崩:12525

 草タイプが付いたヤギ。こちらも環境での活躍というより、
スマブラで何故かモンスターボールから出てくるポケモン、という印象の方が強い。
性能を見ても、A種族値が100しかなく、且つ特性による底上げも無いため、尖り切っていない感は否めない。

 

ドラミドロ

以下の指数計算は全て特性適応力を前提としている。

・C163 ヘドロウェーブ:30970
・C163 龍の波動:27710
・C163 流星群:42380
・C163 波乗り:14670
・C163 ハイドロポンプ:17930
・C163 気合玉:19560

 藻。C97というそこそこのCラインと、S44という遅さ、そして毒/龍という独特のタイプが特徴である。
 C種族値こそ97しかないが、特性適応力のおかげで一致技の火力はそれなり。せっかくSが遅いのでトリル展開で使いたいが、その場合ミミッキュを確1に出来る技が無い点がネック。毒技が等倍なのが惜しい。

 

ブロスター

・C172 水の波動:23220
・C189 水の波動:25515
・C172 波導弾:20640
・C189 波導弾:22680
・C172 悪の波動:20640
・C189 悪の波動:22680
・C172 大地の波動(通常):12900
・C189 大地の波動(フィールド):25800
・C189 大地の波動(通常):14175
・C189 大地の波動(フィールド):28350
・C172 龍の波動:21930
・C189 龍の波動:24097
・C172 冷凍ビーム:15480
・C189 冷凍ビーム:17010

 ロブスター。色違いは茹で上がった様な真っ赤な色合いになる。C種族値は120と高く、且つメガランチャーの補正倍率も1.5倍と非常に優秀。技範囲を見ても水/悪/格闘/龍/氷と広い。

 こう書くと強そうであるが、ただ惜しい事に水の波動が威力60しかない為、せっかく1.5倍も倍率が掛かるのに火力が伸び切らない。水の波動が威力90くらいあったら、サザンの流星群くらいの火力が出せただけに本当に惜しい。

 

ニンフィア

・C130 ハイパーボイス:21060
・C162 ハイパーボイス:26244
・C178 ハイパーボイス:28836
・C130 ドレインキッス:9750
・C162 ドレインキッス:12150
・C178 ドレインキッス:13350
・C162 マジカルフレイム:12150
・C178 マジカルフレイム:13350
・C162 シャドーボール:12960
・C178 シャドーボール:14240

 6世代で追加されたブイズの1体。現状最新のブイズである。C種族値は110とそこそこだが、フェアリースキンのおかげでハイパーボイスの火力が底上げされる点が優秀。

 ただ、テラスタル発動時にフェアリースキンの補正が乗らない可能性があるため、その場合テラスタルとの相性はあまり良くなさそう。

(追記)
 マジカルフレイムの技マシンが削除されたためその旨を反映。なおサーナイトのほうは遺伝技で覚えるようになった模様。何ゆえ……

 

ルチャブル

・A144 ブレイブバード:25920
・A158 ブレイブバード:28440
・A144 飛び膝蹴り:28080
・A158 飛び膝蹴り:30810
・A144 穴を掘る:11520
・A158 穴を掘る:12640
・A144 雷パンチ:10800
・A158 雷パンチ:11850
・A144 地獄突き:11520
・A158 地獄突き:12640

 ルチャリブレ。飛行/格闘というタイプと、専用技フライングプレスが特徴である。
 Sは118と速いものの、A種族値が92とアタッカーとしては低めな点、特性の補正が無い点が原因で、技威力程の火力は出ていない印象。
 剣舞を覚える上に、夢特性型破りでミミッキュの皮を貫通できる点はありがたいが、ドラパルトを抜けない点が惜しい。

 

デデンネ

・A78 ほっぺすりすり:2340
・C133 10万ボルト:17955
・C133 マジカルシャイン:15960

 6世代の電気ネズミ枠。アニメの作画崩壊でも有名である。
 サポート寄りの種族値をしており、残念ながら決定力指数は控えめ。ほっぺすりすり、甘える、怪電波など優秀な補助技を修得するので、サポートとして使うのが無難か。

 

☆メレシー

・A70 岩石封じ:6300
・C70 メテオビーム:12600

 宝石ポケモン。岩/フェアリーというタイプと、H50 B150 D150という極端な種族値が目を引く。A/Cの種族値はともに50しかないため決定力は低めだが、高耐久故ステロ撒きとして需要がありそう。特性が頑丈なのも◎。

 

ヌメルゴン

・A167 パワーウィップ:20040
・A167 地震:16700
・A167 岩雪崩:12525
・A167 逆鱗:30060
・C178 大文字:19580
・C178 火炎放射:19020
・C178 ヘドロウェーブ:16910
・C178 アシッドボム:7120
・C178 流星群:34710
・C178 龍の波動:22695

 第6世代の600族。D150という高い特殊耐久が特徴的である。攻撃面はA100 C110とどちらも尖っていない点が惜しいところではあるものの、それでもC特化流星群はラティオスに準ずる火力が出せる。

 ヒスイの姿が解禁されるかは未確定ではあるものの、解禁されると鋼枠として活躍しそう。

 

クレベース

・A137 後攻雪雪崩:24660
・A137 岩雪崩:10275
・A137 馬鹿力:16440
・A137 ジャイロボール(威力150):20550
・B259 ボディプレス:20720

 氷山。物理耐久がすさまじく、B特化した際の耐久力はHBアーマーガアの約1.5倍というとんでもない数値を誇る。しかも鈍いでBを補強できる。いったいどこまで硬くなるつもりなのか。
 半面S種族値28と遅いうえ、D種族値も46とパルシェンと同レベルの数値を叩き出している極端さである。役割破壊のテラスタルも増えそうな今作では、行動保証を付けるのが難しそう。

 

オンバーン

・A81 蜻蛉返り:5760
・C117 流星群:22815
・C149 流星群:29055
・C117 暴風:19305
・C149 暴風:24585
・C117 エアスラッシュ:13162
・C149 エアスラッシュ:16762
・C117 火炎放射:10530
・C149 火炎放射:13410

 蝙蝠を思わせるデザインのポケモン。S123という高いSが特徴的である。
 C種族値が97とそれなりである点に加え、ドラゴン/飛行タイプ且つH85 B80 D80と低耐久な所がネック。
 例えば、A振りマニューラの珠氷の礫で縛られてしまうほか、スカーフ氷テラバーストの存在(仮)の存在も怖い。お見通しを駆使してテラスタルの有無を見破れる、という使い方が出来れば面白そうではある。

(追記)
 テラスタル時の持ち物は自由なので、少なくともランクマ解禁直後は持ち物を見てもテラスタルの有無がわからなさそう。

 

随時加筆予定。

*1:Z技にいちいち変幻自在が適用されるため実質的な火力が1.5倍になる。このせいで理論上ほぼ全ての相手を役割破壊可能だった。

*2:他にも裏択の激流型でポリゴン2を壊せるなど強い部分は山のようにある。

【ポケモンSV】内定済みポケモン決定力指数まとめ(5世代編)

【前書き】

 本記事は、以下リンク集の第5世代編である。

mokugyo327.hatenablog.com

 

☆第4世代

mokugyo327.hatenablog.com

☆第6世代

mokugyo327.hatenablog.com

 本記事で取り挙げるポケモンは以下の23体である。

ゾロアークAutumn FormIncarnate FormeTherian FormeIncarnate FormeTherian FormeIncarnate FormeTherian Forme

 上記23体について、決定力指数を纏める。

 目安として、A222ザシアンが不屈の剣を発動させた場合、巨獣斬の決定力指数が49950、C217黒バドレックスのアストラルビットが決定力指数39060となる。

 

ダイケンキ(原種)

・A120 アクアジェット:7200
・A167 アクアジェット:10020
・A167 メガホーン:20040
・A167 アクアテール:22545
・A167 聖なる剣:15030
・A167 スマートホーン:11690
・C176 ハイドロポンプ:29040
・C176 冷凍ビーム:15840
・C176 凍える風:9680

 第5世代の御三家。ヒスイの姿は現状未解禁である。
 A100、C108とどちらの方面にも尖っておらず、それゆえに物理技・特殊技いずれも火力が中途半端である。
 そうでなくても単水タイプは競合が多いので、その中から敢えてダイケンキを採用する理由が乏しい。

 

ドレディア

・C178 花びらの舞:32040
・C178 破壊光線:26700

 花びら系お嬢様。対のエルフーンは未内定である。
 性能面、C110 S90と種族値はそこそこ優秀で、且つ蝶の舞を覚えるのは結構な事だが、如何せん技範囲があまりにも狭い。草技以外は破壊光線くらいしか技がない。
 新世代のテラバーストで技範囲をいかに補完するか、というゲームになりそう。

 

バスラオ

以下の指数計算は全て特性適応力を前提としている。
・A144 アクアブレイク:24480
・A158 アクアブレイク:26860
・A144 アクアジェット:11520
・A158 アクアジェット:12640
・A144 クイックターン:17280
・A158 クイックターン:18960
・A144 諸刃の頭突き:21600
・A158 諸刃の頭突き:23700
・A144 氷の牙:9360
・A158 氷の牙:10270

 ブラックバス。進化後のイダイトウは現状未解禁である。特性の適応力はタイプ一致技に約1.3倍の補正がかかるためその点は優秀であるが、A92という半端な種族値、水物理という一致技の火力が伸びにくいタイプが足を引っ張っている印象。
 そのせいもあってか正直命がけの印象が強い。

 

ワルビアル

・A169 地震:25350
・A185 地震:27750
・A169 DDラリアット:21547
・A185 DDラリアット:23587
・A169 噛み砕く:20280
・A185 噛み砕く:22200
・A169 岩石封じ:10140
・A185 岩石封じ:11100
・A169 インファイト:20280
・A185 インファイト:22200
・A169 アイアンテール:16900
・A185 アイアンテール:18500

 ワニ。ワニなのに地面タイプである。決定力指数はまずまずといったところ。
威嚇を活かしたステロ撒き、それなりの火力と素早さ(準速スカーフでも最速ドラパルトを上から縛れる)に着目したスカーフ型など、初期環境では中堅位のポジションは取れそう。

 

ゾロアーク(原種)

・A125 不意打ち:13125
・A125 蜻蛉返り:8750
・C172 ナイトバースト:21930
・C172 火炎放射:15480
・C172 神通力:13760
・C172 気合玉:20640

 ヒスイの姿が先行して内定していたが、原種もめでたくパルデア地方に上陸成功と相成った。イリュージョンという特性が特徴的なポケモンである。
 ただ、攻撃面の種族値は原種がC120 S105 なのに対し、ヒスイの姿ではC125 S110とC/S共にヒスイの姿より劣るのが残念である。技範囲自体は悪/炎/格闘とそれなりに広いので、ヒスイの姿とはナイトバーストや不意打ちの火力で差別化できるだろうか。

 

ゾロアーク(ヒスイの姿)

・A120 影打ち:7200
・A152 影打ち:9120
・A152 シャドークロー:15960
・A152 燕返し:9120
・C177 シャドーボール:21240
・C177 神通力:14160
・C177 火炎放射:15930
・C177 通常恨みつらみ:15930
・C177 状態異常恨みつらみ:31860

(※)特性がわからないため、特性による補正はないものと仮定して計算

 SV初期環境にて注目しているポケモンの1体。C125 S110と攻撃面の種族値が非常に優秀である。技範囲を見ても、アルセウスにて解禁済みの技だけですでに霊/炎/超と上々。ゴーストタイプなので、SV環境で鬼火/祟り目型が解禁される可能性にも期待が持てる。
 ただ、シンプルなアタッカー型だとゲンガーと役割の取り合いになりそう、あちらの方がC130と火力が若干高い点も気になる。

 

ゴチルゼル

・C115 サイコキネシス:15525
・C115 10万ボルト:10350
・C115 瞑想6積みアシストパワー:179400

 前作の剣盾では、特性影踏みと積み技の嵌め性能により存在感を放ったポケモン
 今作にも影踏みを引っ提げての参戦となった。瞑想6積みのアシストパワーは無振りでもBD奇石ラッキーが乱数で消し飛ぶほどのとんでもない火力が出る。
 サイクル構築を使う際、このポケモンに嵌められないように神経をすり減らす必要がある、と考えると正直今から憂鬱である。

 

メブキジカ

・A167 捨て身タックル:30060
・A167 ウッドホーン:18787
・A167 メガホーン:20040
・A167 飛び蹴り:16700
・A167 ワイルドボルト:15030

 鹿。季節によって見た目が変わる、という5世代の季節システムとリンクした珍しいポケモンである。鹿らしく、飛び蹴りを習得する点も面白い。
 ただ、正直それ以上の役割を与えにくいのが難点、A種族値が100しかないため、A特化捨て身タックルですら指数3万を超えるのがやっとという状態である。
 H80 B70 D70と耐久面の種族値が高いとは言い難いので、5世代らしくA140くらい尖らせて欲しかった。

 

モロバレル

・C105 ギガドレイン:11812
・C105 ヘドロ爆弾:14175
・C105 クリアスモッグ:7875

 茸。草/毒というタイプのおかげでキノコの胞子を無効化でき、毒技も覚えることや格闘技を半減できることからキノガッサに対して強い。
第8世代でキノガッサと相まみえる日はついに来なかったが、今作でその対ガッサ性能をどこまで活かせるだろうか。

 

シビルドン

・A183 ワイルドボルト:24705
・A135 蜻蛉返り:9450
・A183 蜻蛉返り:12810
・A183 岩雪崩:13725
・C172 ボルトチェンジ:18060
・C172 10万ボルト:23220
・C172 放電:20640
・C172 火炎放射:15480
・C172 草結び(威力120想定):20640

 電気ウナギ。電気単タイプ且つ浮遊持ちなので、現状弱点を(実質)持たない唯一のポケモンである。
 電気タイプ故か意外と技範囲が広く、草技や火炎放射、岩雪崩など豊富なサブウェポンが揃っている。
 ただ、浮遊という特性故に火力への補正が乗らないため、電気技の火力もそこそこどまりという印象。第7世代当時はチョッキを着せることでZガルドに対面から勝てたらしいので、新作でも仮想敵を絞った補完枠に落ち着きそう。

 

オノノクス

・A199 逆鱗:35820
・A218 逆鱗:39240
・A199 アイアンテール:19900
・A218 アイアンテール:21800
・A199 ダブルチョップ:23880
・A218 ダブルチョップ:26160
・A199 地震:19900
・A218 地震:21800
・A199 インファイト:23880
・A218 インファイト:26160
・A199 シャドークロー:13930
・A218 シャドークロー:15260

 顎斧ポケモン。A147という5世代らしい尖った種族値が特徴である。
 そのA種族値に加え、逆鱗などを覚えるため技の威力も高く、特にA特化逆鱗は特性の補正も無いのに指数4万弱というメガシンカ並みの火力を出せる。
 特性型破りも、ミミッキュの皮を貫通できるため優秀であり、「ミミッキュで止まらない積みエース」として期待しているポケモンの一体である。剣舞+珠テラスタル逆鱗の火力は結構なロマンである(HBカバルドンですら確定1発)。S種族値があと15くらい高かったら文句なしだったのだが……

 

ツンベアー

・A182 氷柱落とし:24570
・A200 氷柱落とし:27000
・A182 アクアジェット:7280
・A200 アクアジェット:8000
・A182 馬鹿力:21840
・A200 馬鹿力:24000
・A182 じゃれつく:16380
・A200 じゃれつく:18000
・A182 瓦割り:13650
・A200 瓦割り:15000
・A182 アクアブレイク:16380
・A200 アクアブレイク:18000
・A182 穴を掘る:14560
・A200 穴を掘る:16000

 シロクマ。特性雪かきのおかげで霰構築のエースとして期待できる。剣舞も覚えるので、砂パのドリュウズのような動きができる。
 ただ、S種族値が50しかないため意地っ張りだと最速ドラパルトが抜けない、
地震インファイト、氷の礫を覚えない、などいろいろな部分があと一歩足りず、非常に惜しい印象である。
 地面テラバーストを採用すると技範囲の問題は解決しうるので、SVでは数少ない天候エースとして初期環境では使われるかもしれない。

 

フリージオ

・C115 フリーズドライ:8050
・C115 冷凍ビーム:15525
・C115 ラスターカノン:9200

 氷の結晶。D135と特殊耐久が高いおかげで受けループに組み込む構築があるほか、悪名高いオニゴーリを詰ませられる(ほぼ)唯一のポケモンとして採用されていた模様。
 決定力こそ控えめであるが、SVにもオニゴーリが内定しているため、ムラッけの調整次第では第9世代でもオニゴーリ対策として需要があるかもしれない。

 

キリキザン

・A194 不意打ち:20370
・A194 アイアンヘッド:23280
・A194 地獄突き:23280
・A194 後攻しっぺ返し:29100
・A194 瓦割り:14550

 A125という優秀なA種族値と、S70という中速、H種族値65という低体力のせいで
高いとは言い難い耐久力と格闘4倍弱点を持ち、ピーキーな印象のあるポケモン
技威力が低いためか種族値ほどの決定力は出ていない印象。
 今作では身代わりやマッハパンチを持つ天敵キノガッサが解禁されているが、
その点が使用率にどこまで影響してくるか。

 

ウォーグル

・A175 ブレイブバード:31500
・A192 ブレイブバード:34560
・A175 力尽く岩雪崩:17062
・A192 力尽く岩雪崩:18720
・A175 インファイト:21000
・A192 インファイト:23040
・A175 力尽くアイアンヘッド:18200
・A192 力尽くアイアンヘッド:19968

5世代の終盤鳥(?)。 A123という高いA種族値と、力尽くという火力を補強できる特性、ブレイブバードという高威力の一致技を兼ね備え、一見すると攻撃性能が高そう。
 ただ、ブレバに力尽くが乗らない点や、S80という半端な素早さが足を引っ張っている点が惜しい。

 

サザンドラ

・C177 悪の波動:21240
・C194 悪の波動:23280
・C194 眼鏡悪の波動:34920
・C177 流星群:34515
・C194 流星群:37830
・C194 眼鏡流星群:56745
・C177 大文字:19470
・C194 大文字:21340
・C194 眼鏡大文字:32010
・C177 火炎放射:15930
・C194 火炎放射:17460
・C194 眼鏡火炎放射:26190
・C177 気合玉:21240
・C194 気合玉:23280
・C194 眼鏡気合玉:34920

 第5世代の600族。C125と特殊火力が高く、且つ龍/悪/炎/格闘/地面と技範囲も非常に広い。しかも挑発や羽休め、一応積み技の奮い立てるも覚えるので、崩し性能が優れている。筆者も第7世代当時、このポケモンの崩し性能にはお世話になった。

 SV環境でもサイクル構築は一定数存在するであろうことを考えると、新規ポケモンのSライン次第ではこのポケモンの崩し性能を押し付ける動きが環境の主流になるかもしれない。

 

ウルガモス

・C187 火炎放射:25245
・C205 火炎放射:27675
・C187 炎の舞:22440
・C205 炎の舞:24600
・C187 大文字:30855
・C205 大文字:33825
・C187 オーバーヒート:36465
・C205 オーバーヒート:39975
・C187 熱風:26647
・C205 熱風:29212
・C187 ギガドレイン:14025
・C205 ギガドレイン:15375
・C187 サイコキネシス:16830
・C205 サイコキネシス:18450
・C187 虫のさざめき:25245
・C205 虫のさざめき:27675
・C187 暴風:20570
・C205 暴風:22550

 炎のモス。炎というタイプと温暖なパルデア地方は相性が良かったのか、このポケモンも無事パルデア地方に上陸することができた。
 C135 という優秀なC種族値に加え、炎/虫/草/飛行/超+テラバーストという広い技範囲、強力な積み技蝶の舞を兼ね備えており攻撃性能が高い。
 その高性能ぶり故型も多く開発されており、炎技だけでも定番の火炎放射/大文字の他、拘り型で強いオーバーヒート、追加効果でCアップを狙えるため耐久振りと相性のいい炎の舞と4つの選択肢が存在する。このポケモンも工夫無しだとミミッキュで止まってしまうためその点は難儀であるが、そこさえ対策できれば今作でもTOP20-TOP30に食い込めそう。蝶舞+テラスタル大文字はなかなか夢がある(指数にするとC特化の場合67650、大体のポケモンが吹っ飛ぶ)。

 

トルネロス(化身)

・C177 暴風:29205
・C194 暴風:32010
・C177 熱風:16815
・C194 熱風:18430
・C177 気合玉:21240
・C194 気合玉:23280
・C177 ヘドロウェーブ:16815
・C194 ヘドロウェーブ:18430

 風神(多分)。ボルトロスと対になるポケモンである。種族値も全く同じであり、暴風を覚えることから一致技の火力自体はボルトロスよりも高い。悪戯心+追い風も有用。
 ただ、正直それ以上にボルトロスが壊れすぎていて埋もれた印象。電気タイプは強かった。今作でも先に流行るのはボルトロスのほうであろうが、開拓が進んだ後追い風や暴風に着目した構築が出てくるかもしれない。

 

トルネロス(霊獣)

・A108 蜻蛉返り:7560
・A152 蜻蛉返り:10640
・A152 持ち物無しアクロバット:25080
・C162 暴風:26730
・C162 エアスラッシュ:12150
・C162 凍える風:8910
・C162 熱風:15390
・C162 気合玉:19440

 朱雀。トルネロスの霊獣フォルムである。
 霊獣ボルトロスはCラインが底上げされ崩し性能に磨きがかかったのに対し、このポケモンはSが121に上昇し上から殴る性能が高くなった。
 ただ、そのせいもあってC種族値は110と正直物足りない。C振り暴風ですら指数が3万を超えないのは少々しょっぱい。肝心のSラインも、現環境だとドラパルトやゲッコウガマニューラなどに抜かれている点が辛い。

 

ボルトロス(化身)

・A183 ワイルドボルト:24705
・A183 蜻蛉返り:12810
・A183 アームハンマー:18300
・A183 空を飛ぶ:24705
・C145 ボルトチェンジ:15225
・C177 ボルトチェンジ:18585
・C177 10万ボルト:23895
・C177 雷嵐:26550
・C177 テラバースト(通常):14160
・C177 テラバースト(テラスタル時):28320
・C177 気合玉:21240

 雷親父。5世代で追加された準伝説ポケモンである。悪戯心+電磁波で麻痺バグを狙う行為、通称「ボルト式猫だまし」というクソムーブがある他、C125 S111という攻撃的な種族値、電磁波、挑発、悪巧みなど崩しに使える補助技、電気/草/格闘/悪/超/毒/飛行+テラバーストという広い技範囲を兼ね備え、攻撃面においては至れり尽くせりの性能をしている。
 8世代でこそ暴風ダイジェットが強すぎたためサンダーの後塵を拝したが、ダイジェットのない今、またしてもボルト式猫だましがランクマに蔓延るかもしれない。
 尤も、崩しとして使う場合後述の霊獣ボルトロスと競合するので、その点は懸念材料ではある。

 

ボルトロス(霊獣)

・C197 10万ボルト:26595
・C216 10万ボルト:29160
・C197 雷嵐:29550
・C216 雷嵐:32400
・C197 悪の波動:15760
・C216 悪の波動:17280
・C197 気合玉:23640
・C216 気合玉:25920
・C197 ヘドロウェーブ:18715
・C216 ヘドロウェーブ:20520
・C197 サイコキネシス:17730
・C216 サイコキネシス:19440

 青龍。ボルトロスの本来の姿である。C145という強烈なCラインに加え、電気/格闘/草/悪/超/毒+テラバーストという凄まじい技範囲と挑発、悪巧みなど崩しに有用な補助技まで兼ね備えている。この強烈な崩し性能のおかげで、サイクル戦が強い環境では化身フォルム以上に重宝されていた印象。
 化身・霊獣共にスペックがぶっ飛んでいるので、環境次第ではあるがどちらかは必ずTOP20位までには入ってきそう。

 

ランドロス(化身)

・A177 地震:26550
・A177 ストーンエッジ:17700
・A177 空を飛ぶ:23895
・C167 力尽く大地の力:29308
・C167 力尽くヘドロウェーブ:30936
・C167 力尽く気合玉:26052

 イッシュ地方で暴れていたボルトロストルネロスを取り押さえた豊穣の神、らしい。
所謂コピペロスの一角である。特性力尽くは有用であるが、A125というAラインは地面枠として考えるとガブなどの他のアタッカーに見劣りする事、肝心の地震に力尽く補正が乗らない事、そして何より後述の霊獣フォルムが強すぎる事が原因で埋もれた印象。今作でも特殊型を採用するなど、化身フォルムにしかできない役割を与える必要がありそう。

 

ランドロス(霊獣)

・A165 地震:24750
・A197 地震:29550
・A216 地震:32400
・A165 蜻蛉返り:11550
・A197 蜻蛉返り:13790
・A216 蜻蛉返り:15120
・A165 岩石封じ:9900
・A197 岩石封じ:11820
・A216 岩石封じ:12960
・A165 岩雪崩:12375
・A197 岩雪崩:14775
・A216 岩雪崩:16200
・A197 ストーンエッジ:19700
・A216 ストーンエッジ:21600
・A197 空を飛ぶ:26595
・A216 空を飛ぶ:29160

 白虎(多分)。ランドロスの霊獣フォルムである。地面/飛行という地面技と電気技を両方無効化できる優秀なタイプ、A145と強烈なA種族値、サイクル戦向きの威嚇に蜻蛉返り、崩しに使える剣舞やビルドアップなど強い要素が詰まっている。その高性能ぶりたるや、ザシアンやらカイオーガやらが跋扈していた剣盾のS35ですら使用率9位という結果を残したほど。
 今作でも当然カバルドンガブリアスらと地面枠を争うことになりそう。
 

随時加筆予定。

 

 

【ポケモンSV】内定済みポケモン決定力指数まとめ(第4世代編)

【前書き】

 本記事は、以下リンク集の第4世代編である。

mokugyo327.hatenablog.com

 

☆第3世代

mokugyo327.hatenablog.com

☆第5世代

mokugyo327.hatenablog.com

 本記事で取り挙げるポケモンは以下の31体である。

RotomFan RotomFrost RotomHeat RotomMow RotomWash Rotom

上記31体について、決定力指数を纏める。

 目安として、A222ザシアンが不屈の剣を発動させた場合、巨獣斬の決定力指数が49950、C217黒バドレックスのアストラルビットが決定力指数39060となる。

(※)厳密に言うと、ロトムのフォルムチェンジは未内定ではあるものの、通常ロトムだけ解禁されるというのも考えにくいため、本記事では決定力指数を掲載している。

 

ムクホーク

・A172 ブレイブバード:30960
・A189 ブレイブバード:34020
・A189 捨て身ブレイブバード:40824
・A172 インファイト:20640
・A189 インファイト:22680
・A172 蜻蛉返り:12040
・A189 蜻蛉返り:13230

 序盤鳥。旅パではたびたびお世話になった。対戦環境においては、もっぱら拘っているイメージがある。技構成もブレバ/インファ/蜻蛉/命がけ or 捨て身タックルの5つで固定のイメージ。
 上記の技構成は範囲も広く、汎用性はありそうなので、新環境でも中堅位のポジションは確保できそう。

 

レントラー

通常時

・A189 ワイルドボルト:25515
・A189 馬鹿力:22680
・A189 氷の牙:12285
・C115 ボルトチェンジ:12075

根性発動時

・A189 根性ワイルドボルト:38272
・A189 根性馬鹿力:34020
・A189 根性氷の牙:18427

 序盤電気(?)枠その1。同じく序盤に登場する電気ポケモンパチリスとは異なり攻撃的な種族値をしている。A種族値120且つ根性補正付き、と書くと火力が高そうに見えるものの、ワイルドボルトの威力が足りず指数が伸び切らない点が惜しい。
 ボルテッカーを覚えた場合、根性ボルテッカーの指数は5万を超えるので、新規でボルテッカーを覚えた場合トリルアタッカーとして需要が発生するかもしれない。

 尤も、ボルテッカーは地面タイプで無効化されるのが厳しいか......?

 

ビークイン

・C100 虫のさざめき:13500
・C145 虫のさざめき:19575
・C100 パワージェム:8000
・C145 パワージェム:11600
・C145 エアスラッシュ:16312
・C145 ヘドロ爆弾:13050

 序盤虫。メスのミツハニーのみが進化できる。名前の元ネタは女王バチかと思われるが、名前の割に決定力指数は低い。かと言って耐久型で使おうとしても、飛行・電気・岩・炎・氷とメジャーな弱点を5つも抱えているのが非常に厳しい。
 特性のプレッシャーを使ってPPを削る動きは(バトルタワーで)たまに出くわしたが、それをやるにも準伝説たち(※)のほうが適任であるし……

 (※)内定済みのポケモンでいうとサンダーやフリーザー辺り

 

パチリス

・A65 蜻蛉返り:4550
・A65 ほっぺすりすり:1950
・C65 ボルトチェンジ:6825

 いつぞやの世界大会で驚異的な活躍を見せた、ある意味伝説のポケモン。第4世代の序盤電気枠(?)2号である。

 サポート型のポケモンなので決定力指数は低く、ほっぺすりすりに至っては指数1950とレートみたいな数字が出てきて思わず笑ってしまった。
 正直、世界大会で活躍して話題になったことくらいしか対戦での印象がないが、新世代ではどのようなサポートができるのだろうか。正直未知数である。

 

フローゼル

・A167 ウェーブタックル:30060
・A167 雨ウェーブタックル:45090
・A183 ウェーブタックル:32940
・A183 雨ウェーブタックル:49410
・A167 アイススピナー:13360
・A183 アイススピナー:14640
・A167 滝登り:20040
・A167 雨滝登り:30060
・A183 滝登り:21960
・A183 雨滝登り:32940
・A167 アクアジェット:10020
・A167 雨アクアジェット:15030
・A183 アクアジェット:10980
・A183 雨アクアジェット:16470

 序盤水ポケモン。筆者もストーリーを攻略する上でお世話になっている。
 攻撃面の種族値がA/S共に115と優秀で、特性すいすいのおかげで雨下の速さがとんでもないことになる。意地っ張りでも最速スカーフドラパルトの上を取れる程である。
 火力面も、雨ウェーブタックルは指数5万弱とメガラグラージより優秀で、アクアジェットも先制技らしからぬダメージが出せる。具体的には陽気キノガッサのテクニシャンマッハパンチと同じくらいである。こう考えると、雨構築のエース枠として面白いかもしれない。

 

トリトドン

・C112 波乗り:15120
・C158 波乗り:21330
・C158 ハイドロポンプ:26070
・C112 冷凍ビーム:10080
・C158 冷凍ビーム:114220
・C112 大地の力:15120
・C158 大地の力:21330

 海牛。独特の鳴き声と水/地面という優秀なタイプ、水の一貫を切れる特性呼び水が特徴である。
 タイプや呼び水は優秀であるが、その分メタ寄りの性能でありC種族値は92と控えめ。技威力もハイドロポンプ以外は90が基本であるため決定力指数は総じて低め。最大でも3万を超えない。

 

☆フワライド

・C110 シャドーボール:13200
・C110 通常祟り目:10725
・C110 状態異常祟り目:21450
・C110 クリアスモッグ:5500

 気球。ライドバトンの縮小バトン要因、及び力を吸い取るサポート要員という印象。
H150という高いHPが目を引くが、その分決定力指数は控えめ。新作でもバトンパに組み込まれるだろうか。

 

ムウマージ

・C157 シャドーボール:18840
・C157 通常祟り目:15307
・C157 状態異常祟り目:30615
・C157 マジカルシャイン:12560

 ムウマの進化系。CとSが共に105、という何とも言えないラインの数値をしている。
技威力もそこまで高くないため、出すなら先発サポートかと思われるが、後述のユキメノコや、第8世代のドラパルトと枠の取り合いになるかもしれない。

 

ドンカラス

・A177 不意打ち:18585
・A194 不意打ち:20370
・A177 ブレイブバード:31860
・A194 ブレイブバード:34920

 ヤミカラスの進化系。進化前のヤミカラスは悪戯心を活かしたサポートだったが、進化すると一転して高火力ポケモンになる。
 A種族値が125と高いのに加え、技威力も優秀であるため、自信過剰が適用されると指数が5万を超えてくる。
 ただSの遅さがなんとも惜しいか、出オチする頻度も高そうなのが……

 

ドータクン

・A155 ジャイロボール(威力150):34875
・A155 思念の頭突き:18600
・A155 地震:15500
・A155 岩雪崩:11625
・A109 大爆発:27250
・C99 徹底抗戦:20790
・C144 徹底抗戦:30240
・C144 サイコキネシス:19440

 銅鐸。鋼/エスパーというタイプ、且つ特性浮遊のおかげで地面技が通らないので、BDSP環境では崩すのに苦労したポケモンであった。
 ただ耐久寄りの種族値であるため決定力は控えめ、トリルして爆発する運用になりそう。

 

ガブリアス

・A182 逆鱗:32760
・A200 逆鱗:36000
・A182 地震:27300
・A200 地震:30000
・A182 ダブルチョップ:21840
・A200 ダブルチョップ:24000
・A182 アイアンヘッド:14560
・A200 アイアンヘッド:16000
・A182 炎の牙:11830
・A200 炎の牙:13000

 4世代の600族。龍/地面という優秀なタイプと無駄のない種族値ゆえに使用率も上位を維持し続けており、特に6世代には全てのシーズンで使用率最終1位という偉業を達成した。
 ただ今作になってスケイルショットが没収された点、S種族値が142と速く逆鱗や流星で上からガブを縛ってくるドラパルトが流行りそうな点は向かい風か。剣舞や鉢巻の崩し自体は優秀なので、その点に着目した身代わり剣舞型や意地っ張り耐久振りが主流になるかもしれない。

 

ルカリオ

・A178 インファイト:32040
・A178 コメットパンチ:26700
・A178 冷凍パンチ:13350
・A178 噛み砕く:14240
・A178 神速:14240
・C183 波導弾:21960
・C183 気合玉:32940
・C183 ラスターカノン:21960
・C183 悪の波動:14640

 波導の勇者。メガ進化があったころは、S種族値が112まで伸びるおかげで一定数環境にいた印象。
 8世代に入りメガストーンが没収されたせいで、S90という微妙に足りないラインで戦わないといけなくなったのが逆風か。第9世代でテラスタルを発動した時に、S上昇など別の恩恵が得られるかどうか次第という気もする。

 

カバルドン

・A132 地震:19800
・A132 岩石封じ:7920
・A132 氷の牙:8580
・A132 ヘビーボンバー:15840

 ポケモン界における不朽の名作。4世代で登場してから15年以上ずっと環境にいる印象。今調べたら剣盾S35の伝説環境ですら使用率が19位で笑ってしまった。
 技構成自体も地震/欠伸/ステロ/吹き飛ばし の4つでほぼ固定にもかかわらず、カバがいない環境というのがほとんど想像できないのは凄い。
 剣盾の伝説環境ですら通用していたので、多分新作でもステロを撒き続けるのだろう。

 

ドクロッグ

・A173 ダストシュート:31140
・A173 瓦割り:19462
・A173 クロスチョップ:25950
・A173 不意打ち:12110
・A173 冷凍パンチ:12975
・C138 ヘドロ爆弾:18630
・C138 凍える風:7590

 蛙。特性のおかげで水技を無効化できる。
 それ以外のスペックは可もなく不可もなし。技威力は高いため毒技の火力はそれなりに出せるが、格闘技やサブウェポンの火力が乏しい点はネック。

 

ネオラント

・A89 蜻蛉返り:6230
・A89 滝登り:10680
・C89 波乗り:12015
・C89 凍える風:4895
・C89 冷凍ビーム:8010

 某大百科にて空気王といじられているポケモン。4世代までに登場したポケモンの中で、一番最後まで個別記事が作られなかったんだとか……
 実際(?)種族値を見るとA69 C69と悲惨極まりなく、本当に最終進化系か?と疑ってしまうような決定力のなさである。
 かと言って耐久型で使おうにも、H69 B76 D86と耐久面の種族値も決して高いとは言い難い。ミロカロスが未解禁な点は多少マシだが、だからと言ってネオラントを活用できるかというと……

 

ユキノオー

・A158 ウッドハンマー:28440
・A158 地震:15800
・C112 エナジーボール:15120
・C158 エナジーボール:21330
・C158 吹雪:26070
・C158 ギガドレイン:17775
・C158 気合玉:18960

 御大。霰構築の天候要因になりうる他、環境によってはメタ的な使い方で活躍できることがある。例えば、BDSP環境ではヒードランと組ませた並びがラティハッサムや雨パに強いとされ、ノオードランなる構築が環境構築の一角として活躍していた状況であった。
 ただ、その印象の割にA・C共に種族値は92と控えめであり、技威力はそれなりに高いのに決定力指数が伸び切らない。新作の環境はユキノオーが刺さるだろうか?

 

マニューラ

・A172 氷の礫:10320
・A172 珠氷の礫:13416
・A172 辻斬り:18060
・A172 珠辻斬り:23478
・A172 冷凍パンチ:19350
・A172 珠冷凍パンチ:25155
A172 トリプルアクセル:30960
A172 珠トリプルアクセル:40248
・A172 アイアンテール:17200
・A172 珠アイアンテール:22360

 高速氷ポケモン筆頭。S125とドラパルト・ムゲンダイナ以外のドラゴンポケモンに先制できる高いSを持ち、悪・氷と技範囲もそれなりに広いことから制圧力が高い。
 叩き落とすの没収があまりにも痛いものの、代わりに追加されたトリプルアクセルが非常に優秀、珠を持つと4万超えの火力を出せるため、S125から襷を貫通しつつ盤面を制圧する、という運用が期待できる。
解禁済みのリストを見ても、明確にマニューラより速そうなのはサンダースとファイアロー、ドラパルト位なので、特に初期環境では抜きエースとして活躍するかもしれない。
(追記)
 9世代でトリプルアクセルが没収されてしまった。悲しい。

 

ジバコイル

通常時/持ち物なし

・C200 ラスターカノン:24000
・C200 10万ボルト:27000
・C200 ボルトチェンジ:21000
・C200 トライアタック:16000

通常時/眼鏡着用

・C200 眼鏡ラスターカノン:36000
・C200 眼鏡10万ボルト:40500
・C200 眼鏡ボルトチェンジ:31500
・C200 眼鏡トライアタック:24000

アナライズ発動時/持ち物なし

・C200 アナライズラスターカノン:31200
・C200 アナライズ10万ボルト:35100
・C200 アナライズボルトチェンジ:27300
・C200 アナライズトライアタック:20800

アナライズ発動時/眼鏡着用

・C200 眼鏡アナライズラスターカノン:46800
・C200 眼鏡アナライズ10万ボルト:52650
・C200 眼鏡アナライズボルトチェンジ:40950
・C200 眼鏡アナライズトライアタック:31200

 鋼枠の一体。磁力で鋼ポケモンを捕獲する型、頑丈で行動保証を付ける型など複数の型があり、環境でも一定数居る印象のポケモンである。
 C種族値が130と非常に高く、またアナライズ型であれば特性で火力を底上げできるため、S60という遅さも相まって、眼鏡アナライズ10万ボルトの指数は5万を超える。これはラティオスの眼鏡流星群とほぼ同じラインであり、非常に火力が高い。
 テラスタルで技威力が上がれば、アナライズテラスタル10万(仮)の火力が更にとんでもない指数になるかもしれない。

 

リーフィア

・A178 リーフブレード:24030
・A178 アイアンテール:17800
・A178 二度蹴り:10680

 4世代で追加されたブイズの1体。物理に寄せた種族値である。A110と種族値はそれなりに高いものの、特性で補強されない上、メインウェポンのリーフブレードも威力が90とそこそこのため、決定力指数に直すと平凡な数値になってしまう。
 加えて技範囲の狭さもつらく、鋼でほぼ確実に止まってしまう点が惜しい。新作で技が追加されれば化けるかもしれない。

 

☆グレイシア

・C200 吹雪:33000
・C200 フリーズドライ:21000
・C200 冷凍ビーム:27000
・C200 シャドーボール:16000
・A72 氷の礫:4320

 4世代で追加されたブイズの1体。こちらは特殊に寄せた種族値である。
 特殊に寄せたおかげでCが130と高く、吹雪の火力はそれなりに高い。
 ただこちらもサブウェポンに乏しく、やはり鋼で止まってしまう点がどうしても惜しい。新作で優秀なサブウェポンが追加されれば化けるかもしれないポケモンの1体。

 

エルレイド

・A194 インファイト:34920
・A194 ドレインパンチ:21825
・A194 瓦割り:21825
・A194 トリプルアクセル:23280
・A194 雷パンチ:14550
・A194 影打ち:7760
・A194 思念の頭突き:23280
・A194 叩き落とす:12610
・A194 補正あり叩き落とす:18915

 ラルトスの進化系、サーナイトの対になっているためかAが125と高い。

 格闘タイプ、というタイプとも嚙み合い、インファイトや叩き落とす、雷パンチ等優秀な技を複数習得するのがありがたい。
 ただアタッカーとしてはS80、という半端なSラインがどうしてもネック、テラスタル技(仮)でSを底上げする方法があればルカリオと覇権争いをするのかもしれない。

 

ユキメノコ

・C132 凍える風:10890
・C132 冷凍ビーム:17820
・C132 シャドーボール:15840
・C132 通常祟り目:12870
・C132 状態異常祟り目:25740

 ユキカブリの進化系。4世代はこの手の進化が追加されたポケモンが多い。
 S110と優秀な素早さと、道連れ・挑発・鬼火・電磁波とゴーストらしい優秀な補助技のおかげで、新作でも先発要員として期待できそう。Cラインが80と控えめな事と、H/B/Dが共に70と柔らかいため襷必須な点がネックか。

 

ロトム

・C147 シャドーボール:17640
・C161 シャドーボール:19320
・C147 10万ボルト:19845
・C161 10万ボルト:21735
・C147 通常祟り目:14332
・C147 状態異常祟り目:28665
・C161 通常祟り目:15697
・C161 状態異常祟り目:31395

 通常ロトム。ゴーストタイプのポケモンである。地味ながらC種族値が95とフォルムチェンジ後より低く、BDのラインも77とフォルムチェンジ後より30近く低い。
 そのせいもあってかほぼほぼフォルムチェンジで使われている印象。新作ではテラスタルのタイプがどうなるのか気になるところ、フォルムチェンジに合わせてテラスタイプも変わるのだろうか、それとも予めテラスタイプを厳選しておくシステムになるのだろうか。
 後者だとすると厳選がえらい大変そうだ……

 

ウォッシュロトム

・C125 ハイドロポンプ:20625
・C157 ハイドロポンプ:25905
・C172 ハイドロポンプ:28380
・C172 眼鏡ハイドロポンプ:42570
・C125 ボルトチェンジ:13125
・C157 ボルトチェンジ:16485
・C172 ボルトチェンジ:18060
・C172 眼鏡ボルトチェンジ:27090
・C125 10万ボルト:16875
・C157 10万ボルト:21195
・C172 10万ボルト:23220
・C172 眼鏡10万ボルト:34830
・C125 放電:15000
・C157 放電:18840
・C172 放電:20640

 洗濯機。フォルムチェンジによってハイドロポンプを習得する。
 水/電気タイプ、且つ浮遊のおかげで弱点が草タイプのみになる点が優秀なロトム筆頭格。ハイドロポンプ当たれば電気技の補完として優秀。命中率が80しかなく、H50 BD106という中途半端な種族値ポケモンが連打するには随分と心許ないのがネックではあるが。
 そのことを差し引いても、補完枠として優秀ではあるため、新作でもウォッシュロトムの使用率が一番高くなりそう。もしかすると、テラスタルがあればドロポンの命中問題も解決するかもしれないし。

 

ヒートロトム
・C125 オーバーヒート:24375
・C157 オーバーヒート:30615
・C172 オーバーヒート:33540
・C172 眼鏡オーバーヒート:50310

(※)電気技の指数はウォッシュロトムと同じなので割愛

 電子レンジ。フォルムチェンジによってオーバーヒートを習得する。
 炎/電気という技範囲が受けづらく、且つ地面タイプが4倍弱点であるため浮遊の価値がほかのフォルムより高い。オーバーヒートの命中率が90とだいぶまともな点も◎。
 新作でも電気/炎の範囲を押し付けていくスカーフや眼鏡、行動回数を稼ぐオボンなどの「よくあるヒートロトム」が補完枠としてパーティに入ってきそう。

 

カットロトム

・C157 リーフストーム:30615
・C172 リーフストーム:33540

(※)電気技の指数はウォッシュロトムと同じなので割愛

 芝刈り機。フォルムチェンジでリーフストームを習得する。
 このポケモンには第7世代のころ、テッカグヤの宿木を遮断しつつ電気技で倒せる、という理由で一瞬だけ注目していた記憶がある。

mokugyo327.hatenablog.com

 正直、それ以外の印象はほぼないが、新作ではもしかするとリーフストームの威力が高いおかげでテラスタル技の威力が伸びる、という事はあるかもしれない。

 

スピンロトム
・C157 エアスラッシュ:17662
・C172 エアスラッシュ:19350

(※)電気技の指数はウォッシュロトムと同じなので割愛

 扇風機。フォルムチェンジでエアスラッシュを習得する。
 正直色々と不遇なポケモンで、まず習得技の威力がこのポケモンだけめちゃくちゃ低い。他は最低でも100を超えているのに、スピンロトムだけ75しかない。暴風くらいこっそりあげても良かったのでは。
 しかも飛行タイプなので特性の浮遊も完全に腐っている。これも不遇な所。
 競合、という意味でも、電気/飛行タイプは数が多く、アタッカーとして使うならサンダーやボルトロスと張り合わなければならない、という高すぎるハードルの前に沈んでいた印象。
 実はBDSP環境にて以下の配信で使ったこともあるが、まあ弱かった。地面タイプに対して出来ることが低火力のエアスラ、不安定な鬼火やトリックくらいしかないのが……

twitcasting.tv

 

フロストロトム

・C157 吹雪:25905
・C172 吹雪:28380

 (※)電気技の指数はウォッシュロトムと同じなので割愛

 冷蔵庫。フォルムチェンジによって吹雪を習得する。
 それは結構な事であるが、吹雪の命中は70とメインウェポンに据えるには余りにも心許ないのがつらいところ。
 炎や岩などメジャーどころが弱点になってしまう点もつらい。

 

ユクシー

・A95 蜻蛉返り:6650
・A95 冷凍パンチ:7125
・C95 サイコキネシス:12825

 知識の神。BDの種族値が130と非常に高く、且つステロや欠伸など補助技も揃っている。BDSP環境ではこのポケモンのステロ+欠伸を咎めるのに苦労した思い出がある。
 今作でもステロ+欠伸の仕様は変わっていないため、起点作り要因として活躍しそう。蜻蛉返りで逃げようとする相手を封印で咎められる点も強い。

 

エムリット

・A172 蜻蛉返り:12040
・A172 冷凍パンチ:12900
・C172 サイコキネシス:23220
・C172 冷凍ビーム:15480
・C172 未来予知:30960

 感情の神。A/B/C/Dがすべて105という平坦な種族値が特徴である。その平坦さ故火力も伸びず、C特化してもサイコキネシスの決定力指数は2万強しかない。専用の耐久調整がしたい場合ぐらいでしか出番がなさそう。

 

アグノム

・A177 冷凍パンチ:13275
・A177 蜻蛉返り:12390
・A177 思念の頭突き:21240
・A177 大爆発:44250
・C177 サイコキネシス:23895
・C177 大文字:19470
・C177 火炎放射:15930

 意志の神。攻撃面の種族値が優秀で、A/Cの種族値が共に125、S種族値が115と高い。しかも技範囲も広く、エスパー技に加え大文字や冷凍パンチまで習得できる。
 こう書くと非常に強そうであるが、残念なことにメインウェポンの威力が90しかなく、且つ特性の補正も乗らないため、実際の指数を計算するとサイキネでも2万強しか出ない。種族値と技範囲だけ見ていると可能性を感じるだけに本当に惜しい。

 

 随時加筆予定。

 

【ポケモンSV】内定済みポケモン決定力指数まとめ(第3世代編)

【前書き】

 本記事は、以下リンク集の第3世代編である。

mokugyo327.hatenablog.com

 

☆第2世代

mokugyo327.hatenablog.com

☆第4世代

mokugyo327.hatenablog.com


 本記事で取り挙げるポケモンは以下の20体である。

 上記20体について、決定力指数を纏める。

 目安として、A222ザシアンが不屈の剣を発動させた場合、巨獣斬の決定力指数が49950、C217黒バドレックスのアストラルビットが決定力指数39060となる。

 

 ☆ぺリッパー

・C115 雨熱湯:20700
・C161 雨熱湯:28980
・C161 雨眼鏡熱湯:43470
・C161 雨ハイドロポンプ:39847
・C161 雨眼鏡ハイボロポンプ:59771
・C115 暴風:18975
・C161 暴風:26565
・C161 眼鏡暴風:39847
・A70 蜻蛉返り:4900
・A70 叩き落とす(補正あり):6825

 第7世代で雨降らしが特性に追加されて出世した序盤鳥。後攻蜻蛉返りで雨を安全にエースへ渡せる点も嬉しい。

 更に単なるサポートに留まらず、Cも95とキングドラと同値であり意外と火力も高い(但し物理技は哀しいほど火力が出ない)。

 SVで雨構築がどうなるかは分からないが、サイクル系の環境であればトノが解禁されてもこちらが優先されるかもしれない。

 

サーナイト

・C177 サイコキネシス:23895
・C194 サイコキネシス:26190
・C177 ムーンフォース:25222
・C194 ムーンフォース:27645
・C177 マジカルフレイム:13275
・C194 マジカルフレイム:14550
・C177 気合玉:21240
・C194 気合玉:23280
・C145 ドレインキッス:10875

 序盤に獲得できるエスパーポケモン。Cの種族値は125と高い。

 ただ、技威力がそれなり、且つ特性による補正も無いため、指数に起こすと火力はそこそこ。新世代のテラスタルで技威力がどこまで底上げされるか次第な気もする。

 

キノガッサ

・A165 気合パンチ:37125
・A165 マッハパンチ:9900
・A200 テクニシャンマッハパンチ:18000
・A200 テクニシャン岩石封じ:18000
・A165 種マシンガン(1発分):6187
・A200 テクニシャン種マシンガン(1発):11250

 元問題児。PVで内定した時随分と騒がれた記憶がある。確かに(多分)命中安定のキノコの胞子は健在であろうし、A種族値も高いためマッハパンチ等は先制技とは思えないほどの火力が出る。

 ただ、一方で草ポケモンに胞子が通らない、ダブルウィングで出オチするリスクが上がったなど現役当時(胞子が現在の仕様になったのは6世代のころ)より向かい風の要素が多そう。そのため、キノコの胞子もポイズンヒールも、6-7世代当時の仕様であれば、案外そのままでもいいのではないかと考えている。

 

☆ケッキング

・A233 恩返し:35649
・A233 地震:23300
・A233 ギガインパクト:52425
・A233 鉢巻ギガインパクト:78637

 数値はとにかく凄いポケモン。A160という種族値は圧巻で、ギガインパクトは持ち物なしでもザシアン並みの火力が出る。凄い。

 無論、このポケモンの場合問題は特性にあるわけだが、これを解消できるギミックが開発されれば猛威を振るうこと間違いなし。ダブルだと化学変化ガス持ちのマタドガスが解禁されれば増えそう。

 

ハリテヤマ

・A189 猫だまし:7560
・A189 インファイト:34020
・A189 根性インファイト:51030
・A189 ヘビーボンバー(威力120):22680
・A189 根性ヘビーボンバー(威力120):34020
・A189 ストーンエッジ:18900
・A189 根性ストーンエッジ:28350
・A189 岩雪崩:14175
・A189 力尽く岩雪崩:18427
・A189 根性岩雪崩:21262
・A189 バレットパンチ:7560
・A189 根性バレットパンチ:11340

 力士ポケモン。A種族値も120と高く、根性によって補正も乗るため根性インファイトの火力が5万を超えるなど、火力は目を引くものがある。
 Sの遅さが難点だが、トリパでどこまで輝けるか。

 

ヤミラミ

・C85 悪の波動:10200
・C85 バークアウト:7012
・C85 シャドーボール:10200

 特性悪戯心の追加で、「補助技を駆使した受け」という独特のポジションを確立したポケモン。従って決定力事態は控えめであるが、新世代の受けループにはラッキー・ドヒドイデと並んで入ってくるかもしれない。

 

チャーレム

 以下の計算は全てヨガパワーを前提としている。

・A123 思念の頭突き:29520
・A123 冷凍パンチ:18450
・A123 猫だまし:9840
・A123 バレットパンチ:9840
・A123 飛び膝蹴り:47970

 ヨガ。マリルリと同じ効果のあるヨガパワーを特性に持ち、且つA種族値マリルリより10高い。そのため指数に期待していたが、飛び膝蹴り以外は技威力の関係で思ったより指数が伸びなかった。膝自体はHBカバルドンが乱数2発圏内に入るほどなので非常に火力が高い。テラスタル次第ではとんでもないゴリラになるかもしれない。

 

マルノーム

・A93 ダストシュート:16740
・A93 テラバースト:14880
・C93 ヘドロ爆弾:12555

 ゴクリンの進化系。実は剣盾では未解禁であった。
 A/C共に種族値は73と控えめであったが、第7世代以前は耐久力と食いしん坊を活かした型があった。具体的にはまとわりつく+欠伸+アンコールで相手を拘束しつつ、食いしん坊とイバン道連れを組み合わせることで1:1交換を狙いに行く、というもの。
 ただ現状、その肝心なまとわりつくが没収されてしまっているためこの型が使えない状況である。厳しい。

 

バクーダ

・C172 噴火:38700
・C172 火炎放射:23220
・C172 大文字:28380
・C172 オーバーヒート:33540
・C172 大地の力:23220
・C172 ソーラービーム:20640

 火力がありそうな見た目なのに、実際のところそれほどでもないポケモン

 メガ進化時と異なり力尽くの補正もないため、C特化して噴火を押しても指数が4万を超えない。正直、炎タイプとしても埋もれていきそう......

 

コータス

・C105 晴れ噴煙:18900
・C105 晴れオーバーヒート:30712
・C150 晴れオーバーヒート:43875
・C105 クリアスモッグ:5250
・C105 ソーラービーム:12600

 特性日照りによって晴れパでの採用意義が出てきたポケモン。欠伸やステロなど起点作りとして優秀な技を多々覚える。

 火力面も、C種族値こそ85とそれなりながら、晴れ補正と技威力のおかげでC特化オバヒの火力は案外馬鹿にならない。

 

ノクタス

・A183 不意打ち:19215
・A183 後攻しっぺ返し:27450
・A183 気合パンチ:27450
・A183 ドレインパンチ:13725
・C183 ギガドレイン:20587
・C183 ソーラービーム:32940
・C183 エナジーボール:24705

 サボテン。A・C両方が115とそれなりに高く、S60という鈍足、砂隠れという特性が特徴的である。技も癖が強く、不意打ちなどの択技、しっぺ返しやダメ押しなどの条件付きで火力を伸ばせる技を複数覚えるのも特徴的である。

 ただ、インフレ故か、現環境で115という種族値は少々力不足かもしれない。実際、指数を計算してみても、最大打点であろうしっぺ返し・ソーラービーム共に指数が4万を超えず、等倍で有象無象を持っていけるほどの火力は期待できない。

 

ブーピッグ

・C156 サイコキネシス:21060
・C156 未来予知:28080
・C156 気合玉:18720
・C156 パワージェム:12480

 バネブーの進化系。下半身のバネが尻尾になった結果、素直な豚ベースの見た目になった。なんとこのポケモンも剣盾では未解禁であった。
 種族値は全体的に平坦であるが、H80 D110と特殊耐久に優れる。且つ特性厚い脂肪により炎技と氷技を半減できるので、珠悪の波動で怯まなければゲッコウガにも対面から勝てる可能性がある。
 ただCとSが足りないため汎用性に欠ける点がネックであるが……

 

チルタリス

・A134 逆鱗:24120
・A134 地震:13400
・A134 じゃれつく:12060
・C134 龍の波動:17085
・C134 暴風:22110
・C134 冷凍ビーム:12060
・C134 ムーンフォース:12730
・C134 大文字:14740
・C134 流星群:26130

 もふもふな見た目と、ドラゴンタイプが特徴的な鳥ポケモン。ドラゴンタイプが付くおかげで流星群も覚える。

 穏やかや図太いでコットンガードを積み要塞化する型が主流かと思われるが、ポケ徹にて調べたところCに振る型が存在したため、本記事ではA特化・C特化の指数を記載している。それほど際立って高いわけではないが、ムーンフォースや冷凍ビームなど刺さるところには刺さる技を覚えるので、メタとしては面白いかもしれない。

 

ザングース

通常時

・A183 空元気:19215
・A183 瓦割り:13725
・A183 インファイト:21960
・A183 岩石封じ:10980
・A183 アイアンテール:18300
・A183 電光石火:10980

毒暴走発同時

・A183 毒空元気:57645
・A183 瓦割り:20587
・A183 インファイト:32940
・A183 岩石封じ:16470
・A183 アイアンテール:27450
・A183 電光石火:16470

 個人的に注目しているポケモン。A種族値が115とそれなりに高く、特性毒暴走により火力を1.5倍に伸ばすことができる。技威力と相まって、毒暴走空元気の火力はランク補正無しでも鉢巻マンダの逆鱗より火力が出る。凄い。

 しかも剣舞も覚える。剣舞毒暴走空元気でHBカバルドンやHBクレセリアを吹っ飛ばせるほどの超火力が出せるため、受け回しに対する崩しとして期待が持てる。

 

ハブネーク

・A152 毒突き:18240
・A152 噛み砕く:12160
・A152 アイアンテール:15200
・A152 地震:15200
・A152 しっぺ返し:15200
・A152 泥棒:9120

 蛇。図鑑説明によると先祖代々ザングースと戦ってきたらしい。

 決定力指数とS種族値を見る限りではザングースに打ち負けそうであるが、蛇にらみを使って麻痺させるのだろうか。

 

ナマズン

・A132 滝登り:15840
・A132 ストーンエッジ:13200
・A132 地震:19800
・C96 波乗り:12960
・C96 冷凍ビーム:8640

 第3世代でラグラージとともに追加された水/地面タイプのナマズ。実はこのポケモンも剣盾では未解禁であった。
 A種族値は78と低めではあるが、龍舞を覚えることは割と有名な印象、ただ流石に素の種族値が低すぎるため龍舞エース型は厳しい。
 一方で、特性鈍感を活かして身代わり+ど忘れ+地割れを決め受け回しを崩す型は面白そう。挑発が通らない点も強い。

 

トロピウス

・A132 リーフブレード:17820
・A132 ドラゴンハンマー:17820
・A132 地震:13200
・A132 燕返し:11880
・C136 リーフストーム:26520
・C136 エアスラッシュ:15300

  A68 C72と何とも言えない種族値ポケモン。一応A特化・C特化時の火力を載せてはみたものの、いずれも3万を下回っており高いとは言えないラインである。

 耐久型で使おうにも、炎や氷、飛行などメジャーどころを弱点に抱えておりこれも厳しい。一応龍舞は覚えるものの、この種族値で龍舞しても何も倒せなさそう。辛い。

 

オニゴーリ

・C101 フリーズドライ:10605
・C101 氷の息吹:9090

 SV環境でもこいつの顔を見ないといけないのか……

 配分はHSベースが主流であるため、素の決定力は低めではある。

 しかし、特性ムラッけのせいで、守るされただけでこちらの負け筋が降ってきてしまうのが相手をしていて非常にしんどい。回避率が上がらないだけ、6-7世代の全盛期よりはまだだいぶマシではあるが……
 できればあんまり増えないでほしい。

 

ラブカス

・C92 ハイドロポンプ:15180
・C101 ハイドロポンプ:16665
・C92 冷凍ビーム:8280
・C101 冷凍ビーム:9090
・C92 熱湯:11040
・C101 熱湯:12120
・C92 補正有り塩水:17940
・C101 補正有り塩水:19195

 不遇ポケモンの筆頭格。上記の実数値は無補正C振りとC特化の数値であるが、C種族値40しかない為いずれも悲惨な指数が出ている。
 そもそも合計種族値デリバード共々330しかない有様で、正直決定力云々以前の状態である。何なら、特性張り切りや襷カウンター、道連れがある分デリバードの方が余程強く見えてくる......

 

ボーマンダ

・A155 ダブルウィング:18600
・A187 ダブルウィング:22440
・A205 ダブルウィング:24600
・A155 空を飛ぶ:20925
・A187 空を飛ぶ:25245
・A205 空を飛ぶ:27675
・A155 逆鱗:27900
・A187 逆鱗:33660
・A205 逆鱗:36900
・A155 地震:15500
・A187 地震:18700
・A205 地震:20500
・C130 火炎放射:11700
・C162 火炎放射:14580
・C178 火炎放射:16020
・C130 大文字:14300
・C162 大文字:17820
・C178 大文字:19580
・C130 暴風:21450
・C162 暴風:26730
・C178 暴風:29370
・C162 流星群:31590
・C178 流星群:34710

 マンダの流星群はつよい。第3世代の600族であり、本ブログの看板でもある。A135 C110と攻撃的な種族値を持ち、技範囲も広いためAS龍舞、CS両刀、AS両刀、A特化スカーフなど多種多様な型がある。そのため、本シリーズでも随一の情報量となってしまい申し訳ない。

 本記事ではやむなく割愛したが、上記以外にも瓦割りやハイドロポンプ等多彩な技を覚えるため範囲は広い。しかも、今までずっとボーマンダのネックだった「鋼タイプに一致技で弱点を突くことができない」という弱点もテラスタルによって解消されるため、SVではもしかすると龍舞マンダが環境トップになるかもしれない。

 例えば地面テラスタル型で、電磁波を透かしつつ鋼タイプも一致地震で殴っていく、といった使い方が考えられる。

 

 随時加筆予定。

 

【ポケモンSV】内定済みポケモン決定力指数まとめ(第2世代編)

【前書き】

 本記事は、以下リンク集の第2世代編である。

mokugyo327.hatenablog.com

 

☆第1世代

mokugyo327.hatenablog.com

☆第3世代

mokugyo327.hatenablog.com

本記事で取り挙げるポケモンは以下の21体である。

☆第2世代

計21体

 上記21体について、決定力指数をまとめる。

 目安として、A222ザシアンが不屈の剣を発動させた場合、巨獣斬の決定力指数が49950、C217黒バドレックスのアストラルビットが決定力指数39060となる。

 

バクフーン

・C161 噴火(威力150):36225
・C161 テラスタル噴火(威力150):48300
・C177 噴火(威力150):39825
・C177 テラスタル噴火(威力150):53100
・C161 火炎放射:21735
・C177 火炎放射:23895
・C161 大文字:26565
・C177 大文字:29205
・C161 ソーラービーム:19320
・C177 ソーラービーム:21240

 2世代の御三家。リザードン共々解禁となった。
 種族値リザードンと全く同じ、なのに2世代という世代故かキョダイマックスもメガシンカも無し、と何かと不遇な印象。
 SVでもまたリザードンが目の上のタンコブになりそうだが、テラスタル噴火を武器にどこまで環境に食い込めるか。

 

デンリュウ

・C135 ボルトチェンジ:14175
・C183 ボルトチェンジ:19215
・C135 10万ボルト:18225
・C183 10万ボルト:24705
・C135 放電:16200
・C183 放電:21960
・C135 雷:22275
・C183 雷:30195
・C135 龍の波動:11475
・C183 龍の波動:15555
・C135 気合玉:16200
・C183 気合玉:21960

 メリープの進化系なのに、何故か綿毛が全部抜けてしまったポケモン。6-7世代のメガシンカが現役だった時代には、メガでたまに見かけた記憶がある。
 C115と種族値はそれなりに高く、決定力指数自体はそれなりといった感じか。コットンガードなど面白い補助技も覚えるが、いかんせんSが遅すぎるのが……

 

マリルリ

以下の指数は全て力持ちを前提としている。

・A112 滝登り:26880
・A112 じゃれつく:30240
・A112 アクアジェット:13440
・A112 A+6 アクアジェット:53760
・A112 馬鹿力:26880

 筋肉の塊。特性力持ちのおかげで、A特化した際の決定力指数は3万を超える。当然先制技も強化されるので、腹太鼓を通すと鉢巻ガブの逆鱗に匹敵する火力を先制技で連打出来るようになる。怖い。

 この火力と、水/フェアリーというタイプのお陰で、BDSP環境では貴重なカイリューストッパー兼受け崩しとして活躍してくれた印象。

 テラスタルで技威力が上がると化けそうなポケモンの1体。

 

ウソッキー

・A152 岩石封じ:13680
・A167 岩石封じ:15030
・A152 岩雪崩:17100
・A167 岩雪崩:18787
・A152 諸刃の頭突き:34200
・A167 諸刃の頭突き:37575
・A152 ウッドハンマー:18240
・A167 ウッドハンマー:20040
・A152 不意打ち:10640
・A167 不意打ち:11690

 初見でタイプが分からないポケモン筆頭。木の様な見た目故かウッドハンマーを覚える。

 見た目に反して(?)A種族値が100とそこそこ高く、諸刃の頭突き+不意打ちでゲンガーくらいは倒せる。

 

ワタッコ

・A75 アクロバット(持ち物消費時):12375
C75 ギガドレイン:8437
C75 ソーラービーム:13500

 実は剣盾未解禁の綿毛。S種族値が110と高く、BDSPで当たった際、力を吸い取ると眠り粉に完封された思い出がある。

 サポート寄りのポケモンであり決定力は低い反面、眠り粉やアンコールなど厄介な補助技を多数覚える。しかも晴れると葉緑素でさらに速くなる、どこまでスピードを追い求めていくのか......

 

キマワリ

・C172 ソーラービーム:30960
・C172 サンパワーソーラービーム:46440
・C172 サンパワー眼鏡ソーラービーム:69660
・C172 ヘドロ爆弾:23220
・C172 サンパワーヘドロ爆弾:25542
・C172 サンパワー眼鏡ヘドロ爆弾:38313

 太陽神キマワリ。神の名に相応しく(?)サンパワーと眼鏡が合わさると、ソーラービームの火力が7万弱まで伸びる。これは雨キングドラの眼鏡ドロポン以上の高火力である。

 ただ技範囲が狭い為止まりやすいのがネック。SVでウェザーボールが追加されれば、アタッカーとして本格的に化けそうなのが惜しい。

 

☆ヌオー

・A105 地震:15750
・A105 滝登り:12600
・C85 波乗り:11475
・C85 冷凍ビーム:7650
・C85 大地の力:11475

 オオサンショウウオ。前作では特性天然のおかげで、数少ないザシアン受けとして活躍した。受けポケモンであるため決定力は控えめであるが、今作でも特性天然や欠伸、蓄えるなど活躍できる要素は健在である。
 熱湯が没収されてしまった点だけは気がかりだが、その点を抜きにしても物理受けとして需要がありそう。

 

☆エーフィ

・C182 サイコキネシス:24570
・C182 珠サイコキネシス:31941
・C182 サイコショック:21840
・C182 珠サイコショック:28392
・C182 シャドーボール:14560
・C182 珠シャドーボール:18928
・C182 C+2アシストパワー(威力120想定):65520

 2世代で追加されたブイズの片割れ。ブラッキーと対照的にC130 S110と攻撃面の種族値が優れている。

 技威力が低い為、素の決定力指数こそ低めであるものの、特性マジックミラーのおかげで吠えるや吹き飛ばしが効かない為バトンエースとして有望。

 例えば、7世代限定だがイーブイバトンを決めただけで、アシストパワーの決定力指数が6万を超えてくる。眼鏡バドレックスのアストラルビットを超える高火力である。バトン対策を考えておきたい。

 

ブラッキー

・A85 しっぺ返し(後攻):12750
・C80 バークアウト:6600

 2世代で追加されたブイズの片割れ。エーフィと対照的にH95 B110 D130と耐久面の種族値が非常に優秀。確定数で言うと、HB特化時の耐久力はファイアローの鉢巻ブレバをギリギリ2耐えするくらいである。

 故に決定力は控えめであるが、SVでも物理受け兼サポーターとして輝けるか。毒と癒しの鈴だけで良いから返して欲しい......

ヤドキング

・C120 熱湯:14400
・C120 波乗り:16200
・C120 サイコキネシス:16200
・C120 冷凍ビーム:10800
・C120 大文字:13200

 ヤドランの対になるポケモン。ヤドランが物理受けなら、こちらは特殊受けである。

 ただ、種族値だけ見ると良さげに見えるが、電気技や悪技、霊技などメジャーな特殊技が尽く弱点になってしまうのが惜しい。

 決定力指数はヤドランと同じラインなので、受けポケモンとしてはそこそこ、と言った所。ステロ+無振り冷凍ビームでASボーマンダくらいは倒せる。

 

ムウマ

・C105 祟り目:10237
・C105 状態異常祟り目:20475
・C105 シャドーボール:12600
・C105 10万ボルト:9450

 奇石対応ポケモン。ゴーストタイプらしく鬼火・滅びの歌・道連れ等優秀な補助技を多々覚える。その 一方で決定力はかなり控えめ。

 

フォレトス

・A110 ジャイロボール(威力最大):24750
・A110 ヘビーボンバー(威力最大):19800
・A110 虫食い:9900
・A110 大爆発:27500
・C80 ボルトチェンジ:5600
・C80 電磁砲:8000

 B140と、防御種族値の高さが目を引く。HBに特化するとエアームドより硬い。

 技範囲も独特。上記の様に、何故かボルチェンや電磁砲を覚える他、撒菱やステロ、リフレクター等の場作り技を複数覚える。

 特性のおかげで1回はほぼ確実に行動出来そうな点も良き。

 

キリンリキ

・A145 噛み砕く:11600
・A156 サイコキネシス:21060

 剣盾では未解禁であったが、進化先が追加されたポケモン。これにより奇石が適用されるようになった。

 それはともかく、進化前(?)であるためか決定力は控えめ。一度だけBDSP環境で選出された事があったが、バンギラス地震を2回当てても緑ゲージで耐えた記憶がある。

 進化先がどのような種族値になるのか楽しみではある。

 

ノコッチ

・A90 頭突き:9450
・A90 岩雪崩:6750
・A90 思念の頭突き:7200

 天恵まひるポケモンの一体。蛇睨みで麻痺を撒いた後、頭突きを当てると7割の確率で相手が怯む。

 ただ、S45という遅さのせいで麻痺を入れても最速ドラパルトと同速にしかならないのが悲しい......

 決定力も低く、A特化しないと岩雪崩でCSリザードンすら確1にならないのが哀しい......

 上記の件を考えると新環境でもそこまで活躍しないかもしれないが、低速ポケモンを使う場合まひるみで嵌められる恐れがある為、(トゲキッス対策のついでに)一応対策はしておきたい。

 

ハッサム

・A150 テクニシャンバレットパンチ:13500
・A165 テクニシャンバレットパンチ:14650
・A200 テクニシャンバレットパンチ:18000
・A150 とんぼ返り:15750
・A150 虫の知らせとんぼ返り:20475
・A165 とんぼ返り:17325
・A165 虫の知らせとんぼ返り:22522
・A200 とんぼ返り:21000
・A200 虫の知らせとんぼ返り:27300
・A150 瓦割り:11250
・A165 瓦割り:12375
・A200 瓦割り:15000
・A200 珠テクニシャン電光石火:15600

 BDSP環境筆頭。同環境では、クッション・ラティ受け・剣舞による詰めとやれる事が多く、炎タイプの少なさ・役割破壊のされにくさが光っていた印象。

 決定力を見ても、A種族値が130と高いうえに、テクニシャンの補正も乗るため、
バレットパンチは先制技としては破格の指数が出る。剣舞珠バレットでASボーマンダを落とせるほど。

 ただ、SV環境ではマジカルフレイムが復活することや、テラスタルの存在もあるので、とんぼ返りを通す前に役割破壊されやすそうではある。そう考えると、流石にBDSP程の活躍は見込めないか。

 

リングマ

通常時

・A200 空元気:21000
・A200 暴れる:36000
・A200 地震:20000
・A200 雪雪崩(後攻):24000

根性発動時

・A200 空元気:63000
・A200 暴れる:54000
・A200 地震:30000
・A200 雪雪崩(後攻):36000

 根性ゴリラ。A特化根性空元気はザシアンの巨獣斬より火力が高い。地震や雪雪崩などサブウェポンもあるので、ポテンシャルは感じる。
 ミミッキュにターンを稼がれると止まってしまうのがネックだったが、SVでミミッキュが来ない可能性がある為、もしかするとトリパで化けるかもしれない。

 (追記)

 海外のショート動画にてミミッキュが内定したらしい。きびしい。

 

デリバード

通常時

・A107 トリプルアクセル:19260
・A117 トリプルアクセル:21060
・A107 氷の礫:6420
・A117 氷の礫:7020
・A107 ブレイブバード:19260
・A107 ブレイブバード:21060
・C117 冷凍ビーム:15795
・C128 冷凍ビーム:17280

張り切り適用時

・A107 トリプルアクセル:28890
・A117 トリプルアクセル:31590
・A107 氷の礫:9630
・A117 氷の礫:10530
・A107 ブレイブバード:28890
・A107 ブレイブバード:31590

 クリスマスポケモン。第2世代の不遇ポケモン筆頭である。
 未進化ポケモンであるにも関わらず、そもそもの種族値が合計330しかなく、且つ種族値が70を超えているステータスが1つもない。最早数値だけ見るとニャオハと大差ないラインである。
 当然ながらこの体たらくであるため、A特化して張り切りの1.5倍補正を乗せても、トリプルアクセルやブレバですら指数が3万ちょっとというしょっぱい火力しか出ない。
 カモネギも進化したし、このポケモンも進化して良くないか......?

 

ヘルガー

・C178 火炎放射:24030
・C178 悪の波動:21360
・C178 バークアウト:9790

 剣盾未解禁のポケモン。第7世代の頃はメガ進化型でたまに見かけた記憶がある。

 ただ、通常ヘルガーにはサンパワーが適用されないので、アタッカーとしては火力が悲しい。

 

ドンファン

・A189 地震:28350
・A189 氷の礫:7560
・A189 炎の牙:12285
・A189 叩き落とす(持ち物補正あり):18427

 氷の礫や叩き落とす等、マンムーを思わせる技範囲のポケモンマンムー共々BDSP環境に一定数おり、いざ相手にすると頑丈のせいで何かしら仕事をされる点が厄介であった。A種族値も120と地味に高い。

 

ハピナス

・C95 冷凍ビーム
・C95 チャージビーム

 元汎用特殊受けでありながら、奇石の登場でラッキーにポジションを取られたポケモン。まともに特殊受けとして採用されるのも奇石の無いBDSP環境くらいか......

 受けポケモンであるため決定力も低いし、チャージビームを積もうにもTODされるためラッキーとの差別化が難しそう。テラスタルを適用するのに持ち物が必要という事であれば、霊テラスタルをラッキーより上手く使えるためそこで差別化出来るか。

 

バンギラス

・A154 噛み砕く:18480
・A169 噛み砕く:20280
・A204 噛み砕く:24480
・A154 岩雪崩:17325
・A169 岩雪崩:19012
・A204 岩雪崩:22950
・A154 ストーンエッジ:23100
・A169 ストーンエッジ:25350
・A204 ストーンエッジ:30600
・A154 炎のパンチ:11550
・A169 炎のパンチ:12675
・A204 炎のパンチ:15300

 第2世代の600族であり数値の塊。特に砂起こしと相まって特殊耐久が尋常では無く、ラティオスの眼鏡波乗りを確定で2耐えする程硬い。指数で言うとHD砂バンギとHD奇石ポリ2が大体同じくらいの硬さである。凄い。

 A種族値も134と高く、新環境でもその数値を武器に結果を残しそうである。

 

随時加筆予定。

【ポケモンSV】内定済みポケモン決定力指数まとめ(第1世代編)

Normal Sprite

 本記事は、以下リンク集の第1世代編である。

mokugyo327.hatenablog.com

 

☆第2世代

mokugyo327.hatenablog.com

 本記事で取り挙げるポケモンは以下の30体である。

Regular FormAlola FormAlola FormGalarian FormAlola Form

計30体

 上記30体について、決定力指数をまとめる。

 目安として、A222ザシアンが不屈の剣を発動させた場合、巨獣斬の決定力指数が49950、C217黒バドレックスのアストラルビットが決定力指数39060となる。

(11/20 追記)

 発売に伴い、初期に登場したポケモンの確定分を反映した。

 

リザードン

通常時

・A136 フレアドライブ:24480
・A136 逆鱗:16320
・A136 地震:13600
・C161 オーバーヒート:31395
・C161 大文字:26565
・C161 熱風:22945
・C161 火炎放射:21735
・C161 暴風:26565
・C161 ソーラービーム:19320

猛火発動時

・A136 フレアドライブ:36720
・C161 オーバーヒート:47092
・C161 大文字:39847
・C161 熱風:34413
・C161 火炎放射:32602

 初代御三家の1体。キャラ人気故かカメックスフシギバナに先駆けての内定となった。アタッカーのイメージが強いが、その実種族値はA84 C109と案外普通。
 S種族値も100と際立って速いわけではなく、新作にはダイジェットも無いので火力や素早さを底上げするのが案外大変そう。
 ただ、このポケモンに関してはテラスタルか何かで優遇措置がありそう。

 

ピカチュウ

すべて電気玉持ちと仮定

・A107 ボルテッカー:38520
・A117 ボルテッカー:42120
・A67 猫だまし:5360
・A75 猫だまし:6000
・A107 猫だまし:8560
・A117 猫だまし:9360
・C102 雷:33660
・C112 雷:36960
・C102 10万ボルト:27540
・C112 10万ボルト:30240
・C102 波乗り:18360
・C112 波乗り:20160

 言わずと知れたポケモン界の顔。電気玉込みのAラインはマリルリに近い。

 電気玉を所持することで火力が2倍にはなるが、火力指数4万を超える技がボルテッカーしかないのはアタッカーとして少し寂しい。進化前なので仕方ない部分ではあるが……

 悪巧みを積めれば10万ボルトの指数も最大で6万を超えてくるほか、サブウェポンも弱点を突くと指数7万超えを狙えるようになる。ここが狙い目か。

 ただ、このポケモンリザードン共々、新規のテラスタルか何かで強烈な技が追加されそうではある。

 

ライチュウ

・A99 猫だまし:3960
・A142 猫だまし:5680
・A99 瓦割り:7425
・A142 瓦割り:10650
・A142 ボルテッカー:25560
・C142 雷:23430
・C142 10万ボルト:19170

 初代からいるピカチュウの進化系。なのに、何かと不遇なイメージがあるのは何ゆえだろうか。ピカチュウから進化したとたんにボイスも剝奪されるし......

 さて、本題の決定力を見てみても、AC共に種族値が90しかないため、軒並み指数がしょっぱい。Sは110と優秀なので、潔くHSベースでサポートに徹した方がよさそう。幸い、両壁やほっぺすりすりなど優秀な技を覚える。

 

モルフォン

・C110 むしのさざめき:14850
・C156 むしのさざめき:21060
・C110 ギガドレイン:8250
・C156 ギガドレイン:11700
・C110 サイコキネシス:9900
・C156 サイコキネシス:14040

 バタフリーと並び、初代蝶ポケモン。それ故蝶の舞を習得できる点は良し。

 ただ、肝心の火力は低いと言わざるを得ず、C+1珠さざめきの指数がやっと4万を超えるかどうかといったところ。流石にこれでは新世代でもアタッカーとしては厳しい。

 一方でバトンタッチを覚えるので、第9世代でも蝶舞+バトンは脅威になりそう。

 

ダグトリオ

・A120 地震:18000
・A152 地震:22800
・A152 砂の力地震:29640
・A120 岩石封じ:7200
・A152 岩雪崩:11400
・A152 砂の力岩雪崩:14820
・A152 ストーンエッジ:15200
・A152 砂の力ストーンエッジ:19760
・A152 不意打ち:10640
・A152 起死回生(威力200想定):30400

 初代の蟻地獄ポケモン。一時はソーダグなる並びで一世を風靡したとかしなかったとか。火力はまあ初代らしい数値ではあり、総じて控えめではある。

 一方で、蟻地獄で特定のポケモンを捕獲して後ろのポケモンを通す、という勝ち筋が強そうに見える。浮いているポケモンが捕まらないことと、とんぼ返りやクイックターンで抜けられる点がネックではあるが。

 

ダグトリオ(アローラの姿)

・A167 地震:25050
・A167 アイアンヘッド:20040
・A167 不意打ち:11690
・A167 岩石封じ:10020

 第7世代で追加されたポケモン。独特の髪型(?)が特徴的である。
 鋼タイプなのは結構であるが、残念なことに原種よりもSが落ちていることや、特性が蟻地獄から変わってしまっていることが原因で原種よりも役割を持たせにくい印象。

 

ペルシアン

・A122 テクニシャン猫だまし:10980
・A122 テクニシャン泥棒:10980
・A122 のしかかり:15555
・A122 火傷空元気:25620
・A122 テクニシャンフェイント:8235
・A122 じゃれつく:10980

 初代のノーマルポケモン。残念ながら種族値は総じて低い。

 火力指数についても上記の通りで、のしかかりで無振りピカチュウを確1に出来ないという酷い有様である。火傷空元気であれば倒せるが、だから何だという話でもあるし......

 

ペルシアン(アローラの姿)

・A80 蜻蛉返り:5600
・A80 じゃれつく:7200
・A80 フェイント:2400

 ダグトリオと同じく、第7世代で追加されたリージョンフォームの1体。サンムーンの発売当初、Z捨て台詞が原因のバグで騒がれた記憶がある。
 性能面を見ると、原種共々決定力こそ控えめであるが、特性ファーコートのおかげで物理耐久に優れる。HBに特化するとエアームドやアーマーガアより硬くなる。
 この物理耐久があるおかげで、蜻蛉や捨て台詞などを活かしたクッションとしての役割が期待できる。

 

ゴルダック

・C147 雨ハイドロポンプ:36382
・C147 雨眼鏡ハイドロポンプ:54573
・C161 雨ハイドロポンプ:39847
・C161 雨眼鏡ハイドロポンプ:59770
・C147 雨波乗り:29767
・C147 雨眼鏡波乗り:44650
・C161 雨波乗り:32602
・C161 雨眼鏡波乗り:48903
・C147 冷凍ビーム:13230
・C161 冷凍ビーム:14490
・C147 気合玉:17640
・C161 気合玉:19320

 コダックの進化系、気合玉を覚えるなど、技範囲はエスパータイプを思わせる。

 火力もなかなかで、CとSのラインはキングドラと同じラインである。従って、雨であれば眼鏡ドロポンの火力が6万弱まで伸びるし、Sラインも最速で最速スカーフコケコと同速まで達する。テラスタルや環境次第で化けるかもしれない。

 

プクリン

・A90 じゃれつく:12150
・A90 炎のパンチ:6750
・C105 ドレインキッス:7875
・C105 火炎放射:9450
・C105 ワイドフォース:8400
・C105 ミストバースト:15750

 プリンの進化系、第6世代でフェアリータイプが追加されたが、だから強いかというとさにあらず。A70C85とアタッカー向きの種族値ではないため、決定力指数は無振りのラインを掲載してはいる。それを加味しても火力が低すぎるけれども。

 では耐久力は高いかというとそうでもなく、B45D50という低すぎるBDラインのせいで、せっかくのHPが生かされていない。HBに特化してもガブの地震を2発耐えるのがやっとという有様であるため、使い道が難しい。

 

ウインディ

・A162 フレアドライブ:29160
・A178 フレアドライブ:32040
・A162 神速:12960
・A178 神速:14240
・A162 じゃれつく:14580
・A178 じゃれつく:16020
・C152 火炎放射:20520
・C152 オーバーヒート:29640
・C152 もえつきる:34200
・C120 バークアウト:6600

 一般ポケモンなのに、何故か図鑑の分類が「伝説ポケモン」という設定にされたわんこ。BDSP環境では炎タイプが貴重であるためか、バシャ・ドランに次ぐ3番手位の使われ方をしていた印象。合計種族値は555と優秀であるが、AとCに振り分けられているせいで火力はそこまで伸びていない。

 ただフェアリー半減であること、威嚇+鬼火のおかげで数値以上の耐久力を発揮できること、特殊相手でも火力を削れるバークアウトを覚えることなど、クッションとしては見た目以上に優秀。

 

☆ヤドラン

・C120 熱湯:14400
・C120 波乗り:16200
・C120 サイコキネシス:16200
・C120 冷凍ビーム:10800
・C120 大文字:13200

 受けループの一角、HBで使われることがほとんどであるため、決定力指数も無振りのラインを掲載している。受けポケモンという見た目に反してCが100と意外と高く、例えば冷凍ビームでASボーマンダを縛ることができる。

 ただ、現状の解禁済みポケモンを見ると、ゲンガー、ハッサムロトム系統、ジバコイルサザンドラなど苦手なポケモンが複数体見受けられ、サイクル戦になった際崩しの起点されるリスクがある。この点が気がかり。

 

☆ヤドラン(ガラルの姿)
・A167 思念の頭突き:20040
・A167 地震:16700
・A167 毒突き:20040
・A167 後攻雪雪崩:20040
・A167 冷凍パンチ:12525
・C167 シェルアームズ:22545
・C167 サイコキネシス:22545
・C167 サイコショック:20040
・C167 ヘドロ爆弾:22545
・C167 火炎放射:15030
・C167 大文字:18370

 第8世代で追加されたヤドランのリージョンフォーム。水タイプから毒タイプに代わり、呑気な風貌の原種よりも随分と毒々しい見た目になった。
 物理耐久、特殊耐久共に原種より低く、しかも地面タイプが弱点であるため残念ながら物理受けとしては期待できない。
 一方で原種と同じく炎技を覚えるなど技範囲は健在であり、且つ物理火力が原種より高いので、テラスタルの補正を載せた後攻雪雪崩などは面白そう。
 余談だが氷テラスタル補正あり後攻雪雪崩の指数は40080となかなか。

 

レアコイル

・C172 10万ボルト:23220
・C172 ラスターカノン:20640
・C172 トライアタック:13760
・C172 ボルトチェンジ:18060
・C172 徹底抗戦:36120
・C189 10万ボルト:25515
・C189 アナライズ10万ボルト:33169
・C189 ボルトチェンジ:19845
・C189 アナライズボルトチェンジ:25798
・C189 ラスターカノン:22680
・C189 アナライズラスターカノン:29484
・C189 トライアタック:15120
・C189 アナライズトライアタック:19656
・C189 徹底抗戦:39690
・C189 アナライズ徹底抗戦:51597

 コイルの元最終進化系。アナライズが乗ると、持ち物なしでもメインウェポンの指数が3万を超えてくる。

 ただ、アナライズを活用するのであればジバコイルのほうが遅さ・火力・耐久いずれも優位であるため、レアコイルを使うのであればスカーフ10万で龍舞した準速ギャラドスを縛る、などSラインを活かしたい。

 

パルシェン

 以下の数値は殻破を積めた前提で記載する。

・A147 A+2 氷柱針:55120
・A147 A+2 珠氷柱針:71656
・A161 A+2 氷柱針:60370
・A161 A+2 珠氷柱針:78481
・A147 A+2 ロックブラスト:36750
・A147 A+2 珠ロックブラスト:47775
・A161 A+2 ロックブラスト:40250
・A161 A+2 珠ロックブラスト:52325
・A147 A+2 シェルブレード:33075
・A147 A+2 珠シェルブレード:42997
・A161 A+2 シェルブレード:36225
・A161 A+2 珠シェルブレード:47092
・A147 A+2 氷の礫:17640
・A147 A+2 珠氷の礫:22932
・A161 A+2 氷の礫:19320
・A161 A+2 珠氷の礫:25116
・C150 C+2 ハイドロポンプ:49500
・C150 C+2 冷凍ビーム:40500

 スキルリンクと殻破るを得たことで、積みエースとして開花したポケモン。連続技のおかげで襷やミミッキュで止まらないのがあまりにも偉い。火力も見ての通り、珠を持たせて積むことでサブウェポンですら5万超えの決定力を叩き出すことができる。

 その火力たるや、珠ロックブラスト2発でスイクンカプ・レヒレすら吹っ飛んでいったり、ステロ+珠氷柱針でHBエアームドが乱数圏内に入ったりするほど。そういう意味でシンプルながら壁ステロ+珠パルシェンのギミックは面白そう。

 ただ、当然ながらその分風当たりも強そうなので、テラスタルを含めたメタをどこまで貫通できるのか興味深い。

 

☆ゲンガー

・C182 シャドーボール:21840
・C182 ヘドロ爆弾:24570
・C182 気合玉:21840
・C182 鬼火祟り目:35490
・C182 エナジーボール:16380

 なんだかんだ初代から皆勤の一族。C130と種族値は優秀であるが、技威力が控えめであるため決定力指数はそこそこ。

 第8世代では環境から落ちた印象であるが、技範囲は広いのでテラスタル次第で化けるかもしれない。でも素催眠はやめてほしい。

 

☆ラッキー

地球投げのダメージ量は固定である為割愛

 受けループの要。特殊受け枠である。SVでも(奇石があるなら)その役割が期待される。PVで霊テラスタルの存在が内定しているので、ラッキーを見るたびに霊テラスタルを切ってくるかどうか、という択が生じる可能性が高い。

 数値は高いので可能性は感じる。今から楽しみであり憂鬱でもある。

 

ベトベトン

・A125 ダストシュート:22500
・A172 ダストシュート:30960
・A125 毒突き:15000
・A172 毒突き:20640
・A125 影打ち:5000
・A172 影打ち:6880

 ヘドロポケモン(原種)。アローラの姿は第7世代当時、悪タイプを活かした追い討ち枠として活用していた思い出がある。

 一方で原種には残念ながら(?)悪タイプが付いていない上追い討ちも削除されてしまったので、役割を持たせるのが難しい。縮小エースとして使おうにもアシパ覚えないし......

 毒まで没収されたのは本当に可哀想。ヘドロポケモンなのに。

 

ベトベトン(アローラの姿)
・A172 ダストシュート:30960
・A172 叩き落とす(持ち物補正あり):25155
・A172 岩石封じ:10320
・A172 瓦割り:12900
・A172 思念の頭突き:13760
・A172 冷凍パンチ:12900

 アローラのベトベトン。剣盾では未解禁であった。
 A種族値が105とそこそこ高い点、H105 D100と特殊耐久が優秀である点、ゴースト技や悪技、格闘技を半減できる毒/悪というタイプなどから、第7世代の現役当時はゲンガーに抗う枠として需要があった。本ブログでも以下の構築記事でキーカードとして採用しており、高い特殊耐久には幾度となく助けられた。

mokugyo327.hatenablog.com

 残念ながら本作では追い打ちが削除されてしまったが、耐久力とタイプを武器にドラパルトなどに抗えるだろうか。

 

マルマイン
・A70 大爆発:17500
・C80 10万ボルト:10800
・C80 放電:9600
・C80 ボルトチェンジ:8400

 初代最速ポケモン。S種族値140という高い素早さと、モンスターボールのような風貌が特徴である。
 性能面を見ると、攻撃面の種族値はA50 C60とお世辞にも高いとは言い難い。Sが早いので上から壁を貼ったり電磁波したりする動きは優秀であるが、SV環境で増えそうなドラパルトに先手を取られている点は痛い。

 

☆スリーパー

・A83 瓦割り:6225
・C137 サイコキネシス:18495
・C137 サイコショック:16440
・C137 未来予知:24660
・C137 シャドーボール:10960

 催眠術ポケモン。決定力指数を並べてみたものの、この数値は悲惨である。

 そもそもC種族値が73しかないためそれはそうなのだが、だからと言って耐久型で使おうにもH83 B70では厳しい。HB特化してもボーマンダの逆鱗すら2耐えしないのは流石に......

 一応Dは115あるし催眠や瞑想、電磁波など技も無くはないが、だからと言ってわざわざスリーパーを使うかと言われると怪しい。

 

☆ストライク

・A162 テクニシャン燕返し:21735
・A178 テクニシャン燕返し:24030
・A162 テクニシャンダブルウィング:29160
・A178 テクニシャンダブルウィング:32040
・A162 蜻蛉返り:17010
・A162 虫の知らせ蜻蛉返り:22113
・A178 蜻蛉返り:18690
・A178 虫の知らせ蜻蛉返り:24297
・A162 瓦割り:12150
・A178 瓦割り:13550

 キノガッサを上からダブルウィングで倒せる、という事で個人的に注目しているポケモン。ガッサを対策できる、という点だけでなく、奇石の恩恵を受ける点も面白そう。例えば、剣舞を積むと陽気でも6万弱の火力を出しつつ、ガブより速いSと高い耐久を両立できるようになる。

 テラスタルの補正倍率次第ではダブルウィングの火力がとんでもないことになるかもしれない。

 

ギャラドス

・A177 滝登り:21240
・A177 アクアテール:23895
・A177 パワーウィップ:21240
・A177 氷の牙:11505
・A177 飛び跳ねる:22567
・A177 地震:17700
・A194 滝登り:23280
・A194 アクアテール:26190
・A194 パワーウィップ:23280
・A194 氷の牙:12610
・A194 飛び跳ねる:24735
・A194 地震:19400

 第4世代で滝登りが物理技になってから、アタッカーとして伸びたポケモン

 第8世代のBDSP環境でも一定数居た印象(相手していてきつかった)。A種族値125ながら、技威力が低いため指数自体は割と控えめである。

 一方で、挑発や身代わりで補助技を止め自分で起点を作れるのが偉いところ。H95D100と特殊方面の耐久種族値は優秀、物理耐久も威嚇で補強できるので、4倍弱点持ちの割に出オチしない印象。飛行技が飛び跳ねるしかないのが惜しい。

 テラスタルで技威力が上がるとめっちゃ強くなりそう。
(追記)
 パワーウィップの技マシンが無いため削除。またしてもロトムがきつい。

 

シャワーズ

・C130 熱湯:15600
・C130 波乗り:17550
・C130 冷凍ビーム:11700

 初代ブイズの1匹。C種族値110は優秀であるが、それ以上にH130とHPの数値が高い。B種族値は60しかないが、それでもHBに特化するとマンダの逆鱗を2発耐えたり、先述したストライクのA+2テクニシャンダブルウィングを耐えたりできるほど硬い。

 補助技もブイズらしく欠伸、バトン、溶ける、願い事など優秀な技を複数覚えるので、SV環境でもサポーターとして出くわしそうである。

 

☆サンダース

・C162 10万ボルト:21780
・C162 ボルトチェンジ:17010
・C162 シャドーボール:12960
・C178 10万ボルト:24030
・C178 ボルトチェンジ:18690
・C178 シャドーボール:14240

 初代ブイズの1匹。S130と非常に速く、現状内定済みのポケモンではトップクラスに速い。

 ただシンプルなアタッカーとしてはC110、且つ技威力も並なのでやや厳しいか。

特性の蓄電は起点にした相手をボルチェンで逃がさない点が偉い。そう考えるとサポート向きか。

 

☆ブースター

・A200 フレアドライブ:36000
A200 馬鹿力:24000
・A200 根性フレアドライブ:54000
・A200 根性毒空元気:42000

 唯一王。A種族値130のおかげで火力は高く、根性発動時は鉢巻ガブリアスと同じ火力が出る。勿論その火力で打ち分けも可能なので、そう考えると一見強そうに見える。

 Sが65と遅めなのでトリルや追い風でサポートしたいが、HPの低さがネック。せっかくサポートしてもフレドラの反動や毒ダメージで倒れていくのが……

 せっかくヒヒダルマエンブオーが未解禁の現状、不遇を脱出するチャンスなのではないかと思いたいが、果たしてどうなる事やら。

(追記)
 馬鹿力の技マシンが無くなったためその旨を反映。唯一王の明日はどっちだ。

 

カイリュー

・A204 逆鱗:36720
・A204 鉢巻逆鱗:55080
・A204 地震:20400
・A204 鉢巻地震:30600
・A204 炎のパンチ:15300
・A204 鉢巻炎のパンチ:22950
・A204 神速:16320
・A204 鉢巻神速:24480
・A204 ダブルウィング:24480
・A204 鉢巻ダブルウィング:36720
・C167 暴風:27555
・C167 流星群:32565
・C167 大文字:18370
・C167 冷凍ビーム:15030

 初代600族。特性マルチスケイルのおかげで龍舞をほぼ確実に通せる点が強い。
 Sが80と速すぎない為意地っ張りで起用出来る点も大きく、A134という高種族値も相まって火力が高い。
 シンプルに鉢巻を持って崩しに行く動きも強そう。鉢巻神速は先制技とは思えない火力が出る。

 

フリーザ
・C147 フリーズドライ:15435
・C161 フリーズドライ:16905
・C147 冷凍ビーム:19845
・C161 冷凍ビーム:21735
・C147 暴風:24255
・C161 暴風:26565

 三鳥の一角。初代から2世代へ移行する際、ほかの2体はC種族値が125に設定されたのに、このポケモンだけ何故かD種族値が125に設定されてしまった。
 そのせいもあってか決定力指数は後述のファイヤーやサンダーと比べて控えめである。
 ただ、Dラインが高く羽休めも覚えることから、SV環境のルール次第ではTODに利用されそう。

 

☆サンダー
・C145 放電:17400
・C177 放電:21240
・C194 放電:23280
・C145 ボルトチェンジ:15225
・C177 ボルトチェンジ:18585
・C194 ボルトチェンジ:20370
・C177 10万ボルト:23895
・C194 10万ボルト:26190
・C145 暴風:23925
・C177 暴風:29205
・C194 暴風:32010
・C145 熱風:13775
・C177 熱風:16815
・C194 熱風:18430

 前作の最強ポケモン。C種族値が125と優秀なうえに、高威力な暴風がダイジェットの媒体となることから剣盾では猛威を振るった。S13からS26まで1年以上にわたって使用率最終1位を取り続けたほどである。
 残念ながら今作にはダイジェットが無いため、アタッカーとしてはCが高く悪巧みも覚えるボルトロスに勝てなさそう。
 ただ、なんだかんだで種族値は高く、羽休めや怪電波など優秀な補助技も覚えるので、第7世代以前のそこそこポジションに落ち着きそう。

 

☆ファイヤー

・C145 火炎放射:19575
・C177 火炎放射:23895
・C194 火炎放射:26190
・C177 熱砂の大地:12390
・C194 熱砂の大地:13580
・C145 暴風:23925
・C177 暴風:29205
・C194 暴風:32010
・C177 大文字:29205
・C194 大文字:32010
・C177 オーバーヒート:34515
・C194 オーバーヒート:37830
・C177 ソーラービーム:21240
・C194 ソーラービーム:23280

 睨みつける氏。一時はこの技のせいでネタにされてしまった不憫なポケモンである。
性能面を見ると、C種族値がサンダー共々高く、技範囲も炎/草/飛行と十分である。
 また鬼火/羽休めで粘る選択肢もあり、SV環境でも使用率100位には食い込めそう。
 余談であるが、現在睨みつけるは習得すらできない。

 

随時加筆予定。