エンジョイ勢がなんか言うだけ

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ポケ勢らしく(?)ブログを初めてみました。

暇潰し程度に読んでいただければ幸いです。

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【S15爆死構築】3度目のマンダマンムー(反省用記事)

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ヘラクロス入り S14使用構築

ブラッキーマンダマンムー草案 

ブラッキー入り受け回し

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【S12序盤使用構築】コバルマンダトドン 

受け回し?S12序盤使用

【S11使用構築】バシャマンダニンフスイクン 

サイクルスタンっぽい何か

  【構築草案】霊獣式ボルトバシャガルド 

同じくサイクルスタンっぽい構築案

 

〔単体考察〕

【SM】

テッカグヤを崩すルート 

【宿り木テッカグヤ意識】電気Z草ロトムの調整案 

【ポケモンSM】岩石封じメガボーマンダ 

両刀メガバシャーモの調整案 

【ポケモンSM】炎Zヒードランの調整案 

【ポケモンサンムーン】オボンウルガモスの調整案 

HDバンジテッカグヤの調整案 

コケコ意識のHDメガボーマンダ 

AD珠マンムーの調整案

マッシブーンの調整案 

 

ORAS

守るメガマンダに関する考察 

 叩きメガバシャーモについて 

チョッキ霊獣ボルトロスの調整案 

 

〔コラム〕

メタを考える時の仮想敵 

採用理由 

「理解」と「納得」~嫌いなポケモンの記事を見た時の対処法~ 

「勝つ」動きと「負けない」動き 

「切る」行為について 

瞬発力と持久力 

構築記事を書くうえで 

感銘を受けた言葉 

レートが溶けた時の対処法 

「雑魚は黙ってろ」という風潮について 

相手批判について 

クレッフィについての主観 

今マンダ軸を組むのであれば 

構築を弄るということ 

【SV・S11使用構築】感謝のパオラッシャ

【前書き】
 お久しぶりです。皆様S11お疲れ様でした。
 私もS11のランクバトルに潜っていたので、使っていた並びを記録致します。
 強者の皆様からすれば鼻で笑うような順位ですが、お暇な方は是非見て頂けると幸いです。

【構築経緯】
 以下の流れで決定しました。
(1)暁月ガチグマが使いたくなり採用
(2)単体ではウーラオスに勝てないので、クッションとしてヘイラッシャを採用
(3)上記2体で荒らした後のスイーパーとしてサーフゴーとカイリューを採用
(4)上記4体で受け回しを崩すのが難しい為、聖剣持ちの電気テラスパオジアンを採用
(5)積み展開、ライドバトンへの回答兼ステロ撒きとしてディンルーを採用
(6)回している中でハバタクカミとアローラキュウコンがきつかったので、パオジアンとディンルーのテラスタイプを毒テラスに変更

もう少しやりようはあった気がします。
 なお、今回の並びを考える上で、こちらの動画を参考にしました。

m.youtube.com

(無断転載ですので、問題があれば削除します)

【個別紹介】
 以下の6体を使っていました。

 

☆ガチグマ@突撃チョッキ
特性:心眼
性格:控えめ
テラスタイプ:ノーマル
実数値:188-x-140-205-117-73
努力値:C252 D252 S4
技:ブラッドムーン/大地の力/ハイパーボイス/真空波

 本構築の組み始め。強烈な種族値と強烈な技に惹かれて採用しました。
 持ち物はシンプルにチョッキで採用。受け回しを崩す瞑想型なども考えたのですが、ハバタクカミと殴り合いたい事に加え、何より相手のガチグマがキツくなる事を懸念した為チョッキが手放せませんでした。
 テラスタイプも素直なノーマルタイプであり、技構成もチョッキ型のテンプレで特に捻った部分はありません。
 全体的に素直な型ですが使用感は非常に良く、ハバタクカミを返り討ちにする、キョジオーンやヘイラッシャに投げて布陣を崩す、グライオンのみがまもを止めるなど重要な役割をこなしてくれました。
 それに留まらず、テラスブラッドムーンでキョジオーンをワンパンする*1剣舞した炎オーガポンの蔦棍棒を耐える等火力・耐久共に強烈で、度々腹を抱えて笑い転げていました。

 

☆ヘイラッシャ@食べ残し
特性:天然
性格:腕白
テラスタイプ:水
実数値:257-120-177-x-92-55
努力値:H252 B204 D52
技:アクアブレイク/地割れ/守る/欠伸
調整:
・H-B:A200ウーラオスの鉢巻暗黒強打2耐え
・余りD

 汎用物理クッション枠、のはずだったポケモン。ガチグマで殴り勝てないウーラオスを受けつつ、カイリューやセグレイブなどの積みポケモンを欠伸で流す枠として採用しました。配分もウーラオスを意識しつつ、最大限多くの相手を欠伸で流せるような調整を意識しています。
 技としては、採用理由の欠伸、欠伸と残飯のターンを稼げる守る、メインウェポンのアクアブレイク*2と、最後の悪あがき兼羽休め読みや交代読みのワンチャンスを狙える地割れを採用しました。
 総じて非常に優秀なポケモンでしたが、オーガポンが増えすぎたせいで選出枠が足りなくなり、選出・立ち回り共に苦労する羽目になってしまいました。ただ、他で替えが効かない節もあるため、対オーガポンをどうするかS12以降の宿題にしたい所です。
 なお最終日に見せてくれた運命力は目を見張るものがあり、羽休め読み地割れを一発ヒットさせる等何度も白星を手繰り寄せてくれました。当たる地割れは最強の技。

 

カイリュー@拘り鉢巻
特性:マルチスケイル
性格:意地っ張り
テラスタイプ:ノーマル
実数値:175-204-116-x-121-123
努力値:H68 A252 B4 D4 S180
技:逆鱗/神速/地震/炎のパンチ
調整:
・H:16n-1
・A特化
・H-D:C176テツノツツミの冷凍ビームをマルスケ込み最高乱数切り耐え
・S:準速ガッサ抜き

 怪しい枠1号。鉢巻ノーマルテラス神速の縛り性能に惹かれて採用しました。
役割として、相手の積みエースを神速で縛るストッパーと、他のポケモンで荒らした盤面を神速で一掃するスイーパーの2つを期待しております。
 配分は以前の構築における反省点を踏まえたものです。サザンドラとの殴り合いは相変わらず全く発生しなかったため、キノガッサハッサムを上から殴れるようにASベースに変更しました。
 技構成の方は以前と同じです。採用理由の神速、最大打点の逆鱗と、鋼に刺す地震・炎のパンチの4つです。炎のパンチがあることでアーマーガアを崩せる他、最近増えたハッサムも倒せるようになります。
 ただ、正直今期カイリューを使う上で、鉢巻型が最適解ではなかった気がしています。
ハバタクカミが増えすぎて神速の通りが悪いのもそうですが、ガチグマに対して神速の圏内まで押し込むのがとても遠く、それが原因で苦労する羽目になったためです。
一度、耐久振りと思しきガチグマに鉢巻神速を受け切られたときは涙を禁じえませんでした。ASベースの努力値配分についても困った事はありませんでしたが、だからと言ってこれが正解なのかもよく分かりません。
 

☆サーフゴー@拘りスカーフ
特性:黄金の体
性格:臆病
テラスタイプ:ゴースト
実数値:163-58-115-187-111-149
努力値:H4 C252 S252
技:ゴールドラッシュ/シャドボール/10万ボルト/トリック

 怪しい枠2号。胞子の一貫を切るほか、スカーフシャドボにより終盤のスイーパーとして動かせることを期待して採用しました。アーマーガアを明確に崩せる唯一の枠でもあります。
 努力値振りはハバタクカミを抜くために臆病最速としましたが、種族値に反して火力が出ないため控えめにしたいと思うこと頻りでした。
 テラスタイプはシャドボの威力を上げるゴーストで採用。ハバタクカミに強くなる鋼も候補でしたが、ゴールドラッシュが連打できる性能ではないため不採用としました。
 技構成は、メインウェポンのゴールドラッシュとシャドボ、拘りロックを狙えるトリックと、アーマーガアや水ポン、水ウーラオスなどに刺せる10万ボルトの4つです。
 終盤のスイーパーとして期待したポケモンでしたが、想像以上に火力が無く、そのせいで落とした試合が多々あったのが反省点です。拘りトリックにしても、肝心の受けループに対しては刺さり切らない点*3が苦しい印象でした。

 

☆パオジアン@命の珠
特性:災いの剣
性格:陽気
テラスタイプ:毒
実数値:155-172-101-x-85-205
努力値:A252 B4 S252
技:氷柱落とし/テラバースト/不意打ち/聖なる剣

 本構築のエース。ただ組み始めではなく、元々は受け回しを崩す為の補完枠でした。
 この為持ち物は命の珠を採用。受け回しを崩すだけなら悪テラス鉢巻でも可能ですが、鉢巻はカイリューに渡したかった事と、技を打ち分けたかった事から珠を持たせました。Sラインはミラーを意識して最速に設定、ミラーや対ハバタクカミで割と役に立ちました。
 テラスタイプも当初はヘイラッシャやドヒドイデ、アーマーガアに刺す為の電気タイプだったのですが、余りにもアローラキュウコンやハバタクカミに好き勝手される事を重く見て毒タイプに変更しました。キュウコン入りに対しては初手テラバーストで壁展開を崩しに行けます。
 且つ、副産物としてスカーフウーラオスのインファを耐えつつ切り返せるというメリットもあり、攻守両面で有用なタイプでした*4
 技構成はメインウェポンの氷柱落とし、キュウコンを撃墜する毒テラバースト、ガチグマやキョジオーンに刺せる聖剣、先制技として採用した不意打ちの4つです。これによりステロ+珠不意打ちでCSハバタクカミを倒せる等、リーチが伸びた印象です。
 使用感は非常に良く、毒テラスも想定以上に刺さってくれました。特に最終日の活躍は凄く、ガチグマを1発で怯ませて倒す、壁下の炎オーガポンを2連怯みで強行突破する、といった神懸かり的な運命力を見せてくれました。圧倒的感謝。

 

☆ディンルー@オボンの実
特性:災いの器
性格:意地っ張り
テラスタイプ:毒
実数値:240-168-146-x-129-68
努力値:H76 A180 B4 D228 S20
技:地震/カタストロフィ/ステルスロック/吹き飛ばし
調整:
・H:4n(オボンの回復効率最大)
・A:地震でHBドヒドイデをヘドロ込み確定2発
・H-D:C176テツノツツミのハイドロポンプをオボン混み超高乱数2耐え(約99%)
・S:無振りカバ抜き
・余りB

 災いの器。特殊に対する汎用的なクッション兼ステロ撒きとして採用しました。
且つ、吹き飛ばしで積み展開を切り返す役割や、ステロ+吹き飛ばしループで相手を満遍なく削る役割も期待しています。
 配分はこちらの調整を拝借しました。ステロと地震で可能な限り3体全員を削る、という事を意識しています。

yakkun.com(無断転載ですので、問題があれば削除します)
 技構成はテンプレの4つですが、テラスタイプは毒タイプとしています。これは採用当初、ハバタクカミ・オーガポンの同居している構築に出しにくかったので、それを改善するために悪テラスから変更したものです。毒菱を回収できるようになる点もありがたいポイントでした。
 使用感は可もなく不可もなし、といったところです。毒テラスに変えてからは腐ることも減り、ステロ+カタストロフィ+何か、という仕事を安定してこなしてくれました。

 

【きつい相手】

☆水ウーラオス:
 こちらの軸になるガチグマやパオジアンが水流連打で縛られがちです。ヘイラッシャで受け出しは出来ますが、そこからリターンを稼ぎにくい点が厄介でした。

☆テツノツツミ:
 水+氷+フリドラの範囲を誰も受けられません。カイリューの神速圏内に押し込むか、サイクルを回して寝かせつつ処理するしかありません。

☆ハバタクカミ:
 目の上のたんこぶ。カイリューの神速を無効化する、ブーストエナジーでSを上げてパオジアンに甘えるを打ち込んでくる等、好き勝手されがちです。 型が多すぎる上見分けが付きにくい点も厄介でした。

☆オーガポン:
 地味にきついポケモン。物理でありながらヘイラッシャを崩される点が厄介です。
 カイリューやウーラオス等と同居している場合、選出枠が足りず最後まで苦労しました。

☆アーマーガア:
 地味にきついポケモンその2。主戦力のガチグマが受け切られてしまう上、ディンルーやヘイラッシャの動きを挑発で止められてしまう点が厄介でした。HDに振った個体が多く、パオジアンの珠氷柱2連打で押し切れる事が多かった点は助かりました。

☆受けループ:
 シンプルに無理。メンバーの構成上、受け回しを崩す手段がパオカイリューの役割集中位しかありません。

 上記の中だと受けループはほぼ切っています。他への勝率はそこそこ。

【最終結果】


最高/最終レート1808 最終3095位

【後書き】

 今期は久方ぶりに時間が取れた事もあり、ランクマを回しておりました。最終的に、以前から目標にしていたレート1800まで到達できたので、結果としては非常に満足しています。序盤にn年ぶりの3桁に乗ったかと思えば、中盤に8連敗したり、シーズン終了5日前にも溶かしたりとジェットコースターみたいなシーズンでどうなることかと思いましたが、最後の最後で目標を達成出来て良かったです。特に運命力を発揮してくれたパオジアンとヘイラッシャには感謝が尽きません。
 ただ、勝って終われたから良かったものの、構築の完成度という意味では酷いとしか言いようが無かったのは今期の反省点です。今日日、ウーラオスとハバタクカミを強烈に呼ぶってメタの組み方が間違っているとしか思えない......
 最後になりますが、S11にて私と対戦してくれた皆様、ありがとうございました。次はS12でお会いしましょう。

*1:テラスを切られたパターン。切らない場合でも大地で8-9割削れる。

*2:ウェーブタックルは反動で確定数がずれるのを嫌った為不採用

*3:ハピナスにトリックを当てても、結局投げ返されるため。

*4:これ以外にも、ガチグマの真空波を2耐えするようになるという副産物があります。運がいいと氷柱2連打でそのまま倒せるのもありがたい所です。

【S4使用構築】テツノカイナ強い説

【前書き】

 お久しぶりです。木魚です。皆様S4お疲れ様でした。
 私もS4のランクバトルに潜っていたので、供養として使っていた並びを記録致します。
 強者の皆様からすれば鼻で笑うような順位ですが、お暇な方は是非見て頂けると幸いです。

 

【構築経緯】

 以下の経緯で決まりました。

(1)セグレイブやハバタクカミに勝てそうな駒としてテツノカイナを軸に据える
(2)テツノカイナが止まるカバなどの受けを崩す駒としてテツノドクガを採用
(3)上記2体をサイクルに参加させるクッションとしてアーマーガアを選択
(4)テツノドクガで崩した後のスイーパー兼積みストッパーとしてカイリューを採用
(5)キョジオーンが重いのでサーフゴーを採用
(6)電気の一貫切り兼ステロ撒き兼クエスパトラに抗う駒としてドオーを採用
流石にもう少し何とかなったのでは、という気がします。

 

【個別紹介】

 以下の並びを使っておりました。

☆テツノカイナ@突撃チョッキ
特性:クォークチャージ
性格:意地っ張り
テラスタイプ:フェアリー
実数値:231-211-135-x-110-73
努力値:H12 A252 B52 D172 S20
技:猫騙し/ドレインパンチ/雷パンチ/じゃれつく
調整:
・H-D:C176テツノツツミのハイドロポンプを超高乱数3耐え(急所込み約96%)
・A特化
・端数をHBSに振り分け

 本構築の軸。チョッキとテラスタルを組み合わせることで、セグレイブやハバタクカミに殴り勝てるポケモンとして採用しました。
 持ち物は突撃チョッキを採用、これによってハバタクカミに勝てるようになる他、テツノツツミを後出しから倒せるようにもなります。努力値配分も、テツノツツミやハバタクカミを意識して調整しました。
 テラスタイプはフェアリーを採用。これによってじゃれつく1発でハバタクカミを倒せる上、セグレイブに対しても、地震のダメージを減らすことで行動保証を付けることができます。副産物として、テラスを切れば先発に出てくるコノヨザルも1発で倒せるようになります。
 技は、一致技のドレパンと雷パンチ*1、テラスタルを活かすじゃれつくの他、猫騙しを採用しております。これにより、テツノツツミの襷やカイリューマルスケを潰せるほか、後述するドオーの毒ターンを稼いだり、相手の積みエースを怯ませて壁ターンを稼いだりとリーチを大きく伸ばせる印象です。
 選出率もほぼ100%であり、まさしく軸と呼ぶにふさわしい活躍を見せてくれました。
 ただ、強いて言えば鬼火が通ってしまう事と、猫騙し以外に先制技を覚えない事が残念ではありました。特に鬼火が辛く、鬼たたドラパルトなどの搦手に苦しんだ印象です。
 特性が根性だったら最強ポケモンになっていたかもしれません。

☆テツノドクガ@拘り眼鏡
特性:クォークチャージ
性格:臆病
テラスタイプ:炎
実数値:155-x-81-192-130-178
努力値:B4 C252 S252
技:オーバーヒート/炎の舞/放電/ヘドロウェーブ

 未来のウルガモス。眼鏡の火力で受けを崩すために採用しました。
 特にカバルドンをワンパンする、という点が非常に重要で、初手のカバを出落ちさせることができれば大幅に有利になります。
 テラスタイプは火力を底上げする炎、カバを飛ばすために眼鏡を持たせました。副産物そしてラウドボーンやドオーなど天然ポケモンも崩しを見込めるほか、チョッキセグレイブもオーバーヒートで貫通可能です。
 技は、採用理由のオーバーヒート、一致技でありCアップも期待できる炎の舞、同じく一致技でありハバタクカミにも通るヘドロウェーブの他、サブウェポンとしてヘイラッシャに通る放電を採用しております。最大打点はエナジーボールですが、この技を通して勝った試合もあるため、正直どちらが良かったのか今となっては何とも言えません。
 使用感は良かったものの、オーバーヒートの命中率90、というのが非常に心臓に悪いポケモンでした。特にカバやドオー対面でこの技を外すと負けに直結するので……

 

☆アーマーガア@ゴツゴツメット

特性:ミラーアーマー
性格:腕白
テラスタイプ:飛行
実数値:205-107-172-x-105-88
努力値:H252 B252 S4
技:アイアンヘッド/蜻蛉返り/挑発/羽休め

 烏。上記2体、特にテツノドクガが単体でサイクルに参加できる駒ではない為、蜻蛉返りでサイクル参加を補助出来るクッションとして採用しました。尚且つガブカイリューミミッキュ、マスカーニャ、あとはドドゲザンやテツノブジンをケアする枠でもあります。
 配分は素直にHB、技も一致技且つミミッキュへの打点になるアイへ、採用理由のとんぼ、回復技の羽休めにヘイラッシャやバレル、ドオーなどに刺せる挑発の4つであり特に奇抜な事はありません。一時、アイへに変えてボディプレスを採用していた時期もあったものの、肝心のミミッキュに有効打が無くなることと、ドドゲザンはテツノカイナやテツノドクガで対応できると判断したことから切りました。
 使い慣れていることもあってカイナ+アマガ+1という並びが基本選出になったほどでしたが、流石に炎テラバーストや10万ボルトで崩される試合も増えており、他の蜻蛉返り枠も探したいところです。
 有体に言うと、多分この枠の正解は霊獣ランドロスだという気がしています。

 

カイリュー@拘り鉢巻
特性:マルチスケイル
性格:意地っ張り
テラスタイプ:ノーマル
実数値:171-204-116-x-133-115
技:神速/逆鱗/地震/炎のパンチ
調整:
・A特化
・H-D:マルスケ込みで眼鏡サザンドラの流星群を最高乱数切り耐え
・S:無振りデカヌチャン抜き

 マルスケデブ。ノーマルテラスタル神速の縛り性能に着目して採用しました。
役割として、相手の積みエース(トドロクツキ、セグレイブなど)を神速で縛るストッパーと、ドクガやカイナで荒らした盤面を神速で一掃するスイーパーとしての2つを期待しております。
 技構成は、採用理由の神速、最大打点の逆鱗と、鋼に刺す地震・炎のパンチの2つを採用しております。炎のパンチがあることでアーマーガアを崩せるようになります。
 配分はこちらの育成論に掲載されていた調整を拝借しておりますが、正直本構築には合っていなかったような気がします。

yakkun.com(無断転載であるため、問題があれば削除いたします)

 具体的には、こちらの調整ではサザンドラを意識して耐久に厚く振っているものの、本構築でカイリューサザンドラの殴り合いが全く発生しませんでした。そのせいで、折角の耐久ラインが活きなかったためです。
 それ以外の部分では総じて非常に優秀であり、削れたトドロクツキをしっかりテラス神速で縛り切るなどスペックの高さを感じさせてくれただけに、せめて準速ガッサ抜きくらいまでSを伸ばした配分の方が本構築には噛み合っておりました。Sを振っていなかったせいで勝ちを拾い損ねた試合もあったので……

Normal Sprite

☆サーフゴー@食べ残し

特性:黄金の体
テラスタイプ:ゴースト
性格:控えめ
実数値:193-58-116-203-112-105
努力値:H244 B4 C252 D4 S4
技:ゴールドラッシュ/シャドーボール/身代わり/悪巧み

 怪しい枠1号。本構築ではキョジオーンの対抗策として採用しました。
型自体も以前使っていた構築と全く同じものであり、従って技構成も塩を起点にする身代わり、起点にした後アドを取る悪巧みと、一致技のゴールドラッシュ・シャドーボールの4つです。
 キョジオーンを強く意識した育成をした結果、確かに対キョジオーン性能は目を見張るものがあり、相手が塩を選出してくれた試合では活躍してくれました。
 問題は、こちらの構築に対して相手が塩を選出してくれるかどうかが蓋を開けるまで分からず、且つ塩が選出されなかった場合に高確率で腐るという重大な欠陥を抱えていることです。
 この型のサーフゴーを使う場合、もう少しキョジオーンを誘導できるような構築にしたほうが良かったかもしれません。

Normal Sprite

☆ドオー@オボンの実

特性:天然
テラスタイプ:悪
性格:慎重
実数値:237-95-81-x-167-40
努力値:H252 B4 D252
技:地震/毒毒/ステルスロック/自己再生

 怪しい枠2号。電気の一貫を切るとともに、ステルスロックを撒ける要因として採用しました。アーマーガアと共にアマガドオーの並びを形成します。
 前回の採用時にはHD振りの貯水型でしたが、ロトムが減ったことと、クエスパトラが余りにも重かったことから、特性を天然に変更するとともに、テラスタイプも悪に変更してみました。副産物として、ウルガモスも毒+再生で削り切ることができます。
 配分は、クエスパトラやジバコイルなど特殊ポケモンの相手をすることからHD振りとし、お盆を持たせることで確定数をずらすこととしました。
 例えば、お盆を持たせることで、ジバコイルの眼鏡徹底抗戦を2回耐えることができるようになります。元々は黒いヘドロの存在を忘れていたために発生した事象ですが、思いの他優秀な持ち物でした。
 技は、採用理由のステロ、メインウェポンの地震と、特殊受けとして動かすための毒+再生の4つであり、総じて普通の技構成です。
 ただ、ジバコイルは割とテツノカイナやテツノドクガで何とかなっていたこと、ドオーを採用したところで受け回しを崩せるかというとそうでもなかったことから、最優先で他に変えたい枠です。テラスタイプについても要検討です。悪テラスを切ったところでクエスパトラバトンに対抗できるか、というとはなはだ怪しいので......且つ、そもそもこのポケモンにテラスを切っている時点で大分ディスアドになっているため、もう少しパワーの高い枠に変更したいと思うこと頻りです。

 

【きつい相手】

☆ドラパルト:
 鬼火がきつい。主戦力が物理に偏っている上、ドクガからの有効打も乏しいため、特に鬼火型に対してアドバンテージを稼ぐ事が困難でした。壁型は壁型で、壁展開を阻止する事が困難である為ディスアドを背負っていた印象です。

☆キョジオーン:
 キョジオーンに明確に有利と言える駒がサーフゴーしかいない為、選出を歪まされてしまう点が厄介でした。
 それで出て来てくれればまだ良いものの、出てこなかった時にサーフゴーがほぼ確実に腐り、実質2vs3の勝負を強いられていた印象です。

☆クエスパトラ:
 余りにも強すぎ。バトン展開や加速+ルミナコリジョンを決められた場合に返す手段がありません。
 一応ドオーは悪テラスタル付きの天然型ですが、だからと言ってそのドオーがクエスパトラに有利かと言われると甚だ怪しい所です。

☆ステロ展開:
 単純に、こちらのカイリューやドクガの行動回数を制限して来る点が難儀です。

☆受けループ:
 崩しの手段を拘りアイテムに頼っている為、眼鏡オバヒを受け切ってくる相手を崩すルートがありません。サーフゴーには積み技があるものの、それもドオーを投げられると止まってしまうので厳しいです。

 

 総じて、素直な殴り合いに付き合ってくれない相手や、こちらの選出を歪ませてくる相手がしんどいです。

 

【最終結果】

最終レート1732/最終8881位

 

【後書き】

 S3の序盤にテツノツツミが騒がれて以来、2シーズンに渡ってテツノカイナを使っておりました。肝心のS4は年度末という事もあり仕事が立て込んだ挙句、最終日に体調を崩して終了という何とも情けない結末となってしまいました。
 その一方で、最終順位としては予てより目標としていた最終4桁に滑り込むことができたので、その点については割と満足しております。とりあえず、次のS5以降は最終1800以上を目指したいところです。
 ただ、構築の完成度という意味では大分問題のある仕上がりになった点が辛いところです。具体的にはサーフゴーとドオーの2体がしっくり来ず、尚且つ代替案も見いだせないままシーズンが終わってしまった点は今期の反省点です。この2体に求める要素を列挙すると、
・キョジオーンとクエスパトラへの回答
・電気の一貫を切る
・ステロを撒く*2
・受け回しへの回答
という4点が挙げられます。この辺への回答を用意できていれば、もう少し上位を目指せたような気がします。尤も、環境が変わる節目にもなってこのような反省会を開く事にどこまで意味があるのかという話ではありますが……
 S5以降は環境自体が変わってしまうので、どこまでやれるかわかりませんが、さしあたりパオジアンやイーユイを触って、彼ら(?)の破壊力を楽しむことからスタートしようと思います。
 最後になりますが、S4にて私の配信を閲覧いただいた皆様、並びに私と対戦いただいた皆様、ありがとうございました。次回はS5でお会いしましょう。

*1:インファイトワイルドボルトを採用していないのは反動による耐久力低下が痛いため

*2:カイリューマルスケを潰すとともに、少しでもセグレイブの行動回数を減らしたいので

【ポケモンSV・S1使用構築】ドラパアマガドオー

【前書き】

 閲覧ありがとうございます。皆様S1お疲れ様でした。
 私も人生初のランクバトルに潜っていたので、供養として使っていた並びを記録致します。
 強者の皆様からすれば鼻で笑うような順位ですが、お暇な方は是非見て頂けると幸いです。

 

【構築経緯】

 以下の経緯で決まりました。

(1)鉢巻ドラパルトはキノガッサをワンパン出来るらしいと聞き軸に据える
(2)眼鏡ウルガモスと組ませ、火力を押し付けてアドを稼ぐというコンセプトを立てる
(3)上記2体をサイクルに参加させるクッションとしてアーマーガアを採用
(4)対キョジオーン用の駒として身代わり残飯サーフゴーを選択
(5)サザンドラが重く感じたため、対抗策としてチョッキマリルリを採用
(6)ラスト1体には当初ミミッキュを入れていたものの、余りにもジバコイルがきついのでドオーに変更

 流石にもう少しやりようはあった気がします。

 

【個別紹介】

 以下の並びを使っておりました。

 

Normal Sprite

☆ドラパルト@拘り鉢巻

特性:すり抜け
テラスタイプ:ドラゴン
性格:陽気
実数値:164-172-95-x-95-213
努力値:H4 A252 S252
技:ドラゴンアロー/ゴーストダイブ/蜻蛉返り/不意打ち

 本構築の組み始め。鉢巻ドラゴンアローでキノガッサをワンパン出来る、という点に着目して組み始めました。このため持ち物は鉢巻で固定とし、努力値配分は少しでもミラーで勝てる可能性を残すため陽気最速としております。実際に同速勝負で勝ちを拾った試合もあったため、この選択は正しかったと考えております。
 テラスタイプはドラゴン、これによりドドゲザンの不意打ちやミミッキュの影打ちについて確定数をずらせるほか、配分次第ですがヘイラッシャが確定2発になるなど縛り性能が伸びると考えました。
 技はコンセプトでもあるドラゴンアロー、一致技のゴーストダイブ、様子見で使えるとんぼ返り、先制技になりうる不意打ちの4つです。
 ただ、不意打ちについてはついに一度も押した記憶が無いため、テラバーストなどほかの技に変えた方がいい気がします。ついでにゴーストダイブも一貫を取るまでが余りにも遠く、正直使いにくさが目立ちました。
 腐っても600族であり、且つ高速高火力であるため一貫を取れれば強さを感じる場面もあったものの、その一貫を取るまでがとにかく遠く、総じて窮屈だった印象です。物理型の場合、珠など打ち分け可能な型のほうが使いやすいのかもしれません。

 

Normal Sprite

ウルガモス@拘り眼鏡

特性:炎の体
テラスタイプ:炎
性格:臆病
実数値:161-x-85-187-125-167
努力値:H4 C252 S252
技:オーバーヒート/火炎放射/炎の舞/虫のさざめき

 炎の蛾。拘り眼鏡の超火力に期待して採用しました。実際に炎テラスタルオーバーヒートの火力は凄まじく、半減でもH振りラウドボーンを赤ゲージまで削るほどの火力が出ます。このポケモンが居るおかげか、対アマガドオーラウドボーンに対しては比較的有利に戦えた印象です。
 技は火力を出すためのオバヒ、安定打点の火炎放射、サザン対面で振るさざめきの他、疑似的な積み技として炎の舞を採用してみました。Cアップを引ければノーリスクでオバヒに準ずる火力を出せます。
 使用感ですが、ステロやガブカイリューとさえ接敵しなければ崩しとして有用でした。特に受け寄りのサイクル構築に対しては圧倒的な制圧力を見せることがあり*1、性能の高さを感じておりました。
 ただ、その高性能故に対策されすぎており、毎試合ステロやガブカイリューと当たって苦しむ要因にもなってしまいました。来期こそは上手く使ってあげたい。

 

Normal Sprite

☆アーマーガア@ゴツゴツメット

特性:緊張感
性格:腕白
テラスタイプ:飛行
実数値:205-107-172-x-105-88
努力値:H252 B252 S4
技:アイアンヘッド/蜻蛉返り/挑発/羽休め

烏。上記2体が単体でサイクルに参加できる駒ではない為、蜻蛉返りでサイクル参加を補助出来るクッションとして採用しました。尚且つガブカイリューミミッキュ、マスカーニャをケアする枠でもあります。
 配分は素直にHB、技も一致技且つミミッキュへの打点になるアイへ、採用理由のとんぼ、回復技の羽休めにヘイラッシャやバレル、ドオーなどに刺せる挑発の4つであり特に奇抜な事はありません。
 概ね不満は有りませんが、時折鉄壁やボディプレスが欲しくなった点は悩ましい所。特にノーマルテラスカイリューへの対抗策としてボディプレスがあればと思った試合が何度かあり、この点は要反省という気がしています。

 

Normal Sprite

☆サーフゴー@食べ残し

特性:黄金の体
テラスタイプ:ゴースト
性格:控えめ
実数値:193-58-116-203-112-105
努力値:H244 B4 C252 D4 S4
技:ゴールドラッシュ/シャドーボール/身代わり/悪巧み

黄金のサーファー。本構築ではキョジオーンの対抗策として採用しました。
 テラスタイプはゴーストを選択。これによりシャドボの火力を底上げ出来る他、地震などの確定数をずらして勝てた試合もありました。
 持ち物は積み身代わりと相性の良い残飯、隠密マントは流石にピンポイントすぎると考え採用を見送りました。
 技も一致技のゴールドラッシュとシャドーボール、採用理由の身代わり+悪巧みと普通の構成です。
 ただSラインを削った弊害としてとにかく上から殴られ易く、そのせいで勝ちを拾い損ねた対戦もあったのが実情です。対キョジオーンさえ諦めるならスカーフへの変更も視野。

 

Normal Sprite

マリルリ@突撃チョッキ

特性:力持ち
テラスタイプ:水
性格:意地っ張り
実数値:201-112-100-x-100-87
努力値:H204 A252 S52
技:アクアブレイク/アクアジェット/じゃれつく/馬鹿力
調整:
・A特化
・ミラー意識でS振り、余りH

 筋肉兎。上記4体ではサザンドラに崩されやすいため、サザンドラへの対策として採用しました。対サザンの他、ガモスにも投げて行きます。
 テラスタイプは水、対サザンを考えた時、水テラスタルアクアブレイクは毒・鋼いずれのテラスタルにも一貫すると考えての採用です。
 技構成は水テラスを活かすアクブレ+ジェットに、一致技のじゃれつく、対サザンやドドゲザンにも押せる馬鹿力と普通の構成です。
 期待した対サザン性能はこの上なくある、ように見えて、実際の所毒テラスサザンのせいで毎度毎度択に悩まされることとなってしまいました。

Normal Sprite

☆ドオー@オボンの実

特性:貯水
テラスタイプ:毒
性格:慎重
実数値:237-95-81-x-167-40
努力値:H252 B4 D252
技:地震/毒毒/ステルスロック/自己再生

 1番最後に入ってきたポケモン。元々は対受け回し・クエスパトラバトン・コノヨザルを考えスカーフミミッキュを入れておりました。 
 しかし、ジバコイルが急増し余りにも重くなったため、最終日に急遽ドオーを投入することになりました。
 ジバコイル受けなので配分は素直にHD、眼鏡徹底抗戦やラスカノ連打を想定しオボンを持たせております。
 技構成も遂行技の地震、サイクル補助のステロ、回復技の再生、ロトムを削る為の毒と普通の並びです。
 この枠に余り不満は有りませんが、強いて言えばもう少し早くミミッキュからシフトするべきだったと反省すること頻りです。

 

【きついポケモン

カイリュー:

 正直一番きつい。マルスケ+龍舞+ノーマルテラスタル神速のシナジーが余りにも強烈で、ドラパルトやアーマーガア、マリルリと有利そうな駒を並べているにもかかわらず負けるときは3タテを食らいます。
 一度ドラパルト+アマガ+マリルリの3体を全抜きされたときは変な笑いが出ました。

 

サザンドラ:

 毒テラスタルが出てから一気にきつくなった印象のポケモン。基本的にマリルリで相手をするのですが、その際にサザンが取りうる行動に対して一貫する択を見つけることができませんでした。
 具体的には
①鋼テラスタルラスターカノン
②毒テラスタルラスターカノン
③毒テラバースト
④素状態でヤンキー悪波
⑤諦めて裏に交代
という5択に対して一貫する行動が見つからず、サザンマリルリ対面になるたびに択で苦しんでおりました。

 

☆オーロンゲ:

 崩しをドラパルトやウルガモスなどそれなり以上に速いポケモンに頼っているため、電磁波や壁で足止めされる点が厄介でした。捨て台詞で後続の起点を作られる点もしんどい。

 

☆ステロ展開:

 攻め手をウルガモスに頼っているため、行動回数を制限されるステロ展開に対してどうしても有利を取るビジョンが見えませんでした。

 

【最終結果】

最終37954位

 

【あとがき】

 第7世代以来、実に約3年ぶりのランクマッチとなりましたが、まあ結果は無様としか言いようのない数値でした。
 ここまで酷いことになった要因を考えてみるに、以下3点が浮かびました。

①いくら何でもドラパルト・ウルガモスの通りが悪すぎた
⇒上記2体が余りにも周知されすぎており、多方面からステロやらフェアリーテラスタルやらが飛んできたため非常に動きにくかったです。
 特に初手で出てきたガブがフェアリーテラスタルを切るだけ切って石を撒いてきた時は思わず腹を抱えて笑ってしまいました。

②役割破壊に弱すぎた

⇒特にマリルリが顕著です。並び全体に盤面を捲る力が乏しいため、サザンの毒テラバーストなどで役割破壊を受けるとそのまま返せずeasy loseが積み上がっていた印象です。

③テラスタル択の捌き方が分からなかった

マリルリサザン対面の行動を筆頭に、相手のテラスタイプやテラスタルのタイミングを読み切ることができず、想定外のフェアリーテラスタルなどの択でeasy loseが積み上がっていきました。

 総じて、構築のコンセプト自体が9世代のゲーム性と噛み合っていないような気がしたので、来期は強い方の構築を拝借して考え方を学ぶことから始めようと思いました。特にテラスタルの絡んだ択をどう対応しているのか掴みたい所です。
 最後になりますが、S1で配信を閲覧いただいた皆様、並びにS1で対戦いただいた皆様ありがとうございました。次はS2のランクマッチでお会いしましょう。

*1:ある試合では炎テラスタル火炎放射連打だけで降参をいただいたほど

【ポケモンSV】新ポケモン決定力指数まとめ(part1 一般ポケモン編)

Normal Sprite

【前書き】

 今回は、ポケモンSVが発売して3週間が経ったということで、新規ポケモンの決定力指数をまとめてみた。
 新環境の考察に役立てていただければ幸いである。

 

【決定力指数とは】

 決定力指数とは、ポケモンが実戦で発揮出来る火力を数値化した指標であり、
決定力指数=A or C×技威力×各種補正
という式で計算出来る。
 例えば、A222ザシアンが不屈の剣を発動させた場合、巨獣斬の決定力指数が49950、C217黒バドレックスのアストラルビットが決定力指数39060となる。
 また、目安として、HBヘイラッシャを3発で倒せる火力ラインが大体45000くらい、HBカバルドンを2発で崩せるラインが55000くらいである。

 

【対象ポケモン一覧】

 本記事で取り上げるポケモンは以下の47体である。

マスカーニャラウドボーンウェーニバルパフュートンパフュートンワナイダーエクスレッグパーモットドオーイッカネズミバウッツェルオリーヴァイキリンコキョジオーンコノヨザルグレンアルマソウブレイズハラバリータイカイデンノココッチリキキリンマフィティフタギングルアノホラグサリククラゲガケガニスコヴィランベラカスクエスパトラデカヌチャンウミトリオオトシドリイルカマンHero Formブロロロームモトトカゲミミズズキラフロルハカドッグカラミンゴハルクジラドドゲザンミガルーサヘイラッシャシャリタツセグレイブサーフゴー

 

基本的に興味のあるポケモンに関しては文章量が多く、そうでないポケモンについては情報量が少ない。

 

☆マスカーニャ

通常時

・A162 トリックフラワー:17010
・A162 テラスタルトリックフラワー:22680
・A178 トリックフラワー:18690
・A178 テラスタルトリックフラワー:24920
・A162 補正あり叩き落とす:23692
・A162 補正ありテラスタル叩き落とす:31590
・A178 補正あり叩き落とす:26032
・A178 補正ありテラスタル叩き落とす:34710
・A162 不意打ち:17010
・A162 テラスタル不意打ち:22680
・A178 不意打ち:18690
・A178 テラスタル不意打ち:24920
・A162 じゃれつく:14580
・A178 じゃれつく:16020
・A162 蜻蛉返り:11340
・A178 蜻蛉返り:12460
・A162 不一致テラスタルテラバースト:19440
・A162 一致テラスタルテラバースト:25920
・A178 不一致テラスタルテラバースト:21360
・A178 一致テラスタルテラバースト:28480

変幻自在適用時

・A162 じゃれつく:21870
・A178 じゃれつく:24030
・A162 蜻蛉返り:17010
・A178 蜻蛉返り:18690

 発売前、進化した時に立つ立たない問題で話題になった、ニャオハの最終進化系。結局またしても(?)立ち上がってしまった*1
 夢特性変幻自在はあの悪名高いゲッコウガと同じ特性ではあるが、今作では場に出してから1回しか発動出来ないという強烈な弱体化を受けてしまっている。
 物理技の範囲も草/悪/虫/格闘/フェアリー+テラバーストとゲッコウガほど広くはないので、使用率TOP10常連、というような立ち位置にはならなさそう。
 ただ、S1の環境ではマスカーニャより速いポケモンがスカーフ持ちとドラパルトくらいしかいなさそうであり且つ準伝説が使えないので、もしかすると使用率TOP10に入るかもしれない。

 

☆ラウドボーン

・C130 フレアソング:15600
・C178 フレアソング:21360
・C130 通常祟り目:12675
・C130 状態異常祟り目:25350
・C178 通常祟り目:17355
・C178 状態異常祟り目:34710
・C130 バークアウト:10725
・C178 バークアウト:14685
・C130 大地の力:11700
・C178 大地の力:16020
 ワニ。アチゲータの段階までは二足歩行だったのだが、こちらは最終進化時に四足歩行することになった。
 決定力も低くはないが、それ以上に特性天然が偉い。このおかげで、積み技を気にせず動ける物理受けとしての役割が期待できる。ゴーストタイプなので、カイリューのノーマルテラスタル神速を無効化できる点も優秀。
 補足すると、HB特化した場合の耐久力指数は、それぞれH-B:80084 H-D:45556
となる。概ねHBアーマーガアと同じくらいか。

 

☆ウェーニバル

・A172 アクアステップ:20640
・A172 テラスタルアクアステップ:27520
・A172 ウェーブタックル:30960
・A172 テラスタルウェーブタックル:41280
・A172 アクアジェット:10320
・A172 テラスタルアクアジェット:13760
・A172 インファイト:30960
・A172 アイススピナー:13760
・A172 通常アクロバット:9460
・A172 持ち物無しアクロバット:18920
・A172 蜻蛉返り:12040
・A172 不一致テラスタルテラバースト:20640

 カーニバル。クワッスから最終進化まで一貫して二足歩行を続けた。
 専用技アクアステップは威力80あるニトロチャージであるため、アクアステップ+自信過剰で1体倒しながら龍舞する動きが強力。
 ミミッキュからアド稼ぎの起点にされそうな点と、ヘイラッシャから地割れ連打の的にされそうな点が非常に怖いが……

 

☆パフュートン(オス)

・A120 捨て身タックル:21600
・A167 捨て身タックル:30060
・A120 じゃれつく:10800
・A167 じゃれつく:15030
・A120 アイアンヘッド:9600
・A167 アイアンヘッド:13360
・B139 ボディプレス:11120

 序盤ノーマル。メスと比べて物理方面に寄せた種族値である。豚らしく(?)特性厚い脂肪持ちであり、炎技・氷技を半減で受けることができる。
 ただ、序盤ノーマルらしく全体的に低種族値であり、B特化しても無振りカバルドンと同じくらいの耐久力にしかならないのは厳しい。

 

☆パフュートン(メス)

・A110 捨て身タックル:19800
・A156 捨て身タックル:28080
・A110 じゃれつく:9900
・A156 じゃれつく:14040
・A110 アイアンヘッド:8800
・A156 アイアンヘッド:12480
・B134 ボディプレス:10720

 序盤ノーマル。オスと比べて特殊方面に寄せた種族値である。
 ただその分、オス以上に種族値の尖りが無く使い道が難しい。

 

☆ワナイダー

通常時

・A99 出会い頭:13365
・A144 出会い頭:19440
・A99 岩石封じ:5940
・A144 岩石封じ:8640
・A99 吸血:11880
・A144 吸血:17280

張り込み発動時

・A99 出会い頭:26730
・A144 出会い頭:38880
・A99 岩石封じ:11880
・A144 岩石封じ:17280
・A99 吸血:23760
・A144 吸血:34560

 序盤虫。蜘蛛は蜘蛛でもタランチュラのようなデザインのポケモンである。
 序盤虫故にA79 C52と攻撃面の種族値は低い。張り込みが発動すれば火力が2倍になるものの、それでも指数4万に届かない数値であり、殴るには力不足か。
 かといってサポートをしようにも、耐久面の種族値がH60 B92 D86では厳しい。

 

☆エクスレッグ

・A169 飛びかかる:20280
・A169 かかと落とし:30420
・A169 出会い頭:20280
・A169 不意打ち:11830
・A169 地獄突き:13520

 序盤虫2号。バッタポケモンである。このポケモンも、序盤虫故か種族値が総じて低い。最も高いAですら102しかなく、全体的に尖っていない。環境で使うのは難しそう。

 

☆パーモット

・A167 電光総撃:30060
・A183 電光総撃:32940
・A167 インファイト:30060
・A183 インファイト:32940
・A167 じゃれつく:15030
・A183 じゃれつく:16740
・A167 冷凍パンチ:12525
・A183 冷凍パンチ:13725
・A167 マッハパンチ:10020
・A183 マッハパンチ:10980

 序盤電気。パモットを1000歩連れ歩くというなかなか手間のかかる*2進化条件のポケモンである。攻撃面の種族値はA115 S105と序盤電気にしてはなかなか。インファイトや電送攻撃はガブリアスの逆鱗とほぼ同じ指数である。

 

☆ドオー

・A95 地震:14250
・A95 ダストシュート:17100
・A95 岩石封じ:5700

 パルデアウパーの進化系。耐久型の種族値や、貯水・天然などの特性など、性能面は原種(?)のヌオーにどことなく似ている。
 物理耐久はHBに特化してようやくガブリアスボーマンダの逆鱗をやっと2耐えするラインで、これもヌオーと似ている。
 ヌオーは水/地面というタイプと、ザシアンの不倒の剣に強い特性のおかげで剣盾環境で活躍したが、こちらは地面弱点なのが受けとして辛いところか。

 

☆イッカネズミ(3匹)

以下の指数計算は全て特性テクニシャンを前提としている。

・A139 ネズミ算1回:6255
・A139 種マシンガン1回:5212
・A139 噛み付く:12510
・A139 じゃれつく:12510
・A139 燕返し:12510

 ワッカネズミの進化系。3匹フォルムと4匹フォルムがあるが、性能はどちらも同じである。特筆すべきは専用技ネズミ算、単発の威力こそ20と低いが、特性テクニシャン、タイプ一致補正、そして何より最大10回という驚異的な攻撃回数のおかげで、テラスタル無しでも威力が最大で450まで達する。これまた専用技のお片づけ*3でAを上げると、指数9万超え(ガッサのマッハパンチ5発分)という凄まじい火力が出る。
 ミミッキュなどのゴーストタイプを当てるか、半減で受けられるゴツメ持ちで削り倒したい。

 

☆バウッツェル

・A100 じゃれつく:13500
・A100 炎の牙:6500
・B183 ボディプレス:14640

 犬。フェアリー単タイプである。特性こんがりボディは、炎技を受けた際、炎技を無効にしつつ鉄壁を積むことができる特性である。
 B種族値自体も115と高いが、如何せん特殊耐久が心許ない。せっかくBを上げてもラスターカノンなどですぐに突破されそうなのがもったいない。

 

☆オリーヴァ

通常時

・C145 リーフストーム:28275
・C194 リーフストーム:37830
・C145 ギガドレイン:16312
・C194 ギガドレイン:21825
・C145 エナジーボール:19575
・C194 エナジーボール:26190
・C145 ハイパーボイス:13050
・C194 ハイパーボイス:17460
・C145 大地の力:13050
・C194 大地の力:17460
・C145 不一致テラスタルテラバースト:17400
・C194 不一致テラスタルテラバースト:23280

グラスフィールド展開時

・C145 リーフストーム:36757
・C194 リーフストーム:49179
・C145 ギガドレイン:21206
・C194 ギガドレイン:28372
・C145 エナジーボール:25447
・C194 エナジーボール:34047

 オリーブポケモン。専用特性こぼれダネのおかげで、グラスフィールドを展開し火力を底上げできる。C種族値も125と高く、リーフストームの火力はサザンドラと同じラインである。
 ただS種族値が39と低く、行動回数を稼げなさそうな点が気になる。キノコの胞子も無効化できるが、キノガッサにはマッハパンチで叩かれるため不利を取りそう。

 

☆イキリンコ

通常時

・A148 ブレイブバード:26640
・A162 ブレイブバード:29160
・A148 インファイト:17760
・A162 インファイト:19440
・A148 蜻蛉返り:10360
・A162 蜻蛉返り:11340

張り切り適用時

・A148 ブレイブバード:39960
・A162 ブレイブバード:43740
・A148 インファイト:26640
・A162 インファイト:29160
・A148 蜻蛉返り:15540
・A162 蜻蛉返り:17010

 インコ。「イキリンコ」という名前のインパクトに笑ってしまった記憶がある。
 性能面では、種族値こそA96 S92 と控えめであるが、特性張り切りの補正倍率が高い。命中さえ気にしなければ実質鉢巻である。

 

☆キョジオーン

・A120 塩漬け:7200
・A167 塩漬け:10020
・A120 岩石封じ:10800
・A167 岩石封じ:15030
・A167 地震:16700
・A120 ヘビーボンバー(威力120):
・A167 ヘビーボンバー(威力120):
・A120 瓦割り:9000
・A167 瓦割り:12525
・B200 ボディプレス:16000

 岩塩。H100 B130 D90と耐久面の種族値が非常に高く、尚且つ特性清めの塩のおかげで燃えたり凍ったりしない点が非常に強烈。
 しかもこの種族値で鉄壁+ボディプレスや自己再生まで覚えてしまう。挑発やトリックなしだと崩すのが非常にしんどそう。ヘイラッシャで地割れでも押すか......?

 

☆コノヨザル

・A135 憤怒の拳:10125
・A167 憤怒の拳:12525
・A135 ドレインパンチ:15787
・A167 ドレインパンチ:18787
・A135 冷凍パンチ:10125
・A167 冷凍パンチ:12525
・A135 蜻蛉返り:9450
・A167 蜻蛉返り:11690
・A135 インファイト:24300
・A167 インファイト:30060
・A135 ダストシュート:16200
・A167 ダストシュート:20040

 オコリザルの進化系。マンキーに25年ぶりに進化が追加された形になる。
 格闘タイプ且つ特性やる気のおかげでキノガッサメタとして期待できるほか、挑発+ビルドアップの積み運用もできるため崩し性能に優れる。

 

☆グレンアルマ

・C177 アーマーキャノン:31860
・C194 アーマーキャノン:34920
・C177 火炎放射:23895
・C194 火炎放射:26190
・C177 サイコショック:21240
・C194 サイコショック:23280
・C177 シャドーボール:14160
・C194 シャドーボール:15520
・C177 エナジーボール:15930
・C194 エナジーボール:17460
・C177 不一致テラスタルテラバースト:21240
・C194 不一致テラスタルテラバースト:23280

 火の戦士。「戦士」という割にはエスパータイプ、且つ特殊メインの種族値である。
C種族値が125と高く、技範囲も炎/超/霊/草+テラバーストと十分である。しかも瞑想を覚えるため、ここだけ見ると高火力エースとして活躍できそうな性能である。
 ただ、Sが75しかない点が残念。このせいでミミッキュやサーフゴーに縛られてしまうので、後述するソウブレイズのほうが多く使われるかもしれない。

 

☆ソウブレイズ

・A145 無念の剣:19575
・A177 無念の剣:23895
・A194 無念の剣:26190
・A177 フレアドライブ:31860
・A194 フレアドライブ:34920
・A145 ニトロチャージ:10875
・A177 ニトロチャージ:13275
・A194 ニトロチャージ:14550
・A145 影打ち:8700
・A177 影打ち:10620
・A194 影打ち:11640
・A177 インファイト:21240
・A194 インファイト:23280
・A177 ゴーストダイブ:23895
・A194 ゴーストダイブ:26190
・A177 シャドークロー:18585
・A194 シャドークロー:20370
・A177 不一致テラスタルテラバースト:21240
・A194 不一致テラスタルテラバースト:23280

 火の剣士。こちらは「剣士」の名に違わず、物理技メインのポケモンである。
 A種族値が125と優秀である他、技範囲も炎/霊/格闘と広い。しかもS種族値が85でありサーフゴーを抜ける点が大きい。このおかげで、BSやCS等Sを伸ばしたサーフゴーであっても、上からフレアドライブで縛る事ができる。
 ニトロチャージさえ通せればミミッキュも抜けるので、グレンアルマよりこちらの方が多く使われそう。

 

☆ハラバリー

通常時

・C123 パラボラチャージ:11992
・C155 パラボラチャージ:15112
・C170 パラボラチャージ:16575
・C123 ボルトチェンジ:12915
・C155 ボルトチェンジ:16275
・C170 ボルトチェンジ:17850
・C123 10万ボルト:16605
・C155 10万ボルト:20925
・C170 10万ボルト:22950
・C123 ハイパーボイス:11070
・C155 ハイパーボイス:13950
・C170 ハイパーボイス:15300

電気に変える発動時

・C123 パラボラチャージ:23894
・C155 パラボラチャージ:30224
・C170 パラボラチャージ:33150
・C123 ボルトチェンジ:25830
・C155 ボルトチェンジ:32550
・C170 ボルトチェンジ:35700
・C123 10万ボルト:33210
・C155 10万ボルト:41850
・C170 10万ボルト:45900

 電気蛙。発売前の映像にて、ナンジャモの相棒として紹介されていたポケモン
 C103 S45という重アタッカーよりの種族値である。電気に変えるを発動さえできれば指数が4万を超えるが、Sラインが遅すぎて発動までこぎつけるのが大変そう。

 

☆タイカイデン

通常時

・C157 10万ボルト:21195
・C157 ボルトチェンジ:16485
・C157 放電:18840
・C157 暴風:25905
・C157 不一致テラスタルテラバースト:18840

風力電気発動時

・C157 10万ボルト:42390
・C157 ボルトチェンジ:32970
・C157 放電:37680

 軍艦鳥。C105 S125という種族値と鳥モチーフの見た目であり、且つ電気/飛行タイプも相まって、どことなくサンダーと似た性能をしている。
 専用特性風力電気は追い風後に電気技の火力が2倍になるという性能であるが、2倍になるのが1回だけという点と、電気技しか火力が上がらない点が惜しい。
 C2段階アップであれば追い風を悪巧みの上位互換として使えただけに惜しい。

 

☆ノココッチ

・A152 頭突き:15960
・A167 頭突き:17535
・A152 思念の頭突き:12160
・A167 思念の頭突き:13360
・A152 アイススピナー:12160
・A167 アイススピナー:13360

 ノコッチの進化系。第2世代以来、約20年越しの進化となった。
 進化前のノコッチと同様、蛇にらみ+天の恵み+頭突きによる怯みコンボができる。
種族値の全体的な上昇、特にS種族値の上昇*4が大きな強化である。一例として、進化前では最速でも麻痺したドラパルトを抜けなかったところ、進化後では準速でも最速麻痺ドラパルトを抜けるようになっている。
 耐久力も上がっているので、以前よりはだいぶまひるみコンボも通しやすい。少なくとも私は当たりたくない。

 

☆リキキリン

・C178 サイコキネシス:24030
・C178 ツインビーム:21360
・C178 マジカルシャイン:14240
・C178 不一致テラスタルテラバースト:21360

 キリンリキの進化系。ノコッチ共々、約20年越しの進化となった。
 特性テイルアーマーにより先制技を受けなくなる他、草食型を採用するとキノガッサを返り討ちに出来る点も面白そうではある。

 

☆マフィティフ

・A172 噛み砕く:20640
・A189 嚙み砕く:22680
・A172 じゃれつく:15480
・A189 じゃれつく:17010
・A172 氷の牙:11180
・A189 氷の牙:12285

張り込み発動時

・A172 噛み砕く:41280
・A189 嚙み砕く:45360
・A172 じゃれつく:30960
・A189 じゃれつく:34020
・A172 氷の牙:22360
・A189 氷の牙:24570

 老犬のような風貌のポケモン。図鑑の設定上は穏やかな性格のようだが、その割にタイプや風貌は厳つい。また「報復」なる物騒な技を覚える点、A種族値が120と高い点、威嚇や番犬といった特性などスペック面は結構強面である。

 

タギング

・A115 ダストシュート:20700
・A161 ダストシュート:28980
・A115 テラバースト:13800
・A161 テラバースト:19320
・A115 不一致テラスタルテラバースト:13800
・A161 不一致テラスタルテラバースト:19320
・A115 蜻蛉返り:8050
・A161 蜻蛉返り:11270
・A115 補正あり叩き落とす:11212
・A161 補正あり叩き落とす:15697

 毒猿ポケモン。毒/ノーマルという珍しい複合タイプである。
 種族値の面では、Aが95とそこそこであるものの、タイプ一致技、特にノーマル技がギガインパクトとテラバースト位しかないのが難点。
 挑発や捨て台詞等優秀な補助技は揃っている上、悪戯心があれば優先度がつく点は優秀。
 ただサポーターとして使おうにも、H63 B65 D72 と耐久面の種族値も心許ない為場持ちは悪そう。

 

☆アノホラグサ

・A135 パワーウィップ:24300
・A167 パワーウィップ:30060
・A183 パワーウィップ:32940
・A135 ゴーストダイブ:18225
・A167 ゴーストダイブ:22545
・A183 ゴーストダイブ:24705
・A135 影打ち:8100
・A167 影打ち:10020
・A183 影打ち:10980
・A135 草分け:10125
・A167 草分け:12525
・A183 草分け:13725
・A135 高速スピン:6750
・A167 高速スピン:8350
・A183 高速スピン:9150

 転がり草ポケモン。このポケモンもパーモットに続いて、ホラグサを1000歩連れ歩くという面倒な進化条件を持つ。
 種族値を見ると草/霊という珍しい技範囲を持ち、A種族値も115とそれなりに高いので、珠を持つとディンルーの上からパワーウィップで縛ることが出来る。
 専用特性風乗りは、吹雪や吹き飛ばしなどの風技を受けた際にAが1段階上がるという中々の性能。吹き飛ばしや熱風、暴風などメジャーな技にも反応する為、舐めて掛かると風乗りを起点に崩されそう。

 

☆リククラゲ

・C100 大地の力:13500
・C132 大地の力:17820
・C145 大地の力:19575
・C100 リーフストーム:19500
・C132 リーフストーム:25740
・C145 リーフストーム:28275
・C100 ギガドレイン:11250
・C132 ギガドレイン:14850
・C145 ギガドレイン:16312
・C100 ヘドロ爆弾:13500
・C132 ヘドロ爆弾:17820
・C145 ヘドロ爆弾:19575

 陸のクラゲでリククラゲ。初代からいるドククラゲとよく似た風貌であるが、タイプは地面/草タイプである。初見の時、ドククラゲによく似た風貌のポケモンが地面を疾走する絵面が余りにシュール過ぎて笑ってしまった。
 それはさておき性能面では、特性菌糸の力が特徴的である。補助技を振る時相手の特性を貫通出来るという性能で、その貫通力(?)たるや、なんとキョジオーンやサーフゴーすら寝かせることができる程。
 ただ後攻になってしまうデメリットも大きいので、出落ちを避けつつ変化技を通す運用が主になりそう。

 

☆ガケガニ

・A167 ストーンエッジ:25050
・A167 補正あり叩き落とす:16282
・A167 クラブハンマー:16700
・A167 岩雪崩:18787
・A167 10万馬力:15865

 カニカニのような見た目と、耳に残る独特な鳴き声が特徴である。
 特性のうち怒りの甲羅は殻やぶをマイルドにしたような性能。残念なことに、S種族値が75しかないため、Sが1段階上がっても最速ドラパルトを抜けないなど、微妙に数値が足りない。

 

☆スコヴィラン

通常時

・A128 炎の牙:12480
・A176 炎の牙:17160
・A176 草分け:13200
・A176 地団太:13200
・A176 噛み砕く:14080
・C176 ソーラービーム:31680
・C176 火炎放射:23760
・C176 大文字:29040
・C176 不一致テラスタルテラバースト:21120

晴れ下

・A128 炎の牙:18720
・A176 炎の牙:25740
・C176 火炎放射:35640
・C176 大文字:43560

 唐辛子。炎/草という珍しいタイプを持つ。尚且つ特性葉緑素持ちであることから、晴れと相性のいい炎というタイプも相まって晴れパの新エースとして活躍できそう。
 ただ、特殊型の場合サブウェポンが少なく、ドラパルトなど草技/炎技の両方を止めてくるポケモン、あとミミッキュに皮を温存されたパターンが難儀しそう。

 

☆ベラカス

・C135 サイコキネシス:18225
・C183 サイコキネシス:24705
・C135 虫のさざめき:18225
・C183 虫のさざめき:24705
・C135 シャドーボール:10800
・C183 シャドーボール:14640
・C135 大地の力:12150
・C183 大地の力:16470
・C183 不一致テラスタルテラバースト:21960

 フンコロガシ。このポケモンも、例によって進化に辺り1000歩の連れ歩き作業が必要になる。そういうの多くないか......?
 性能面を見ると、合計種族値は470と低めながら、C115 S45と無駄のない重アタッカー型の種族値配分である。
 ただ、アタッカーとしてはCが115しかない点、エスパータイプのせいかメインウェポンの威力が90しかない点が要因で、決定力指数に直すと3万すら超えないのは正直寂しい数値である。ドラパルトやミミッキュに何もできないまま倒される点もしんどい。
 一方で、サポート要員としてはトリル+再起の祈りで場を作りつつ瀕死になったポケモンを蘇生できる点が面白い。

 

☆クエスパトラ

・C153 ルミナコリジョン:18360
・C153 マジカルシャイン:12240
・C153 エナジーボール:13770

 クレオパトラのような風貌のポケモン。鳥ポケモンであるがエスパータイプである。
 専用技ルミナコリジョンは当たった相手のDを2段階下げる技であり、この技と加速バトンを繋いで後続に繋ぐ動きが出来る。瞑想や両壁など有用な補助技を複数覚える点も有能。

 

☆デカヌチャン

・A95 デカハンマー:22800
・A139 デカハンマー:33360
・A95 じゃれつく:12825
・A139 じゃれつく:18765
・A95 猫だまし:3800
・A139 猫だまし:5560
・A95 補正あり叩き落とす:9262
・A139 補正あり叩き落とす:13552
・A139 アイスハンマー:13900

 ハンマーポケモン。可愛らしい見た目をしているが、ハンマーで投石してアーマーガアを撃墜し、素材を剥ぎ取るという非常に物騒なポケモンである。
 A種族値自体は75と控えめであるが、専用技デカハンマーの威力が160と破格である。鉢巻デカハンマーであればガブリアスでも乱数1発圏内に入るなど、この技の指数はなかなか。しかもフェアリータイプで且つS種族値も94と地味に速いので、猫だまし+じゃれつくでキノガッサを縛ることができる。
 欲を言えばSがあと5速かったら文句なかった*5

 

☆ウミトリオ

・A152 トリプルダイブ:20520
・A152 穴を掘る:12160
・A152 不意打ち:10640

 穴子ポケモン。A100 S120と、どこか元ネタ(?)のダグトリオと似た種族値をしている。
 ただ、水タイプになってしまったせいか、地震を覚えない、特性蟻地獄のロックが出来ない等厳しい部分が目立つ。
 耐久が高いとは言えず、かといってアタッカーにしようにもA種族値100で特性の補正の無いのでは火力が足りない。

 

☆オトシドリ

以下の指数計算は特性岩運びを前提としている。

・A155 ブレイブバード:27900
・A170 ブレイブバード:30600
・A155 蜻蛉返り:10850
・A170 蜻蛉返り:11900
・A155 ストーンエッジ:23250
・A170 ストーンエッジ:25500
・A155 岩石封じ:13950
・A170 岩石封じ:15300
・A155 岩雪崩:17437
・A170 岩雪崩:19125
・A155 不意打ち:10850
・A170 不意打ち:11900
・A155 補正あり叩き落とす:15112
・A170 補正あり叩き落とす:16575

 コウノトリ。ヌシポケモンの1体でもある。ストーリーでも山頂から投石していたが、対戦でも隠れ特性で岩運びなる専用特性を持つ。この特性のおかげで岩技の威力が1.5倍になる。
 ただ、肝心のタイプ一致技に補正が乗らないため、飛行技の火力が伸びない。スカーフ叩き落とすでドラパルトを出落ちさせる動きは単純ながら面白そうではある。

 

☆イルカマン(ナイーブ)

・A124 ウェーブタックル:22320
・A124 クイックターン:11160
・A124 ジェットパンチ:11160
・A124 インファイト:22320
・A124 冷凍パンチ:9300
・A124 アイアンヘッド:9920

 イルカポケモン。後述するマイティフォルムのデザインと、「イルカマン」というあまりにも直球の名前に思わず笑ってしまった。
 ナイーブフォルムは弱いので、早めにフォルムチェンジしたい。

 

☆イルカマン(マイティ)

・A212 ウェーブタックル:38160
・A212 クイックターン:19080
・A212 ジェットパンチ:19080
・A212 インファイト:25440
・A212 冷凍パンチ:15900
・A212 アイアンヘッド:16960

 正義のヒーロー、イルカマン。いかにもな見た目と「イルカマン」という直球なネーミングセンスのコンビネーションにどうしても笑ってしまう。
 それはさておき、交代させるコストがかかる分、性能は非常に高い。まずA種族値が160と破格のラインであり、これはあのケッキングと同じラインである*6。しかも、メインウェポンとしてちゃんと威力120のウェーブタックルも覚えてくれるので、持ち物無し・性格補正無しでもメガラグラージの雨滝登りに匹敵する火力を出せる。S100族なので、ミミッキュサザンドラを抜きつつウェーブタックルやインファイトで殴れる点もありがたい。

 

☆ブロロローム

・A139 ホイールスピン:20850
・A171 ホイールスピン:25650
・A188 ホイールスピン:28200
・A139 ダストシュート:24840
・A171 ダストシュート:30780
・A188 ダストシュート:33840
・A139 不一致テラスタルテラバースト:16680
・A171 不一致テラスタルテラバースト:20520
・A188 不一致テラスタルテラバースト:22560

 多気筒エンジン。スター団に改造されていた少々かわいそうなポケモン。バーンアクセルは覚えない。S種族値が90あり、且つ特性が防塵であることからキノガッサ対策として期待できる。

 

☆モトトカゲ

・A147 捨て身タックル:26460
・A161 捨て身タックル:28980
・A147 高速スピン:11025
・A161 高速スピン:12075
・A147 蜻蛉返り:10290
・A161 蜻蛉返り:11270
・A147 補正あり叩き落とす:14332
・A161 補正あり叩き落とす:15697
・A147 アイアンヘッド:11760
・A161 アイアンヘッド:12880

 乗り物になるトカゲ。身代わり状態のまま後続に交代する尻尾切りの数少ない使い手である。しかもS種族値が121と高く、夢特性再生力のおかげでHPコストもある程度回収できることから非常に尻尾切りと相性がいい。
 その分、A種族値は95とそこそこ。欲を言えばS種族値もあと2欲しかった。

 

☆ミミズズ

・A105 アイアンヘッド:12600
・A105 地震:10500
・B216 ボディプレス:17280

 ミミズ。B種族値が145と高く、なんとあのザマゼンタすらしのぐB種族値を誇る。
このポケモンも尻尾切りの数少ない使い手であり、こちらはS種族値が65と低めであるため後攻で確実に後ろへ身代わりを繋ぐ、という動きが狙える。
 ただ、鋼タイプなので炎技が弱点であるうえ、D種族値が55と低いため出落ちには気を付けたい。
 補足すると、HBに特化した場合の耐久力指数は、H-B:86890 H-D:30170。

 

☆キラフロル

・C150 ヘドロウェーブ:21375
・C182 ヘドロウェーブ:25935
・C200 ヘドロウェーブ:28500
・C150 パワージェム:18000
・C182 パワージェム:21840
・C200 ヘドロウェーブ:24000
・C150 大地の力:13500
・C182 大地の力:16380
・C200 大地の力:18000
・C150 不一致テラスタルテラバースト:18000
・C182 不一致テラスタルテラバースト:21840
・C200 不一致テラスタルテラバースト:24000

 誰が呼んだか、令和のウツロイド。特性毒化粧は攻撃を受けると毒菱を撒く、という性能である。ここだけ切り取るといかにも先発向きの特性であるが、実はC種族値が130とラティオス並みの数値を誇る。S種族値も86あるので、サポート読みで出てきたサーフゴーやキノガッサを返り討ちにする動きも強そう。

 

☆ハカドッグ

・A121 お墓参り(威力150):27225
・A168 お墓参り(威力150):37800
・A121 じゃれつく:10890
・A168 じゃれつく:15120
・A121 影打ち:7260
・A168 影打ち:10080
・A121 捨て身タックル:14520
・A168 捨て身タックル:20160
・A121 ゴーストダイブ:16335
・A168 ゴーストダイブ:22680
・A121 氷の牙:7865
・A168 氷の牙:10920

 墓犬。特性もふもふのおかげで、直接技に対する耐久力は非常に高い*7
 専用技お墓参りは、ラスト1体に追い込まれると威力が150まで伸びる技、ただし素のAラインが低く、特性の補正も無いためA特化してもカバを確定2発に出来ない。置き土産、バークアウト、怖い顔など優秀な補助技を複数覚えるので、物理耐久を活かして起点を作る型のほうが増えそう。

 

☆カラミンゴ

・A167 ブレイブバード:30060
・A167 インファイト:30060
・A167 アクアブレイク:14195
・A167 蜻蛉返り:11690

 フラミンゴ。実は格闘タイプが付いている。特性肝っ玉のおかげでゴーストタイプにもインファイトが通る上に、S種族値も90あるためサーフゴーをインファイトで縛ることができる。

 

☆ハルクジラ

通常時

・A133 アイススピナー:15960
・A181 アイススピナー:21720
・A133 地震:13300
・A181 地震:18100
・A133 馬鹿力:15960
・A181 馬鹿力:21720
・A133 氷の礫:7980
・A181 氷の礫:10860
・A133 じゃれつく:11970
・A181 じゃれつく:16290

力尽く適用時

・A133 アイススピナー:20748
・A181 アイススピナー:28236
・A133 じゃれつく:15561
・A181 じゃれつく:21177

 陸クジラ。H170という高いHP種族値が特徴である。このHPと、氷タイプのBが雪下で1.5倍になる仕様も相まって、オーロラベール下で腹太鼓を積み全抜きを狙う立ち回りができる。
 ただ、残念なことに素の火力はそれほどでもないため、腹太鼓型だとラウドボーン当たりの突破にはテラスタルが必要になる。力尽くであれば問題ないため、チョッキなどを持たせ力尽く型で運用するのも一考。

 

☆ドドゲザン

総大将の補正倍率は1体当たり10%として計算している。

通常時

・A205 ドゲザン:26137
・A205 アイアンヘッド:24600
・A205 不意打ち:21525
・A205 ストーンエッジ:20500

総大将発動時(1体)

・A225 ドゲザン:28687
・A225 アイアンヘッド:27000
・A225 不意打ち:23625
・A225 ストーンエッジ:22500

総大将発動時(2体)

・A246 ドゲザン:31365
・A246 アイアンヘッド:29520
・A246 不意打ち:25830
・A246 ストーンエッジ:22500

 キリキザンの進化系。「頭の印を持ったキザンを3体倒す」というこれまた特殊な進化条件を持つ。今作そういうの多くないか......?
 種族値を見ると、Aが135と非常に高いことに加え、HPと防御も伸びた。このおかげで、H振りすると意地ガッサのマッハパンチも乱数で耐えるようになる。ガッサのマッハパンチ耐え調整が流行るかもしれない。
 専用技ドゲザンは威力85で必中と優秀であるが、不意打ちとタイプが被っており惜しい。鋼タイプだったら満点だった。

 

☆ミガルーサ

・A154 アクアブレイク:19635
・A154 サイコファング:19635
・A154 アクアジェット:9240
・C125 波乗り:16875
・C125 C+2 波乗り:33750
・C125 C+3 波乗り:42187
・C125 アシストパワー:3750
・C125 C+2 アシストパワー(威力140):52500
・C125 C+3 アシストパワー(威力160):75000
・C125 冷凍ビーム:11250
・C125 C+2 冷凍ビーム:22500
・C125 C+3 冷凍ビーム:28125

 魚。特性型破りのおかげで天然を貫通でき、ヘイラッシャやラウドボーン、ついでにミミッキュを積み技で崩すことができる。しかも専用技の身を削るはHPを削るタイプの殻やぶであり、通せればアシストパワーの火力が52500まで達する。
 惜しむらくは耐久力が低すぎて、積みの起点を作るのが大変な所か......

 

☆ヘイラッシャ

・A120 アクアブレイク:15300
・A152 アクアブレイク:19380
・A120 後攻雪雪崩:14400
・A152 後攻雪雪崩:18240
・A120 地震:12000
・A152 地震:15200

 大鯰。特性天然なので、型破り持ち以外の積み技で崩れない点が優秀である。しかもH150 B115と物理耐久が破格の高さであり、HBに特化するとクレセリアより硬くなる。
 今作の受けポケモンインフレし過ぎでは......?
 補足すると、HB、HDに特化した場合の耐久力指数は、それぞれ以下の通り。
HB特化の場合→H-B:106888 H-D:49647
HD特化の場合→H-B:78852 H-D:74763

 

☆シャリタツ

・C189 龍の波動:24097
・C189 波乗り:25515
・C189 ハイドロポンプ:31185
・C189 不一致テラスタルテラバースト:22680
・C189 凍える風:10395

 寿司に擬態する魚。フィールドで見たが、思いのほか擬態の完成度が高く笑ってしまった。種族値を見ると、意外にCが120と高い。悪巧みも覚えるので一見崩しに使えそうだが、残念なことに積み技依存のため結局ヘイラッシャで止まるのが辛い。

 

☆セグレイブ

・A197 巨剣突撃:35460
・A216 巨剣突撃:38880
・A197 氷柱針1発:7387
・A216 氷柱針1発:8100
・A197 地震:19700
・A216 地震:21600
・A197 アイアンヘッド:15760
・A216 アイアンヘッド:17280
・A197 氷の礫:11820
・A216 氷の礫:12960
・A197 氷柱落とし:25117
・A216 氷柱落とし:27540

 第9世代の600族。A145という600族らしい高い種族値と、火傷にならない特性熱交換が魅力的である。耐久も高いので弱点保険+龍舞で低速構築を破壊するポケモンとしては強烈な崩しになりうる。
 ただ、龍舞を通さないとサーフゴーに不利を取りそうな点は気がかり。

 

☆サーフゴー

・C153 ゴールドラッシュ:27540
・C153 テラスタルゴールドラッシュ:36720
・C185 ゴールドラッシュ:33300
・C185 テラスタルゴールドラッシュ:44400
・C203 ゴールドラッシュ:36540
・C203 テラスタルゴールドラッシュ:48720
・C153 ラスターカノン:18360
・C153 テラスタルラスターカノン:24480
・C185 ラスターカノン:22200
・C185 テラスタルラスターカノン:29600
・C203 ラスターカノン:24360
・C203 テラスタルラスターカノン:32480
・C153 シャドーボール:18360
・C185 シャドーボール:22200
・C203 シャドーボール:24360
・C153 マジカルシャイン:12240
・C185 マジカルシャイン:14800
・C203 マジカルシャイン:16240
・C153 10万ボルト:13770
・C185 10万ボルト:16650
・C203 10万ボルト:18720

 コレクレーの進化系。ギルガルドに続き2系統目の鋼/霊タイプである。
 判明当初、進化に999枚もコインが必要という苦行過ぎる進化条件で騒がれた印象。
 性能面でも、鋼/霊という優秀なタイプと、C133という高い火力に加え、特性黄金の体もなかなかぶっ飛んでいる。変化技を全く受けないというとんでもないスペック*8であり、最早マジックミラーエーフィどころの騒ぎではない。
 環境でも流行りそうであるが、それゆえにせめてコイン99枚で進化して欲しかった。

 

 

*1:とあるプレイヤーはショックのあまり、思わず「立っとるやないかい!」と叫んだとか

*2:連れ歩き中にボールに戻ると歩数がリセットされるためライドで時短が出来ない

*3:ステロなどの設置物をはがしつつ、AとSを1段階上昇させる技。高速スピンと龍の舞を組み合わせたようなとんでもない技である

*4:ノコッチS45→ノココッチS55

*5:サザンドラの上を取れたので

*6:しかも出せればデメリット特性も特にない

*7:HBに特化するとガブの鉢巻テラスタル逆鱗をオボン込みで2耐えするほど硬い

*8:厳密に言うと、リククラゲの菌糸の力+キノコの胞子には寝かされる模様

【ポケモンSV】内定済みポケモン決定力指数まとめ

ポケモンSV」11月18日発売 最大4人同時プレイに対応、バージョン ...

【前書き】

 今回は、ポケモンSVの発売まで残り1週間を切ったということで、内定済みポケモンの決定力指数をまとめてみた。
 新環境の考察に役立てていただければ幸いである。

(追記)
 発売に伴い、追加されたポケモンについて加筆

 

【決定力指数とは】

 決定力指数とは、ポケモンが実戦で発揮出来る火力を数値化した指標であり、
決定力指数=A or C×技威力×各種補正
という式で計算出来る。
 例えば、A222ザシアンが不屈の剣を発動させた場合、巨獣斬の決定力指数が49950、C217黒バドレックスのアストラルビットが決定力指数39060となる。

 

【内定済みポケモン一覧】

yakkun.com

 上記の記事によると、11月18日時点で内定しているポケモンは全部で433体。
このうち、(ピカチュウレアコイルなど一部の例外以外の)未進化・途中進化ポケモンを除き、以下の計186体について決定力指数をまとめた。
 非常に数が多いので、世代別に記事を作成した。
 補足として、厳密に言うと以下のポケモンたちはHOMEとの連携が解禁されるまで未内定だが、本リンク集では資料として指数を掲載する。
Alola FormAlola FormGalarian FormAlola FormゾロアークIncarnate FormeTherian FormeIncarnate FormeTherian FormeIncarnate FormeTherian Formeバサギリ

 基本的に興味のあるポケモンは文章量が多く、そうでないポケモンは情報量が少ない。

 

☆第1世代

Regular FormAlola FormAlola FormGalarian FormAlola Form

計30体

mokugyo327.hatenablog.com

 

☆第2世代

計21体

mokugyo327.hatenablog.com

 

☆第3世代

計20体

mokugyo327.hatenablog.com

 

☆第4世代

RotomFan RotomFrost RotomHeat RotomMow RotomWash Rotom

計31体

mokugyo327.hatenablog.com

 

☆第5世代

ゾロアークAutumn FormIncarnate FormeTherian FormeIncarnate FormeTherian FormeIncarnate FormeTherian Forme

計23体

mokugyo327.hatenablog.com

 

☆第6世代

 

計16体

mokugyo327.hatenablog.com

 

☆第7世代

Dusk Form

計17体

mokugyo327.hatenablog.com

 

☆第8世代

Amped FormMaleFemaleバサギリ

計28体

mokugyo327.hatenablog.com

 

【ポケモンSV】内定済みポケモン決定力指数まとめ(第8世代編)

【前書き】

 本記事は、以下リンク集の第8世代編である。

mokugyo327.hatenablog.com

 

☆第7世代編

mokugyo327.hatenablog.com

 本記事で取り挙げるポケモンは以下の28体である。

Amped FormMaleFemaleバサギリ

 上記28体について、決定力指数を纏める。

 目安として、A222ザシアンが不屈の剣を発動させた場合、巨獣斬の決定力指数が49950、C217黒バドレックスのアストラルビットが決定力指数39060となる。

 

☆ゴリランダー

通常時

・A194 補正あり叩き落とす:18915
・A194 ウッドハンマー:34920
・A194 蜻蛉返り:13580
・A194 ドラムアタック:23280
・A194 10万馬力:18430
・A194 馬鹿力:23280

グラスフィールド

・A194 ウッドハンマー:45396
・A194 ドラムアタック:30264

 ゴリラ。前作剣盾では特性グラスメイカーと、そこから生まれる高威力の先制技グラススライダーを武器に、S22で使用率4位をマークするなど環境で活躍した。
 今作でも、テラスタルグラスフィールドグラススライダーが実現すれば、持ち物なしでも指数35308と先制技とは思えない火力が出せた計算になる*1
 しかし、大変残念な事に現状グラススライダーが没収されてしまっている為、ただの鈍足アタッカーになってしまっている点が逆風。

 

☆エースバーン

通常時

・A168 火炎ボール:30240
・A184 火炎ボール:33120
・A168 飛び膝蹴り:21840
・A184 飛び膝蹴り:23920
・A168 飛び跳ねる:14280
・A184 飛び跳ねる:15640
・A168 不意打ち:11760
・A184 不意打ち:12880
・A168 ダストシュート:20160
・A184 ダストシュート:22080
・A168 アイアンヘッド:13440
・A184 アイアンヘッド:14720
・A168 蜻蛉返り:11760
・A184 蜻蛉返り:12880

リベロ適用時

・A168 飛び膝蹴り:32760
・A184 飛び膝蹴り:35880
・A168 飛び跳ねる:21420
・A184 飛び跳ねる:23460
・A168 不意打ち:17640
・A184 不意打ち:19320
・A168 ダストシュート:30240
・A184 ダストシュート:33120
・A168 アイアンヘッド:20160
・A184 アイアンヘッド:22080
・A168 蜻蛉返り:17640
・A184 蜻蛉返り:19320

 FW系兎。特性リベロはあの悪名高い(?)変幻自在と同じ性能である。且つS種族値も119と十分であったことから、S18で使用率2位をマークするなど強ポケとして知られる。
 ただ今作では変幻自在共々リベロが場に出してから1回しか発動出来ない弱体化を受けており、ゲッコウガ共々使用率が激減しそうではある。

 

☆インテレオン

・C177 狙い撃ち:21240
・C194 狙い撃ち:23280
・C177 急所狙い撃ち:47790
・C194 急所狙い撃ち:52380
・C177 冷凍ビーム:15930
・C194 冷凍ビーム:17460
・C177 エアスラッシュ:13275
・C194 エアスラッシュ:14550

 水タイプの御三家。第8世代当時はゴリランダー、エースバーンの両名に埋もれて目立たなかった印象。
 しかし攻撃面の種族値はC125 S120と十二分。今作ではテラスタルのおかげで技威力も伸びるので、もしかするとエースバーンと使用率が逆転するかもしれない。
 補足すると、急所テラスタル狙い撃ちの指数は臆病の場合63720、控え目の場合69840となる。高い。

 

☆アーマーガア

・B172 ボディプレス:13760
・B172 B+2 ボディプレス:27520
・A107 ブレイブバード:19260
・A139 ブレイブバード:25020
・A152 ブレイブバード:27360
・A107 ドリル嘴:12840
・A139 アイアンヘッド:16680
・A152 アイアンヘッド:18240
・A139 蜻蛉返り:9730
・A152 蜻蛉返り:10640

 序盤鳥。エアームドと同じ鋼/飛行タイプであり、且つH98 B105と物理耐久が高い。
HP種族値が高いおかげで、物理耐久に特化するとエアームドとほぼ同じ物理耐久になるので、物理受けとして優秀。しかもDラインがエアームドより高いので、ムドーより役割破壊されにくい点も嬉しい。
 エアームドが未内定である現状、新環境で受けループを組む場合物理受け枠はこのポケモンになりそう。
 補足として、HBに特化した場合の耐久力指数は以下の通り。
H-B:80136 H-D:48920

 

☆ヨクバリス

・B161 ボディプレス:12880
・B161 B+3 ボディプレス:32200
・A115 ジャイロボール(威力150):17250
・A161 ジャイロボール(威力150):24150
・A115 ギガインパクト:25875
・A161 ギガインパクト:36225
・A115 地震:11500
・A115 後攻しっぺ返し:11500
・A161 後攻しっぺ返し:16100

 第8世代の序盤ノーマル。剣盾未プレイの身からすると、性能より顔芸のほうが印象に残ってしまう。ビーダルと言い、ホルードと言い、デカグースと言い序盤ノーマルたちは何故進化すると可愛くなくなってしまうのか……

 それはさておき性能面に目を向けると、A95 B95と序盤ノーマルの中では種族値が高い。新作の木の実がどのような性能になるか次第ではあるが、頬袋を活かした物理受けになれるだろうか。

 

☆カジリガメ

・A183 アクアブレイク:23332
・A183 雨アクアブレイク:34998
・A183 諸刃の頭突き:32940
・A183 ロックブラスト1発分:6862
・A183 地震:18300
・A183 馬鹿力:21960
・A183 シェルブレード:20587
・A183 雨シェルブレード:30880
・A183 氷の牙:17842

 亀。モデルはカミツキガメだろうか。その獰猛な見た目にたがわず、A115というそれなりの火力と、頑丈顎という火力を補強できる特性を持つ。
 ただ頑丈顎が適用される技は氷の牙くらいで威力が低く、且つからやぶを覚えないのでSを補強する手段がスケイルショットくらいしかないのが惜しい。

 

☆セキタンザン

・A100 ロックブラスト1発:3750
・A145 ロックブラスト1発:5437
・A145 岩雪崩:16312
・A145 ヒートスタンプ(威力120):26100
・A145 貰い火ヒートスタンプ(威力120):39150
・C145 大文字:23925
・C145 貰い火大文字:35887
・C145 燃え尽きる:32625
・C145 貰い火燃え尽きる:48937
・C145 ソーラービーム:17400
・C145 火炎放射:19575
・C145 貰い火火炎放射:29362

 石炭山。見た目だけ見るとAやCの種族値が120くらいはありそうなデザインだが、実際にはBDが高く火力面は並であった。
 新作で弱点保険+蒸気機関のコンボが通るかどうかは怪しい所、テラスタルに持ち物が必要かどうかによっても変わってきそう。

 

☆アップリュー

以下の指数計算は張り切りを前提としている。

・A162 Gの力:29160
・A178 Gの力:32040
・A162 逆鱗:43740
・A178 逆鱗:48060
・A162 不意打ち:17010
・A178 不意打ち:18690
・A162 グラススライダー:25515
・A162 フィールドグラススライダー:33169
・A178 グラススライダー:28035
・A178 フィールドグラススライダー:36445
・A162 蜻蛉返り:17010
・A178 蜻蛉返り:18690
・A162 ダブルウィング:19440
・A178 ダブルウィング:21360

 りんご龍の片割れ。特性張り切りのおかげで、持ち物無しでも陽気鉢巻ガブ位の火力が出せる。フィールドグラススライダーに至ってはもはや先制技とは思えない火力である。
 龍舞も覚えるが、残念な事に鋼タイプで止まってしまう点が惜しい。

 

☆タルップル

・C120 リンゴ酸:14400
・C167 リンゴ酸:20040
・C120 流星群:23400
・C167 流星群:32565
・B100 ボディプレス:8000

 りんご龍の片割れ。特性厚い脂肪のおかげで水・草・電気・炎を半減で受けることができる。SVではキノガッサが内定しているため、キノコの胞子を無効化できる受け、というだけでも採用理由が生まれるかもしれない(ガッサの活躍次第)。
 ただ、ミミッキュやドラパルトなど不利なポケモンも多々環境入りしそうな点が気がかりではある。

 

☆サダイジャ

・A127 地震:19050
・A159 地震:23850
・A127 岩石封じ:7620
・A159 岩石封じ:9540

 砂蛇。前作では、特性砂吐きのおかげでダイアイスを受けても襷が潰れない、という強みがあったらしい。
 種族値を見てみると、A107、B125とABが高い点、地面単タイプである点など、何となくカバルドンと似ている。 
 残念なことに、H振りの場合、HPの実数値がカバの8割強しかない点や、攻撃を受けるまで砂嵐を発動できない点などが足を引っ張ったのか、剣盾S35の使用率をみるとカバ19位に対しサダイジャ122位と大幅に差をつけられてしまった。
 SV環境では蛇睨みとSラインがカバとの差別化になるだろうか。一応ガッサの上は取れる。

 

カマスジョー

通常時

・A175 インファイト:21000
・A192 インファイト:23040
・A175 アクアブレイク:22312
・A192 アクアブレイク:24480
・A175 ドリルライナー:14000
・A192 ドリルライナー:15360
・A175 滝登り:21000
・A192 滝登り:23040
・A175 アクアジェット:10500
・A192 アクアジェット:11520
・A175 地獄突き:14000
・A192 地獄突き:15360

雨下

・A175 アクアブレイク:33468
・A192 アクアブレイク:36720
・A175 滝登り:31500
・A192 滝登り:34560
・A175 アクアジェット:15750
・A192 アクアジェット:17280

 カマス。S種族値136という高い素早さが特徴。すいすい持ちとしては全ポケモン中トップであり、雨下であればほぼ全てのポケモンに対して上を取れる*2
 その速さだけでなく、A123とA種族値もなかなか。インファイトやドリルライナーなどサブウェポンも豊富である。
 惜しむらくは耐久の低さと、一致技が威力85しかない点か。C123 S136だったら環境トップに行けたかもしれないと考えると惜しい。

 

☆ストリンダー(ハイな姿):

・A150 ワイルドボルト:20250
・A165 ワイルドボルト:22275
・A150 ドレインパンチ:11250
・A165 ドレインパンチ:12375
・A150 ダストシュート:27000
・A165 ダストシュート:29700
・A150 地獄突き:12000
・A165 地獄突き:13200
・C166 オーバードライブ:25869
・C182 オーバードライブ:28392
・C166 爆音波:30212
・C182 爆音波:33124
・C166 ボルトチェンジ:17430
・C182 ボルトチェンジ:19110
・C166 ヘドロウェーブ:23655
・C182 ヘドロウェーブ:25935
・C166 ゲップ:29880
・C182 ゲップ:32760

  特性パンクロックを含め、ロックミュージシャンを思わせるポケモン
 電気/毒という珍しいタイプと、両刀型の種族値を持つ。そのせいで情報量が多くなってしまい申し訳ない。
 パンクロックで音技の火力を底上げできる点は優秀だが、残念なことにオーバードライブの威力が80しかない。この技が爆音波と同じ威力だったら崩しに使えたかもしれないだけに惜しい。

 

☆ストリンダー(ローな姿):

 決定力指数はハイな姿と同じであるため割愛。
 種族値・特性パンクロック・タイプ・技すべてハイな姿と同じである。この為差別化が難しいかと思いきや、冷静や控えめ、臆病など特殊型に向いた性格だとローな姿となる、という差別化点がある。このため、新作でも両刀や物理型ならハイ、特殊型ならローという区別になりそう。

 

☆ポットデス

・C186 シャドーボール:22320
・C204 シャドーボール:24480
・C186 通常祟り目:18135
・C186 状態異常祟り目:36270
・C204 通常祟り目:19890
・C204 状態異常祟り目:39780
・C186 アシストパワー:3720
・C186 からやぶアシストパワー:52080
・C204 アシストパワー:4080
・C204 からやぶアシストパワー:57120
・C186 ギガドレイン:13950
・C204 ギガドレイン:15300
・C186 サイコキネシス:16740
・C204 サイコキネシス:18360
・C186 悪の波動:14880
・C204 悪の波動:16320

 紅茶ポケモン。バトン型がテンプレではあるが、それはそれとしてC種族値も134と非常に高い。しかもからやぶを覚えるので、からやぶと状態異常祟り目のコンボを決めると、持ち物なしでも8万弱という凄まじい火力が出せる。
 S種族値も70あり、パルシェンと同速である。そう考えると、テラスタルで技威力が伸びればからやぶから全抜きを狙う型が流行るかもしれない。ミミッキュとスカーフドラパルトさえどうにかできれば、の話であるが……

 

☆ブリムオン

・C206 サイコキネシス:27810
・C206 サイコショック:24720
・C206 マジカルシャイン:24720
・C206 マジカルフレイム:15450
・C206 ギガドレイン:15450

 エスパー/フェアリータイプであり、特殊側に寄った種族値などサーナイトと特徴が似ているポケモン。C種族値も136と優秀で、エスパー/フェアリー/草/炎と技範囲も十分である。
 S種族値こそ30と低いものの、トリルを自力で覚えるほか、癒しの願い、光の壁、魔法の粉、瞑想など優秀な補助技も揃っている。それ故か伝説解禁前は30-50位前後、S34の伝説環境でも81位に食い込むなど一定数環境にいた模様。新作では似た特徴のサーナイトと枠の取り合いになりそうだが、トリル展開を考えるならこちらの方が使いやすいか。
 

☆オーロンゲ

・A140 不意打ち:14700
・A172 不意打ち:18060
・A140 ソウルクラッシュ:15750
・A172 ソウルクラッシュ:19350
・A140 じゃれつく:18900
・A172 じゃれつく:23220

 悪/フェアリーの固有タイプ。発表当時、その見た目に関して随分と騒がれた印象。
 性能面に目を向けると、特性悪戯心から両壁や電磁波、捨て台詞を覚えるなどサポートとして有用であるうえ、A120とサポーターとしては破格のA種族値を誇る。
 フェアリータイプなので、悪戯心の補助技を受けない悪タイプを牽制できる点も優秀。

 

☆ニャイキング

硬い爪適用時

・A162 アイアンヘッド:25272
・A178 アイアンヘッド:27768
・A162 インファイト:25272
・A178 インファイト:27768
・A162 猫だまし:8424
・A178 猫だまし:9256
・A162 種爆弾:12960
・A178 種爆弾:14240
・A162 じゃれつく:18954
・A178 じゃれつく:20826

鋼の精神適用時

・A162 アイアンヘッド:29160
・A178 アイアンヘッド:32040
・A162 インファイト:19440
・A178 インファイト:21360
・A162 猫だまし:6480
・A178 猫だまし:7120
・A162 じゃれつく:14580
・A178 じゃれつく:16020

 鋼の精神。ガラルニャースの進化系であり、鋼タイプである。
 A種族値は110とそこそこながら、硬い爪/鋼の精神と火力を補強できる特性を持つ。
 ただ、残念なことに一致技の威力が80しかないため、鋼の精神込みでもアイアンヘッドは指数3万強しか出ない。アタッカーとしては心もとない。

 

☆タイレーツ

・A152 インファイト:27360
・A167 インファイト:30060
・A152 岩石封じ:9120
・A167 岩石封じ:10020
・A152 アイアンヘッド:12160
・A167 アイアンヘッド:13360
・A152 出会い頭:13680
・A167 出会い頭:15030
・A152 メガホーン:18240
・A167 メガホーン:20040

 タイプが初見で分かりにくいポケモンの一体。いかにも虫タイプが付いていそうな見た目であるが、格闘単タイプである。
 背水の陣こそ優秀であるが、素の決定力は総じて控えめである。

 

☆モスノウ

・C145 凍える風:11962
・C177 凍える風:14602
・C194 凍える風:16005
・C145 虫のさざめき:19575
・C177 虫のさざめき:23895
・C194 虫のさざめき:26190
・C177 冷凍ビーム:23895
・C194 冷凍ビーム:26190
・C177 吹雪:29205
・C194 吹雪:32010
・C177 ギガドレイン:13275
・C194 ギガドレイン:14550
・C177 暴風:19470
・C194 暴風:21340

 モス。蛾モチーフでいうとモルフォンウルガモスが先駆者であるが、それらとは異なり氷タイプである。特性氷の鱗粉のおかげで耐久無振りでもサザンドラの眼鏡流星群を耐えるなど、特殊方面は見た目以上に手厚い。しかも虫のさざめきを覚えるので、オニゴーリを狩る枠としてフリージオと競合するとか。
 ただ物理方面は心もとない。ステロでHPが半分削れてしまう点もよろしくない。

 

☆バチンウニ

通常時

・A168 びりびりちくちく:20160
・A168 不意打ち:11760
・A168 アクアブレイク:14280
・A168 地獄突き:13440
・C157 ライジングボルト:16485
・C157 ハイドロポンプ:17270
・C157 10万ボルト:21195

エレキフィールド発動時:

・A168 びりびりちくちく:39312
・C157 ライジングボルト:42861
・C157 10万ボルト:27553

 ウニ。ウニモチーフであるためか、電気単タイプでありながらハイドロポンプを覚える。隠れ特性のエレキメーカーは優秀で、C特化ライジングボルトの指数は4万を超える。実はカプ・コケコよりCが高い。

 

☆イシヘンジン

・A177 ストーンエッジ:26550
・A194 ストーンエッジ:29100
・A177 地震:17700
・A194 地震:19400
・A177 ヒートスタンプ(威力120):21240
・A194 ヒートスタンプ(威力120):23280
・B205 ボディプレス:16400

 ストーンヘンジ。H100 A125 B135と物理方面に偏重した種族値をしている。
 その種族値故物理耐久は極めて高く、HBに特化するとあのクレセリアより硬くなる。
 一方で特殊耐久は紙同然で、H振り程度だとルカリオ珠真空波で確1になる程。
特性もシングルだと死に特性なのがしんどいところ。

 

☆コオリッポ

・A132 氷柱針1発:4950
・A132 諸刃の頭突き:19800
・A132 思念の頭突き:10560
・A132 アイアンヘッド:10560
・C128 フリーズドライ:13440
・C128 吹雪:21120

 ペンギン。ナイスフェイスになると、S種族値130という見た目にそぐわない異様な素早さになる点が特徴的である。
 ただ、速さの代償なのか、それ以外の数値は正直低いと言わざるを得ない。火力面は上記の通りで、A80 C65とアタッカーとは言い難いラインである。腹太鼓は覚えるものの、氷タイプという耐性の悪さが原因でそもそも積んだ後殴っていくのも大変である。ナイスフェイスではより深刻で、例えばせっかく腹太鼓を積んでもガッサのマッハパンチで即死してしまう有様であるなど、先制技で縛られ出オチしやすい点が残念である。
 だからと言って耐久型に出来るかというと、高速回復技が無い点、炎や格闘などメジャーどころから弱点を突かれる氷というタイプの悪さ、特性が原因で1回物理技を受けただけで勝手に耐久力がガタ落ちする点を考えると厳しい。

 

☆イエッサン(オス)

通常時

・C157 サイコキネシス:21195
・C172 サイコキネシス:23220
・C157 シャドーボール:12560
・C172 シャドーボール:13760
・C157 マジカルシャイン:18840
・C172 マジカルシャイン:20640

サイコフィールド下

・C157 サイコキネシス:27553
・C172 サイコキネシス:30186

 オスの姿。C105とメスより火力の高い種族値をしている。
 特性サイコメイカーにより猫だましを防げる点、手助けやトリルなど展開に向いた技を複数覚えることからダブルでは使用率が高く、オス/メス共に使用率でTOP100に入っている。
 ただ、トリルやサイコメイカーはともかく、手助けなどシングルでは腐ってしまう補助技も多いので、今作でもダブルが主戦場になりそう。

 

☆イエッサン(メス)

通常時

・C115 サイコキネシス:15525
・C115 シャドーボール:9200
・C115 ドレインキッス:8625

サイコフィールド下

・C115 サイコキネシス:20182

 メスの姿。H70 B65 D105とオスより耐久力が高い。
 オス共々ダブル向けのサポーターという印象。それ故耐久力に優れるメスのほうが使用率も高く、S35でもメスだけ使用率がTOP30に入っていた。
 SV環境でもその流れは変わらなさそう。

 

☆ダイオウドウ

通常時

・A200 アイアンヘッド:24000
・A200 力尽くアイアンヘッド:31200
・A200 ヘビーボンバー(威力120):36000
・A200 パワーウィップ:24000
・A200 じゃれつく:18000
・A200 力尽くじゃれつく:23400
・A200 ヒートスタンプ(威力120):24000
・A200 地震:20000

命の珠装備時

・A200 珠アイアンヘッド:31200
・A200 珠力尽くアイアンヘッド:40560
・A200 珠パワーウィップ:26000
・A200 珠力尽くじゃれつく:30420
・A200 珠ヒートスタンプ(威力120):31200
・A200 珠地震:26000

 鋼タイプの象という珍しいモチーフのポケモン。A130、且つ特性力尽く持ちであり課力が非常に高い。珠力尽くじゃれつくは弱点を突くと指数が6万を超える点は嬉しい。
 S種族値が30と低いので、トリルエースとして期待が持てる。
 ただ、その割に使用率は伸びず、8世代ではシーズン6の111位が最高、という点が気がかり。鋼枠を取ってしまう点が痛かったのだろうか。

 

☆バサギリ

(※)特性が力尽くであるという情報が発見されたが、未確定情報につき、力尽くの場合とそうでない場合の両方を掲載する。発売後に修正予定。

・A205 ストーンエッジ:30750
・A205 岩雪崩:15375
・A205 力尽く岩雪崩:19987
・A205 シザークロス:24600
・A205 サイコカッター:14350
・A205 電光石火:8200

 ストライクの進化系。黒の輝石で進化する。アルセウス本編では森キングとして存在感を見せたポケモンであるが、性能面では正直ハッサムのほうが優秀である。
 まず耐性面ではハッサムが弱点1/耐性9に対し、バサギリは弱点3/耐性2と完敗している。火力面でも、エッジの最大火力こそバサギリのほうが高いものの、習得技の関係上力尽くよりテクニシャンのほうが対応範囲が広いため総じてハッサムのほうが高火力になりやすい。蜻蛉返りやバレットパンチを現状覚えない点も痛い。
 岩石アックスが自動ステロ効果付きならもしかすると、と思いきや、力尽くが適用されると追加効果が発生しないため自動ステロ撒きもできない、というところも噛み合っていない。

 

☆ドラパルト

・A140 ドラゴンアロー:21000
・A172 ドラゴンアロー:25800
・A140 ゴーストダイブ:18900
・A172 ゴーストダイブ:23220
・A140 不意打ち:9800
・A172 不意打ち:12040
・A172 サイコファング:14620
・A140 蜻蛉返り:9800
・A172 蜻蛉返り:12040
・A172 逆鱗:30960
・C120 祟り目:11700
・C120 状態異常祟り目:17550
・C152 祟り目:14820
・C152 状態異常祟り目:29640
・C120 シャドーボール:14400
・C152 シャドーボール:18240
・C152 流星群:29640
・C152 大文字:25080
・C152 火炎放射:20520

 8世代の600族。ゴースト/ドラゴンという珍しいタイプと、S142という優れた素早さが特徴的である。この高いSラインに加え、A120 C100という攻撃的な種族値、豊富な習得技があるおかげで、アタッカーのみならず、壁貼り型やバトンタッチ型など多彩な型が存在する。そのせいもあって、最後の最後でまたしても指数計算が膨大な分量となってしまった。
 新環境でも、Sが早くて補助技・攻撃技共に豊富、という特徴はそれだけで優秀なので、環境から消える、という事はなさそう。

 

☆レジエレキ

以下の指数計算は全て特性トランジスタを前提としている。

・A152 ワイルドボルト:30780
・A167 ワイルドボルト:33817
・A152 神速:12160
・A167 神速:13360
・A152 大爆発:38000
・A167 大爆発:41750
・C152 10万ボルト:30780
・C167 10万ボルト:33817
・C152 ボルトチェンジ:23940
・C167 ボルトチェンジ:26302
・C152 破壊光線:22800
・C167 破壊光線:25050
・C152 テラバースト:12160
・C152 不一致テラスタルテラバースト:18240
・C167 テラバースト:13360
・C167 不一致テラスタルテラバースト:20040

 8世代で追加された新規レジポケモン。レジドラゴと対になるポケモンである。
 S200という圧倒的な素早さが特徴である。最速スカーフであれば、なんと先述した雨カマスジョーすら抜き去ることができる。速すぎる。
 特性トランジスタもこの速さと噛み合っており、C振り電気技の火力と制圧力は第7世代のカプ・コケコを思わせるスペックである*3
 SVでもその速さは健在であるが、それゆえかサブウェポンに乏しい点が気になる。

 

☆レジドラゴ

以下の指数計算は全て特性龍の咢を前提としている。

・A152 逆鱗:41040
・A167 逆鱗:45090
・A152 アームハンマー:15200
・A167 アームハンマー:16700
・A152 炎の牙:9880
・A167 炎の牙:10855
・A152 大爆発:38000
・A167 大爆発:41750
・C152 ドラゴンエナジー(威力150):51300
・C167 ドラゴンエナジー(威力150):56362
・C152 破壊光線:22800
・C167 破壊光線:25050
・C152 大地の力:13680
・C167 大地の力:15030
・C152 テラバースト:12160
・C152 不一致テラスタルテラバースト:18240
・C167 テラバースト:13360
・C167 不一致テラスタルテラバースト:20040

 8世代で追加された新規レジポケモン。レジエレキと対になるポケモンである。
 龍技の強烈な火力が特徴で、HPが満タンの場合、C特化ドラゴンエナジーは持ち物無しでもサザンの眼鏡流星群に匹敵する指数が出る。
 ただそれ以外の技に特性の補正が乗らない事や、S種族値が80と速くはない事、サブウェポンの乏しさがネックとなったか、8世代で使用率は伸びなかった。
 SVでは大地の力が追加されたが、使用率を押し上げる決定打にはならなさそう。フェアリーへのサブウェポンがテラバーストくらいしかない点と、結局ミミッキュやドラパルトに縛られる点があまりにも厳しい。

 

随時加筆予定。

*1:鉢巻カイリューの神速が指数24480なので、大体その1.5倍弱

*2:雨下で抜かれるのは最速スカーフレジエレキくらい

*3:実は第7世代当時のカプ・コケコより電気技の火力が高い